ヒカルの碁

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ヒカルの碁」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2011/11/17(木) 22:36:48
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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『ヒカルの碁』はほったゆみが原作、小畑健が漫画、日本棋院所属の女流棋士・梅沢由香里(現:吉原由香里)監修の漫画作品で、
[[週刊少年ジャンプ]]にて、1998年12月から2003年7月まで連載された。全23巻。

ごく普通の少年が、現代に甦った天才棋士の幽霊に憑りつかれたことをきっかけに、囲碁の世界に魅せられ、成長していく様を描く少年漫画。
絵面として非常に地味な&font(#ff0000){囲碁}を題材としていながら、緻密で熱いストーリー構成と高い画力で囲碁ブームを引き起こした。
その影響は&font(#ff0000){少年時代にこの漫画を読んでからプロの棋士になった人がいる}ほど大きい。

基本的に囲碁を全く知らない人でも楽しめるように描かれている。ただし、&font(#ff0000){これを読んでもルールは覚えられない。}
すべての対局に実際の棋譜を使用しているため、囲碁を覚えてから読むと二度楽しめる。


【あらすじ】
ごく普通の少年ヒカルは小遣い稼ぎの為に爺ちゃんの家の蔵を物色していた。
そこにあったのは古い血のついた碁盤。
ヒカルはその碁盤にとりついていた佐為と言う棋士の幽霊にとりつかれ、渋々囲碁を始めるが…。

ストーリーは佐為編と北斗杯編の二部構成になっている。



【登場人物】
・進藤ヒカル(CV.[[川上とも子]])
ちょっぴり生意気だがかわいげのあるフツーの男の子。ひょんなことから突然謎の囲碁好き幽霊(藤原佐為)に憑依されてしまう。
囲碁には全く興味がなく最初は佐為に言われるがままに打っていたが、回を重ねるごとに面白さに気づき自分で打つようになる。
塔谷らに感化され本格的に囲碁の世界に進むことを決意してからは、佐為や周りの大人たちを驚かせるほどの成長を見せる。
本作のリアル路線を反映して、ジャンプ主人公としては異色なほど作中勝率が悪い。前髪だけ金髪という、現実にいたら完全DQNなキャラデザ。

・藤原佐為(CV.千葉進歩)
男です。もう一度言う&font(#ff0000){男です}
「神の一手を極めていない」という執念から幽霊と化し碁盤に宿っていた元平安時代の天才棋士。
江戸時代に一度よみがえり、本因坊秀策(実在の天才棋士)に憑依していた。
秀策が病で亡くなった際に佐為も消滅し、再び碁盤へ宿っていたが、長い時を経てヒカルと出会った。
ヒカルの身体を通じて現代で再び囲碁を打つことで、「神の一手」を極めようとする。
その実力は&bold(){まさに最強}。初登場時で既にトッププロ以上の腕前を持つが、その後現代の碁を学び、ネット碁上で伝説の存在と化す。
作中随一の萌えキャラ(?)。ヒカルにとっては囲碁の師であり、友人であり、手間のかかるペットのようでもある存在。

・塔矢アキラ(CV.[[小林沙苗]])
本作品のライバル&font(l){でありヒロイン}(男です)。
父に当代最強のプロ棋士「塔矢行洋」を持ち、幼い頃から囲碁を仕込まれたサラブレッド。登場時点(小6)で囲碁の腕は既にプロ級。
作中でプロになり、10代棋士のトップランナーとなる。歳の割にとても落ち着いた好青年だが、囲碁に関してはとても熱い思いを持ち、ゆえに時として周りが見えていない。
碁会所で偶然対局したド素人のヒカル(中身は佐為)に敗れ、その後(悪気は無かったが)無知から囲碁棋士を愚弄するような発言をしてしまったヒカルに激怒。ヒカルをライバル視するようになる。


●囲碁部
・藤崎あかり(CV.かかずゆみ)
ヒカルの幼なじみ。出番も少なく影も薄いが一応本当のヒロイン。
ヒカルの影響で碁を始めるが実力はイマイチ。
しかし可愛いので同人界では大人気。

・[[筒井公宏]](CV.津村まこと)
ヒカルの先輩で囲碁部を一人で作り上げた、穏やかな性格の先輩。
定石をこよなく愛し、大会でも片手に本も持って打つほど。
アニメの最終回ではリア充になっていた。

・加賀鉄男(CV.伊藤健太郎)
ヒカルの先輩で、囲碁部よりも囲碁が強い[[将棋]]部部長。
三面打ちとはいえ、院生になる直前のヒカルにも勝利する腕前。
かなりの不良で中学生でありながら煙草を吸っている為、学年主任から逃げ回っている。卒業してからも相変わらず身を隠していた。
幼少期から塔矢アキラと同じ囲碁教室に通わされており、彼にどうしても敵わなかったが、ある日その境遇を憐れまれ、勝ちを譲られるという屈辱を受ける。
もともと将棋の方がやりたかったこともあって、この屈辱と親のエゴへの反発から囲碁が大嫌いになった。
ヒカルが院生試験を受けると言った時皆が渋る中後押しした。
自称&font(#0000ff){伝説の筒井様。}

・三谷祐輝(CV.[[浅川悠]])
明らかに制服の着こなしが違反だが前髪だけ脱色してても大丈夫なので問題ない。
クールな一匹狼で[[ツンデレ]]。
最初は小遣い稼ぎの為賭け碁をしていたが、イカサマで勝っていた為に碁会所の主人の策略で負ける。
囲碁部に入部するも、ヒカルが院生になるため退部した時には激怒し、顔を出さなくなってしまった。
しばらくヒカルとの仲は良くなかったが、ヒカルが落ち込んだ時には叱咤した。
可愛い姉がいる。


●院生(プロの研修生)
・和谷義高(CV.高木礼子)
院生の仲間で年齢はヒカルの1つ上。
プロの世界に詳しくないヒカルにとってはいい兄貴分で伊角さんと仲がいい。
ヒカル、越智とともにプロ試験に合格しプロの道へ。
熱い性格だったが終盤でヘタレ、[[2ちゃんねる]]では「和谷ムチャ(和谷+ヤムチャ)」という不名誉な称号を付けられてしまう。
ある意味一番人間味がある子。

・伊角慎一郎(CV.[[鈴村健一]])
院生仲間。
成績は院生の中でも一位だが精神面が脆く、なかなか試験に受からないでいた。
年長者であることとと優しい性格から、院生仲間には慕われている。
プロ試験編あたりからイケメン化し、もっさりしてたのが黒髪の[[月>夜神月(DEATH NOTE)]]になった。
更に人気投票で1位になり、伊角単独の中国武者修行編が描かれるなど超優遇。
その後プロ試験にも無事合格する。
&u(){[[&color(white){佐為を失ってやる気を失くしていた}>ネタバレ]]}ヒカルを立ち直らせるきっかけを作った。

・越智康介(CV.松岡洋子)
プロ試験編におけるヒカルのライバル。
12歳にして院生三位の実力者だが、無愛想かつ遠慮のない言動であまり協調性のある性格とは言えない。
しかし囲碁に対する情熱は本物で、負けた時はトイレに籠って涙を流しつつ長時間検討を行うほど。見た目は[[某虫野郎>インセクター羽蛾]]にそっくりだが内面は真逆である。
プロ試験では衝突もあったもののアキラに師事し、打倒ヒカルを狙うが敗北(プロ試験にはトップで合格)。
その後の北斗杯編では漢を見せる。

・本田敏則(CV.[[櫻井孝宏]])
院生二位と伊角さんに次ぐ実力者。
ぶっちゃけイケメンでもなく人気があったわけでもないが、プロ試験の行方を占う要所要所で活躍した。
ヒカルの翌年(伊角さん・門脇と同期)にプロ試験に合格。北斗杯編で漢を見せた一人。

・奈瀬明日美(CV.榎本温子)
ヒカルの院生仲間。
出番もあまり多くなくそこまで強くもないが可愛い。とにかく可愛い。
人気投票の段階では名前すらついていなかったにも関わらず、「一組女子」名義で上位に食い込んだ。
その後あまりの人気のため、急遽名前が付けられ、スピンオフの読み切りが掲載された。
将来は本田と結婚するらしい・・・という&bold(){デマ}が何故かまことしやかに流されている。
(奈瀬の彼氏として誰が良いか?という話題に対して作者が「本田おすすめ」とプッシュしたことに尾鰭がついたと思われる)


●プロ
・塔矢行洋(CV.津田英三)
アキラの父にして、最も神の一手に近いと言われる男。作中世界における現役最強棋士。
一時期8大タイトルのうち「名人・十段・碁聖・天元・王座」の5つを保持していた。
佐為はテレビで彼の対局を見てからライバル視している。
ある勝負を経て作中で引退するが、落ち着いた態度からは想像できないアグレッシブさを垣間見せるようになる。

・桑原本因坊(CV.納谷六朗)
8大タイトルの一つ「本因坊」のタイトルホルダーの老人。
だいぶ年だが実力は本物。心理戦、番外戦まで使ったありとあらゆる手で挑戦者を跳ね除ける。
ヒカルの素質をシックスセンスで見抜いた。

・緒方精次(CV.[[藤原啓治]])
塔矢行洋の門下生。ヒカルとそこまで親しくもないのだが、気になるのか何かと面倒を見てくれている。
若年層プロのリーダー的存在で、後に師匠を倒して十段を得、さらに碁聖を得る。
伊角さんと同じく作者の画力の向上によりどんどんイケメン化。
普段着は青のワイシャツに白のスーツ。本人の人相の悪さもあって、ほとんどマフィアの若頭。
何気に「ヒカルの碁」と「(ヒカルが打った)佐為の碁」の両方を直接目撃した数少ない人物でもある。

・倉田厚(CV.岩田光央)
作中では最初期から名前だけ登場していた若手の気鋭棋士。
一向に登場しないにも関わらず段位がだけがどんどん上がっていくことから、どんなイケメン天才棋士だろうと期待されていたが、
その正体は&font(#ff0000){愛すべきデブ}であり、読者に衝撃を与えた。
天才肌であり、囲碁を覚えてからプロ入りするまでの期間の短さはヒカルを凌ぐ。


・[[本因坊秀策]]
江戸時代に活躍した実在する棋士で、佐為がとりついていた(という設定)。


●北斗杯編
・社清春(CV.石塚堅)
関西棋院所属のプロ棋士。寡黙だが負けず嫌いな性格。ヒカルと同い年であり、実力も伯仲している。
北斗杯予選でヒカルと熱戦を繰り広げる。その後社の実力を見て勝負を申し込んだ越智に勝利、北斗杯に出場する。
大事な棋戦でも初手を「天元」や「5の五」に打つなど、挑戦的な手を放つ勝負師&font(#999999){(でも後で倉田さんに「今のお前の実力では手に余る」と怒られた)}。

・洪秀英(CV.伊東みやこ)
韓国のプロ棋士。
初登場は院生の時で碁会所で会ったヒカルを挑発するも負け、名前を聞いてヒカルへのリベンジを胸にする。
北斗杯編で韓国代表として再登場する。

・高永夏
韓国のプロ棋士。既に韓国国内でトップの座を争う実力。本作の[[ラスボス]]。
様々な行き違いが重なり本因坊秀策をバカにしたとヒカルに誤解される(実際は尊敬している)が、それを利用しヒカルを挑発。
北斗杯の日本戦で大将となったヒカルと戦うことになる。

●その他
・進藤美津子
ヒカルのお母さん。突然囲碁にはまった挙句プロになると言い出す息子に振り回される可哀想な人。
因みに旦那は放任主義なのかその辺を気にも留めず顔すら出てこない。
……と、原作ではヒカルの言動に一喜一憂するだけのチョイ役なのだが、この人、同人界隈では&bold(){何故か}異様に息の長い人気を誇る。
どれぐらい長いかと言うと、連載終了から10年以上たった今でも幾つかのサークルが作品を出すほど。
気になる人は『ヒカルの母 同人』辺りでググってみると良い。
正直母親キャラでは[[Kanon]]の[[秋子さん>水瀬秋子]]に匹敵する大御所っぷりである(『一般作品のチョイキャラ』と言う事を勘案すれば更に凄い)。



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- 囲碁覚えてから読み返すと、ヒカルはマジバケモノ。漫画ではまだ五目半でしたが、六目半になってもう十年ぐらい経つんですね。  -- 名無しさん  (2013-09-16 20:13:58)
- そう言えば月姫のさっちんのモチーフはあかりなんだっけ  -- 名無しさん  (2013-09-16 20:30:47)
- 三谷は一匹狼ってか捨て猫。  -- 名無しさん  (2014-01-01 19:10:30)
- 奈瀬はサービスシーンなんて皆無だと言うのに、そこはかとなく匂いたつエロさが堪らなかった。  &br()カワイイ  -- 名無しさん  (2014-01-02 08:16:47)
- 終わりは置いといてほんと面白かったな  -- 名無しさん  (2014-02-04 22:47:42)
- 続きを書いてほしい。不可能じゃないと思うんだが。  -- 名無しさん  (2014-02-04 23:30:42)
- てっきり、さいは女だと思ってました。  -- 名無しさん  (2014-02-04 23:44:12)
- ↑誰もが通る道だから大丈夫だ。俺も佐為の唇のエロさから女と錯覚していた  -- 名無しさん  (2014-02-05 10:49:24)
- 門脇さんほんと好き ↑3 続編やった結果「やらない方が良かった」はよくあるからなぁ 見たいけど、そう言われてる間が華かなとも思う  -- 名無しさん  (2014-04-16 21:53:26)
- 今更ながらアニメ版を身始めた 面白いな  -- 名無しさん  (2014-04-17 01:56:26)
- ↑アニメ版も漫画版も本当に素晴らしいよ。終盤は本当に泣ける  -- 名無しさん  (2014-05-31 22:36:56)
- 囲碁のルールまだほとんど分からんのに面白いのは素直に凄いと思うわw よくぞまあ囲碁でヒット漫画が描けたなと…。 ↑2 アニメいいよな! 自分アニメ1話見て1発で惚れて、漫画集めたわ~。静かな中でパチパチ打つのは地味だったと思うけど、普通に良いアニメだった  -- 名無しさん  (2014-07-14 22:37:39)
- 伊角さんがイケメンになったのは髪伸ばしたからだと思ってた  -- 名無しさん  (2014-11-04 19:17:26)
- 少年誌で囲碁をテーマに漫画、てかなりの冒険だったろうに、あんなにウケたのは凄い。  -- 名無しさん  (2014-11-04 21:50:01)
- なんでか知らないけど美津子さん(ヒカルのママ)が同人界隈で息の長い人気があるんだよなww  -- 名無しさん  (2014-11-06 19:13:45)
- >なのに将来は本田と結婚するらしい。   マジか?  -- 名無しさん  (2015-05-02 00:16:14)
- ヒカルは院生にならないほうが面白かった  -- 名無しさん  (2015-05-02 00:26:50)
- 何故か無かった越智、本田、美津子さん追記。しかし美津子さんのあの人気は一体何処から来るんだ……w  -- 名無しさん  (2015-05-06 16:09:23)
- 登場人物が皮肉屋が多く友達にしたくないな  -- 名無しさん  (2015-10-13 11:13:13)
- ↑皮肉を武器にしたり、発破にしたり、あるいは楽しんだりする勝負の世界だからしょうがない  -- 名無しさん  (2015-12-10 11:30:16)
- 佐為と銀魂のゴリラが同じ声と知って姉がショック受けてたなぁ  -- 名無しさん  (2015-12-10 11:34:11)
- ↑ それ言ったら本田とギアスのスザクが同じ声なんだぞ。  -- 名無しさん  (2015-12-10 12:00:06)
- 小学生のころ、ジャンプ立ち読みしてタイトルを『ヒカルの墓』と勘違いしていたのはいい思い出w  -- 名無しさん  (2016-02-11 00:08:12)
- 最後の勝敗は別にあれでもいいけど経緯が悪すぎるわ  -- 名無しさん  (2016-02-11 00:24:58)
- この項目は倉田と母が不意打ち過ぎる  -- 名無しさん  (2016-02-15 00:40:35)
- ヒカルのカッコが超スタイリッシュなのは他の本でも指摘されてたな。  -- 名無しさん  (2016-03-12 23:41:44)
- ネットにリアルsai降臨中らしい  -- 名無しさん  (2017-01-05 00:15:10)
- 今思うとプロ試験の合格者が全員中学生とかいろいろおかしい  -- 名無しさん  (2017-12-20 10:57:11)
- あかりちゃん好き  -- 名無しさん  (2018-01-02 16:36:03)
- ヒカルは都民だから大会で実績を上げなくても院生になれたのは駄目だった  -- 名無しさん  (2018-08-30 12:48:33)
- ↑ ヒカ碁連載当時の日本棋院は大会実績関係なしで院生になりやすかったんですが。 君、関西棋院と日本棋院をごっちゃにしてないか?  -- 名無しさん  (2018-08-30 13:00:05)
- 未だに碁会所で三谷をフルボッコにした後佐為に粉砕されたダケさんの強さが実際どんなもんなのか気になる…海王の大将より強そうだし院生上位クラスはあるのかなぁ  -- 名無しさん  (2018-10-05 22:49:19)
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