リュウケン(北斗の拳)

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リュウケン(北斗の拳)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2019/03/03(日) 16:08:05
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます

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#center(){&bold(){&big(){&color(gold){恐ろしい男よ!! 私は恐ろしい男を作り上げてしまった!!}}}}
#center(){&bold(){&big(){&color(gold){お前の&ruby(けん){拳}を封じなければなるまい!!}}}}



&bold(){&big(){概要}}
リュウケンとは漫画「[[北斗の拳]]」ならびに「蒼天の拳」の登場人物。
ゲーム、パチンコなど扱う媒体が多いため演じた声優も数多くおり、初のアニメ版では千葉順二氏が担当した。後に不幸により亡くなられた後は槐柳二氏、若かりし頃を戸谷公次氏がそれぞれ務めている。(なお北斗の拳にて戸谷氏は他にもジャギやハンの声優を務めている。)

本名は「霞羅門」。北斗の拳の主人公、&bold(){ケンシロウ}の師であり、第63代北斗神拳伝承者。
物語の開始時点では既に故人となっており、でてくるのはもっぱら回想シーンのみである。
「蒼天の拳」ではまだ幼かったころの彼が出ており、主人公、霞拳志郎の弟として登場している。
両作品とも長期連載な上に、「既に亡くなった師匠」という本筋には関わらない立ち位置のキャラなので、設定や描写に矛盾が生じていることが多々あるが、ここではそれも含めて記述させてもらう。


&bold(){&big(){「蒼天の拳」}}

10代前半あたりの頃。容姿は拳志郎をそのまま幼くしたような顔つきである。
前述したとおり主人公、霞拳志郎の弟。弟といっても腹違いの弟(異母弟)であるが、お互いそんなことを気にしている様子はなく、仲の良い兄弟である。兄としても拳法家としても拳志郎を慕い、尊敬しており、拳志郎もその実力を認めていて、彼の友人である財閥総帥、北大路剛士の娘である綾や自らの妻である玉玲の護衛を務めさせるなど信頼している様子。
拳志郎が上海へと渡った後は、日本にて父であり先代の伝承者でもある、霞鉄心の教えを受け日々修行しているようである。

当代の伝承者たる拳志郎も認めるその実力と拳才はさすがであり、幼いながらも並みのチンピラや殺し屋程度ならば軽くあしらえるほどであるが、いかんせんお調子者であり、また実戦経験もほとんどないようで、拳志郎と再会するまで、馬賊の頭目として数々の修羅場を潜ってきた玉玲から額に銃口を突き付けられるまで身動き一つ出来ず圧倒されるなどまだまだ未熟である。
ちょい役としてしか登場しないので物語の本筋にはかかわらなかったが、この後に拳志郎の跡を継ぎ伝承者となったものと思われる。

なお、作品第1話より、彼がケンシロウの名付け親であったことがわかった。生まれた赤子を抱き上げ、額に兄と同じく北斗七星の痣を持った事を喜んだ彼は、兄のような立派な漢になることを
願ってその赤子に「ケンシロウ」と名付けたのだが、北斗の拳での設定とは矛盾している。(後述)


&bold(){&big(){「北斗の拳」}}

壮年期から老齢期に至るまでの彼が描写されている。いつ頃名前をリュウケンとしたのかは不明だが、ラオウ、トキを迎えた際にはすでにリュウケンと名乗っていた為、伝承者となった際に名を変えたと思われる。
なお、「蒼天の拳」では直接伝承者として指名されていたものの、こちらでは兄弟弟子に&bold(){コウリュウ}という人物がいる。リュウケンと共に龍虎と並び証されるほどの実力者であり、最後まで伝承者の座を争った相手であったようだ。実際は実力ではコウリュウがリュウケンを上回っていたものの、コウリュウが自ら伝承者の座を退いたことから、リュウケンが選ばれたとなっている。
(アニメ版ではこの点が掘り下げられており、一子相伝の北斗の掟とはいえ、厳しい修行を共にした実の兄弟同然のリュウケンの拳を封じる(倒す)事を拒んだために、伝承者を辞退したようであった。)


「蒼天の拳」のほうが作品として執筆された時期が後になる上に、ジャンプ黄金期の超人気週刊連載作品という都合上、細かい設定を考えている余裕がなく、こういった描写の矛盾が出るのは致し方ないものの、それを踏まえても最もキャラクター像がフワフワしていた時期でもある。

かくして伝承者となったリュウケンであったが、継子となる男児に恵まれず、[[&color(red){ラオウ}>ラオウ(北斗の拳) ]]、[[&color(green){トキ}>トキ(北斗の拳) ]]、[[&color(blue){ケンシロウ}>ケンシロウ(北斗の拳) ]]、[[&color(darkviolet){その他一名}>ジャギ(北斗の拳) ]]の通称北斗四兄弟を伝承者候補として養子に迎え育て上げた。
・・・・・・とされているが、四兄弟の他にも北斗の弟子として迎え入れた門弟が大勢いたようなので、実際は伝承者となりうる候補として残った4人を養子に迎えたということだったようだ。

なお4人を養子に迎えた経緯も作品が進むに連れて異なっている。

当初はラオウ、トキの養父母から&bold(){自分たちが亡くなったあとに身元を引き取る約束をしていた}とされていて、ケンシロウと&color(darkviolet){その他一名}については不明だったが、修羅の国編では、ラオウ、トキ、ケンシロウは、元から北斗神拳の伝承者候補として修羅の国からリュウケンの元へ送り出されたとされており、矛盾が生じている。蒼天の拳では後者の設定が採用されているのでこちらが公式の設定という事なのだろう。まぁそれでも前述したケンシロウの名付け親という部分には矛盾するのだが。
なお&color(darkviolet){その他一名}の方については、スピンオフなどでは描写されているものの、公式な設定では「伝承者争いをさせる為の毒としてあえて迎え入れた」と回答されているのみで、どういった経緯でリュウケンと出会い、北斗の門弟となったのかは現在でも不明である。

指導方針はとんでもないスパルタ方式。ラオウとトキを引き取りに来た際は、出会い頭にいきなり地面を砕いて二人を崖下に突き落とし、&bold(){「登り切ったどちらか1人を養子にする」}と言った挙句、
しばらく経っても登ってこなかったので、そのまま置き去りにして帰ろうとするなど、引き取る気がまるで感じられない上に、初対面の子供を平然と見殺しにしようとする、かなり問題のある人物である。

結局の所、トキを担いで片手で崖を登り切ったラオウの「&bold(){トキと二人でなければ養子にはならん!}」という発言に折れたようで二人とも養子にし、ラオウを伝承者候補として育てることにしたが、その稽古でも死ぬ一歩手前位までボッコボコにした後に「今日はこれまで」として特に治療もせずに放置するなど育てる気があるのかないのかよくわからない。
まぁこれぐらいで死ぬようでは伝承者になんてなれないのかもしれないが。
(一応フォローしておくと、厳しいのは弟子として迎えたラオウに対してであり、当時まだ弟子でなかったトキに対しては普通に応対していた。後にケンシロウが弟子となった際にはかつてのラオウに行ったような厳しい稽古をつけている。)
ちなみに北斗と対を成す南斗聖拳最強の男、サウザーへ南斗鳳凰拳を伝授した先代伝承者オウガイは、修行に関しては厳しかったもののそれを辛いと感じさせないほどの大きな愛と優しさでもってサウザーを育て上げた。
&font(l){北斗と南斗は表裏一体とはよく言ったもんである。}

伝承者としての務めなのか、南斗聖拳や北斗琉拳、北斗宗家などの他の流派の拳法家たちとの交流もあった様子。

老齢期に入り、最終的に四人となった伝承者候補達であったが、&color(darkviolet){そのt・・・}もといジャギは実力不足、トキは病によって伝承者を辞退せざるを得なくなり、ラオウとケンシロウのどちらかを選ぶ事となる。そこで最後の試練として二人に巨大な虎をけしかけ「暗殺拳」を持って制して見せよと問いかけた。
するとケンシロウは虎に死を「&color(blue){覚悟}」させたのに対し、ラオウは虎に死を「&color(red){恐怖}」させたことで、暗殺拳としての本質を理解するケンシロウこそが伝承者に相応しいとして、ケンシロウを第64代北斗神拳伝承者として選んだのであった。

その後、その野望ゆえに、掟を守らず拳を封じようとしなかったラオウに対し、現伝承者の務めとして、ラオウの拳を封じるために奥義「&bold(){七星点心}」にてラオウへと挑む。
勝負は完全にリュウケンが圧倒し、ボロボロになったラオウへ最後の一撃を加えんとしたが、運悪く持病の発作が彼を襲ってしまう。身動きが取れず地に伏せるリュウケンを、ラオウが見逃すはずもなく、強烈な一撃をくらってしまい形勢は逆転、致命傷を負ってしまい、最期にラオウの問いである北斗神拳究極奥義、無想転生についてを語った後に、死亡した。


ラオウとリュウケンが争うことを聞いたトキが急いで現場に駆け付けるも既に遅く、表向きは病死したことにしてその亡骸は葬られた。



&bold(){&big(){「イチゴ味」}}


一部の例外もなくキャラ崩壊著しい作品であるが、もちろんリュウケンも例外ではない。
原作と同じくすでに故人であるため、でてくるのはもっぱら回想シーンである。

本作ではケンシロウを伝承者に選んだのは単なる&bold(){消去法}であったことが判明した。
なお、他の三人がダメだった理由は要約すると以下の通りである。

&color(red){ラオウ}・・・・暗殺者なのにでかくて目立つし、暗殺拳というものを全然理解してないから
&color(green){トキ}・・・・暗殺者なのにロン毛でカチューシャ(鉢金?)つけてるから
&color(darkviolet){ジャギ}・・・&bold(){なんかもう全体的にダメ。}初めて見た時から伝承者にする気はなかった

要約なので詳しく書くともっとひどいのだが、とりあえずジャギは本気で泣いていいと思う。

それに加え、ラオウとケンシロウに仕向けた虎は、近所の動物園から盗んできたものだったらしい。
なおその際は北斗神拳の奥義だとか気を使ってとかでなく、普通に重機を使って檻を壊したというなんとも泥臭い方法だった。

なお、丸坊主であることをかなり気にしている様子で、修行時代の甘さを捨てきれない頃のケンシロウへ、「相手を挑発する事で怒りを誘い隙を作る事も拳法には重要だからためしに悪口を言ってみろ(要約)」と丁寧に前置きしたにも関わらず、「ハゲ」と言われた瞬間、&color(red){半殺し}にするくらい気にしている。(しかも2回。というかトキが止めなかったらマジで殺していた可能性がある。)


&bold(){&big(){技}}


&bold(){七星点心}

ラオウと戦った時に使用した北斗神拳の奥義。ラオウですらもその存在を知らなかった奥義。
流れる水のように緩やかに動きながら相手へ拳を打ち込むいわゆる「柔の拳」に属する技だが、その動きはラオウをもってしても読みきれないほどである。
リュウケンによれば人には絶対に消せない七つの死角があり、七星点心はその死角へ入り込みながら拳を打ち込む技であるという。(なお、その死角を点として結ぶと北斗七星の形になり、北斗七星が死を司る星と呼ばれるのはこれが理由であるらしい)
一見して、とてもシンプルな技に思えるが、相手からすれば「&bold(){一撃必殺の北斗神拳の拳が絶対に見えない場所から飛んでくる}」という非常にえげつない状況に追い込まれてしまう。
事実ラオウもこの奥義を使われてしまってからは、防ぐことも避けることも出来ず、一方的に殴られ続けるしかなかった。さらにリュウケンはラオウの拳を封じるだけで、命まで取るつもりはなかったが、もし初めから殺す気でこの奥義を放っていたら勝敗はわからなかったかもしれない。

結果的にリュウケンは敗れてしまったものの、拳力だけならばケンシロウをも上回るラオウが手も足も出せないことからかなり強力な奥義であることは疑いようもない。アニメ版ではラオウがケンシロウとの最終決戦時、水影心にて会得したこの七星点心をケンシロウへ仕掛けるものの、無想転生によって無効化されてしまった。

余談だが「ラオウですら知らなかった奥義」であること、また修羅の国編のラスボス、カイオウが「北斗神拳伝承者は例外なく、無意識に人の持つ七つの死角に入り込む」という発言をしたことと、それを逆手に取った戦術「北斗逆死葬」を編み出すといったことから、ファンの間ではこの「七星点心」は代々の伝承者にのみ伝えられる、掟を守らぬ伝承者争いに敗れた者たちの拳を封じるための奥義なのではないかという考察がなされている。

&bold(){ちなみにイチゴ味でケンシロウを半殺しにした際もこの奥義を使った。&big()&color(red){2回とも}である。}


北斗仙気雷弾
「魔界」へ堕ちたジュウケイを正気に戻す為に放った技。
相手の攻撃をかわし、宙へ逃れた後に幾人にも分身して頭部の秘孔を狙う技。
ジュウケイの操る魔闘気によって相打ちとなったが、正気を取り戻すことには成功した。
ジュウケイの顔にある傷はこの時についた物である。



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- 師匠としてはともかく父親としては普通に失格だよな。  -- 名無しさん  (2019-03-03 16:44:57)
- 本名で呼んで貰えてないその他一名ワロタ えーと確か名前は・・・ジ・・・ジ・・・・ジャッカルだっけ?  -- 名無しさん  (2019-03-03 17:15:33)
- それなりに才能のあったジャギはともかくキムは何目的で育成しようとしとったんだろ  -- 名無しさん  (2019-03-03 17:57:09)
- ↑2ジードォ!  -- 名無しさん  (2019-03-03 18:05:21)
- ジュウケイというリュウケンの上位互換(悪い意味で)  -- 名無しさん  (2019-03-03 18:33:44)
- ストリートファイターの剛拳の元ネタと思わしき部分が多い  -- 名無しさん  (2019-03-03 18:38:23)
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