Z-ナンバーズ(ミニ四駆)

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&font(#6495ED){登録日}:2015/08/10 (曜日) 00:14:20 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- Z(ズィー)-ナンバーズとはアニメ「[[爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX]]」で主人公一文字兄弟が使用するミニ四駆マシンの総称である。 キットは全てエアロミニ四駆に分類される。 全機一文字兄弟の父親である一文字正宗博士によって開発されたマシンである。 土屋博士が開発したフルカウルマシンとの最大の違いはフルカウルマシンが主にボディからダウンフォースを発生させるのに対し、Z-ナンバーズは主にシャーシからダウンフォースを発生させる点である。 ただでさえバトルレースが主体で辛気臭いレースが多いシリーズ第3期。 バトルマシンのインフレが極まった本作では敵が前2作以上に激しいバトルレースを仕掛けてくるため、主人公のマシンにもバトルマシンに対抗できる設定が必要であった。 その結果、後述のシャドウブレイカーZ-3以外は純粋なレースマシーンとして設計されたのに下手なバトルマシンよりも危険な設定が付与されてしまった。 本末転倒な気がするが敵も火炎攻撃だのワイヤー射出だの果ては重力操作までしてくるので仕方ない。 現実では主役マシンのお約束となっていたフロントカウルを大胆にも取っ払ったデザインやスーパーXシャーシの重厚長大という設計思想が新しすぎて当初は受け入れられづらかったようである。 スーパーXは今でこそガチシャーシとして認識されているが当時は駆動系に関する知識が浸透しておらず、軽薄短小が主流であった当時のレーサーたちは受け入れにくかったようである。しかし、フロントカウルがないということはボディを加工してもフォルムが崩れづらいというメリットに繋がる。また、VSシャーシや小径ナロータイヤなど後のガチ勢に人気を博すパーツはZ-ナンバーズに採用されたのが初である。 &color(red){ナックルブレイカーZ-1} 一文字列矢の2代目マシンにしてZ-ナンバーズの1号機。 星馬烈のソニックシリーズを彷彿とさせる赤いカラーリングのマシン。 アニメや原作で登場した3番目のZ-ナンバーズであるが、形式番号が示す通り最初に開発されたZ-ナンバーズである。 スピードが乗ると左右についているエアインテークが展開され、機体前方に空気の層「ナックルバリア」を発生させる。このナックルバリアは、&color(red){ぶつかるとコースの壁をへこませる}程の破壊力を持っている。エアインテークが全開になるとナックブレイカー自らナックルバリアを突き破り驚異的な加速を得る「ナックルストーム」が発動する。そのスピードは凄まじく、トップスピードだけならおそらく後発のマックスブレイカーZ-2をもしのぐほど。しかし、スピードが乗るまで機体が非常に不安定で、立ち上がりが非常に遅いという無視できない大きな欠点も抱えている。列矢はサイドカウルにエアインテークを設けることでこの欠点を克服した。 なお、ナックルバリアの破壊力を見てご満悦な[[大神博士]]に一文字博士は「Z-1はあなた好みのマシンではない(キリッ)」と反論したが、コースの外壁を&color(red){粉々}にしたり鋼鉄製コースの外壁を&color(red){拉げさせてる}時点でナックブレイカーも大神博士の開発したビークスパイダーと同等かそれ以上に危険なマシンであるのは確かである(ナックルブレイカーの場合は純粋に速さを求めた結果の副産物であるという点は大きな違いだが)。 アニメではGJCサマーレースにてZ-3を失った列矢のために一文字博士が持ち出した。 Z-3への思い入れが強かった列矢は中々走らせようとしなかったが、GEN製作所の山さんの説得を受けて走らせることになった。フロントシャフトには亡きZ-3のものが継承されている。 原作では、草薙兄弟との対決中に一文字正宗の昔の研究施設で発見。Z-3が草薙兄弟によって破壊された時、仇を取るために尖った石をくくりつけ簡易バトルマシンとして走らせた。しかし、そんな物では勝てるわけもなく軽くあしらわれたが、豪樹の叱責と昔豪樹と共にマシンを信じてナックルブレイカーを修理したことを思い出したことによって、本来の力が発揮できるようになった。 なお、列矢はシャドウブレイカーZ-3のことはコードネームである「Z-3」と呼んでいたが、ナックルブレイカーのことはナックルブレイカーと呼んでいる。 現実ではウイングを取っ払った斬新でスマートなフォルムと標準装備されているナロータイヤの性能の高さでエアロミニ四駆の中でも人気が高い車種である。 &color(blue){マックスブレイカーZ-2} 一文字豪樹の初代マシンで、Zナンバーズの2号機。 エアロミニ四駆シリーズ第1弾。星馬豪のマグナムシリーズを彷彿とさせる青いカラーリングのマシン。 マックスブレイカーの最大の特徴はダウンフォースをシャーシだけでなくカウルからも発生させている点である。そのためスピードが乗ると機体全体を空気の膜が包み込み、内部が真空に近い「エアロバリア」と呼ばれる防御壁が発生する。 前述のナックルブレイカーのナックルバリアが機体前方にしか発生しないことを考えると、ナックルブレイカーからより空力の面で発展させたマシンであると考えられる。さらに、さらにウイングを寝かせることで、特殊な空力特性を備えたエアロカウル、そしてエアロシャーシとの相乗効果により、直線で高速走行するとエアロバリアが前後方に伸び、円筒状の空気トンネルであるエアロチューブを通ることで一瞬「消えた」と思わせる通常時の3.7倍の速さで走行する「マックスストーム」という必殺技を持つ。しかし、この必殺技はエアロチューブを発生させるための長い距離の直線を走行する必要があることと、前方に障害物があると繰り出せないという不便な一面もある。なぜ障害物が必要なのかは謎である。また、平らな場所からのコーナー以外の場所から、マックスストームを繰り出すととんでもない場所に出現してしまうなど、使いどころが難しいという難点もある。後に、マックスストームの二段重ねである「ダブルマックスストーム」、さらに三段重ねの「トリプルマックスストーム」を繰り出すようになるが、ギアに大きな負担がかかるらしい。 その凄まじい空力はダウンフォースにうるさい[[土屋博士]]をうならせるほどで、ビクトリーズとの初対決時ではエアロバリアでビートマグナム以外のマシンを次々と吹き飛ばしていった。 なお、レーサーである豪樹が最初から最後までバトルレースに反対の立場をとっていたため目立たないが、このマシンもエアロバリアであの重量級のブロッケンGのカスタム機を吹き飛ばして&color(red){粉☆砕}する、エアロチューブに強引に入ってきた左京のボルゾイラキエーターを&color(red){ズタズタに引き裂く}など(どちらも不可抗力であるが)バトルマシンとして運用した場合も相当のポテンシャルがあることが伺える。 アニメでは大神博士の命令を受けたマリナのフェニックススティンガーに破壊され、烈矢がその爆散したパーツの修復を試みるが、豪樹が誤ってトレースと間違えてプレスのボタンを押してしまったことにより、粉々にしたため修復不可能となるという主役マシンとしてはなんともいえない最期を迎えてしまっている。漫画では、土屋研究所で拾った(というか勝手にパクった)VSシャーシに合わせて加工され、そのまま後述のブレイジングマックスとなった。 シャドウブレイカーZ-3 一文字烈矢の初代マシンで、Zナンバーズの3号機。 レーサーである列矢がバトルレースに傾倒していた時期のマシンのためか、ボディはガンメタリックで非常に悪役っぽい。 このマシンだけ他のZ-ナンバーズと違い明確にバトルマシンとして開発された機体である(ただし、原作では列矢がボルゾイにそそのかされてボルゾニックシステムを搭載するまでは普通のレースマシンだった模様)。 最も後に作られたマシンだけあって、バトルマシンでありながらそのスピードは必殺技を使っていないマックスブレイカーと互角である。 しかし、最大の特徴はそのバトル性能である。なんとこのマシン、プラズマ発生装置(原作ではこれがボルゾニックシステムであった)を機体前方に搭載しており、そのプラズマで相手のマシンを破壊するトンデモマシンなのである。 #center(){&color(red){もう一度言う、プラズマで相手のマシンを破壊するのである。}} キャッチするとき息子が感電死でもしたら一文字博士はどうするつもりだったのだろうか・・・。 しかもアニメ限定ではあるが、プラズマは機体前方に射出することもできる。マシンやコースに当たればまだマシだが、レーサーに直撃でもしたら・・・。 一文字博士はディオマース・ネロの開発の際に大神博士に対して「これはもはやミニ四駆ではなく兵器だ!」と反論していたが、Z-3の方が大神博士が過去に開発したビークスパイダーやレイスティンガーよりも遥かに危険である(大神博士も[[ファイヤースティンガー]]という同じくらい危険なマシンを開発しているが)。 これが前半の主役マシンの一台だったから驚きである。その他の特徴として前方にプラズマ発生装置を積んでいるためか、コーナーをインベタで走ることができる。プラズマ発生装置に使われている石(原作ではMGストーン)は豪樹が首に下げている勾玉と対になっており、ナックルブレイカーが封印されているトランクを開ける鍵となっている。 アニメでは、GJCサマーレース決勝戦にて草薙兄弟との死闘で漸のファントムブレードに真っ二つにされ、後半身は火口の溶岩の中に落ち、溶けてしまった。前半身に残されたフロントシャフトは前述のナックルブレイカーZ-1に受け継がれた。 原作では、草薙兄弟との戦いで2人のマシンに対する攻撃がかわされた時、そのままコースの仕掛けのドリルに突っ込んで大破してしまった。 烈矢はこのマシンのことはシャドウブレイカーとは呼ばずに「Z-3」と呼んでいた。 &color(blue){ブレイジングマックス} 一文字豪樹の2代目マシンで、マックスブレイカーZ-2の改良機。 Z-ナンバーズに含まれるか明確な資料がないため不明だが、マックスブレイカーの改良機なのでここで記述する。 アニメと原作とでは初出が大きくことなるマシンである。 アニメでは、マリナのフェニックススティンガーにマックスブレイカーが破壊されたため、一文字博士が新たに開発した。 マックスブレイカーより、ホイールのトレッドが狭くなったことにより、空気抵抗が大幅に減少しストレートでの直進安定性の伸びが上がり、特にホイールベースが縮まったことにより、旋回性能が飛躍的に向上しドリフト走行によってコーナーリング性能が格段に上がっている。ただし、このマシンになってから豪樹は一度も必殺技を使ってないためマックスストームが使えるかは不明。表面にはあのZMCに匹敵する強度を与える「チタンコーティングスプレー」が散布されている。(しかし、速さを追求したら一緒にバトル性能も上がったり、独力でZMCと互角の強度を持つ素材を開発したり一文字博士っていったい・・・)。 原作では屋研究所からパクったVSシャーシのプロトタイプを使ってマックスブレイカーを改造して完成させた。最初は無茶な軽量化によって改造前より遅くなってしまう失敗を犯したが、飛行機のジェットエンジンをヒントに新しいウイングを作ったことで驚異の速さを見せるようになった。 現実では今日シャフトドライブ最速シャーシと謳われるVSシャーシを初めて採用したマシン。ボディはフロントホイールがないため初心者も加工がしやすく、超速ギアを標準装備しているなかなか優良なキットである。 &font(u,White,#000000){&color(white){インフィニティブレイカーZ-0}} &font(u,White,#000000){&color(white){Zナンバーズの試作型で、Zナンバーズの0(ゼロ)号機。}} &font(u,White,#000000){&color(white){『MAX』放送終了後に発売されたドラマCD『爆走兄弟レッツ&ゴー!!GIRL』にて、新井ミナミが一文字博士に借りて使用した。アニメ本編には登場しないうえに資料もないため、形状と機能は全て謎。また、キット化はされておらず、幻のミニ四駆といえる存在である。まさにリアルシャイニングスコーピオン。}} 追記・修正は真っ当な走りでボルゾイ主催のレースを優勝してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2015/08/10 (曜日) 00:14:20 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- Z(ズィー)-ナンバーズとはアニメ「[[爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX>爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX]]」で主人公一文字兄弟が使用するミニ四駆マシンの総称である。 キットは全てエアロミニ四駆に分類される。 全機一文字兄弟の父親である一文字正宗博士によって開発されたマシンである。 土屋博士が開発したフルカウルマシンとの最大の違いはフルカウルマシンが主にボディから[[ダウンフォース]]を発生させるのに対し、 Z-ナンバーズは主にシャーシからダウンフォースを発生させる点である。 ただでさえバトルレースが主体で辛気臭いレースが多いシリーズ第3期。 バトルマシンのインフレが極まった本作では敵が前2作以上に激しいバトルレースを仕掛けてくるため、主人公のマシンにもバトルマシンに対抗できる設定が必要であった。 その結果、後述のシャドウブレイカーZ-3以外は純粋なレースマシーンとして設計されたのに下手なバトルマシンよりも危険な設定が付与されてしまった。 本末転倒な気がするが敵も火炎攻撃だのワイヤー射出だの果ては重力操作までしてくるので仕方ない。 現実では主役マシンのお約束となっていたフロントカウルを大胆にも取っ払ったデザインや スーパーXシャーシの重厚長大という設計思想が新しすぎて当初は受け入れられづらかったようである。 スーパーXは今でこそガチシャーシとして認識されているが当時は駆動系に関する知識が浸透しておらず、 軽薄短小が主流であった当時のレーサーたちは受け入れにくかったようである。 しかし、フロントカウルがないということはボディを加工してもフォルムが崩れづらいというメリットに繋がる。 また、VSシャーシや小径ナロータイヤなど後のガチ勢に人気を博すパーツはZ-ナンバーズに採用されたのが初である。 &color(red){ナックルブレイカーZ-1} 一文字烈矢の2代目マシンにしてZ-ナンバーズの1号機。 星馬烈のソニックシリーズを彷彿とさせる赤いカラーリングのマシン。 アニメや原作で登場した3番目のZ-ナンバーズであるが、形式番号が示す通り最初に開発されたZ-ナンバーズである。 スピードが乗ると左右についているエアインテークが展開され、機体前方に空気の層「ナックルバリア」を発生させる。 このナックルバリアは、&color(red){ぶつかるとコースの壁をへこませる}程の破壊力を持っている。 エアインテークが全開になるとナックブレイカー自らナックルバリアを突き破り驚異的な加速を得る「ナックルストーム」が発動する。 原理的にはナックルバリアとエアインテークから放出される気流の双方から抑えらつけられていたナックルブレイカーが、 ナックルバリアを突き破るときの反動を利用しているものと考えられるが、コースの壁をへこませるほどの破壊力を持つナックルバリアを突き破るナックルブレイカーが何の材質で出来ているのかは謎である。 そのスピードは凄まじく、トップスピードだけならおそらく後発のマックスブレイカーZ-2をもしのぐほど。 しかし、スピードが乗るまで機体が非常に不安定で、立ち上がりが非常に遅いという無視できない大きな欠点も抱えている。 烈矢はサイドカウルにエアインテークを設けることでこの欠点を克服した(ちなみにこの改良で失うはずだった強度はチタンコーティングスプレーでカバーしている)。 なお、ナックルバリアの破壊力を見てご満悦な[[大神博士]]に一文字博士は「Z-1はあなた好みのマシンではない(キリッ)」と反論したが、 コースの外壁を&color(red){粉々}にしたり鋼鉄製コースの外壁を&color(red){拉げさせてる}時点でナックブレイカーも大神博士の開発したビークスパイダーと同等かそれ以上に危険なマシンであるのは確かである(ナックルブレイカーの場合は純粋に速さを求めた結果の副産物であるという点は大きな違いだが)。 アニメではGJCサマーレースにてZ-3を失った烈矢のために一文字博士が持ち出した。 Z-3への思い入れが強かった烈矢は中々走らせようとしなかったが、GEN製作所の山さんの説得を受けて走らせることになった。 フロントシャフトには亡きZ-3のものが継承されている。 原作では、草薙兄弟との対決中に一文字正宗の昔の研究施設で発見。 Z-3が草薙兄弟によって破壊された時、仇を取るために尖った石をくくりつけ簡易バトルマシンとして走らせた。 しかし、そんな物では勝てるわけもなく軽くあしらわれたが、豪樹の叱責と昔豪樹と共にマシンを信じてナックルブレイカーを修理したことを思い出したことによって、本来の力が発揮できるようになった。 なお、烈矢はシャドウブレイカーZ-3のことはコードネームである「Z-3」と呼んでいたが、ナックルブレイカーのことはナックルブレイカーと呼んでいる。 現実ではウイングを取っ払った斬新でスマートなフォルムと標準装備されているナロータイヤの性能の高さでエアロミニ四駆の中でも人気が高い車種である他、 ブラックスペシャルとブルースペシャルも通常販売。 ブラックスペシャルはボディがスモークになって格好良くなった代わりに、 売りの一つであるナロータイヤがXの標準のワイドタイヤに差し替えられ、シャーシも実用性の薄いスモークに変更され…と 正直ボディ目当てでもなければ買いづらくなってしまった。 ブルースペシャルはボディを爽やかなクリヤーブルーに変更し、シャーシをネイビーのXXに変更したもの。 Xとは一長一短の関係であるXX目当てで購入するにも適したキットだが、お値段がオリジナルより少々お高め。 &color(blue){マックスブレイカーZ-2} 一文字豪樹の初代マシンで、Zナンバーズの2号機。 エアロミニ四駆シリーズ第1弾。星馬豪のマグナムシリーズを彷彿とさせる青いカラーリングのマシン。 マックスブレイカーの最大の特徴はダウンフォースをシャーシだけでなくカウルからも発生させている点である。 そのためスピードが乗ると機体全体を空気の膜が包み込み、内部が真空に近い「エアロバリア」と呼ばれる防御壁が発生する。 前述のナックルブレイカーのナックルバリアが機体前方にしか発生しないことを考えると、 ナックルブレイカーからより空力の面で発展させたマシンであると考えられる。エアロバリア展開時に機体前方のダクト(?)からシャーシで発生させたダウンフォースを放出される。 さらに、さらにウイングを寝かせることで、特殊な空力特性を備えたエアロカウル、そしてエアロシャーシとの相乗効果により、 直線で高速走行するとエアロバリアが前後方に伸び、円筒状の空気トンネルであるエアロチューブを通ることで一瞬「消えた」と思わせる通常時の3.7倍の速さで走行する「マックスストーム」という必殺技を持つ。 真空の中をマシンが走って大丈夫なのか?とか考えてはいけない。 しかし、この必殺技はエアロチューブを発生させるための長い距離の直線を走行する必要があることと、 前方に障害物があると繰り出せないという不便な一面もある。 なぜ障害物が必要なのかは謎である(おそらくチューブ内を完全な真空にするためのフタ的な意味で必要なのだろうが真偽は不明)。 また、平らな場所からのコーナー以外の場所から、マックスストームを繰り出すととんでもない場所に出現してしまうなど、使いどころが難しいという難点もある。 後に、マックスストームの二段重ねである「ダブルマックスストーム」、さらに三段重ねの「トリプルマックスストーム」を繰り出すようになるが、ギアに大きな負担がかかるらしい。 その凄まじい空力はダウンフォースにうるさい[[土屋博士]]をうならせるほどで、ビクトリーズとの初対決時ではエアロバリアでビートマグナム以外のマシンを次々と吹き飛ばしていった。 なお、レーサーである豪樹が最初から最後までバトルレースに反対の立場をとっていたため目立たないが、このマシンもエアロバリアであの重量級のブロッケンGのカスタム機を吹き飛ばして&color(red){粉☆砕}する、エアロチューブに強引に入ってきた左京のボルゾイラキエーターを&color(red){ズタズタに引き裂く}など(どちらも不可抗力であるが)バトルマシンとして運用した場合も相当のポテンシャルがあることがうかがえる。 アニメでは大神博士の命令を受けたマリナのフェニックススティンガーに破壊され、 烈矢がその爆散したパーツの修復を試みるが、豪樹が誤ってトレースと間違えてプレスのボタンを押してしまったことにより、 粉々にしたため修復不可能となるという主役マシンとしてはなんともいえない最期を迎えてしまっている。最終回では幻として登場し、ブレイジングマックスを押し出した。 漫画では土屋研究所で拾った(というか勝手にパクった)VSシャーシに合わせて加工され、そのまま後述のブレイジングマックスとなった。 現在はオリジナルに加え、初のXXシャーシ採用キットとなったブラックスペシャルも販売中。 スモークのボディに真っ黒なXXシャーシは、オリジナルとはまた一味違った魅力に満ちている。 &color(red){シャドウブレイカーZ-3} 一文字烈矢の初代マシンで、Zナンバーズの3号機。 レーサーである烈矢がバトルレースに傾倒していた時期のマシンのためか、ボディはガンメタリックで非常に悪役っぽい。 このマシンだけ他のZ-ナンバーズと違い、明確にバトルマシンとして開発された機体である(ただし、原作では烈矢がボルゾイにそそのかされてボルゾニックシステムを搭載するまでは普通のレースマシンだった模様)。 最も後に作られたマシンだけあって、バトルマシンでありながらそのスピードは必殺技を使っていないマックスブレイカーと互角である。 しかし、最大の特徴はそのバトル性能である。なんとこのマシン、プラズマ発生装置(原作ではこれがボルゾニックシステムであった)を機体前方に搭載しており、そのプラズマで相手のマシンを破壊するトンデモマシンなのである。 #center(){&color(red){もう一度言う、プラズマで相手のマシンを破壊するのである。}} キャッチするとき息子が感電死でもしたら一文字博士はどうするつもりだったのだろうか・・・。 しかもアニメ限定ではあるが、プラズマは機体前方に射出することもできる。マシンやコースに当たればまだマシだが、レーサーに直撃でもしたら・・・。 一文字博士はディオマース・ネロの開発の際に大神博士に対して「これはもはやミニ四駆ではなく兵器だ!」と反論していたが、 Z-3の方が大神博士が過去に開発したビークスパイダーやレイスティンガーよりも遥かに危険である(大神博士も[[ファイヤースティンガー]]という同じくらい危険なマシンを開発しているが)。 これが前半の主役マシンの一台だったから驚きである。 その他の特徴として前方にプラズマ発生装置を積んでいるためか、コーナーをインベタで走ることができる。 プラズマ発生装置に使われている石(原作ではMGストーン)は豪樹が首に下げている勾玉と対になっており、ナックルブレイカーが封印されているトランクを開ける鍵となっている。 アニメではGJCサマーレース決勝戦にて草薙兄弟との死闘で漸のファントムブレードに真っ二つにされ、後半身は火口の溶岩の中に落ちて溶けてしまった。 前半身に残されたフロントシャフトは前述のナックルブレイカーに受け継がれ、最終回では幻としてナックルブレイカーを押し出した。 原作では、草薙兄弟との戦いで2人のマシンに対する攻撃がかわされた時、そのままコースの仕掛けのドリルに突っ込んで大破してしまった。 烈矢はこのマシンのことはシャドウブレイカーとは呼ばずに「Z-3」と呼んでいた。 長らくこのマシンだけXX版が存在しなかった…が、2010年に販売。限定で。 ボディをメタリックグレーに変更、シャーシを水色のポリカXXに変更したものであるが 現在は残念ながら絶版、オークションでも結構なお値段で取引されている。 メタリックステッカーだけでいいので再販してください… 余談だが、99年以来久しぶりの復活を遂げたミニ四駆最大のレースである2012年のジャパンカップにおいて、 全国チャンピオンに輝いた盛選手はこのシャドウブレイカーZ-3を使って栄冠を手にした。 超速ガイド2013にインタビューと共に全方位からの写真などが載っている。気になる人は探してみよう。 &color(blue){ブレイジングマックス} 一文字豪樹の2代目マシンで、マックスブレイカーの改良機。 Z-ナンバーズに含まれるか明確な資料がないため不明だが、マックスブレイカーの改良機なのでここで記述する。 アニメと原作とでは初出が大きくことなるマシンである。 アニメでは上記の通りマックスブレイカーが修復不可能になったため、一文字博士がマックスブレイカーの設計を徹底的に見直して新たに開発した。 博士曰く「形は違うが紛れもなくZ-2」。 新型のVSシャーシを採用してマックスブレイカーよりホイールのトレッドが狭くなり、それにより空気抵抗が大幅に減少してストレートでの直進安定性の伸びが上がり、 更にホイールベースが縮まったことにより旋回性能が飛躍的に向上し、ドリフト走行によってコーナーリング性能も格段に上がっている。 ただし、このマシンになってから豪樹は一度も必殺技を使ってないためマックスストームが使えるかは不明((マックスブレイカーと同じ機能を持つと思しきダクトは機体前方に存在する。ただ走りのコンセプトが変わっている(「風を切り裂く」から「風になる」)ので使用できない可能性が高い。))。 また開発中にボディが空力性能に耐えられないことが判明したため、 表面にはあのZMCに匹敵する強度を与える「チタンコーティングスプレー」が散布されている。 しかし、速さを追求したら一緒にバトル性能も上がったり、独力でZMCと互角の強度を持つ素材を開発したり一文字博士っていったい……。 原作では土屋研究所からパクったVSシャーシのプロトタイプを使ってマックスブレイカーを改造して完成させた。 最初は無茶な軽量化によって改造前より遅くなってしまう失敗を犯したが、飛行機のジェットエンジンをヒントに新しいウイングを作ったことで驚異の速さを見せるようになった。 ちなみにネーミングの由来は、あの落ち着けハマーD!で有名なブレットが「ヤツの走りはブレイジング(燃えるよう)だ」と発言したことから。 現実では今日シャフトドライブ最速シャーシと謳われるVSシャーシを初めて採用したマシン。 ボディはフロントカウルがないため初心者も加工がしやすく、超速ギアを標準装備しているなかなか優良なキットである。 パッケージの絵はミニ四駆としては珍しくマシン後部から見た絵になっている。 それにしても、いくら漫画からきたのが先だったとはいえ、ホイールはアニメ版の蛍光グリーンにして欲しかったという声が多く聞こえている。 ボディを偏光ブルーに、Aパーツをクリヤーにしたプリズムブルースペシャルも販売中。 正直ステッカーがダサいと不評気味ではあるが。 &font(u,White,#000000){&color(white){インフィニティブレイカーZ-0}} &font(u,White,#000000){&color(white){Zナンバーズの試作型で、Zナンバーズの0(ゼロ)号機。いわば、Zナンバーズの真の最初のマシンである}} &font(u,White,#000000){&color(white){『MAX』放送終了後に発売されたドラマCD『爆走兄弟レッツ&ゴー!!GIRL』にて、新井ミナミが一文字博士に借りて使用した。}} &font(u,White,#000000){&color(white){アニメ本編には登場しないうえに資料もないため、形状と機能は全て謎。今でもキット化はされていない為、幻のミニ四駆といえる存在。}} &font(u,White,#000000){&color(white){なお、ミニ四駆のシャーシはARやVZなどいった新型シャーシが出ており、キット化するならそのどちらかの新型シャーシで期待しよう。}} ***【開発者】 &bold(){一文字正宗} CV:中村秀利 主人公である一文字兄弟の父親にしてZ-ナンバーズの開発者。 物語序盤はボルゾイスクールで教官をしており、豪樹や烈矢を始めとした多くの生徒たちにスパルタンな教育を行っていた。 ミニ四駆開発者としては相当優秀らしく、漫画ではエアロミニ四駆(Z-1とスーパーXシャーシ)の原型案を10年ほど前に見た[[土屋博士]]から、 「当時の私のマシンよりもはるかに先鋭的」、ゲーム作品等では天才と呼ばれる程である。 実際、[[土屋博士]]や[[大神博士]]のマシンが基本的に岡田鉄心先生のマシンを原型としているのに対し、 原型もなしに上述のようなオーバースペックのマシンを作ったことからもその技術の高さがうかがえる。 [[大神博士]]のマシンが若干ハイテク装備依存気味なのに対し、マシンデザインが性能の大半を占めていることからデザインセンスは神懸かりと言えよう。 さらに、ZMCに匹敵する強度のチタンコーティングスプレーを独力で開発したりと素材面でも完璧である。 しかし、自分が追い求める最高のマシンを完成させるためならバトルレースを推進する等、 物語序盤はかなりマシン開発のためには手段を選ばない部分も見受けられた(ただし、ディオマース・ネロの開発に対しては流石に反対していた)。 また、[[土屋博士]]が子供にも扱えるマシン作りを心掛けているのに対し、一文字博士は逆に自分が開発したマシンを扱えるように子供たちを教育するなど、大神博士よりの思想を持っていた。 ただ、[[大神博士]]のように自分の思想に凝り固まっているわけではなく、 烈矢からナックルブレイカーの強化案を聞いた際は喜んで協力するなど柔軟性はある模様。 社交性も普通に高いようで、ブレイジングマックスの空力チェックを上述のように自分とは正反対な面がある土屋博士に普通に依頼していた((なお、対価として土屋博士はちゃっかりスーパーXシャーシのデータを受け取っており、そこからライジングトリガーを完成させた。そのためブレイジングマックスとライジングトリガーは兄弟機とも言える。))。 土屋博士も一文字博士がボルゾイの傘下に入る前は普通に交友があったようで、そこで未完成のナックブレイカーを紹介してもらっている。 また、気に入らないことがあるとすぐ駄々をこねる大神博士とは対照的に、基本的に寡黙だがそれ故に真意が読み取りづらく、 初期は用途不明な謎のマスクをかぶっていたこともあってサポート役なのに非常に不気味な雰囲気を出していた。 アニメで豪樹がブレイジングマックスの調整に苦戦していた際にリョウから「一文字博士がアドバイスすれば解決する問題ですね」と言われた際にも、 「私の役目はマシンを形にすること。それをどう育てるかは豪樹の問題だ」「(大神のマシンにまた破壊されたら?と聞かれて)また直す」と答えたりと、 父親や技術者としてのアシストはするが、マシンの成長に関しては持ち主に任せるスタンスであることがうかがえる。 またアニメの烈矢の回想シーンでは 「マシンが一番喜ぶことは何だと思う? マシンにとって喜びとはそのポテンシャルを最大限に発揮して最高の走りをすることだ」 「だが、マシンは自分一人で走ることはできない。いいパートナーと巡り合えるかどうか、それ次第だ」 とも告げている。 それゆえか、作中人物でもっとも松ひとしを高く評価しており、「&bold(){豪樹や烈矢が速くなったのもひとしくんのおかげだろう}」と言うほど。 総合すると土屋博士と大神博士のハイブリッドな思考をしているとも言え、「高性能な機体を英才教育した子供たちに与え、その成長・自立を見守る」スタンスとも捉えられる。 ちなみにアニメも漫画も息子たちには父親としてかなり慕われてる。 奥さんは生物学者で烈矢に女装させるなどこれまた旦那に負けじと劣らず個性的な人物のようである。 追記・修正は真っ当な走りでボルゾイ主催のレースを優勝してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ナックルブレイカーってなんかブラックストーカーに似てるよな -- 名無しさん (2015-08-10 00:43:29) - Z-3とファイヤースティンガーってどっちが危険なんだろうねぇ・・・。一番危険なのはディオマースなんだろうけどw -- 名無しさん (2015-08-10 00:45:10) - 何でシャドウブレイカーのXXだけ限定なんだ…再販してくれよ -- 名無しさん (2015-08-10 23:28:23) - 結局一文字博士は純粋に速さを求めていたのかバトルに傾倒していたのかわからなかったなぁ。一時期バトルに傾倒していたけど息子たちに影響されて徐々に改心していったともとれるし、元々速さを求めていたけど研究施設が必要だったから仕方なくボルゾイに従ってたともとれるし -- 名無しさん (2015-08-11 01:40:48) - ↑多分、純粋に「最高のマシン」を作ろうとしてただけかと。それがバトルであろうとレースであろうと -- 名無しさん (2015-08-11 10:55:10) - バトルレースが許容されてる国内ならともかく、Z-1とZ-2は速さを追求した結果とはいえ世界大会の車検に通るんかな? -- 名無しさん (2015-08-15 15:53:46) - プラズマとか炎とか針とか、そんな機構仕込まない方が早いんじゃね?と思ってた子供の頃 -- 名無しさん (2015-10-20 23:23:06) - トーシローのミナミがトップクラスの戦績叩きだしてるあたり、インフィニティも相当ハイスペックなマシンなんだろうな -- 名無しさん (2015-10-20 23:38:32) - 実はジャパンカップが10年以上ぶりに復活した2012ジャパンカップの優勝者がシャドウブレイカーで優勝したという…提灯ギミックだけどかっこよかったなぁ -- 名無しさん (2015-10-20 23:46:52) - 全マシンがガチシャーシを搭載してる上にボディが加工しやすいから、今でも現役バリバリなんだよね やはり一文字博士は天才 -- 名無しさん (2015-11-06 02:01:27) - アニメの解説図見てシャーシでダウンフォースを稼ぐ代わりにボディを可能な限りフラットにして空気抵抗を減らす設計なのはわかったけど、実際あんな設計の車って作れるんかね? -- 名無しさん (2017-01-26 02:53:38) - 草薙兄弟のファントムブレードも一文字博士製のスーパーXシャーシを採用していて、しかも劇中で複数台(1台目はZ-3の一部と共にマグマに落ちたが)登場しているところを見ると、実は量産型Z-ナンバーズである可能性が・・・。 -- 名無しさん (2018-06-12 01:40:09) #comment #areaedit(end) }

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