メネヴァ

ロードレアの若獅子の一人。
幼い頃アリガルに剣術の才能を見込まれ鍛えられ、698年のシャリアル遠征で初陣を迎えるが、それはレイディック最期の戦いとなる。

レイディック横死による撤退戦ではアレスの指示に従って後退に成功。
以後は国境の後方待機軍として各地の国境戦線に支援部隊として向かい、リボンの戦い（699）、シャリアル城の戦い(701)、第2次ディースの戦い(702)等で数々の戦果をあげて帰還する。

ヴェリアの大遠征（703～705）では主力軍の一役を担う。
しかしこの遠征の失敗によってロードレア国は傾斜を迎えていき、フェルス城の戦い(706)、ネルヴァの戦い(707)、ギルラ高地の戦い(708)等で奮戦するも、ロードレア国は滅亡する。

その後、かつて共にロードレアの若獅子と呼ばれ、一月の別離酒によってロー・レアルス国に降っていたグローリヴァスの説得と仲介により、メネヴァはロー・レアルス国への仕官を決意する。

ロー・レアルス国の将となってからは、天下分け目のヴァイグの戦い（708）にも主力軍として参戦、猛将ラゴベザスを相手に一歩も退かない大激戦を繰り広げ、決着がつく直前まで戦線を維持していた。

続いてルディックの陣（711）にも参戦。
ベルザフィリス国軍に対して最も危険な最前線に陣を張り、リディ、ギザイア、ヴィルガスの3部隊に交互に攻められながら奮戦するが力つきて戦死した。

ルディックの陣においては、リディ達を相手に戦い続けた勇戦が賞される反面、安易な挑発行為に乗ってしまいメネヴァが早々に戦線を崩壊させたことが、全軍崩壊の引き金になったとも言われている。しかし、そもそも最初から絶望的な戦いであった為、彼を戦犯にするのは酷というものである。

六界全史