ママ・イメルダ
概要
1921年、ミュージシャンになるために夫が家を出ていき、一人娘のココを育てるために音楽を禁止し、靴店を創業した。靴作りの技術は娘や娘の夫に受け継がれ、さらに孫の代へと繋がっていった。
エピソード
メキシコ*の祝祭日である
死者の日*、リヴェラ一族(
パパ・フリオ、
オスカル、
フェリペ、
ロシータおばさん、
ヴィクトリア・リヴェラ)は生者の国の家族たちに会いにやってくるが、リーダーのママ・イメルダが検問で足止めを食らってしまう。ちょうどその頃、子孫の
ミゲル・リヴェラが死者のギターを盗もうとしたことで
死者の国へ迷い込んでいた。イメルダが検問で引っかかった理由が、ミゲルの友達の野良犬
ダンテが彼女の写真を祭壇から落としてしまったからであり、写真を戻すことを条件にミゲルを生者の国へ返そうとする。しかし、イメルダがミゲルに音楽禁止という条件を言い渡したため、ミゲルは先祖たちのもとを逃げ去る。
イメルダと一族たちはアレブリヘの
ペピータを使ってミゲルの匂いを辿り、広場を訪れる。イメルダはミゲルを発見して彼を追うが、ミゲルは音楽を禁じようとするイメルダのやり方に疑問を投げかける。イメルダはかつて夫や娘の
ココと楽しく歌っていたが、夫が家族を捨てたためココを一人で育てるためにそうせざるを得なかったと話す。ミゲルは彼女を置いて逃げ去ってしまう。
ペピータとダンテのおかげで穴の中に落ちているミゲルを発見した一族。そこにはイメルダの夫である
ヘクターの姿もあった。ヘクターは家族を残してミュージシャンになるために旅立ったが、家族のもとへ帰ろうとしており、
エルネスト・デラクルスにコンビ解消を告げていた。デラクルスの人気はヘクターの作る曲にあったため、逆上したデラクルスに密かに毒を盛られていたのだ。ヘクターはミュージシャンになるために家族を捨て、娘のココのために書いたのがデラクルスのヒット曲「
リメンバー・ミー」だったのである。ミゲルは自分の高祖父がデラクルスではなくヘクターであることに気付く。高齢のココがヘクターを忘れると、彼は死者の国から消えてしまう生前の行いを詫びるヘクターに対し、イメルダは一時的に手を貸すことを約束する。
ヘクターの写真を奪い返すために、ミゲルと先祖たちはデラクルスの
サンライズ・コンサート*に忍び込む。写真を取り返したイメルダはうっかり舞台に出てしまい、デラクルスとデュエットしながら攻防を繰り返す。怒ったデラクルスは生前の悪事を高らかに白状すると、写真を受け取ったミゲルを高い建物から投げ落とす。ミゲルは写真を落としてしまうが、ダンテとペピータに救われる。デラクルスの悪行はコンサート会場の巨大スクリーンで中継されており、死者の国中で彼の名声はなくなってしまった。ペピータに投げ飛ばされたデラクルスは死んだときと同じく鐘の下敷きになってしまう。ミゲルは消えかけるヘクターを残し、ココに会うために急いで生者の国へ戻る。
ミゲルのおかげでココはヘクターを思い出し、持っていた彼の写真を祭壇に飾った。翌年の死者の日、リヴェラ家の祭壇にはヘクターとココの写真が飾られていた。音楽の禁は解かれ、マリアッチの衣装に身を包んだミゲルは家族の大切さを噛みしめながらヘクターとセッションする。
ゲーム
『リメンバー・ミー』の期間限定イベントに登場。
登場作品
2010年代
2020年代
声
最終更新:2025年03月27日 10:22