&font(#6495ED){登録日}:2012/06/09(土) 16:48:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 企画「M-MSV」に登場するMS。 型番:RAG-79 ジオン水泳部に対抗して連邦軍が開発したMS。 [[ジム>ジム(MS)]]をベースに水中戦用の改修が行われ、ランドセルと肩に水中用ハイドロジェットが追加され、武装も魚雷など水中に適した物に換装されている。 …しかし、実の所ジオン水泳部に対抗して急遽造られた、いわば急造品のような物だったため完成度ははっきりいって低く、耐圧性など問題が多数残る仕上がりになってしまった。 ジオンで言えば実験機である水中実験機や[[ザクマリンタイプ>ザク・マリンタイプ]]と同レベルであり宇宙出身のジオンの方が水陸両用機の完成度が高いという妙な話になっている。 事実、[[一年戦争]]以降は接収されたザクマリンタイプ等のジオン製の方が出来が良いとして連邦で使われ続けており、ある意味地球出身なのにホームグラウンドなはずの兵器で出し抜かれていたということを証明してしまっている。 元々予算削減されていた海軍が予算獲得のためだけに開発させた機体と言われており、その性能が低いのも当たり前と言える。そもそも連邦に水中戦をするメリットは余りなく、連邦は海のジオンを放っておいたとする話まで存在する。 前述したとおり、戦後も連邦はジオンの水陸両用機を使い、鹵獲したザク・マリンタイプをマリン・ハイザックとして用い、その発展であるザク・マリナーを作るなど本機はジオン系列の機体に取って代わられていたようである。 そしてこのまま人知れず消えていった…と思われたが、なんとU.C.0096年、つまり「ガンダムUC」の時代まで一部が配備、使用され続けていた。 …といっても、配備されたのは[[トリントン>トリントン基地/トリントン湾岸基地]]など、この時代では重要拠点ではない既に寂れていた所が中心であり(当時の連邦の首都であったダカールにも配備されていたが)、また目下の敵対勢力であるジオン残党には大規模な地上侵攻を行う程の戦力もないため予算削減の一環で後継機も生まれないまま老朽化した本機がまだ運用されていた。 そして「[[ガンダムUC>機動戦士ガンダムUC]]」でジオン残党が襲撃してきた時には[[シャンブロ]]に艦ごと餌食になったり、同じ一年戦争期であるはずのジオン水泳部に殴られ斬られるなどバタバタやられるハメになってしまった。ジム系でもかなり悲惨ではないだろうか。 しかしながら、漫画「[[アッガイ北米横断2250マイル>機動戦士ガンダム アッガイ北米横断2250マイル]]」では潜水艦を沈めたり、『水中から飛び出した瞬間に攻撃→すぐに水中に引っ込む』というヒット&アウェイ戦法で、主人公ノルトたちの基地の[[ザク>ザクⅡ]]乗りを苦しめている(ノルトからは『ザクでは手も足も出ない』と言われている)。 ……最終的にやられてしまうのだが。 なお、[[ガンダムF90マリンタイプ>ガンダムF90(換装パック)]]にはアクアジム以来の水陸両用MSの開発計画によって開発されたとする書籍もあり、この時代辺りまで使われていたとするとおよそ40年ほど、UCだけでも17年運用されていたことになり、 これは連邦で採用されていた機体としてはジェガン(これまた書籍やら何やらで変わるが)に次ぐ長さである。 ハーモニー・オブ・ガンダムにおいてジム・コマンドを意識したようなリファインがされている。 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINYの二つ目のコミカライズである『ザ・ブルー・ディスティニー』ではなんとモルモット隊に配備され、フィリップとサマナが搭乗してる。 ユウはこの作品オリジナルMSのジム・ドミナンスに搭乗しているためユウの機体になることは叶わなかったが、ドミナンスは水中用装備を施しており、追加されたパーツはほぼアクア・ジムと同形状である。 ■水中型ガンダム(ガンダイバー) 型番:RAG-79-G1 上記したように悪い面が目立つアクアジムだったが、それでも乗りこなして戦果を挙げたパイロットは存在しており、そうしたエース向けに改修した機体である。 最大の特徴が所謂ガンダム頭になっている所であり、武装も偏向[[ビームライフル]]や炸裂式ハープーンガンなどが追加されている。 だが、これでも性能的にはアクアジムに毛が生えた程度らしく、やはり完成度はジオン水泳部に劣るらしい。 しかしながら「海の魔物」として恐れられた機体もありカタログスペック以上の力を出していた物もあったのだろう。[[ヘイズル>ガンダムTR-1[ヘイズル]]]等にある「ガンダム頭にしたその時、不思議なことが起こった」というのはこの時からあったのかもしれない。 ガンダムと呼称されているが頭が似ているだけで関連性はない。 G-4計画では地球連邦海軍(E.F.M.F)が作らせたガンダムとのこと 本機もアクア・ジム同様一年戦争以降も配備が続けられていたと思われる描写がある。 [活躍] 漫画「アッガイ北米横断2250マイル」では大ボスとして登場し、「海の魔物」として恐れられた。そしてノルトが乗る[[アッガイ>アッガイ(MS)]]を&font(#ff0000){秘技・鳴門海峡地獄渦}で苦しめるも、駆けつけたジオン水泳部軍団の一斉攻撃で撃破された。 実は中破で済んだためにコクピットは破壊されておらず生存している。 そのためアッガイの水上ダッシュを目撃することとなり、その疾走する姿に驚愕していた。 同作者の漫画「機動戦士ガンダム KATANA」ではティターンズ所属の機体が登場。 アクアジムと共にジオン残党を叩くため、意気揚々と出撃する(わざわざ名前付きパイロットである)が、活躍の描写もないまま、アッサリとやられてしまった。 同じく漫画「機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う」ではジオンのダカール襲撃時にアクアジムと共に出撃し、水中戦の経験の差もあって最新鋭機のゼー・ズールを苦しめる活躍を見せたが、最終的に彼らの連携で撃破された。 …やはり元がアクアジムでは…と思う人もいるかもしれないが、近代化改修が行われていた可能性もあるとは言え一年戦争期の機体で新型のゼー・ズールを苦しめ、うまくいけば倒せていたかもしれないシーンもあるためカタログスペックだけで判断するのは早計と言えるだろう。 また、「ガンダイバー」という愛称で知ってる人も多いかもしれないが、これは「SDコマンド戦記」で登場したキャラから逆輸入したものらしい。まあ姿形違うしね…。 ■ジム・スループ 型番:RGM-79U 「MSV-R」に登場。 鹵獲したジオンの水陸両用機を解析し、それを基にジムを改修した機体。連邦初の水陸両用機である。 背中のバックパックがバラストタンクと水流ジェットエンジン、伸縮自在の潜舵を積んだ「アクアパック」と呼ばれる大型の物に変更され、これには海面上の情報収集を行うための有線式センサーポッドを装備している。 脚にも補助用のバラストタンクを追加。 ダイナミカルダイブ方式という、推力と潜舵による潜行方式を採用しているが、これはタンク内を満タンにしても浮力を完全に殺しきれないため。 武装は不明だが、常にソナー・ガンを携行していた。 あくまでも普通のジムに装備を追加した簡易型なため、ジオンの水陸両用機よりも性能は遥かに低い。 一年戦争の終結直前に少数が配備されたが、どの程度の戦果を挙げたかは不明。 一説には[[ズゴックズゴック(MS)]]を撃破したとも言われているが、現存している記録の中には特に撃墜スコアは確認できないとのこと。 終戦後はほとんどが元のジムに再改修されたが2機だけ残され、新型水陸両用機の開発用のデータ取りに使われた上で解体された。 ■ゲームでの活躍 ●ギレンの野望シリーズ アクアジム、水中型ガンダムの双方が連邦軍機として登場。 水中戦力に恵まれない連邦にとっては貴重な水中用MSであるが 大抵はデフロックorドン・エスカルゴと潜水艦で頑張るか敵性技術で作った水泳部に取って代わられることになるだろう。 なお、移動力こそ劣るものの[[RX-78-2ガンダム]]と[[プロトタイプガンダム>RX-78ガンダムのバリエーション]]も水中で使用可能で、しかもこっちのほうが普通に強い。 ●機動戦士ガンダム 戦場の絆 アクアジムと水中型ガンダムが登場 アクアジムはコスト160の近距離型 射撃武器はミサイルランチャーAorBorハープーンガンのいずれかを サブ武器には肩部ミサイルランチャーAorBor背部ミサイルランチャーのいずれかを装備出来る。 格闘武器はビームピック&ハンドアンカー 上記の通りミサイルを使った攻撃が得意 水中型ガンダムはコスト200の格闘型 射撃武器は水中用偏向ビームライフルorハンドアンカー サブ武器は魚雷ポッドor炸裂式ハープーンガン 格闘武器はビームピックとなる。 いずれも水中では機動力が向上する。 アクアジムはズゴックの 水中型ガンダムは[[ズゴックE]]の それぞれ対になる機体だがジオンのそれほど性能は良くない。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 水陸両用機好きだけど、必要性は薄いからなぁ(遠い目) -- 名無しさん (2014-03-01 20:08:20) - 水中型ガンダムは、アクアジムのボディにガンダムっぽい頭を着けたもの。陸戦型ガンダムのボディにジムの頭を着けたブルーデスティニー1号機とは、ある意味好対称といえる。……性能的にも(合掌) -- 名無しさん (2014-04-10 16:26:43) - 水中ではミノ粉がないからMSにこだわる理由もないし、旧来の潜水艦で十分なんだろう -- 名無しさん (2014-04-10 16:32:46) - ↑2 ヘ、ヘイズルは頑張ってるから・・・ -- 名無しさん (2014-04-10 16:39:12) - ↑↑その潜水艦がゴックにフルボッコになる漫画があるんだよな・・・ -- 名無しさん (2014-05-03 03:50:12) - レガシーやMS戦記だっけか、でもやっぱり最初の方とごく一部の海域だけだろうな… -- 名無しさん (2014-06-14 14:51:08) - ギレンの野望では、水中型ガンダムは概ねガンダムEz.8なみの性能があるため、パイロットありならまあまあ戦える。 -- 名無しさん (2014-06-14 18:36:15) - 現行ガンオンのアクアジムは低コストで格闘メタだったり優秀な射撃機だったりと出来る子 -- 名無しさん (2015-01-15 14:20:36) - 新ギレンの野望ではこいつらより水中用に改造されたボールの方が使い勝手がいいから不遇。 -- 名無しさん (2015-02-10 16:24:20) - ダカールは首都なんだけど…全然寂れてないから -- 名無しさん (2015-03-22 08:22:00) - 『袖付きの~』に登場するアクアジムとガンダイバーは、第一世代MSなのに最新鋭機に対抗できたんだからもっと評価されるべきでは…… -- 名無しさん (2015-03-22 08:57:49) - ↑仮にも防衛戦力であるしジェガンやネモ等との部品の共用等の兼ね合いである程度補強されていたのでは? -- 名無しさん (2015-03-22 21:05:23) - アクアジムの説明で「配備されたのはダカールやトリントンなど、この時代では重要拠点ではない」ってなってるけど、ダカールは連邦評議会もあって首都だから重要拠点になるぞ。 -- 名無しさん (2015-03-22 21:23:50) - 今思ったら、ダカールに配備されてなくね? 砂漠ばっかで海岸線あったか? -- 名無しさん (2015-03-23 13:36:08) - 本来こいつ等は接近戦や空中への狙撃を防ぎながら潜水艦や航空戦力と連携して勝つ前提の機体だと思う。 -- 名無しさん (2015-12-14 10:54:46) - しかし、連邦の水中機はなんで発展しなかっただろうか?(いっその事、日本に開発を頼めば…) -- 名無しさん (2016-06-08 11:46:12) #comment #areaedit(end) }