登録日:2024/04/30(月) 01:32:24
更新日:2025/01/16 Thu 00:39:34
所要時間:約 20 分で読めます
『終末トレインどこへいく?』とは、2024年4月より放送されているオリジナルアニメ作品。
◆概要
監督は水島努、シリーズ構成は横手美智子のお馴染みタッグが担当。
キャラクターデザインはnamo(原案)と西田亜沙子、音楽は辻林美穂が担当。
アニメーション制作はEMTスクエアード。
同年3月より、酉村によるコミカライズ版がカドコミにて連載中。そのため冒頭部分に関してはアニメ版より先の公開となった。
7Gと呼ばれるテクノロジーで終末世界と化した
西武鉄道沿線を舞台に、女子学生たちの冒険と友情を描く。
◆ストーリー
埼玉県にある吾野駅。このあたりは、2年前に起きた“7G事件”の影響で、大人が動物の姿に変わってしまっていた。
そんな状況で、高校生として過ごす静留は、行方不明になった親友・葉香のことをずっと気にしていた。
ある日、静留が目にした新聞には、
池袋の街中にいる葉香の写真が。
居ても立っても居られず、町の外のことを知る善治郎の助けを借りて、静留は駅のホームに残されていた電車を出発させる。
葉香をさがすため、池袋に向かうのだ。
◆登場人物
■主要人物
CV:安済知佳
本作の主人公。高校2年生。茶髪のサイドテール。
考えるよりも先に体が動く性分で、主要メンバーたちのリーダー格。
吾野柔術二段の腕前を誇り、身体能力に自信がある。
ある日見つけた新聞から、2年前に行方不明になった友人の姿を見たことで、電車を運転して池袋を目指すことになる。
CV:和氣あず未
高校3年生。愛称は「なでこ」。
ややボサボサの髪を
ツインテールにしている。
喧嘩を嫌っており、何かと揉めがちな玲実と晶を仲裁するメンバーのまとめ役。
幼少期に両親が離婚して父親が出て行っており、喧嘩を仲裁しようとする性格はここに起因している模様。
吾野弓術の使い手で
飛び道具が得意。
CV:久遠エリサ
高校1年生。金髪に褐色肌のギャル風の見た目。
良くも悪くも楽観的な性格であり、考えるのは得意ではない模様。晶からは「0点玲実」と呼ばれており、頭でっかちな晶とはよく喧嘩する。
ミーハー気質で都会に憧れており、「練馬の国のアリス」というアニメが好き。
しかし野性的な直観に優れており、また視力も2.5ある。身体能力もメンバーで最も高く、そして怒らせると非常に怖い。
CV:木野日菜
中学3年生。青色がかったおかっぱ髪。
官能小説を読み込んでいるほどの読書家でメンバーの中で最も博識。モールス信号も最初から理解していた。
玲実に度々イヤミを言ってはよく喧嘩をする。
しかし実は非常に怖がりであり、夜中に一人で
トイレに行くこともできない。また運動神経もあまりよくない模様。
CV:
東山奈央
静留たちの小学生時代からの友人。
控えめで主張が弱く流されやすい性格。静留とは池袋に行く直前に喧嘩別れしている。
2年前に池袋の77,777人目の
お客様として半ば強引に7G開通式典に招かれてしまい、ポンタローや周囲の人々に流されるまま開通ボタンを押したことで世界が異変に包まれてしまい、葉香もこれ以降行方不明となる。
最近になって池袋にいる様子が新聞に掲載されており、これを見た静留は旅立つことになる。
葉香の飼い犬。秋田犬。
静留の旅立ちに他の3人とともについてきた。
嗅覚に優れており、時に異変の探知に役立つことも。
■吾野駅の住人
CV:
大原さやか
静留の母親。レッサーパンダに変異している。夫は
クズリになっている。
CV:ふくまつ進紗
静留たちの学校の先生。本名は「井口先生」。
CV:藤原聖侑
本名は「マサハル」。キクコというキョンになった妻がいる。
性質もマレーグマに近くなっているのか、空腹になると周囲に襲い掛かろうとすることも。
CV:鳳芳野
オイト婆と呼ばれている。
CV:横尾まり
カズヨさんと呼ばれている。
CV:中村和正
クロヒョウキャラバンから送られてきた物資を独り占めしようとしていた。
CV:千田みやこ
散歩していた静留とすれ違った人。
葉香の祖母。モルモットに変異しており、言葉を発する場面がない。
行方不明となった葉香を心配しており、新聞で葉香の生存を知った際は涙を流していた。
静留たちの旅立ちを見送った後は、毎日17時に善治郎に帽子を被せる役目を担っている。
CV:
山口勝平
静留の父親。
消防隊のメンバーとともに遠征に出ており、椎名町の手前で静留たちと再会。
7Gの影響で
クズリに変異していたが、再会したときは椎名町の漫画家の影響でマスコットキャラのような見た目になっていた。きゅるんきゅるんうるさい。
妻には頭が上がらないのか、帰りが遅くなって呆れていることを静留から聞かされた際は非常に怯えていた。
■東吾野駅の住人
CV:
福圓美里
和服に身を包んだ女性で、頭からキノコが生えている。
以前池袋に住んでいたことがあるらしい。
東吾野を訪れた静留たちを手厚く歓迎したが、実は彼女らにもキノコを生やして仲間に引き込もうとしていた。
一見おしとやかな性格だが、実際はかなり荒い口調をしている。
辛いことから逃げるために自分の意志でキノコに寄生されたらしく、静留たちにキノコを生やそうとしていたのも彼女なりの善意だった模様。
最後は静留たちを仲間にすることを諦め、出発する彼女たちを見送った。
■仏子駅の住人
CV:
小野坂昌也
地蔵に変異してしまった住人の一人。
動くことができず、お供え物を食べられないことを愚痴りつつも、先の駅に関する情報を静留たちに提供した。
■稲荷山公園駅の住人
CV:
井口裕香
変異した稲荷山公園で住人たちのリーダーとなっていた科学者の女性。周囲からは「ドクター」と呼ばれている。
サイズ以外は生活を維持できるくらいに街をまとめ上げていたが、ある時外部からやってきたボスにリーダーの座を追われ幽閉されていた。
実は過去に7G計画に関わっており、善治郎は当時の同僚。
ある時ポンタローによって善治郎と共にうにゃうにゃ手術を受けさせられそうになったが、善治郎の決死の特攻で脱出に成功した。
静留たちによってボスが倒され街の平穏を取り戻した後は、善治郎に再会するべく吾野に向けて旅立った。
CV:
阿部敦
稲荷山公園を占拠していたボス。
元は稲荷山公園の住人ではなかったが、異変に巻き込まれずサイズが小さくならなかったのをいいことに、マコトを幽閉してボスの座を奪い、階級社会を導入するなどして独裁を働いていた。
本人自体は自衛隊の基地が好きなオタク系男子で、玲実のようなギャルを苦手としている。また街を占拠していたのも体のサイズに任せてのものだったため、(静留たちが身体能力高めとはいえ)女子高生に負ける程度の身体能力しかない。
ボスの座を守ろうと自衛隊を指揮して静留たちを襲撃したが、玲実のブレスレットを壊したことで彼女の怒りを買ってボコボコにされ、最後は異変によって巨大化した狭山湖の無人島へ島流しの刑にされた。
■武蔵藤沢駅の住人
CV:小原好美
ゾンビたちにとって暮らしやすい地を求めてゾンビの集団を率いる「ゾンビの女王」。
見た目は青い肌にツインテールの少女。
他のゾンビたちと異なり理性があって人間と会話でき、食事もコンビーフやうどんなど人間用のものを食べる。
元々は保谷駅の住人だったが、偶然武蔵藤沢を訪れていた際に7Gの異変に巻き込まれた。
ゾンビから逃れて帰ろうとしたものの異変の起きた世界では帰れず途方に暮れていたところ、ゾンビたちから崇められたことで女王として彼らを率いることを決めた。
つまりゾンビの女王だが彼女自身は人間。青い肌はメイクであり、人間用の食事をしていたのもそのため。
最終的には静留たちと和解し、「池袋にも別の女王がいる」と忠告して一行を見送った。
武蔵藤沢駅の住人が変異した存在。
その名の通りゾンビであり、理性がなく会話はできない。
単体ではさほど強くないが、数が多いうえに四肢が外れてもくっつけることができる再生力を持っており厄介な存在。
「性」が弱点という性質があり、女性のパンツを見たりエロい話を聞くと爆発して機能停止に陥る。
■大泉学園駅の住人
CV:山村響
『練馬の国のアリス』の主人公。
スクールカーストNo.2だったがお漏らし事件によって引きこもりとなり、その後色々あって裏練馬に迷い込んだという実体化したキャラクター。
かつて渾沌をを倒して裏練馬を救ったはずだが、最近になって渾沌が復活し、反撃によって欠片となって墓に封印されていた。
スーちゃんと一行によって復活されるはずがこれも失敗し、光となって消滅した。
CV:
井澤詩織
アリスの仲間。自殺願望の強い女の子。実体化したキャラクター。
困難や逆境に弱く「死ぬ死ぬ」が口癖。巣鴨プリズンに行きたい。
アリスの仲間の中では唯一封印されずウライズミンによって匿われており、アリスたちを復活させるべく一行と協力する。
しかし復活は失敗し、最後は罪悪感のかたまりによって自身も欠片にされてしまい、そのままモチゴマの泉の水へ落下し消滅した。
CV:
吉野裕行
アリスの仲間。プロの拷問士。実体化したキャラクター。
拷問に誇りを持っているが、拷問するとトーチャーズハイで心がどこかに行ってしまうのが玉に瑕。あと自分が痛い目に遭うのは非常に嫌う。
アリスと同様墓に欠片として封印されていたが、復活に失敗し消滅した。
CV:下地紫野
アリスの仲間。ケシの化身。実体化したキャラクター。
自分が痛い目に遭うと、いい気持ちになる白い液体を周囲にまき散らす。どう見てもアニメに出るべきキャラクターではない
ちなみに遺伝子組み換えをしているので人体に影響はないらしい。
アリスと同様墓に欠片として封印されていたが、復活に失敗し消滅した。
CV:
中村悠一
『練馬の国のアリス』のボスキャラクターで実体化した。
ノーフォークテリアという犬の獣人で、カオスを愛する。しかし部下共々将棋のルールからは逃れられないためあんまりカオスじゃない。
かつてアリスによって倒されたはずだが、最近になって封印していた駒袋が破れて復活しアリスたちを返り討ちにしてしまい、「カオスの国の渾沌さま」として大泉学園を占拠している。
とある人物から「池袋に誰も近づけるな」と命令を受けているらしく、一行を捕縛するべく対立する。
将棋の王将。
CV:
斎藤千和
渾沌の部下。実体化したキャラクター。
ウシだかヒトだかの妖怪で、母乳をまき散らす。
母乳は酸性で体にかかると痒くなり、白いブツブツができるという非常に嫌なもの。
鳴き声ばかりではっきりした台詞がなく、斎藤千和の無駄遣い
将棋の飛車。
CV:山本格
渾沌の部下。ボートに乗ったその名の通りラガーマン。実体化したキャラクター。
本当は野球選手になりたかったらしく、ラガーマンのくせして野球用語をやたら使う。ラグビー愛もないらしく、アメフトと混同されても何とも思わない。
将棋の角行。
CV:西地修哉
渾沌の部下。青いシュラフのような見た目。実体化したキャラクター。
その名の通り罪悪感が具現化した存在だが、性格は非常に軽い。
やたら謝罪しているが、これは謝っておけばいいという軽い考えによるもの。
将棋の香車。
CV:酒井広大
渾沌の部下。珍しいオスの三毛猫でゲーマー。実体化したキャラクター。
アリスを裏練馬に招き入れた張本人。
筋肉ムキムキだが、これはゲームを素早くひったくって逃げるために鍛えたもの。
将棋の金将。
CV:藤原聖侑
渾沌の部下。序二段の力士が転生した存在。実体化したキャラクター。
相撲で序二段にしかなれなかったことを悔やんでいると言われているが、実際はただのぽっちゃり君だったのではないかともいわれている。
将棋の銀将。
CV:大谷祐貴
渾沌の部下。後ろ脚が長いセミみたいな存在。実体化したキャラクター。
セミのいいところだけを集めたエリートを自称しているが実際はただの雑種。
セミのくせに死んだフリが苦手。
将棋の桂馬。
CV:堀総士郎、木田祐(墓掘りウォーカー)
渾沌の部下。多数存在しておりいわば雑魚敵。実体化したキャラクター。
妙にクセの強い訛り口調で長い物に巻かれる性格。将棋だけに将棋倒しが弱点。
将棋の歩兵。
CV:川井田夏海、阿部菜摘子、唯野あかり、伊吹茅紘
裏練馬の住人たち。豚のような見た目をしている。
穏やかで争いごとを好まない性格だが、バリバリの依存体質。
牛肉が好物。
■椎名町駅の住人
CV:上田耀司
売れない漫画家トリオのリーダー格。
ポンタローおよび「池袋の魔女王」からベレー帽の力を授かったため、彼らの命令を受けて静留たちを椎名町で足止めする。
元ネタはおそらく藤子不二雄Ⓐ。
CV:こぶしのぶゆき
売れない漫画家トリオの一人。
元ネタはおそらく藤子・F・不二雄。
CV:
喜多村英梨
売れない漫画家トリオの紅一点。
元ネタはおそらく水野英子。
回想にのみ登場。
静留の父によって倒されており、彼が持っていたベレー帽は静留の父を通じて晶の手に渡った。
元ネタはおそらく寺田ヒロオ。
■その他の登場人物
CV:興津和幸
吾野に住む老人。
以前は都会で鉄道会社のエリートとして働いていたが、本編の2年ほど前に吾野に戻ってきた。
かつて7G計画に反対していたらしく、口封じとして「うにゃうにゃ手術」なるものを受けさせられてしまい、ボケ老人に改造されてしまった。額に手術痕らしき傷跡が残っている。
本来の姿は静留から「イケおじ」と評される
イケメンの男性であり、車掌の帽子を被ることで元の姿に戻ることができる。ただし1日5分だけであり、5分を過ぎるといつものボケ老人になってしまい、その日は帽子を被せても元には戻らない。
静留たちが旅立ってからは、毎日17時に線路をハンマーで叩くことによるモールス信号で定期連絡を取っている。ただし会話が成立するのは上述の通り5分だけな上、善治郎自身が妙に話が回りくどい傾向にあるため結局会話が成立しないこともしばしば。
おそらく21歳以上と思われるが、うにゃうにゃ手術の影響なのか動物には変異していない。
CV:
浪川大輔
「世界に7Gを広める会」会長で、7G回線を推し進めていた人物。
池袋を訪れていた葉香を半ば拉致同然で開通式典に招待し、彼女に開通ボタンを押させた。
異変が起こってからは「池袋の魔女王」の忠臣を自称し、自我がはっきりしない魔女王に変わって池袋の市長として実質的に支配している。
また「異変を起こした責任を取りたくない」という理由で7G世界を戻そうとせず、世界を戻そうとする一行と対立していくことになる。
CV:
中井和哉
ポンタローの仲間。
黒ずくめの衣装でスキンヘッドの屈強な体格の大男。
異変に包まれた池袋で葉香の身の回りの世話をしている。
葉香に対しての忠誠心は高いが、ポンタローのことはよく思っていない。
CV:間島淳司
各地に物資を届ける「クロヒョウキャラバン」の配達員の男性。
CV:
飛田展男
異変によって広大になった高麗川でスワンボートに乗る老人。
見た目はどう見ても老人だが、本人曰くそこまでの年ではないらしい。
発言が推測ばかりで「だろう」「思われる」を多用し、静留たちからは胡散臭がられていた。
静留に自作の地図を渡したが、これもまた「使えない」評されている…が、以降の展開を踏まえると割と的確に各駅の様子を描いていることがわかる。
しばらくして練馬高野台付近で一行と再会。吾野を越えて西吾野を目指していたらしいがどういうわけか池袋方面から流れてきた。
この世界に起きた異変とこのままでは世界が消えることを一行に伝えて、最新版の地図を渡し、再び西吾野を目指して一行と別れた。
◆用語
ポンタローが推し進めていた最新技術。
曰く「脳に浮かんだ思考を直接読み取り、全てのデバイスにアプローチ、思う・即伝わる・考える・即動く」ほど情報伝達に優れたものらしい。
一方で物理法則を破壊しかねないとして反対する研究者も多かったらしく、開通によってその懸念は的中し、世界規模の異変を引き起こすこととなった。
開通によってテレビやネットは繋がらなくなり情報網が遮断され、世界情勢に関する情報を得ることはほぼ不可能。
不思議な力で電力は供給されているが、複数の家電を同時に稼働させるとブレーカーが落ちるほど弱い。この不思議パワーのためなのか、電線がなくとも電車も問題なく動かすことができる。
7Gによって各地に起きた異変。
その内容は地形が大幅に変わったり、住人が別の生き物に変異したり架空のキャラが実体化したりと、もはや超常現象の域になっている。
中には外部からの訪問者の命を狙う者も少なくない。
また異変の影響で、駅と駅の間が非常に広大になっており、一駅進むだけで何時間も掛かってしまうほど。
日本なのにナスカの地上絵があったり、夜になると木星が見えたりと、惑星・宇宙規模で異変が起こっていると思わせる描写もある。
21歳3ヶ月を超えた人間が動物になってしまう。
変異する動物はクマや鳥類、イグアナ、果ては三葉虫や
トリケラトプスまで様々。中には木になってしまった住人もいるという噂も流れている。
変異した住人たちはなんだかんだ順応して生活しているものの、変異を受け入れられず引きこもってしまう者も少なからずいる模様。
また性質も変異した動物に近くなるらしく、肉食動物に変異した住人は空腹になると周囲に襲い掛かろうとすることも。
のちに登場した異変がやたらヤバいせいで相対的にまともと評価されたりしている
吾野~東吾野間の高麗川は、湖と思うほど巨大化しており、津波まで発生することも。
またこの区間を走行中にゴーヤが急成長もしている。
人に寄生するキノコが出現。
このキノコに寄生されると、嫌なことや辛いことを感じなくなる代わりに、キノコに寿命を吸われてしまい1~2年で死に至る。
しかし東吾野の住人たちは、終末世界で何年も生きることに希望を見いだせず、自らの意志でキノコに寄生されている。ただし作中の描写からすると無理矢理仲間に引き込まれた者も存在するかもしれない。
寄生されてもキノコを引っこ抜けば元に戻すことは可能。ただしキノコが成長しすぎていると引っこ抜いた際に幼児退行を引き起こす。
また殺菌作用があるためかゴーヤを嫌うようになる。
草原のような駅周辺に、バフォメットを思わせる二足歩行するヤギのような生物が多数生息しており、それらが電車に向かってひたすら突進してくる。
ヤギたちは特に鳴き声を出すでもないため、大量の二足歩行のヤギが突っ込んでくる様子はホラーである。
マンドラゴラのようなオタネニンジンが大量に生えており、電車を見るなり大声で笑う。
それだけではあるのだが、いかんせん数が多く狂気的な絵面であり、やはりホラーである。
大量のゴルフボールがさながら雹のごとく降ってくる。
周囲に人の形に見える不気味な樹木が生えている。
もしかしたらこれも住人たちが変異したものなのかもしれない。
周囲に変わった形の家や巨大なアーケードゲームが並んでいる。
人は住んでおらず、トイレと水も使える。
視聴者の中では、住人たちが家に変異したのではないかというう考察が挙がっている。
住人が地蔵に変異している。
地蔵となった住人は会話できるが、その場から動くことができない。
気が狂いそうな気もするが、静留たちが出会った住人は割と順応していた。
宇宙空間のような場所に巨大な内臓のようなものが浮かんでいる。
街がミニチュアのごとく小さくなっている。
また小人の自衛隊が存在しており、街に侵入するとさながら怪獣映画のごとく銃撃される。ちなみに銃撃されると痒いらしい。
異変直後は街が膨張していたが、その後反動で小さくなってしまった。
街や住人が小さい以外は比較的異変前とそのままであり、住人たちとも意思疎通は問題なく可能。
住人たちがゾンビに変わっている。
あちこちを徘徊して回っているが「ゾンビの女王」によって統率されている。
作中では明言されていないが、巨大化した野菜があちこちに存在することが判明している。
スワン仙人の地図ではここにゾンビのような絵が描かれているが、上記の通りゾンビは武蔵藤沢駅の異変。
監督によれば、これはスワン仙人が勘違いしていたとのことで実際は別の異変が起きていたらしい。第9話で渡した最新版の地図では改訂されている。
一帯が荒野となっており、賽の河原のような積石があちこちに設置されている。
駅に到着すると突然全身にとてつもない痒みが襲いかかる。
廃墟のビル群に覆われている。
到着と同時に過去のトラウマに苛まれる。
アニメ「練馬の国のアリス」の街「ネリアリランド」へと変貌し
住人たちが「練馬の国のアリス」の登場人物となっているほかアリスやスーちゃんなどキャラクターが実体化している。
ストーリー道理に物語が進んでいたはずだが、何故か悪役「渾沌」が支配する「カオスの国の渾沌さま」の町になっている。
住人がカエルに変異している。
作中では直接登場せず鳴き声だけが聞こえていたが、一行の様子を見ていたらしい。
「池袋の魔女王」から、椎名町に住んでいた売れない漫画家たちに「不思議なベレー帽」が授けられた。
この帽子は被った人物のイマジネーションを実現する能力を持っており、これによって椎名町から先の線路を通行止めにして一行を足止めしている。
また人間に向かってビームを放てば、その人物が劇画調になったりマスコットキャラのような姿に変えることもできる。
大泉学園で練馬の国のアリスの物語を書き換えたのもこの能力によるもの。遠く離れた大泉学園まで影響を及ぼせるあたり強力な能力と言える。
ただし能力のトリガーはベレー帽であるため、外部の人間でもベレー帽を被れば同様にイマジネーションを実現する能力を得ることが可能。帽子を外してしまえば能力も使えなくなる。
ちなみに課金制契約(サブスク)によって得た能力らしく、いわく結構高いらしい。契約を解除するとベレー帽は消滅する。
漫画に関連した異変なのは、かつて椎名町駅がトキワ荘の最寄り駅だったことが由来だと思われる。
7Gによって崩壊した世界で各地に物資を届けている運送会社。吾野には1ヶ月に1回のペースでやってくる模様。
正式名称は「ナガト運送」のようだが、住人たちからはクロヒョウと呼ばれている。
配送トラックを装甲車に改造していたり、車両の側面に傷や血痕があったりと、外の世界が過酷であることが示唆されている。
他にも運送会社が存在していたらしいが、異変による混乱でいずれも活動停止となったらしい。
吾野駅に放置されていた2両編成の車両。
池袋へ行くことを決心した静留が、善治郎から運転技術を教わって動かしている。
4話からは静留だけに負担を掛けるわけにはいかないとして、他の3人も運転の方法を学び、以降交代制で運転を担当している。
2両目には旅立ちの際に持ち出したゴーヤが植えられており、異変の影響なのか急成長し一行の食糧になっている。
旅立ちからしばらくして、静留によって「アポジー号」と名付けられた。
作中世界で放送されていたアニメ作品。7G事件が発生するまでは毎週木曜日夜12時半からテレ玉で放送されていた。
玲実はこの作品のファンであり、クロヒョウキャラバンを通じてムック本を手に入れたりしていた。
肝心の内容は非常にカオス。
大泉学園駅では、異変によって住人たちがこの作品のキャラクターに変異していたり実体化している。
◆主題歌
OPテーマ「GA-TAN GO-TON」
唄:中島怜
EDテーマ「ユリイカ」
唄:ロクデナシ
挿入歌「黒豹便のテーマ」
唄:大渕野々花
追記・修正まで、あと30駅―
- ガルパンの戦車道や学園船もそうだったけど、クソしょーもないアイデアを本気で膨らませて話し作るのが上手いよねこの監督 -- 名無しさん (2024-04-29 09:25:50)
- 世界が狂ってしまった表現が半端ないというか、すごいすき -- 名無しさん (2024-04-29 12:08:40)
- なでこはレギュラーで一番デカい -- 名無しさん (2024-04-29 19:36:23)
- やっぱラスボスはポンタロー(本当に事故なのか元々世界がこうなる事を望んでいたのか)なんだろうか?実は世界も人も元に戻せるのか?とか色々気になる部分もあるけどそれらが物語内で解決しない可能性の方が高そうだな(一応本題ではないし) -- 名無しさん (2024-05-26 13:20:54)
- 監督が体制ヤバイと言ってる割には問題なく放送してて他のアニメが何も言ってなくて放送落としてるの、本当に体制が壊れるときは無言になるというかアニメ製作体制に関して本当にヤバイときの状態のバロメーターが分かるというか…… -- 名無しさん (2024-06-08 17:46:33)
- 明確な目的地があるのに「どこへいく?」ってタイトルはどうなんだ。池袋行くんじゃ無いのか。 -- 名無しさん (2024-06-11 01:04:22)
- ↑異変が起こった世界では、本当に池袋に行けるかどうかも解らない、元の池袋かどうかも解らない、からじゃないかな。あと「世界が迷走してる」的な意味合いかも知れない。 -- 名無しさん (2024-12-30 10:19:48)
- ある意味アニメ版トッキュウジャー -- 名無しさん (2024-12-30 10:24:51)
最終更新:2025年01月16日 00:39