概要
戦闘に至るまでの背景
▲706年3月における勢力図
ヴェリアが堕落したと聞いていた
ディルセアだが、彼はその警戒心を解いていなかった。
そして、その警戒が思い過ごしでなかったことを、身をもって思い知らされることとなる。
両軍の戦力
戦闘経緯
城を力攻めすることの愚かさを知っている
ディルセアは、定石にのっとって兵糧攻めを試みるが、堅固な
フェルス城を完全包囲することができず、輸送部隊に仕掛けた襲撃も
ファルザスによって撃退される。
そこで、長期戦を覚悟しつつ、水面下で内応者を探し出すが、
ヴェリアに逆手にとられ、
隠密である
イルの指揮の元、内応したと思っていた将の突然の攻撃を受けて思わぬ損害を出す。
こうして、
ヴェリアが最も得意としていた心理戦において
ディルセアは手玉にとられ、その後も戦いは数ヶ月に及び続くが、ついに
ディルセアは、城を落とせずに撤退を決意する。
戦いの結末
しかし、この時行軍中の
ヴェリアが吐血したとの記録がある。
その為、途中で首都から出立した
ルフィが合流し、看病と称して共に
ネルヴァ城へと向かう。
このことが、兵士たちに「戦場に娼婦を連れてきた」という誤解をうむこととなる。
また、
ルフィの復讐説を提唱する者たちの間で現在も信じられている説として、彼女は
ヴェリアと出会った時から、酒に少量の毒を入れ続けて、その毒がここにきて効果を発揮しはじめた。
ルフィの合流は、自らが仕掛けた毒の顛末を最後まで見届けるためだった、という解釈もある。
これまで、
ヴェリアは
ルフィと酒に溺れて堕落したと言われていたが、
ロー・レアルス、
ベルザフィリス、
フェルスデッドといった強国を同時に相手にするという心理的重圧、そして西の果てから東の果てに移動して連戦しなければならない肉体的疲労、更に信頼していた将の裏切り、これらの事が重なり体を蝕んでいた。
確かに酒に逃避することもあったが、それは常識の範囲内であり、
バイアラス達は
ヴェリアへの失望というより、
ルフィや彼女が作った派閥と徹底的にそりが合わなかったことが出国の原因であった(復讐説を推す者には、それすらも
ルフィの計画であった)という説が近年では多くの支持を受けている。
最終更新:2024年08月11日 03:04