【地名】 |
うらかわ旅館 |
【読み方】 |
うらかわりょかん |
【分類】 |
建物・場所 |
【登場作品】 |
『3』 |
【詳細】
建物は木造で、客室も畳や障子を用いた純和風の造り。
エントランスには
立派な鎧兜が、客室には
砂嵐しか映らなくなった
古いテレビがインテリアとして飾られており、全体的にレトロな雰囲気が漂う。
ゲーム中で入れるのはエントランスと男湯へ続く通路、そして通路から入れる客室(宴会場?)と男湯の浴場。
客室の片隅には、一家4人で文字通り何が起ころうと延々とドンジャラに興じる家族連れの宿泊客がいる。
メトロ駅からほぼ直結という立地で、旅館の反対側には
動物園もある。
半露天の濁り湯温泉が自慢の一つだが、実は自然に湧き出ている温泉ではなく、水を
よかよかエリアにある湯沸しプログラムで沸かし入浴剤を入れているだけである。
その事実を知る者は少ないが、とある
ネットナビだけはその事実に気付いており、話しかけると憤慨している様子がうかがえる。
なお、実際には日本の法律では「常に25℃以上で湧き出しているもの」もしくは「特定の成分を一定以上含むもの」を温泉と定義しているため、お風呂としての適温になるように沸かすこと自体は珍しくない。
入浴剤を使って天然温泉を謳うのは完全にアウトだが。
更に、物語では動物園の「展示動物暴走事件」の際、檻から逃げ出したカバが男湯に侵入してしまう。
カバは男湯の中で縄張りを主張するための糞を撒き散らしており、二重の意味で曰く付きの場所となってしまった。
流石に清掃されてはいるが、事件後に訪れた宿泊客が「ここの温泉がやけに動物臭い」と不満を漏らしており、どうやら見かけ以上に「大惨事」だった様子。
なお、濁り湯の色は通常版だと乳白色、Black版だと茶色である。何となく悪意を感じなくもない
部屋には何かのパスワードが載ったカレンダーが掲載されている…が、残念ながら見えない。
そしてその実際の説明文がこちら。
このパスワードのヒミツはしょうがくかんプロダクションからはつばい中の、ロックマンエグゼカレンダー2003であかされるぞ!!
これは期待できそうだ。
…なお、20年後の2023年に発売された
ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション版でもこの文章は
そのままである。
ここで予想外の大ダメージを受けたプレイヤーもいるだろう…
カレンダーの発売を既に終了している旨の注意書きなどはない。
なんなら小学館プロダクションは小学館集英社プロダクションに改名しており
現存しない。
当時の雰囲気だけお楽しみください。
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旅館に隠された秘密 |
実は男湯の岩壁は隠しエレベーターとなっており、降りていった先、温泉もとい浴場の地下にはなんと ウラインターネットを管理する巨大なサーバーが隠されている。
もしかするとサーバーの冷却水を湯沸かしプログラムで温め直して温泉にしているのかもしれない
女将の夫、つまりまもるの父はこのウラインターネットの管理人。
『3』のストーリー後半からはまもるがその役目を暫定的に引き継いでおり、ストーリー後半からは熱斗も自由に立ち入りできるようになる。
サーバーのプラグイン先はウラスクエアにある飛び地部分。
クリア後はここから シークレットエリアへ進入し、本編で明かされなかった ウラの王「S」の正体を知る事になる。
知っての通り、ウラインターネットはいわば裏社会に潜む表社会には居られない者達の巣窟であり、 有事の際は一大決戦の戦場となる場所。
この旅館とその地下はセキュリティの観点で見てもニホンのインターネット社会のトップシークレットに位置している重要な施設。
本作は テトラコードや プロトの本体を始め、案外重要なデータが一般社会に紛れ込む形で 放置隠匿されているが、流石に田舎の温泉旅館の、しかも浴場の真下に隠されているとは誰も思わなかったらしく、明らかに狙われそうなウラのサーバーでありながら直接的な危機に陥った事はシリーズ通して皆無である。
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電脳世界
最終更新:2025年02月21日 11:29