リバティ・リアライゼーション
虚構と現実の狭間で交錯する、鴉と山羊の追走撃。

世界観

  • 今から少し先の未来のお話。
  • 誰でもスマートフォンを持っている時代から、人類はその先の技術、AR(オーグメンテッド・リアリティ)とVR(ヴァーチャル・リアリティ)の複合技術、RRリバティ・リアリティ)を手に入れた。現実世界を基にしたAR空間がリアルタイムで現実世界と繋がっており、シームレスにAR世界に接続できるという画期的なシステムは全世界に広まり、人々は仮想世界と現実世界の二つの世界を行き来しながら生活するようになった。

概要

  • 仮想世界と現実世界のシームレスな行き来が可能となった未来の日本で世間を騒がせる連続殺人鬼。凶悪な犯罪者ながらも数々の芸術家が評価する感性で、作品と称し被害者の遺体の一部と共に芸術的なアートを残していく凶悪犯。一度警察の前に姿を見せた犯人が黒い山羊の仮面を着けていたことからその連続殺人鬼は黒山羊<ゴート>と呼ばれている
  • その黒山羊を追うのは唐須凪人という警察官。事件解決のためなら裏社会にも潜ることも厭わないという噂の男だ。しかし唐須の事件に対する執念や解決能力、実績は誰もが認めており、今回の黒山羊追跡捜査にも声が掛かった。
  • 黒山羊は件の連続殺人をゲームと呼び、唐須の存在を認知した黒山羊は自身のゲームに唐須を招待すると、犯行現場に黒山羊自身に近付く痕跡を現代アート共に残していった。素行に難のある警察官が現実世界と仮想世界を行き来しながら事件を解決していく新感覚のサスペンスミステリー。

登場人物

警視庁黒山羊特別捜査一課

  • 唐須凪人
    • 名前の読みはカラス・ナギト。事件解決のためならどんな汚い手段でも行い反社会的勢力に潜ることも厭わない問題刑事。強すぎる正義感が故に考え方が少し歪んでいる。通称、鴉。両親は唐須を祖母に預けて失踪、その後行方が分からず祖母に育てられてきた。
    • 心理カウンセラー経験があってか、様々なジャンル・カテゴリの話題に精通している。
  • 椰束燕
    • 名前の読みはヤツカ・ツバメ。唐須のサポート役として任命された新人の女性警官。
    • 二年前恋人が黒山羊によって殺害されてしまっており、黒山羊捜査にかなり執着している。
  • 狗薙切祐輔
    • 名前の読みはクナギリ・ユウスケ。唐須と旧知の間柄で一課を纏めている。唐須の高校時代の同級生。
    • 六戸部署で唯一唐須を色眼鏡で見ず、その腕を買い、積極的に黒山羊捜査に協力を仰いでいる数少ない同僚。黒山羊となんらかの因縁がある様子。
  • 辻垣内鶴子
    • 名前の読みはツジガイ・ツルコ。黒山羊特別捜査一課のブレイン。クールで現場の状況から犯人像をプロファイリングすることに長けている。感性や感覚で犯人を追い詰めていく唐須とは正反対の捜査方法を取る為、唐須と相性が悪い。
    • 生来、警察官一家の出。
  • 筒地猿比古
    • 名前の読みはツツジ・サルヒコ。六戸部署の署長。

犯罪者

  • 黒山羊
    • 黒山羊と書いてゴートと読む。二年前から日本中を騒がせている連続殺人鬼。その姿は最初に現れた一度きり一切姿を見せておらず、警察が黒山羊の痕跡を掴むころにはもうすでに次の被害者が生まれている。犯行現場に自身の足取りに繋がるヒントをスプレーアートと共に残していく傾向にある。
    • 本名は八城場誠司。
  • 火車
    • 遺体を盗む遺体強盗犯。その犯行が雨の日に限ったものであることや、遺体を盗み空いた柩に石を詰める行いなどが妖怪の火車の逸話に酷似していることから「火車」と呼ばれ捜査が進められた。
    • 本名は法斑朱雀(ホムラ・スザク)。葬儀屋に努める青年。犯行を行うのは生前罪を犯した人間の遺体に限定しており、本人は「これは遺族の為であり、犯罪者に正当な葬儀は必要ないと」しているものであり、本人に罪の意識は一切無かった。
  • 鼠祢貴博
    • 名前の読みはソネ・タカヒロ。インターネットギャング「ユートピア」のリーダー。渋谷のスクランブル交差点の巨大モニターをジャックし犯行声明を行い、その後直ぐにスクランブル交差点にいる全ての人々のレイヤーコートをハッキングし、混乱を招いた。
  • 牛頭紅蓮太郎丸
    • 名前の読みはゴトウ・グレン・タロウマル。新宿を拠点にしている筋者。隣街の亥之俣組との抗争にて激しい銃撃戦を繰り広げニュースに取り上げられ、その後逃亡。
  • 亥之俣篤
    • 名前の読みはイノマタ・アツシ。渋谷の街を仕切っている「亥之俣組」の頭領。渋谷のギャングとの一件以降、鼠祢と警察の関係が強いことに腹を立てた組の若い衆が、牛頭組と手を組み篤を襲撃、現在は重傷を負って入院中。

その他

  • 凌木一茶
    • 名前の読みはシノギ・イッサ。三年前に唐須が逮捕し現在刑務所に収容されている犯罪者。元有名大学病院の医師で患者たちの点滴に毎日少量の毒を混ぜ、およそ30人もの患者を死に至らしめた。唐須の唯一の家族であった祖母を死に追いやったことで、唐須から非常に恨まれている。
    • 元医師という経歴に嘘はなく、頭は非常に優れており、犯罪者的思考の分析に非常に長けているため、唐須は捜査に躓くと凌木に助言を貰いに行っている。
  • 羽計龍久
    • 名前の読みはハバリ・タツヒサ。ドローンやホログラムを巧みに使い証拠を隠蔽することを得意とする犯罪者。手口が黒山羊と似ていることから事件との関与を疑われたが、羽計は犯罪者に雇われて仕事する犯罪者で、自らの手を汚さないことが拘束後判明し、凌木のように捜査協力をすることで刑務所内での一部自由を許可されている。