登録日:2024/04/28 Sun 21:13:52
更新日:2025/05/16 Fri 17:11:14
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《ABC-ドラゴン・バスター》は
遊戯王OCGのカードである。
初収録はストラクチャーデッキ
海馬瀬人編(2016)
ABC-ドラゴン・バスター
融合・効果モンスター
星8/光属性/
機械族/攻3000/守2800
「A-アサルト・コア」+「B-バスター・ドレイク」+「C-クラッシュ・ワイバーン」
自分のフィールド・墓地の上記のカードを除外した場合のみEXデッキから特殊召喚できる。
(1):自分・相手ターンに1度、手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
(2):相手ターンに、このカードをリリースし、
自分の除外状態の機械族・光属性ユニオンモンスター3体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを特殊召喚する。
A-アサルト・コア
ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1900/守 200
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの機械族・光属性モンスター1体を対象とし、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターは他の相手モンスターの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
このカード以外の自分の墓地のユニオンモンスター1体を選んで手札に加える。
B-バスター・ドレイク
ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1800
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの機械族・光属性モンスター1体を対象とし、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターは他の相手の魔法カードの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからユニオンモンスター1体を手札に加える。
C-クラッシュ・ワイバーン
ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1200/守2000
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの機械族・光属性モンスター1体を対象とし、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターは他の相手の罠カードの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
手札からユニオンモンスター1体を特殊召喚する。
【概要】
原作において
海馬瀬人が使用した《XYZ-ドラゴン・キャノン》を元にした派生モンスター。
あちらと合体することで《AtoZ-ドラゴン・バスターキャノン》になるという関連性はあるが、完全に単独で運用できるためリメイクカードとも言える。
なお海馬瀬人はあらゆるメディアにおいてこのカードを使用したことは無い。
《XYZ-ドラゴン・キャノン》と同じく、対応する3体のモンスターを揃えることで特殊召喚できる「融合」カードのいらない特殊な融合モンスターである
というか融合では出せない
ロマン的に言えば3体の
ロボットが合体して巨大ロボになるあれ。男の子の憧れ。
まずは原型になった《XYZ-ドラゴン・キャノン》について説明する。
XYZ-ドラゴン・キャノン
融合・効果モンスター
星8/光属性/機械族/攻2800/守2600
「X-ヘッド・キャノン」+「Y-ドラゴン・ヘッド」+「Z-メタル・キャタピラー」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
(1):手札を1枚捨て、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
その相手のカードを破壊する。
通常モンスターの《X-ヘッド・キャノン》に他のモンスターの装備カードとなる「ユニオンモンスター」の《Y-ドラゴン・ヘッド》+《Z-メタル・キャタピラー》が合体して誕生する。
その登場は2002年7月18日のユニオンの降臨からで、非常に古い歴史を持つ。
ユニオンモンスター全体を語るのは
専用項目を参照。
しかし、種々の理由から登場から14年にも渡って
ファンデッキ以外ではたいして使われない不遇な扱いを受けていた。
難点としては
- 回数制限なしで相手のフィールドのカードを破壊できるのだが、合体するには3体のモンスターをフィールドに揃える必要がある。
- 合体前は強化と戦闘破壊耐性しか効果がない。
- 合体してしまうと分離できず、原作の様にリリースに使えない。
低速環境であった当時でも《前線基地》や《シャインエンジェル》を駆使しなければ揃えるのは難しいと言えた。
公式もこの弱点を考えてか、2体合体版のOCGオリジナル形態を作っていたが、耐性がなくなるので合体しない方が強いというか。
このため登場当時からロマンカード扱いで、海馬のファンデッキでしか使用されなかった。
遊戯王GXでは
万丈目準により《V-タイガー・ジェット》と《W-ウイング・カタパルト》が使用されて【VWXYZ】という大所帯になったが上記の弱点はそのままで、余計ロマンカードの度合いが強くなっただけだった。
《ABC-ドラゴン・バスター》は3体のユニオンモンスターが合体した形態。
その性能は《XYZ-ドラゴン・キャノン》の欠点を補ってすべての分野で大幅強化されたものとなっている。
- 攻撃力が200上昇して青眼ラインに。
- 3体の素材は墓地から除外することでも特殊召喚可能となり、召喚難易度が大幅に緩和。
- 素材にそれぞれサルベージ・サーチ・特殊召喚補助の効果が付き、アドバンテージを補い合えるものになっている。
- 同時収録のサポートカードにユニオンモンスターの万能サーチ&デッキからの装備を可能にする《ユニオン格納庫》が収録された。
- 分離が可能となり、3体のモンスターを一度に展開することにより神の召喚の原作再現を始め、あらゆる素材として有効活用できる。
- 手札コストを使っての除去はターン1制限がついたが、相手ターンでも使用でき、除外に変わっているため破壊耐性を無視できる。
これらの強化点を活かして、即効でフリーチェーン除去を持つ高打点モンスターを立たせることが可能となり、環境で戦える力を得た。
厳密に言えば合体パーツの内2枚を即座に揃えられる《ユニオン格納庫》の性能が破格であり、《B-バスター・ドレイク》を組み合わせることでデッキから必要な合体パーツを引っ張り出し、墓地に送り込むことが有用になった。
しかしあまりにも強すぎたため《ユニオン格納庫》に制限がかかることで弱体化を余儀なくされた。
《A-アサルト・コア》の効果に名称ターン1制限が無かったため、無限射出ワンキルに利用されてしまった時期もある。
12期ではワンキルパーツの規制と環境のインフレによりされたことにより、《ユニオン格納庫》も無制限に戻っている。
後述するが、相性のいいカードも多く、ワンキルルートを失っても様々なコンボを組み込んだデッキを組むことが可能。
進化体の《AtoZ-ドラゴン・バスターキャノン》というものがいるがロマンカードの域で、ABCのみで十分に強い。
◆主な展開方法
1,《ユニオン格納庫》で《B-バスター・ドレイク》もしくは《C-クラッシュ・ワイバーン》をサーチ。
2,《B-バスター・ドレイク》もしくは《C-クラッシュ・ワイバーン》を通常召喚。《ユニオン格納庫》の効果でデッキから《ユニオン・ドライバー》を装備。
3,《ユニオン・ドライバー》でBならC、CならBを装備して特殊召喚。
4,リンク召喚で《
プラチナ・ガジェット》を特殊召喚。Bの効果でAをサーチ。
5,《プラチナ・ガジェット》の効果でAを特殊召喚。
6,場と墓地のABCを除外して《ABC-ドラゴン・バスター》を特殊召喚。
上記の3の手順で、C→Bとチェーンを組むことでサーチしたAをそのままCの効果で特殊召喚可能。
この場合だと《プラチナ・ガジェット》を別のリンクモンスターに変えられる。
【相性のいいカード】
デッキから装備可能なユニオンモンスターを装備させることの可能な速攻魔法。
《ユニオン格納庫》の第二の効果と同じ使い方ができる他、素材のABCや《ABC-ドラゴン・バスター》を相手の妨害から守ることのできる必須カード。
手札の光属性を切って特殊召喚できるレベル5モンスター。
手札でダブついた素材のABCを墓地に送って《ABC-ドラゴン・バスター》の召喚補助ができる。
もちろんそのまま《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》にエクシーズしてもいい。
墓地の機械族を装備して特殊召喚できる最上級モンスター。
装備させたABCはそれぞれそのまま合体解除可能。
自身をリリースしての万能カウンター能力もあり、攻めでも受けでも活躍できる頼れる兄貴。
機械族のリンク2モンスター。
相手モンスターの効果を無効化する効果を持つので、相手フィールドに妨害効果を持つモンスターが居座っている場合に黙らせられる。
《プラチナ・ガジェット》を使わない場合の《幻獣機アウローラドン》への中継地点としてはもっとも汎用性が高い。
クローン閃刀姫姉妹の良識的なほう。
癖はあるがモンスター除去効果を持ち、《クリフォート・ゲニウス》よりも素材縛りが緩い。
- 新マスタースールにすぐ適応したテーマの一つ。分離からリンクして合体する事により前よりも強くなったとされている。 -- 名無しさん (2024-04-28 22:55:27)
- 規制されたのは単にフリーチェーン除外の制圧力が高かったから。射出ワンキルはFWDが出てきてからだし、キャノンソルジャー側が規制されただけで、ABC自体は射出ワンキル関連では規制されてない -- 名無しさん (2024-04-28 23:09:36)
- アンガーナックルが中継点…?リンク素材に出来ないのに? -- 名無しさん (2024-04-29 12:11:10)
- 現状VWXYZ(遊戯王)についでレベルで書かれてる内容と大差ないような -- 名無しさん (2024-04-29 21:29:06)
- 被ってるところ多いし、分割に該当する可能性ある? -- 名無しさん (2024-04-29 23:01:53)
- 上2つのコメ以降反応もないし元のVWXYZの方に大幅追記が来そうな状態なんですが -- 名無しさん (2024-05-08 22:30:09)
- 最近遊戯王の項目に「遊戯王OCGデッキ項目」ってタグが立て続けに付けられてるけどここみたいな個別のカードの項目にも付けられてるのは何なんでしょうかね -- 名無しさん (2024-10-04 07:42:28)
最終更新:2025年05月16日 17:11