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総評/魔法少女まどか☆マギカ - (2013/03/30 (土) 17:58:22) のソース

*タイトルリスト
[[魔法少女まどか☆マギカ]]

*特徴
メインキャラクターの内2人が緑に偏っているからか、ブースターでは緑が40枚、他は20枚ずつの編成になっている。
総数は100枚だが、色が4色なので5等分できないからだろうか。

その名の通り、[[《魔法》]]のキャラとその特徴にシナジーした効果が主となるタイトル。
本編で魔法少女サイドに踏み入っていないまどかママと上条くんとまどかの友達を除いて、ほぼ全てのカードが《魔法》を持っているのも大きな特徴。

レベル0帯は近年の作品では非常に落ち着いているものの、レベル1帯は容易に高パワーを出せたり、絆による回収で手札に加えやすいため高水準で安定している。レベル2帯においては簡単に強化可能な2/2/9500を2種類備える上に、擬似リフレッシュによるパワーパンプキャラがいたりと優秀なカードが揃っている。
ミルキィホームズ同様、後列向けキャラがチェンジ元に設定されており、比較的安心かつ盤面に負担をかけずにチェンジを行う事ができるが、チェンジ後に空いた後列の穴をきちんと埋められなければ盤面全体のパワーは落ちてしまう事に注意。

トップクラスの集中・チェンジコストの踏み倒しができる特徴パンプ持ち・回復・手札回収など優秀なサポートが多い反面、マミ・ほむら&まどか・さやか&杏子でそれぞれシナジーが完結してしまっており、変則的なデッキを組もうとすると構築に歪が出てしまう。
また最終盤で勝利に直結するようなCXシナジーがなく、詰め手段についても実用的なものが[[佐倉 杏子]]のデッキトップ盛りやイベントによるトップ操作など、微弱で確実性が低い。チェンジキャラも含め後列の採用キャラを良く考えないと配置に問題が生じるといったような難点がある。
あまり考えずに組んでもそれなりにはなるが、本格的に戦うなら構築力とプレイングをそこそこ高いレベルで要求されるタイトル。

レベル3のキャラは[[化物語]]、[[Rewrite]]などを上回る7種収録。
また、[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]同様に「黄色があるのにショットアイコンのCXがない」ブースターであり、「トレジャーアイコンのCXが2種存在する」ブースターである。

2012年10月にTVアニメ版を再編集した前後編の劇場版、2013年には新規ストーリーの劇場版の製作が決定しており、人気タイトルという事もあって今後追加パックに期待が持てる。

同2012年4月に、本作(及び[[Fate/Zero]])の英語版トライアルデッキの発売する、
[[魔界戦記ディスガイア]]の構築済みデッキ以来、久しぶりの英語圈向け商品展開である。
翌年3月に、英語版環境初めてブースターの発売が決定した。

チェンジ方式は「ドローステップ/チェンジ先とのコスト差/自身を控え室に置く」

*主なデッキタイプ

同タイトルで唯一の早出し+CIP回復持ち[[アルティメットまどか]]、そのチェンジ元であるレベル型応援[[揺れ動く気持ち まどか]]は非常に優秀である為、どのタイプのデッキであってもほぼ採用される。前述の2カードの色の都合上、基本には緑構築・t緑構築は主流となる。

**まどか&ほむら軸
最もカードプールが多い緑をベースとした構築。緑らしく、終始高パワーのキャラを展開しやすい。
1/0/6000や1/1/7500になるキャラ、マーカー式とはいえ2/2で10000~11500になる[[まどか>因果の終着点 まどか]]が存在し、緑限定とはいえ[[1/1/2500のカウンター>希望を守る まどか]]があるためパワー負けが少ない。
また、[[アルティメットまどか]]のCXシナジーで登場する[[“戦い続ける”ほむら]]は高パワーかつ被フロント時にデッキトップを操作できるため、非常に高い防御・持久力を持つ。
チェンジ元である[[揺れ動く気持ち まどか]]はレベル比例型の応援であり、無理なく投入できる上に絆での回収も可能。
[[《魔法》]]サーチの集中やクロック回収、2種の絆/トレジャーのCX、により、緑の弱点である手札枯渇がカバーできるため単色であっても完成度の高いデッキが構築できるのも強み。
イベントによる相手デッキトップの操作も可能であり、全体的にバランスを取りやすい。

**さやか&杏子軸
青と赤を基本色とした構築。回収手段が豊富なので安定したキャラ展開が期待できる。
レベル0帯では2種の3500キャラに相打ち効果持ちが存在しペースを掴みやすい。また、[[《魔法》]]版[[アヴェンジャー>反英雄アヴェンジャー]]とまではいかないが、容易にクロックアンコールが付与できる[[キュゥべえ>サポート役 キュゥべえ]]がいるため序盤からハンドアドを稼ぎやすい。
レベル1では絆による[[1/0バニラ>見滝原中学二年生 さやか]]回収+パワーパンプ1000の[[杏子>林檎のおすそわけ 杏子]]や強制とはいえ1/0/6500の擬似クロックアンコールを持つ[[さやか>癒しの祈り さやか]]がいるため、ストックや手札の消費を抑えつつ高いパワーラインで舞台を維持できる。
レベル2以降は、イベントを筆頭とした回収手段で整えた手札を展開し、2/2/9500キャラやチェンジで呼べる[[レベル3杏子>佐倉 杏子]]で攻め込み、ゲームエンドまで持っていく形になる。
さやかと杏子のどちらを主体にするかで構築は変わるが、どちらも高パワーとハンドアドを維持しやすい。
ただ、緑を組み込まない場合はストックを稼ぐ手段がアタックしかないため、計画的に使わないと途中で息切れしてしまうので注意が必要。

**さやか軸
タイトルカップにてよく見受けられた緑青t赤の回復型デッキ。
同年WGP環境で[[“カリスマ魔女様”朱音]]の登場により回復デッキの抑制環境では、朱音の対抗手段として投入する。
一言には、文字通り「さやか」であるキャラや、朱音にも対応できないカウンター回復・「さやか」系のデメリット回避イベント[[さやかの願い]]を軸にした構築。

レベル0~1帯の構築や戦術はさやか&杏子軸のまま、レベル2帯で扉と[[魔法少女現る]]など回収・手札交換を絡め、[[アルティメットまどか]]へのチェンジ狙し、
最終盤面で高パワーを発揮できる[[美樹 さやか]]とレベル応援で圧倒し、[[さやかの願い]]やCIP回復でレベル3を数ターン持続する、そのまま押し切る。

まどか&ほむら軸の安定性、さやか&杏子軸の高パワー2方の長所を持ち1方に、
通常より多いイベントの投入が必要に加り、各レベル帯の必須の色は全て異なる為、手順間違いなら色事故は致命的。
構築が非常にナイーブである事を含めて、使いこなすにはかなりの経験やセンスを必要とする。

**マミ軸
[[BCF2012全国決勝準優勝経験>http://ws-tcg.com/deckrecipe/recipe_bcf2012_zenkoku.html#2]]のあるデッキ。

黄色を主体に赤or緑をタッチした構築。
2種のCX連動に加え、バウンストリガー・[[銀の魔銃 マミ]]によって相手の早出しを意識した構成が可能。
場持ちに関しても、[[サポート役 キュゥべえ]]がある他、全体的に軽いコストで強い盤面が作れるためストックに関しても問題ない。

が、2種の連動をしっかりと使いこなす必要があるため、使用難易度は高い。

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