概要
このページでは様々なタイトルに当てはまるおおまかな構築の指針を記述している。
艦これ、
ニセコイ発売以降の環境を想定している。
もちろんタイトルごとにカードプールにはざまざまな違いがあり、地域間の違い・プレイヤーの好みで採用率が大きく異なる場合もあるので、あくまで参考程度にとどめてほしい。
また、WSはキャラゲーとしての側面が強いゲームである。自分の好みのカードを優先して採用することは否定されるものではないだろう。
構築
デッキの色は単色~3色で構成する。4色構成も可能だが、レベル置き場におけるカードはゲーム中最大でも3枚までなのであまりお勧めできない。
色事故を起こさないように、レベル1まではCXも含めてなるべく単色~2色で構成し、舞台にキャラを出せるようにしておきたい。
またこのゲームにおいてはイベントカードは
サーチ・回収が難しく、採用バランスが難しい。
ニセコイ、
戦姫絶唱シンフォギアなどのタイトルでイベントを多めに投入する場合はキャラが少なくならないようにデッキバランスに十分注意して構築しよう。
レベル0
採用枚数は15~20枚程度。パワーの高いアタッカー、手札交換など行うシステムキャラ、応援・全体パンプを持つ後列キャラの3種に大別される。
序盤の安定性をどの程度重視するかで採用枚数はプレイヤーによってまちまちである。
レベル0前列
例:
非常招集の綾波、
ツヴァイの教官アイン、
二番目の男ツヴァイ、
学園の集
パンプ条件が容易なものが優先される。
例えばレベル0帯でキャラを並べることはまれなので、「他のキャラが1枚以下なら~」「ストックが2枚以下なら~」といった条件を満たしやすい。
一方で「他のキャラが2枚以上なら~」といった条件は腐りがちであり、敬遠されやすい。
例:
方向音痴 あずさ?、
全力の拳 響
手札維持、ストック増強に役立つ。
島風型駆逐艦 島風互換の対策としても有効。
一方でパワーは各種アタッカーと比べて劣るので注意したい。
枠限定の移動能力、正面にキャラがいる枠にしか動けないものは、使い勝手が限定されるのでやや使いづらい。
レベル0後列
例:
解けた葛藤 ゆり
特徴統一されたデッキでは、場所を選ばずにパンプがかけられるので純応援の上位互換。
付随する効果が有用なものほど採用されやすい。
例:
新婚生活 アスナ
基本的に全体パンプの下位互換であるが、付随する効果が有用な場合は使われることが多い。
レベル1
このゲームにおいて最初に盤面を埋めてアタックすることになるレベル帯で10~15枚程度採用される。
基本的にストックを使わない1/0のものが優先されるが、現在は
0コストメタも登場しているので要注意。
6~10枚程度採用する前列は基本的にアタッカーで埋めるのが原則。システムキャラの採用は
未来の為に出来ること 戦場ヶ原ひたぎなどを除けばまれである。
手札アンコール・
クロックアンコール持ちを入れておくと盤面が安定しやすい。
レベル1前列
サーチ・
回収が可能なCXシナジーを持つ。自身のパワーは並程度なので、対応CXでパワーを上げたり、応援・全体パンプなどで支援することが必要になる。
先上がりされて盤面を固められると弱い。
移動に対しては効果を発動しづらいのも弱点。
盤面を埋めることで単独で1/0/6500まで成長する現在のWSのメインアタッカー。
このパワーラインを突破できるかどうかがアタッカーとしての重要な採用ライン。
例:
水着のちはや
レベル0
相打ちは各色に存在するが、レベル1相打ちはほとんどが赤に限定されている。
基本的な使い方はレベル0のものと同様で、高パワーキャラの突破に役立つ。盤面をとりあえず埋めておくのも有効だが、レベルパンプ、
0コストメタには注意が必要。
追加効果がついているものも多いが、ほとんどがおまけ程度の効果である。
CIPでキャラ数×500パワーが上がる1/0/5000。パンプ値が非常に大きく、最大で7500まで成長する。
返しのパワーが貧弱なことが弱点。
キャラアタックのたびにパワーが上がる1/0/5000。最後にアタックすれば
ガウル・ガレット・デ・ロワ互換を単独で突破できる。
屋上の邂逅 ヴィータ互換と同じく返しのパワーが貧弱なことと、性質上採用枚数を増やすと腐りやすくなることが弱点。
レベル1後列、その他
レベル2
もっともデッキスロットの少なくなるレベル帯で、採用枚数は4~8枚程度。
採用されるのは大きく分けて対レベル3キャラ、上位後列、助太刀などのカウンターの3種類。
多くのタイトルにレベル3キャラの
早出しが普及しており、レベル2のアタッカーが採用されることは少なくなってきている。
レベル3キャラのためにストックを節約することが重要になるので採用されるのはほとんどが2/1である。
白くて白々しい 羽川翼などごく一部の例外を除けば2/2のキャラが採用されることは稀である。
レベル2前列
例:
八九寺真宵さん
早出しレベル3キャラに対する対策として重要なカード。対象をとる効果ではないので、
アンタッチャブルに対しても有効。
通常のレベル0・1相打ちのように盤面にとりあえずおいておく運用は推奨されず、相手の早出しキャラに後からぶつけるのが基本的な運用となる。
例:
銀の魔銃 マミ、
《閃光》のアスナ
同じく主に早出しに対して有効となるカード。
早出しメタ相討ちと違って確実に倒せるわけではないが、こちらが盤面に残れる点、レベル3以降でも有効となる点で優れる。
相打ちとちがってあくまでもパワーで勝負するので、助太刀などのカウンターには十分な注意が必要となる。
レベル2後列、その他
例:
揺れ動く気持ち まどか
基本的な上位後列の一つ。レベル3に対して用いて、1500のパンプをかけるのが基本的な運用法。
特に
早出しされたレベル3キャラと組み合わせることで強固な盤面を築くことができる。
終盤のパワー合戦において重要となる一枚で、
再スタンドや
クロック送りといったレベル3を用いる場合には特に重要。
近年になって後述する
2000応援が登場。レベル3に対して用いる場合はパンプ値で劣るので、若干立場が苦しくなってきている。
こちらはレベル1・2のキャラに対してパンプをかけられる点で差別化できる。
一方で
食えない女 クロウディアなどレベル1のものは登場できるのが早い分非常に強力。
相手にする場合は注意が必要となるが、存在するタイトルは限られている。
通常のバニラ助太刀と比べるとわずかにパンプ量で劣るが、それを補って余りある汎用性の高さを持つ。
助太刀なので色を選ばないこともあり、存在するタイトルであればほぼ100パーセントに近い採用率を誇る。
レベル3
ゲームを最終的に決着させる重要なカード群で、採用枚数は6~10枚程度。
ただし経験タイトルではデッキの構築比率にレベル3の比率が大きくなり、ストック消費の多いレベル3を用いるデッキタイプなら少数のレベル3採用になることは珍しくない。
CXシナジーを持つものも多いが、1ターンで使えるCXは1枚までなので、他のレベル3キャラとの兼ね合いが重要になる。
例:
聖剣獲得へ キリト、
飛龍型正規空母 飛龍改二、
乙女心 小咲
レベル2の段階で登場できるレベル3のキャラ。
チェンジによって登場するもの・自身の効果でレベルが下がるもの・イベントを利用したものの3つに大別される。
現環境で最もよく使われるのは自身の効果でレベルが下がるものである。
条件には様々な種類があるが、
聖剣獲得へ キリトの持つ「控え室のCXが2枚以下」の条件が一般的になってきている。
かつてはレベル3といえばこの能力のことを指したが、それゆえに
回復メタが登場することになった。現在は後述する
回復以外の能力を持つレベル3も多数収録されるようになっており、かつてほどの採用率はない。
それでも汎用性の高い優秀な能力であることに変わりはない。
例:
“大切な何か”西森 柚咲、
昔話 忍野忍
基本的に相手ターン中にできることがほとんどないWSにおいて、相手ターン中に行動できる数少ない能力の一つ。
一見すると効果がわかりづらいが、キャンセル率の上昇や場合によっては次のドローの確認につながる優秀な能力である。
レベル3で登場させるよりも
早出しによって登場させることで威力を発揮する能力である。
例:
“濡れた制服”クロ、
“結界の主”小鳥
ゲーム終盤で登場するキャラはほとんどがソウル2なので、1点減少させても焼け石に水であり、むしろキャンセル率の低下につながりかねない。
したがって現在の構築で用いられるのは、2点以上ソウルを減少させるものがほとんどである。
山札操作と同じく、
早出しによって最大の威力を発揮する能力。
例:
乙女心 万里花
4回目以降のアタックを可能にする詰め能力。
多くのカードがバトルで相手のリバースさせることを要求しており、ある程度のパワーが必要になる。
各種詰め能力の中では最もコストが重く、また条件も厳しい。その分苦労に見合う強力さを持つので、うまく補助して使っていきたい。
例:
大和型戦艦2番艦 武蔵
主に黄が持つ固有の詰め能力。キャンセル時にX点のダメージを相手に与える。
基本的に赤の
バーンの下位互換であるが、その分コストが軽く、ダメージ量も大きいことが多い。
例:
覇道の王 ライダー、
赤城型正規空母 赤城改
主に緑が持つ固有の詰め能力。バトルでリバースさせた相手を直接クロックに置ける。
バーンと比べるとキャンセルを発生させずに確定でダメージを生み出すことができ、アンコールも封じることができる。
一方でコストは重めで、キャラのリバースが必須となるので条件も厳しい。近年は
帰ってきた笑顔 美夏互換が蔓延していることも向かい風となっている。
クライマックス
CXシナジーに対応するものを優先して投入する。CXシナジーは発動できなければ意味が無いので、基本的に対応CXは4枚フル投入するのが基本。ただし対応CXが使いづらい場合や、発動機会が終盤になるレベル3キャラの対応CXに関しては投入する枚数を調整する場合もある。
特にこだわりがない場合は赤を投入して扉アイコンを採用する場合も多い。
CXシナジー持ちキャラに関しては、舞台に対応するカードを並べるほど強力になる性質上、使われるのは多くがレベル1とレベル3のキャラが持つものである。もちろん
白くて白々しい 羽川翼、
“一緒に歩く道”ちはやなど例外はあるが、舞台に並べる機会が少ないレベル0・2のキャラに関しては使われることが少ない。
トリガーするだけで任意のキャラを回収できる強力なCX。回収能力を高めるためにCXシナジーを無視してでも採用されるデッキは珍しくない。
他のCXと比べて一段高い汎用性を誇るCXであり、長らく他のCXに比べて一段飛びぬけた採用率を誇った。
こうした状況が問題視されたのか、
陽炎型駆逐艦7番艦 初風、
“お座り”美柑といった
回収メタカードが登場。
レスト集中が普及したことに加え、他の特殊アイコンのCXシナジーにも優秀なものが登場したことで、かつてほど重要性は高くない。
それでも高い汎用性は相変わらずなので、CX選択に迷った場合にはまずこのアイコンが投入されることが多い。
例:風・炎・袋・宝・待・本・門
それぞれ独自のアドバンテージを持っているが、扉CXに比べると汎用性では劣る。
CXシナジーを使うデッキに応じて採用される。
かつての「山札の一番上をストックに置く」形式はCXを流してしまう可能性があり、非常に使いづらかった。
翠星のガルガンティア以降、控え室からストックを増やす形式に変更されたことで使い勝手が上がった。
レスト集中の必須カード化もあり、評価は上昇している。
- キャントリップ(2000/1ドロー)、2000/1、ソウル+2などその他のCX
いずれもパワー上昇量・ソウル上昇の点など様々な点で上記のCXに比べると汎用性で劣る。詳細は
圧縮のページを参照のこと。
このためよほど対応キャラが強力なCXシナジーを持っていない限りは採用されることは少ない。
参考
デッキレシピのページには各タイトルごとにデッキタイプが載っているので、参考にされたし。
近年はトライアルデッキにも優秀なものが多いので、まずはそこから参考にしてみるのもいいだろう。
最終更新:2017年09月09日 00:03