浦川まもる

「やくそくっ……!!」

【名前】 浦川 まもる
【読み方】 うらかわ まもる
【所有ナビ】 セレナード?
【登場作品】 『3』

【詳細】

よかよか村にあるうらかわ旅館の一人息子。名前の由来は「裏から守る」から来ていると思われる(詳細は後述)。
重篤な心臓病「H.B.D.」を3歳の時に発症しており、ビーチストリートにある湾岸病院に長期入院している。

これまでに3回手術を受けているがいずれも失敗、「自分の病気はもう治らないのだ」と悲観的に捉えており、検査前になると病室から逃げ出し、お気に入りである海岸まで車椅子で向かって海を眺めるということを繰り返していた。
検査前にいつものように逃げ出して海岸にいたところを、看護師に頼まれて探しにきた熱斗と遭遇。N1グランプリを病室にあるテレビで見て光熱斗ロックマンのファンとなっていたらしく、すぐに意気投合した。
しかし、退院したらネットバトルすると約束したのも束の間、その後まもるの容体が急変して緊急手術を行うことになる。
だが、これまで手術が失敗し続けたまもるは、新しく開発された手術方法も拒否してしまった。

かつて同じ心臓病で命を落とした光彩斗としての記憶を持つロックマンはなんとかして彼を救いたいと、ネットバトル以外にも約束していた、とあるレアチップを彼に見せてあげることを提案。
(恐らく)苦労の末に友情のチップを手に入れた熱斗は、病室にいるまもるにそれを見せて説得を行い、本人も手術を受けることを決意した。
なお、この「友情のチップ」、メインストーリーに絡むイベントとしてはシリーズでも珍しく本当にレアなチップである。

ところが、実際に手術が始まって間もなく、アネッタプラントマンによるびょういんの電脳へのハッキングで手術用器具が動かなくなってしまうというトラブルが発生。
加えてプラントマンの活動によって、電脳と生育装置が繋がっていた命の木が暴走、ツタの異常繁茂で院内は大混乱に陥ってしまい、熱斗とロックマンは事態の収拾に奮闘する事になる。
苦闘の末にロックマンプラントマンをデリートしたことで何とか手術は再開した……かに見えたが、プラントマンテトラコードを探す際に好き放題電力を消費したために手術器具が沈黙。
最終的にはロックマンが管理コンソールに無理やりエネルギーを分け与えることでなんとか復活し、手術は再開された。

何とも大変な手術となってしまったが、術後の経過は順調で、程なくして無事に退院。実家であるうらかわ旅館へ戻っている。
その後、ストーリー終盤に「S」と「禁断のプログラム」を探す熱斗に再び対面。
父親が科学省の職員で、ウラインターネットの管理を担当しており、まもる自身もまた、ウラインターネットを管理している事を告白。
熱斗を隠しサーバーの在り処まで案内し、Sに会わせて禁断のプログラムを彼らに託した。

ちなみに彼の車いすには「S」ことセレナードのナビマークが描かれており、セレナードが彼のナビであることを暗喩している。
実際、退院して元気になったらネットバトルをしようと熱斗と約束していることもあり、少なくとも、単なるウラの管理以外の使途で使えるナビは所有しているようだ。

なお、本来ウラインターネットの管理をしていたはずの彼の父親に関しては、『3』はもちろんシリーズ通してもほとんど不明のまま。
危険なプログラムの隠し場所であり、結果的にとはいえ犯罪者の跋扈する火薬庫であり、万が一の場合の「戦場」ともなる重要エリアの管理を任されていて、あまつさえかのフォルテさえ返り討ちにするセレナードクラスのナビも使えるとなれば科学省の中でも相当優秀な人員であると思われるが……
普通なら、危険なエリアの管理をまだ幼く心臓病で数日前まで入院していた息子に任せきりという事も考えにくく、セレナードがまもるのナビっぽいという点も踏まえ、謎が多い部分である。

ゲームソフトの容量の問題でお蔵入りになったが、当初の構想では『6』の物語にセレナードが登場する予定だった事が明かされている。
これらの要素はその流れで明らかになるはずだったのかもしれない。

タグ:

人物 EXE3
+ タグ編集
  • タグ:
  • 人物
  • EXE3
最終更新:2024年04月08日 01:22