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ピートとドラゴン

原題:Pete's Dragon
公開:1977年11月3日
時間:134分
監督:ドン・チャフェイ*ドン・ブルース*(アニメーション監督)



  • 目次

ストーリー

意地悪なゴーガン一家から逃げ出したピートは、透明になれる大きなドラゴンのエリオットとともに港町パッサマクオディへと到着した。エリオットが騒動を起こしピートは町の人から疎まれる。ピートが海辺の洞窟でたたずんでいると、灯台守をしているノラに誘われ、彼女の父親ランピーと三人で暮らすようになる。ピートは海で遭難したノラの恋人ポールをエリオットに捜してもらおうと提案する。エリオットを目撃したランピーは彼の話を信じるが、ノラや町の人々はエリオットの話を信じようとはしなかった。

程なくしてパッサマクオディを訪れた自称医者のドクター・ターミナスホーギーはランピーからドラゴンの話を聞き、金儲けのためにピートからドラゴンを入手しようと画策する。

概要

実写とアニメの合成を用いたミュージカル映画。ドルビーステレオで製作された最初のディズニー映画である。『南部の唄』(1946年)や『メリー・ポピンズ』(1964年)とは異なり、実写の背景とアニメキャラクターを合成させる非常に難しい技術を使っており、現在のCGを用いた実写映画の先駆的作品である。

ミュージカル映画であり、「水辺のろうそく」という曲がアカデミー歌曲賞*にノミネートされたが、結局受賞したのは『マイ・ソング』の主題歌「恋するデビー」であった。また、主演のヘレン・レディが映画用とは別に収録したバージョンがシングルカットされ、ACチャートで27位を記録した。

当時の合成技術としては極めて高かったが、スタッフが期待した程のヒットには繋がらず、興行収入は制作費の半分ほどだった。

東京ディズニーランドでも初代「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード*」や「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」にドラゴンのエリオットが登場するため、キャラクターだけは知っているという人も多いが、映画自体は日本未公開でソフト化もされていない。ディズニー・チャンネルでは吹き替えが制作され、放送されたことがある。2002年に国内盤のCDが発売された(音声は英語)ので、挿入歌の邦題は判明している。

2016年にエリオットをCGで表現したリメイク映画『ピートと秘密の友達』が39年ぶりのリメイク作品として公開された。

キャスト

旧録版 新録版
ノラ ヘレン・レディ 北島マヤ 杉村理加
ドクター・ターミナス ジム・デイル 江原正士 内田直哉
ランピー ミッキー・ルーニー 内田稔 熊倉一雄
ピート ショーン・マーシャル 土井美加 宮里駿
エリオット チャーリー・カラス(声) - -
ホーギー レッド・バトンズ 牛山茂 岩崎ひろし
リーナ・ゴーガン シェリー・ウィンターズ 福田公子 宮寺智子
マール・ゴーガン チャールズ・タイナー 遠藤征慈 梅津秀行
グローバー・ゴーガン ゲイリー・モーガン 小山武宏 落合弘治
ウィリー・ゴーガン ジェフ・コナウェイ 岡田吉弘 後藤敦
ポール キャル・バートレット 山口嘉三 根本泰彦
船長 ウォルター・バーンズ 宝亀克寿
テイラー先生 ジェーン・キーン 久保田民絵 華村りこ
町長 ジム・バッカス 吉水慶 佐山陽規
漁師 アル・チェッコ
左官屋 多田野曜平
酒場の男 川本克彦


スタッフ

情報集計中…

用語集

ロケーション


楽曲

タグ:

長編映画
最終更新:2024年09月09日 10:47