じゅうべえくえすと

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じゅうべえくえすと」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2017/12/21(木曜日) 20:06:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます

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じゅうべえくえすととは、ファミコンで発売されたゲームソフトである。ジャンルはRPG。

発売年は1991年。戦国時代をモチーフにした世界を冒険しながら、悪の野望を食い止めるのが目的。
仕掛けも多彩。さらに、戦闘中以外いつでもどこでもセーブできる利点は、昨今のRPGに匹敵する利便性を持っている。
進行が章単位で分かれていて、本編並みのボリュームを誇る外伝も楽しむことが出来る。また、戦闘で敵がピンチになるとグラフィックが変わるといった特徴もある。
カセットそのものも大きく、説明書とカードゲーム付属+ゲームの世界地図まで入っていて、まるで限定版のような特典がついていた。
また、ショッキングで残酷な描写も入っている点に注意したい。開発元は[[貝獣物語]]と同じであり、大体のゲームシステムは同じ。

しかしこの作品は、ゲームバランスがものすごく極端に設計されている。
某動画のリアルタイム攻略プレイで、ゲームの存在そのものを初めて知ったと同時に、凶悪な難易度に驚いた視聴者達も多いはず。
いざプレイしてみると、&bold(){何度も何度もリセット}してしまう。
全体的に敵が非常に強く、苦労して倒しても得られる経験値が反比例して低い。(容量の都合もあるかもしれないが)
また、上記のいつでもセーブを駆使しても、ゲームクリア達成は困難とされている。
余談だが、当時[[超高難易度のゲーム>星をみるひと]]はクリアするだけで、複雑なクリア条件を掲示していた雑誌規格のやり込み達成になる程だった。

世界観が戦国時代の和風テイストに対して、物語の中盤からは宇宙や機械、さらに超展開が合わさった展開を見せ始める。


【登場人物】

◇じゅうべえ/リッキー
今作の主人公。戦士の攻撃力に僧侶の回復と超力(この世界での魔法)を併せ持つ勇者タイプ。
ゲーム開始時に名前を入力するが、デフォルト名はリッキー。基本的に「じゅうべえ」としか呼ばれないが、重要な場面で呼ばれる真名のような扱いとなっている。
突如飛来してきたカプセルに入っていた赤子が成長した姿。生まれつき片目に傷を負っており、但馬の里で大事に育てられた。
消息を絶った尾張入道を探すため、長い冒険へと旅立つ。

レベルが上がるにつれて剣法を習得していき、大ダメージを与えるがミスも多い「かぶとわり」、敵2体を攻撃する「しんくうぎり」、
メイン火力となるが使用ターンは防御が半減する「にだんぎり」、低威力だが敵全体を攻撃する「たつまきぎり」、
機械系に効くメタル斬りな「ざんてつぎり」、最後には全体攻撃+MP消費の必殺剣「らいでんぎり」を覚えていく。


#openclose(show=正体のネタバレ注意!){
最強装備の入手と同時に彼の正体が明かされる。
実は、未来から来た時の犯罪者であるドクターマインを追って現代にやってきたタイムパトロールの一人。
過去へ移動した時に生じたタイムショックによって赤ん坊に戻ってしまった。
今まで刀や鎧等で戦ってきていたのに対して、時渡りから贈られる武器と防具が…。
実は、最初の名前入力で決めた名前は、未来人の時に名乗っていた本来の名前とされる。}

◇りゅうひめ
長い間一人旅を続けていたじゅうべえの最初の仲間。育ててくれた母の仇を討つために加入する。
魔法剣士タイプで、剣と超力(魔法)を使いこなすが、チームの回復を一手に担う。
また、フィールドではとくぎのお色気を発揮して男達から情報や道を開けてもらう役目も……
自分も知らない種族に関する秘密がある。

#openclose(show=抱えていた秘密){
ステータス欄の種族が唯一&bold(){?}で分からなかったが、終盤にてやっと判明する。その正体は巨大な竜であり、富士山に落ちていたカプセルと邂逅することで記憶を取り戻す。同時に全ての記憶がよみがえり、じゅうべえのしもべとして忠誠を誓う。竜に変身できるようになったことで新たに特技・フライングを覚え、空を飛んでフィールドを移動することができるようになる。戦う飛行船。
実はこの段階で、まだ見ぬ最終決戦を見据えてアイテムを整えておかないと、攻略はかなり厳しい。}

◇ウルフ/シロ
もうひとつ世界、外伝の主人公だが後に3番目の仲間となる。本名はホワイトウルフ。
高い素早さを生かした作戦を立てれるのがポイント。補助系と雷系の超力を覚えていく。
半面、防御力は低く一撃で瀕死に追い込まれることもしばしば。

フィールドでは隠しアイテムを探ったり、小さな穴に入り込んで重要アイテムをゲットしたりする。
彼の装備品は本編加入以降になるとなぜか店売りされておらず、隠された場所を調べて素材アイテムを入手して助っ人を呼び、
加工しなければならないので、どこに素材アイテムが埋まっているのか事前に知っておく必要がある。
知らなければ初期装備のまま戦い続けなければいけないので、意外とシビア。

◇イワン/ガンちゃん
もう一つの外伝で途中加入し、その後本編では最後の仲間となる岩男。
戦士とパラディンを併せ持ったような能力で敵を殴り倒していく半面、頭はからっきし。
アイテム以外でサポートを行えないのが弱点。フィールドでのとくぎは通行人を蹴散らしたり、ダンジョンから脱出できる。

【助っ人】
戦闘には参加しないが、それぞっれの特殊能力で冒険をサポートしてくれる。
彼らを駆使することが攻略の近道となるだろう。ただし、一癖も二癖もある困った人物も……

◇カゴちゃん
全国でチェーン店を展開しており、一度契約料を払うことで加入。一度訪ねたことのある街に有料でワープできるようになる。

◇ジロキチ
最初に仲間になる助っ人だが、使用方法にクセがあるので注意。彼を使用することがフラグに関わっていることも。
罠外しが特徴だが、罠はプレイ全体に及ぶほど凶悪なもので、特にエナジードレインはパーティー全体のレベルを1下げる、レベルドレインとなっている。
しかも必ず成功するわけではなく、失敗すると中身も手に入らないので、&bold(){セーブ&ロードを繰り返す要因の一人}。


◇さばのすけ
魔界衆によって改造されてしまい、河童のような姿になってしまった。
海を移動させて、重要アイテムを探させることができるのだが、あまり長い間移動させていると疲れて溺れてしまう。
溺れてしまうと、もう一度仲間になった場所に戻らないと行けないため、呼ぶ前にセーブしないと取り返しのつかない事態に陥ってしまうことも……。

◇サブ
火消し。かえんだいおうによって攫われてしまった妹のスズランを助けるために助っ人となる。
最初は大やけどを負って寝込んでいるが、あるアイテムによって復活する。
通れない炎の前で呼び出すと消化しながら先に進むことができるようになるが、3の巻の終わりで……。

◇げんない
アイテムを別のアイテムに変換してくれるが成否は確率で決まり、かつ元のアイテムより高く売れる「錬金術」でもあるため、
最も呼び出すことになるだろう助っ人。
キーアイテムの成功率は100%だが、錬金を行う際は失敗の方が圧倒的に多いので&bold(){セーブ&ロード要因の一人}。

◇タコリアン
戦国時代なのに宇宙へ連れて行ってくれる。レトロゲームにおけるRPGは、SF要素を唐突に挿入する展開が多かったらしい。
しかし、カプセルのアイテムは何故かゲーム終盤まで進まないと開かない。

◇ミカヅキ
動物の言葉がわかる&bold(){既婚者}の女性。普段は新婚旅行を兼ねて旅しているため、ウルフを伝令に放つ形で呼ぶことになる。

◇キョンピー
言葉が通じない大陸、ジャンパイの町に住んでいる有力者。助っ人になった途端に悲劇が起きる。

◇ゲンピー
キョンピーの孫。読めない文字を解読できる。大抵は重要なヒントになっている場合が多く、攻略の糸口につながる役割を担う。
彼も旅しているのでウルフを伝令に放つ形で呼ぶことになる。

◇ひでりぼう
飢餓城(ピラミッド)を追い出され、言葉もまともに話せないほど衰弱している。10000両もするアイテムを入手して使わないと仲間に出来ない。
広大な砂漠のどこかにあるピラミッドのありかを知っていて、じゅうべえたちを導いてくれる。
城を取り戻し、美女軍団を住まわせてハーレムを作るのが目的。ダンジョンクリア時に離脱。

◇ミコちゃん
修行中の[[巫女]]で最後の助っ人。最初はゾンビに化けて周りをやり過ごしている。自然回復できない状態異常、呪い(混乱)を解除できる唯一の存在。
エンディングでの発言は必見。


【魔界衆】
ドクターマインが作った組織。戦国時代に怪物たちを解き放ち、混乱に陥れた悪の集団。
城主を任されているボス達は9つのコスモトロンを集めながら、世界征服するための準備や補給を各地で行っている。


◇デビルクローン
1の巻の章ボス。越後屋と城主の二役を演じている。魔界衆の一番手を自称するが、かなり強く、ダンジョンの発見に至ってはゲームで1、2を争う難しさで、
明らかに序盤の難易度ではない。
肝心の城内は、調べる・探すで裏口となる隠し階段を見つけないと入ることすら出来ず、突入後も隠し階段を探さなくてはならないので、
鋭い直感を働かせないと簡単に詰んでしまう。
攻撃オンリーだが、RPGの中~終盤で初めて披露する「2回行動」を行ってくるため、にだんぎりが使えるレベルまで育てていても苦戦必至。尾張入道をさらった張本人。

◇うつぼうず
りゅうひめの母親の仇となる2の巻の章ボス。地下資源のレアメタルを掘っていた。
必ず敵の先制攻撃から始まり、直後に「ブヨブヨ状態」になることで&bold(){全ての攻撃を無効化}する。
キーアイテムが無いとダメージを与えることが出来ない。まるでラスボスの様な能力を持っているが、これでもまだ序盤を過ぎた頃である。
加えて2回行動に水の超力を絡めてくるので、手数でも相手の方が一歩も二歩も上回っている圧倒的不利な状況で戦うことに。

◇かえんだいおう
火山のエネルギーを利用したかえんじょうで、マグマ爆弾の実験を行っていた。
今までの敵と比べて明らかに攻撃力が高く、下手なレベルだと一撃で瀕死に追い込まれる。
攻撃だけではなく、全体を攻撃する中級レベルの超力を唱えてくる。

◇むささびだゆう
暗闇城の城主。コウモリだゆうの妹で、二人で行動することから双子の可能性がある。
男たちを特殊な色香で誘い込み、生き血を吸い取っている。
分身の術を得意としており、全体を攻撃できる手段が無いと手数で押されてしまうため、対策が求められる難敵。

◇ラオチュー
魔界衆の一人だが、今まで戦ってきたモンスター達とは違い、ごく普通の人間。策によって一度はじゅうべえたちを捕らえることに成功するが、
蘇ったキョンピーに驚いてしまい、そのまま階段から転落。戦闘も無くあっけなく死亡してしまう。
もやしを改良した危険な薬を生成している。

◇コウモリだゆう
物語の冒頭でじゅうべえが旅立ちの時に授かった家宝の刀、新陰を持ち去った。刀の奪還も含み、今までの冒険の目的となる大敵。
人間での姿ではキリコと名乗り、むささびだゆうと同じ目的で動いている。ひでりぼうも彼女によって血を吸い取られてしまった。
彼女の配下で、初めて戦ったウシマツとも同時に決着をつけることになる。
全体を[[メロメロ>メロメロ(ポケモンシリーズの技)]]にする桃色攻撃得意とするが、同性であるりゅうひめには効かない。

◇ツタンだいおう
倫理的に危ない計画を企む、飢餓城(ピラミッド)の城主。
魔法使いのような見た目から高い威力の打撃や、全体攻撃を叩き込んでくる。
城を追放されたひでりぼうにとっては、因縁の相手とも言えるが、残念ながら彼の手で倒すことはできない。

◇ダルマたいし
氷結城の城主。城内に入ってすぐ手に入るメガトンコインを持った状態で、城同士を繋いでいる橋を通過すると……
一撃で、耐久ナンバーワンのイワンでも気が抜けない威力を誇り、馬鹿力を武器に攻撃してくる。
見事倒したとしてもすぐメニューを開き、ある行動を起こさないと、即座に復活してしまう無限の再生力を持っている。

◇ゾンビまおう
自分の城で生産している[[ゾンビ兵士達を量産>ゲッコー・モリア]]するのが目的で、その見た目からは考えられないほど凶悪な計画を任されている。
直前の道は[[某ゴーストタイプのジム>マツバ(ポケモン)]]のように見えない床を進んでいくが、
あちらと違って広いダンジョン内を往復させられることから、セーブ&ロードを繰り返すことになる。
戦闘では防御力を補う超力を使い、「基本敵にゾンビ系は防御が脆い」というイメージに対しても対策を施しているだけでなく、自然治癒不可の呪いを放ってくる曲者。

◇エイリアンドール
神々が光の天使に遣わした切り札で、起動させるには9つのコスモトロンが必要。見た目は角が生えたロボット。
一度起動すれば簡単に世界を崩壊させる程狂った力を持っている、超巨大モンスター。

その力に目をつけたドクターマインによって奪われてしまい、忠実な下僕と化してしまった。普段はラストダンジョン、未来城の格納庫で待機している。
初戦は負けイベント扱い。事前に知っておかないと、全滅したときに自動発動する激レアアイテムをすべて消費してしまうことになってしまい、
お金も半分にされるおまけまでついてくる。
必殺の&bold(){エイリアン砲}(全体約600ダメージ)を撃たれるとほぼ全滅確定。
再戦時に唯一の弱点「まがつたま」を使えば一瞬で倒せるのだが、必ずしも成功するとは限らないので運ゲーを強いられる。&bold(){セーブ&ロードを余儀なくされる要因の一人}。


◇キラーウルフ フライウイドウ メタルブロック
ドクターマインのしもべ。しもべとは言っているが、実際はラスボスに仕える三幹部の立ち位置。
パラレルワールドを陰で支配する程の手腕を持っていて、キラーウルフはシロの抹殺を、メタルブロックはイワン抹殺の命を受けて、
サブシナリオの最後に一度戦うことになる。
紅一点のフライウイドウは、重要人物である尾張入道の命を奪った張本人。瀕死状態になると、仮面が壊れて彼女の素顔が判明する。
ラスボス戦の初戦を担っていて、以前と格段に強化された3人全員と戦う。
この戦闘は本作において、攻略の最難関ポイントとされている。

また、じゅうべえのしもべ三人と容姿・種族が似ていることから、主人公パーティーが[[未来の時間軸>ダークルギエル]]で[[悪堕ち]]した説などがあるが、真相は不明……

◇サーベンラガー
ラスボス第2ラウンドの相手。ドクターマインのしもべ3体が合体したモンスター。
ドラゴンの頭部にライオンのたてがみを持ち、背中には翼、尻尾は蛇のような見た目であり、その姿は合成獣キマイラを思わせる。
魔界衆トップクラスの体力を防御系の超力で補ってくる。

◇ドクターマイン/マインマスター
全ての元凶、そして[[ラスボス]]。未来の科学力を武器に過去へと飛び、[[時空と次元を超えた世界征服>時間犯罪者]]を目論む。
魔界衆を作ってエイリアンドールを強奪し、それを乗せることができる巨大なタイムマシンを完成させようとしている。
自らは戦わず、科学の粋を集めて作り上げたマインマスターに搭乗して、じゅうべえたちと最後の決戦に挑む。
2回攻撃や全体への状態異常に加え、超火力のヘルビームを繰り出し、さらに凍てつく波動のような補助効果解除も使ってくる。
何故かBGMが通常戦闘であることに突っ込んではいけない。

普段は顔を隠しているが、露わになった素顔と髪の色は主人公と似ている。彼を倒して、ゲームクリアした英雄たちの間では、
じゅうべえ=ドクターマイン説の可能性も疑われている。しかし、本編で明かされなかったので、謎は深まるばかりである――

追記・修正はメガトンコインを持ったままでお願いします。

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- biim兄貴といえば、の作品だな  -- 名無しさん  (2017-12-21 21:23:21)
- メガトンコイン  -- 名無しさん  (2017-12-21 22:35:22)
- クソゲーを個性的なゲームと言う人が心を痛めるレベルの苦行らしい  -- 名無しさん  (2017-12-22 00:25:47)
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