SA-16 スティレット

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&font(#6495ED){登録日}: 2016/12/08 Thu 20:21:06 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){&size(23){概要}} SA-16 スティレットとは、コトブキヤが展開するプラモデルシリーズ「[[フレームアームズ]]」のひとつ。 記念すべきシリーズ第一弾であり、シャープなシルエットをした飛行型FAとなっている。 本項目では系列機種も取り扱う。 &bold(){&size(23){目次}} #contents()     ---- *SA-16 スティレット &ref(SA16.jpg,,width=250,title=SA-16 スティレット) #openclose(show=画像出典){ 株式会社コトブキヤ公式サイト「SA-16 スティレット リニューアルVer.」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です) 引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000001191/ 閲覧日時:2017/01/08 } 地球防衛機構が開発した最初のFA。 月面軍が送り出す「アント」が陸戦型ばかりだったこと、そして物量で優る敵を阻止しうる能力を必要としていたことからフレームアーキテクトに飛行能力を付加するという要求がなされた。 開発元はフランス防衛機構となっているが、陸戦型の「[[三二式一型 轟雷]]」と並行して世界中の技術者の協力のもと開発された背景を持つ。 「戦車」である轟雷に対し、スティレットは「SH-4000B セイレーン mkⅡ」による短時間のホバリングも可能な推力と高度な姿勢制御能力を有する「戦闘機」であり、%%性能はむしろ戦闘機と言うより対地攻撃機寄りなのだが%%対アント戦の迎撃効率を高めることに成功した。 その汎用性から長く防衛機構の主力機体を務め、数々の派生機体を産み出している。     &big(){&bold(){◇武装}} ・M547A5 60mmガトリングガン 右腕部にマウントされるSA-16の主兵装。[[対地掃射能力>A-10サンダーボルトⅡ]]を求めた結果、標準装備として採用された。 あまり目立たないが[[アヴェンジャー>ゼネラル・エレクトリック GAU-8「アヴェンジャー」]]の2倍の口径を持つお化けガトリングである。 ・S-41B 空対地ミサイル 左腕部にマウントされる誘導兵器。 携行弾数に制限はあるが、威力が高く扱いやすいことから普及している。 実際他のFA用ミサイルと比べてもかなり大型。 ・肩部スタビライザー 緊急時に格闘武器として使用できるが、姿勢制御能力が低下するので積極的な使用は推奨されていない。     &big(){&bold(){◇キット}} 定価3,200円(リニューアル版)。デザイナーは柳瀬敬之氏。 初期のキットとリニューアル後のキットでは大きく異なり、旧版では色分けが芳しくなく、胴体や頭部がほぼ青一色で「素組みで色分けを実現」の売り文句はもはやギャグとして一部では語り草となった(ただし塗装で色分けする場合、パーツが大きく破損しにくいため旧版の方が組みやすい事がある)。 リニューアル版で色分けの細分化や成型色変更を施されたほか、肩部スタビライザーと脚部装甲が塗装済となっている。 ガトリングは右腕用だけで、2個買いしても持てなくはないが左右対称にはならない。     ---- *SA-16d クファンジャル &ref(SA16_D.jpg,,width=250,title=SA-16d クファンジャル) #openclose(show=画像出典){ 株式会社コトブキヤ公式サイト「SA-16d クファンジャル リニューアルVer.」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です) 引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000000835/ 閲覧日時:2017/01/08 } スティレットの燃費を改善する目的で開発された派生機体。 スティレットは移動にも戦闘機動にも推進機に頼るため消耗が激しく、エネルギー切れや推進材切れで撤退することも珍しくなかった。 これを解決するため主機を「SH-4000-D セイレーンmkⅡ-D」に更新し、肩に補助動力と推進機を増設、同時に脚部の装甲を大胆に削ぎ落として軽量化している。 さらに逆関節状のフレーム配置である"オストリッチレッグ機構"が考案されたことで歩行速度も改善できた。 結果として陸上戦での推進剤消費を大幅に抑えることに成功し、稼働時間が飛躍的に向上した。     &big(){&bold(){◇武装}} ・Fa/MG-04 マシンガン 航空機用の機関砲をFA用の手持ち武器に転用したもの。 中~近距離での瞬間火力に優れる。 ・Fa/ML-04 マルチミサイルランチャー 小型のミサイルランチャー。 取り回しが良く、携行性にも優れるため普及している。 ・IOF105 肩部に増設された補助動力を内蔵する推進器。 横方向への加速を可能にし、軽量であることも相まってスティレットの機動性を大きく向上させている。 &big(){&bold(){◇キット}} 定価3,600円(リニューアル版)。 成形色が黒+オレンジになっている。 スティレット同様旧版は白がほとんどなく、色分けが宜しくなかった。リニューアル版では改善されているのも同じ。 ランナーはスティレットにクファンジャルのパーツを追加した構成のため、どちらも組むことができる。 ただし塗装済だったパーツが無塗装なので色分けは劣る。 オストリッチレッグ形態には差し替えで切り替える。 「M.S.Gウェポンユニット04 マシンガン&ミサイルランチャー」が手持ち武器として付属する。     ---- *SA-16s2 スーパースティレットⅡ &ref(SA16_S2.jpg,,width=250,title=SA-16s2 スーパースティレット) #openclose(show=画像出典){ 株式会社コトブキヤ公式サイト「エクステンドアームズ04〈SA-16スティレット拡張パーツセット〉」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です) 引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000001212/ 閲覧日時:2017/01/08 } クファンジャルを参考に開発された「SA-16B25 スーパースティレット」を改修し、操縦難度を下げた機体。 主機は「SH-4100-A セイレーンmk.Ⅱプラス」に更新し主翼形状を変更、肩には可動式ブースターを搭載し、四肢に「クレイドル」と呼ばれる増加装甲を装着する。また頭部と胴体も改修されている。 次期主力機に最も近い機体と呼ばれ、その性能は折り紙つき。 しかしバーゼラルドの開発計画が始動したことで量産は見送られてしまった。ただでさえ戦況が泥沼化して少ない予算をそっちに食われて他に予算が回らなかったようである。 最終的に残された試作パーツが強化ユニット「EXU-04」として前線部隊に支給された。     &big(){&bold(){◇武装}} ・ACSクレイドル ×4 「Armor Complex Supplying(複合兵装供給)システム」。その形状から「クレイドル(ゆりかご)」と名付けられた。増加装甲と推進機と機関砲とブレードを合体させた多機能ユニット。 重量と推力を同時に増やし、操作性を損なわずに機動力を上げるという構想によるもので、後の[[ゼルフィカール>YSX-24 バーゼラルド]]のスラストアーマーに繋がる。 IOF402との併用が前提であるため使い勝手が悪いなど改善の余地は多かった模様。 ・IOF402 クファンジャルの肩部スラスターを発展させたもの。 出力が強化されたうえに推進方向を任意に変更できるようになり、機動力がさらに向上した。 ただしその分重量がかさんでおり、熟練パイロットの中には従来のIOF105を好む者もいたとされる。     &big(){&bold(){◇キット}} スティレットに「エクステンドアームズ04 〈SA-16 スティレット拡張パーツセット〉」(定価2,000円)を組み込むことでスーパースティレットⅡに改造できる。 頭部と胴体のパーツも交換するので、後から組み込もうとするとやや面倒。 肩のスラスターは2色に分けられているが、クレイドルはブレードまで黒一色なので塗装推奨となる。 クファンジャルと組み合わせると「SA-16B25 スーパースティレット」も再現できるが、主翼の成形色がスティレットに合わせられているためやはり塗装が必要になる。     ----   *SA-16 スティレット 制空部隊仕様 &ref(SA16_AA.jpg,,width=320,title=SA-16 スティレット制空部隊仕様) #openclose(show=画像出典){ 株式会社コトブキヤ公式サイト「SA-16 スティレット制空部隊仕様 フルオプションセット」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です) 引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000001479/ 閲覧日時:2017/01/08 } 攻撃任務に就くスティレットには低視認性塗装が施されることがあり、降下艇基地攻略戦に投入された機体は淡いブルーの塗装が施されていた。 この頃になると[[次世代機>YSX-24 バーゼラルド]]が完成し乗り換えが進んでおり、製造ラインの減少や戦闘の激化もあって、スティレットは徐々にその数を減らしていった。 そんな中で敢えてスティレットに乗るパイロット達は腕利き揃いであったとされ、旧式化した機体を強化して戦い続けたという。 そうしたパイロット達の練度やそれまで蓄積された運用ノウハウを捨てるのが惜しまれたこと、新型に換装するよりも彼らを集中運用したほうが「お得」と判断されたことから、スティレットのみで構成された特殊航空部隊の編成が決定する。 この部隊のスティレットはいずれも搭乗者に合わせて高度にカスタム化されており、その性能は当時の新型量産機[[SX-25/JX-25>YSX-24 バーゼラルド]]に迫るものだったとされる。 兵站面に関しても、他部隊で新型に換装された余剰パーツ類が集約されており比較的充実した環境での運用が実現していた。 &big(){&bold(){◇武装}} ・M547A5 60mmガトリングガン スティレットの主兵装。通常右腕に1門のみ装備されるが、場合によっては左腕や両腕に装備される例もあった。     &big(){&bold(){◇キット}} 「SA-16 スティレット 制空部隊仕様 フルオプションセット」(定価5,400円)となる。コトブキヤショップ限定品。 スティレットの全部入りキットで、未組立のアーキテクト、スティレット、クファンジャル、エクステンドアームズ04まで全て入った豪華仕様。 さらに新規パーツとして左腕用ガトリングが追加。 成形色が青みがかったライトグレーになっており、塗らなくても各パーツの色合いが統一されている。 色分けはリニューアル版準拠だが、胴体部ダクト内側が白で塞がっているのが目立つ。     ---- *SA-17 ラピエール &ref(SA16_17.jpg,,width=250,title=SA-17 ラピエール) #openclose(show=画像出典){ 株式会社コトブキヤ公式サイト「SA-17 ラピエール」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です) 引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000000524/ 閲覧日時:2017/01/08 } 近距離戦を不得手とするスティレットの欠点を補うため、高高度からの狙撃を主戦術とするべく開発されたFA。 スティレットをベースに、可能な限り従来の技術を流用するという開発方針か特徴で、実際に推進系にはヘリや航空機で採用実績のあるものを多く使用している。 長距離戦に対応するために索敵装備も充実しており、頭部のツインテール型レーダーユニット「LR/S07 シュヴー」や主機を兼ねる無人偵察機「RAF/04 スポッター」などを搭載する。 戦闘機に例えられるスティレットに対して「戦闘ヘリ」のような滞空性能と、乱気流をもものともしない安定性、広範囲を見渡す眼を手にし、高高度対地狙撃の難度を大幅に下げることに成功。 進化した姿勢制御能力を用いてスティレットをも凌駕する高機動戦闘までも可能とした。 しかしその代償にコストが高騰してしまい、製造工数・価格共にスティレットの2倍近くになってしまった。 このコストが災いし主力機としての採用は逃したものの、指揮官・エース用の上位機種として配備されるようになった。     &big(){&bold(){◇武装}} ・Fa/SR-09 スナイパーライフル 長射程のFA用スナイパーライフル。 当初スティレットに本装備を携行させたが、高高度からの狙撃には熟練が必要なため本機の開発がスタートした。     &big(){&bold(){◇キット}} 定価3,600円。デザイナーはNAOKI氏。 シリーズ初の女性型FA。 関節パーツの交換で肩幅を狭めており、細身の女性らしいプロポーションを実現している。 色分けも優秀だが可動域が狭いのが玉に瑕。 手持ち武器として「M.S.GウェポンユニットMW-09 薙刀・スナイパーライフル」が付属。     ---- *SA-17s ラピエール ゼファー &ref(SA16_17S.jpg,,width=250,title=SA-17s ラピエール ゼファー) #openclose(show=画像出典){ 株式会社コトブキヤ公式サイト「SA-17s ラピエール ゼファー」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です) 引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000000994/ 閲覧日時:2017/01/08 } 「[[多対1での近接戦闘>ガン=カタ]]」に最適化したと思われる、ラピエールの改修機。 正確には防衛機構の所属ではないらしく、本機体および「今朝霧スミカ」を名乗る搭乗者共々いずれの部隊にも登録がなく、その詳細は謎に包まれている。 戦闘記録から推定できる範囲では並外れた加速力と運動性能、携行する超小型リニアレールカノンによる高火力が特徴で、外観はほぼラピエールそのものながら内装機器類は大幅にチューンされている可能性がある。 第一次アラスカ基地防衛戦で初めて確認されて以降、各地の戦線でこの「青いラピエール」が目撃されるようになった。 疾風のごとき電撃戦で敵を蹴散らし何処へともなく去っていく本機は、いつからか敬意を込めて「ゼファー(風神)」と呼ばれるようになったという。 多くの部隊を救ったが、海上都市「ベイルゲイト」攻略戦で撃破された際にコックピットを含む上半身をヴァイスハイトθが奪い逃走、搭乗者も行方不明となっている。 残った部分と武器の電磁加速砲は防衛機構が回収・解析を行い、[[YSX-24 バーゼラルド]]の開発に活かされている。     &big(){&bold(){◇武装}} ・八式電磁加速砲 ×2 ゼファーが用いる拳銃型の武器。 そのサイズに反してFAの携行する火器の中でも高い威力を誇る。二挺にはそれぞれ「準戒(じゅんかい)」「穿月(うがつ)」と刻まれているが、性能に差はない。 防衛機構側には開発・配備された記録が無く、ワンオフで誂えられたものとされている。 ゼファーの出現当時、実用化されていたFA携行型の電磁加速砲と言えば[[三八式>三二式一型 轟雷]]のLR-PSCくらいであり、この武器はほとんどオーパーツ級の代物だった。     &big(){&bold(){◇キット}} 定価3,600円。 本体は成形色が青基調に変わった以外の変更はない。 専用武器の八式電磁加速砲と頭部レーダーのポニーテール型とブレードアンテナ型パーツが追加されている。 通常版についてきたウェポンユニットのランナーは入っていないので注意。 色のお陰でスティレットとのミキシングがしやすい。     ----   &bold(){&size(19){余談}} ・系列機体の名称には刀剣類の名前が使われており、「スティレット」は細身の刺突短剣もしくは銃剣、「クファンジャル」はS字状の刀身を持つ中東地域の曲剣、「ラピエール」は15世紀頃のフランスの刺突剣。 ・スティレットの旧版とリニューアル版では取説に書かれている設定が大きく異なり、旧版には「高所作業用のフレームアーキテクトがルーツである」「空戦用として設計された」等の記述があるが、リニューアル版では世界観設定の変更((フレームアームズ開発のタイミングが月面軍侵攻の後になった))に合わせて内容を差し替えられている。 ・クファンジャルも設定が変わっており、旧版では「逆関節にするために足の装甲を削った」となっていたが、リニューアル版では「装甲を削って軽量化した後、偶然逆関節が考案された」となり、装甲と関節構造の因果関係が逆になっている。 ・轟雷と同様に設定上多数の派生機体があり、改良型の「SA-16A スティレットBlock10」、操縦難度が高い「SA-16B25 スーパースティレット」、詳細不明の「SA-16b フセット((これも剣の名前で、目盛りが刻まれた定規になる剣。))」などが確認できる。現地改修機が無数に存在することになっているが、それはすなわちユーザーの「作品」のことでもある。     追記・修正、お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 項目作成終了。ラピエールシリーズについては単体でボリューム不足になりそうならこちらへ追記したいと思います -- 名無しさん (2016-12-08 20:29:26) - 最初期の機体のくせにドデカいガトリングを標準装備とかいうロマン機体。やっぱりコトブキヤは変態だ(誉め言葉) -- 名無しさん (2016-12-08 23:19:02) - たしかにガンダムシリーズなんかじゃ「"片腕にガトリング"はアンバランス」というのが多いけど、こいつらはそうでもない模様。どんだけ姿勢制御能力高いんだと… -- 名無しさん (2016-12-09 20:14:55) - ネームドのスティレット乗りが大尉で、ガトリングガン二丁持ちの指切り狙撃したり、アーテル相手に素スティレットで40秒保たせたりした化物なので、ノウハウが蓄積するまでは技量で捻じ伏せていた可能性が・・・ -- 名無しさん (2016-12-10 09:19:46) - ラピエール及びゼファーを追記。合計1500文字(所要時間3分相当)なので単体としては薄いか?問題無いようなら後で項目を分けられますし、まずは追記で対応、ということで。 -- 名無しさん (2016-12-10 18:08:56) - ガールズの方は別個にするべきなのかな -- 名無しさん (2017-01-18 14:34:40) - キットの解説の前に、FA:G自体の解説をどこかに作った方がいいかと。フレームアームズの項目内の記述を充実させるのも手かもしれません。 -- 名無しさん (2017-01-18 18:30:38) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}: 2016/12/08 Thu 20:21:06 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){&size(23){概要}} SA-16 スティレットとは、コトブキヤが展開するプラモデルシリーズ「[[フレームアームズ]]」のひとつ。 記念すべきシリーズ第一弾であり、シャープなシルエットをした飛行型FAとなっている。 本項目では系列機種も取り扱う。 &bold(){&size(23){目次}} #contents()     ---- *SA-16 スティレット &ref(SA16.jpg,,width=250,title=SA-16 スティレット) #openclose(show=画像出典){ 株式会社コトブキヤ公式サイト「SA-16 スティレット リニューアルVer.」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です) 引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000001191/ 閲覧日時:2017/01/08 } 地球防衛機構が開発した最初のFA。 月面軍が送り出す「アント」が陸戦型ばかりだったこと、そして物量で優る敵を阻止しうる能力を必要としていたことからフレームアーキテクトに飛行能力を付加するという要求がなされた。 開発元はフランス防衛機構となっているが、陸戦型の「[[三二式一型 轟雷]]」と並行して世界中の技術者の協力のもと開発された背景を持つ。 「戦車」である轟雷に対し、スティレットは「SH-4000B セイレーン mkⅡ」による短時間のホバリングも可能な推力と高度な姿勢制御能力を有する「戦闘機」であり、%%性能はむしろ戦闘機と言うより対地攻撃機寄りなのだが%%対アント戦の迎撃効率を高めることに成功した。 その汎用性から長く防衛機構の主力機体を務め、数々の派生機体を産み出している。     &big(){&bold(){◇武装}} ・M547A5 60mmガトリングガン 右腕部にマウントされるSA-16の主兵装。[[対地掃射能力>A-10サンダーボルトⅡ]]を求めた結果標準装備として採用された。 あまり目立たないが[[アヴェンジャー>ゼネラル・エレクトリック GAU-8「アヴェンジャー」]]の2倍の口径を持つお化けガトリングである。 ・S-41B 空対地ミサイル 左腕部にマウントされる誘導兵器。 携行弾数に制限はあるが、威力が高く扱いやすいことから普及している。 実際他のFA用ミサイルと比べてもかなり大型。 ・肩部スタビライザー 緊急時に格闘武器として使用できるが、姿勢制御能力が低下するので積極的な使用は推奨されていない。     &big(){&bold(){◇キット}} 定価3,200円(リニューアル版)。デザイナーは柳瀬敬之氏。 初期のキットとリニューアル後のキットでは大きく異なり、旧版では色分けが芳しくなく、胴体や頭部がほぼ青一色で「素組みで色分けを実現」の売り文句はもはやギャグとして一部では語り草となった(ただし塗装で色分けする場合、パーツが大きく破損しにくいため旧版の方が組みやすい事がある)。 リニューアル版で色分けの細分化や成型色変更を施されたほか、肩部スタビライザーと脚部装甲が塗装済となっている。 ガトリングは右腕用だけで、2個買いしても持てなくはないが左右対称にはならない。     ---- *SA-16d クファンジャル &ref(SA16_D.jpg,,width=250,title=SA-16d クファンジャル) #openclose(show=画像出典){ 株式会社コトブキヤ公式サイト「SA-16d クファンジャル リニューアルVer.」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です) 引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000000835/ 閲覧日時:2017/01/08 } スティレットの燃費を改善する目的で開発された派生機体。 スティレットは移動にも戦闘機動にも推進機に頼るため消耗が激しく、エネルギー切れや推進材切れで撤退することも珍しくなかった。 これを解決するため主機を「SH-4000-D セイレーンmkⅡ-D」に更新し、肩に補助動力と推進機を増設、同時に脚部の装甲を大胆に削ぎ落として軽量化している。 さらに逆関節状のフレーム配置である"オストリッチレッグ機構"が考案されたことで歩行速度も改善できた。 結果として陸上戦での推進剤消費を大幅に抑えることに成功し、稼働時間が飛躍的に向上した。     &big(){&bold(){◇武装}} ・Fa/MG-04 マシンガン 航空機用の機関砲をFA用の手持ち武器に転用したもの。 中~近距離での瞬間火力に優れる。 ・Fa/ML-04 マルチミサイルランチャー 小型のミサイルランチャー。 取り回しが良く、携行性にも優れるため普及している。 ・IOF105 肩部に増設された補助動力を内蔵する推進器。 横方向への加速を可能にし、軽量であることも相まってスティレットの機動性を大きく向上させている。 &big(){&bold(){◇キット}} 定価3,600円(リニューアル版)。 成形色が黒+オレンジになっている。 スティレット同様旧版は白がほとんどなく、色分けが宜しくなかった。リニューアル版では改善されているのも同じ。 ランナーはスティレットにクファンジャルのパーツを追加した構成のため、どちらも組むことができる。 ただし塗装済だったパーツが無塗装なので色分けは劣る。 オストリッチレッグ形態には差し替えで切り替える。 「M.S.Gウェポンユニット04 マシンガン&ミサイルランチャー」が手持ち武器として付属する。     ---- *SA-16s2 スーパースティレットⅡ &ref(SA16_S2.jpg,,width=250,title=SA-16s2 スーパースティレット) #openclose(show=画像出典){ 株式会社コトブキヤ公式サイト「エクステンドアームズ04〈SA-16スティレット拡張パーツセット〉」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です) 引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000001212/ 閲覧日時:2017/01/08 } クファンジャルを参考に開発された「SA-16B25 スーパースティレット」を改修し、操縦難度を下げた機体。 主機は「SH-4100-A セイレーンmk.Ⅱプラス」に更新し主翼形状を変更、肩には可動式ブースターを搭載し、四肢に「クレイドル」と呼ばれる増加装甲を装着する。また頭部と胴体も改修されている。 次期主力機に最も近い機体と呼ばれ、その性能は折り紙つき。 しかしバーゼラルドの開発計画が始動したことで量産は見送られてしまった。ただでさえ戦況が泥沼化して少ない予算をそっちに食われて他に予算が回らなかったようである。 最終的に残された試作パーツが強化ユニット「EXU-04」として前線部隊に支給された。     &big(){&bold(){◇武装}} ・ACSクレイドル ×4 「Armor Complex Supplying(複合兵装供給)システム」。その形状から「クレイドル(ゆりかご)」と名付けられた。増加装甲と推進機と機関砲とブレードを合体させた多機能ユニット。 重量と推力を同時に増やし、操作性を損なわずに機動力を上げるという構想によるもので、後の[[ゼルフィカール>YSX-24 バーゼラルド]]のスラストアーマーに繋がる。 IOF402との併用が前提であるため使い勝手が悪いなど改善の余地は多かった模様。 ・IOF402 クファンジャルの肩部スラスターを発展させたもの。 出力が強化されたうえに推進方向を任意に変更できるようになり、機動力がさらに向上した。 ただしその分重量がかさんでおり、熟練パイロットの中には従来のIOF105を好む者もいたとされる。     &big(){&bold(){◇キット}} スティレットに「エクステンドアームズ04 〈SA-16 スティレット拡張パーツセット〉」(定価2,000円)を組み込むことでスーパースティレットⅡに改造できる。 頭部と胴体のパーツも交換するので、後から組み込もうとするとやや面倒。 肩のスラスターは2色に分けられているが、クレイドルはブレードまで黒一色なので塗装推奨となる。 クファンジャルの肩と組み合わせることで「SA-16B25 スーパースティレット」に近づけることができるが、主翼の形状は「スーパースティレットⅡ」のものであるため設定上はスーパースティレットを完全に再現することはできない。     ----   *SA-16 スティレット 制空部隊仕様 &ref(SA16_AA.jpg,,width=320,title=SA-16 スティレット制空部隊仕様) #openclose(show=画像出典){ 株式会社コトブキヤ公式サイト「SA-16 スティレット制空部隊仕様 フルオプションセット」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です) 引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000001479/ 閲覧日時:2017/01/08 } 攻撃任務に就くスティレットには低視認性塗装が施されることがあり、降下艇基地攻略戦に投入された機体は淡いブルーの塗装が施されていた。 この頃になると[[次世代機>YSX-24 バーゼラルド]]が完成し乗り換えが進んでおり、製造ラインの減少や戦闘の激化もあって、スティレットは徐々にその数を減らしていった。 そんな中で敢えてスティレットに乗るパイロット達は腕利き揃いであったとされ、旧式化した機体を強化して戦い続けたという。 そうしたパイロット達の練度やそれまで蓄積された運用ノウハウを捨てるのが惜しまれたこと、新型に換装するよりも彼らを集中運用したほうが「お得」と判断されたことから、スティレットのみで構成された特殊航空部隊の編成が決定する。 この部隊のスティレットはいずれも搭乗者に合わせて高度にカスタム化されており、旧型ながら戦力としては当時の新型量産機[[SX-25/JX-25>YSX-24 バーゼラルド]]に比肩するものだった。 兵站面に関しても、他部隊で新型に換装された余剰パーツ類が集約されており比較的充実した環境での運用が実現していた模様。 &big(){&bold(){◇武装}} ・M547A5 60mmガトリングガン スティレットの主兵装。通常右腕に1門のみ装備されるが、場合によっては左腕や両腕に装備される例もあった。     &big(){&bold(){◇キット}} 「SA-16 スティレット 制空部隊仕様 フルオプションセット」(定価5,400円)となる。コトブキヤショップ限定品。 スティレットの全部入りキットで、未組立のアーキテクト、スティレット、クファンジャル、エクステンドアームズ04まで全て入った豪華仕様。 さらに新規パーツとして左腕用ガトリングが追加。 成形色が青みがかったライトグレーになっており、塗らなくても各パーツの色合いが統一されている。 色分けはリニューアル版準拠だが、胴体部ダクト内側が白で塞がっているのが目立つ。     ---- *SA-17 ラピエール &ref(SA16_17.jpg,,width=250,title=SA-17 ラピエール) #openclose(show=画像出典){ 株式会社コトブキヤ公式サイト「SA-17 ラピエール」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です) 引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000000524/ 閲覧日時:2017/01/08 } 近距離戦を不得手とするスティレットの欠点を補うため、高高度からの狙撃を主戦術とするべく開発されたFA。 スティレットをベースに、可能な限り従来の技術を流用するという開発方針か特徴で、実際に推進系にはヘリや航空機で採用実績のあるものを多く使用している。 長距離戦に対応するために索敵装備も充実しており、頭部のツインテール型レーダーユニット「LR/S07 シュヴー」や主機を兼ねる無人偵察機「RAF/04 スポッター」などを搭載する。 戦闘機に例えられるスティレットに対して「戦闘ヘリ」のような滞空性能と、乱気流をもものともしない安定性、広範囲を見渡す眼を手にし、高高度対地狙撃の難度を大幅に下げることに成功。 進化した姿勢制御能力を用いてスティレットをも凌駕する高機動戦闘までも可能とした。 しかしその代償にコストが高騰してしまい、製造工数・価格共にスティレットの2倍近くになってしまった。 このコストが災いし主力機としての採用は逃したものの、指揮官・エース用の上位機種として配備されるようになった。     &big(){&bold(){◇武装}} ・Fa/SR-09 スナイパーライフル 長射程のFA用スナイパーライフル。 当初スティレットに本装備を携行させたが、高高度からの狙撃には熟練が必要なため本機の開発がスタートした。     &big(){&bold(){◇キット}} 定価3,600円。デザイナーはNAOKI氏。 シリーズ初の女性型FA。 関節パーツの交換で肩幅を狭めており、細身の女性らしいプロポーションを実現している。 色分けも優秀だが可動域が狭いのが玉に瑕。 手持ち武器として「M.S.GウェポンユニットMW-09 薙刀・スナイパーライフル」が付属。     ---- *SA-17s ラピエール ゼファー &ref(SA16_17S.jpg,,width=250,title=SA-17s ラピエール ゼファー) #openclose(show=画像出典){ 株式会社コトブキヤ公式サイト「SA-17s ラピエール ゼファー」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です) 引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000000994/ 閲覧日時:2017/01/08 } 「[[多対1での近接戦闘>ガン=カタ]]」に最適化したと思われる、ラピエールの改修機。 正確には防衛機構の所属ではないらしく、本機体および「今朝霧スミカ」を名乗る搭乗者共々いずれの部隊にも登録がなく、その詳細は謎に包まれている。 戦闘記録から推定できる範囲では並外れた加速力と運動性能、携行する超小型リニアレールカノンによる高火力が特徴で、外観はほぼラピエールそのものながら内装機器類は大幅にチューンされている可能性がある。 第一次アラスカ基地防衛戦で初めて確認されて以降、各地の戦線でこの「青いラピエール」が目撃されるようになった。 疾風のごとき電撃戦で敵を蹴散らし何処へともなく去っていく本機は、いつからか敬意を込めて「ゼファー(風神)」と呼ばれるようになったという。 多くの部隊を救ったが、海上都市「ベイルゲイト」攻略戦で撃破された際にコックピットを含む上半身を[[ヴァイスハイトθ>NSG-12α コボルド/NSG-25γ シュトラウス]]が奪い逃走、搭乗者も行方不明となっている。 残った部分と武器の電磁加速砲は防衛機構が回収・解析を行い、[[YSX-24 バーゼラルド]]の開発に活かされている。     &big(){&bold(){◇武装}} ・八式電磁加速砲 ×2 ゼファーが用いる拳銃型の武器。 そのサイズに反してFAの携行する火器の中でも高い威力を誇る。二挺にはそれぞれ「準戒(じゅんかい)」「穿月(うがつ)」と刻まれているが、性能に差はない。 防衛機構側には開発・配備された記録が無く、ワンオフで誂えられたものとされている。 ゼファーの出現当時、実用化されていたFA携行型の電磁加速砲と言えば[[三八式>三二式一型 轟雷]]のLR-PSCくらいであり、この武器はほとんどオーパーツ級の代物だった。     &big(){&bold(){◇キット}} 定価3,600円。 本体は成形色が青基調に変わった以外の変更はない。 専用武器の八式電磁加速砲と頭部レーダーのポニーテール型とブレードアンテナ型パーツが追加されている。 通常版についてきたウェポンユニットのランナーは入っていないので注意。 色のお陰でスティレットとのミキシングがしやすい。     ----   &bold(){&size(19){余談}} ・系列機体の名称には刀剣類の名前が使われており、「スティレット」は細身の刺突短剣もしくは銃剣、「クファンジャル」はS字状の刀身を持つ中東地域の曲剣、「ラピエール」は15世紀頃のフランスの刺突剣。 ・スティレットの旧版とリニューアル版では取説に書かれている設定が大きく異なり、旧版には「高所作業用のフレームアーキテクトがルーツである」「空戦用として設計された」等の記述があるが、リニューアル版では世界観設定の変更((フレームアームズ開発のタイミングが月面軍侵攻の後になった))に合わせて内容を差し替えられている。 ・クファンジャルも設定が変わっており、旧版では「逆関節にするために足の装甲を削った」となっていたが、リニューアル版では「装甲を削って軽量化した後、偶然逆関節が考案された」となり、装甲と関節構造の因果関係が逆になっている。 ・轟雷と同様に設定上多数の派生機体があり、改良型の「SA-16A スティレットBlock10」、操縦難度が高い「SA-16B25 スーパースティレット」、詳細不明の「SA-16b フセット((これも剣の名前で、目盛りが刻まれた定規になる剣。))」などが確認できる。現地改修機が無数に存在することになっているが、それはすなわちユーザーの「作品」のことでもある。     追記・修正、お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 項目作成終了。ラピエールシリーズについては単体でボリューム不足になりそうならこちらへ追記したいと思います -- 名無しさん (2016-12-08 20:29:26) - 最初期の機体のくせにドデカいガトリングを標準装備とかいうロマン機体。やっぱりコトブキヤは変態だ(誉め言葉) -- 名無しさん (2016-12-08 23:19:02) - たしかにガンダムシリーズなんかじゃ「"片腕にガトリング"はアンバランス」というのが多いけど、こいつらはそうでもない模様。どんだけ姿勢制御能力高いんだと… -- 名無しさん (2016-12-09 20:14:55) - ネームドのスティレット乗りが大尉で、ガトリングガン二丁持ちの指切り狙撃したり、アーテル相手に素スティレットで40秒保たせたりした化物なので、ノウハウが蓄積するまでは技量で捻じ伏せていた可能性が・・・ -- 名無しさん (2016-12-10 09:19:46) - ラピエール及びゼファーを追記。合計1500文字(所要時間3分相当)なので単体としては薄いか?問題無いようなら後で項目を分けられますし、まずは追記で対応、ということで。 -- 名無しさん (2016-12-10 18:08:56) - ガールズの方は別個にするべきなのかな -- 名無しさん (2017-01-18 14:34:40) - キットの解説の前に、FA:G自体の解説をどこかに作った方がいいかと。フレームアームズの項目内の記述を充実させるのも手かもしれません。 -- 名無しさん (2017-01-18 18:30:38) #comment #areaedit(end) }

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