キリマンジャロ降下作戦

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キリマンジャロ降下作戦 - (2022/11/29 (火) 20:09:39) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/03/05 Mon 16:33:35
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キリマンジャロ降下作戦は、[[機動戦士Ζガンダム]]で行われたカラバ・[[エゥーゴ]]の共同作戦。


【概要】
[[宇宙世紀>宇宙世紀(ガンダムシリーズ)]]0087年11月2日に行われた、カラバのキリマンジャロ基地攻略作戦。
キリマンジャロ基地は[[地球連邦軍>地球連邦(宇宙世紀)]]の基地であるが、[[ティターンズ]]の拠点の一つとされていた。

エゥーゴは、衛星軌道上からの[[アーガマ>アーガマ級強襲用機動巡洋艦]]による攻撃でカラバに協力。
しかし、思わぬアクシデントが発生し…。



【作戦の流れ】
カラバは計画通り、キリマンジャロ基地への攻撃を開始。
エゥーゴは衛星軌道からの攻撃でカラバに協力。

しかし、そこに[[ヤザン・ゲーブル]]率いる[[ハンブラビ]]隊が妨害に現れた。
[[カミーユ・ビダン]]の[[Ζガンダム]]とと[[クワトロ・バジーナ]]の[[百式>百式(MS)]]が応戦するが、ハンブラビの海ヘビからΖを庇った百式が制御不能に陥り、[[地球]]に落下。
重力に引かれて落下し、[[燃え尽きるかと思われた>大気圏突入(ガンダムシリーズ)]]百式だったが……間一髪、Ζガンダムに救出され、共に地球へ降下する。

その頃、[[ディジェ]]に搭乗する[[アムロ・レイ]]率いるカラバの部隊は、キリマンジャロのティターンズ勢力を相手にやや劣勢に追い込まれていた。
一方で、地球に降下したΖガンダムと百式はキリマンジャロに到着。
そこで、キリマンジャロ基地から現れた[[サイコガンダム]]を目撃する。

&s(){真冬であるにも関わらず凍結していない}湖に二機を隠し、カミーユとクワトロは湖からキリマンジャロ基地に侵入。
そこで二人は、サイコガンダムの実験に利用されている[[フォウ・ムラサメ]]を発見する。

クワトロはその場にいた[[ジャミトフ・ハイマン]]を暗殺しようとするも失敗、彼にはシャトルで脱出されてしまう。
カミーユはフォウを説得しようとするも、ホンコンでの記憶を抹消された彼女に冷たくあしらわれてしまう。

基地から脱出したカミーユとクワトロは、アムロと合流。
その場を撤退し、今後の作戦の計画を練る。

そんな中、カミーユはクワトロの制止を振り切り、単身キリマンジャロ基地に侵入。
そこでフォウと再会する。

フォウは、カミーユに関する記憶を取り戻していた。
先程とは違うフォウの様子を気にかけながらも、コーラを飲みながら談笑する等、二人はしばし甘い時間を過ごすも、
突然フォウが激しい頭痛を訴え始める。
薬を貰う為に、フォウを連れて医務室に向かうカミーユ。
しかし偶然にも、怪我の治療の為にキリマンジャロ基地を訪れていた[[ジェリド・メサ]]と鉢合わせてしまう。
(実はジェリドにとっても「カミーユ戦で負傷したので後方に下がったと思ったらそこにカミーユがいる」というなんとも悪夢のような状況だったりするが)
ジェリドを背負い投げで振り切り、カミーユはフォウと共に基地から脱出する。

そんな中、カラバは再びキリマンジャロ基地への攻撃を開始。

それと同時に、フォウはサイコガンダムのサイコミュに惹かれるかのように変貌、搭乗して戦闘を始める。
カミーユは成す術が無く、クワトロと合流してΖガンダムに搭乗する。

必死にフォウを説得するカミーユだったが、ジェリドの[[バイアラン]]が乱入、
そのままバイアランとの戦闘に突入する。

バイアランに徐々に追い詰められるΖガンダム…。
バイアランはΖガンダムに止めを刺そうとするが、&font(#ff0000){何とサイコガンダムがΖガンダムを庇った}。
バイアランの攻撃を頭部に受けたサイコガンダムは大破する。
カミーユはフォウをコックピットから救出するが…カミーユに抱かれ、彼女は息を引き取った…。

その光景を見ていたアムロとクワトロは、かつての[[ララァ・スン]]の悲劇を思い出すのであった。

カラバの活躍で、キリマンジャロ基地は陥落。
[[ジャミトフ>ジャミトフ・ハイマン]]は逃がしたものの、キリマンジャロ降下作戦はカラバの勝利で終わった。
これによって地球上のティターンズ勢力は衰退し、カラバは新たな作戦を開始する。

【補足】
ざっくり言うと、次のダカール演説に繋げるためにクワトロを地上に降ろす為のエピソード…なのだが、
アムロとシャアの共闘や、自分たちのトラウマを想起させる場面を感慨深げに見つめる二人…など
見どころの多いエピソードとなっている。
サイコガンダムに乗ってしまったフォウとの戦闘を拒むカミーユに対して、クワトロは「戦いの中で人を救う方法も有るはずだからそれを探せ」と(無茶な)アドバイスしている。
カミーユは「ある訳ないだろ!」とバッサリ切り捨てているが、NTとして高い素質を見せていた彼への期待の表れだったと言えるだろう。
その後フォウを助けられず、遺体を抱いて泣くカミーユの姿に、
アムロが「人は同じ過ちを繰り返す…」と痛恨の表情を浮かべるのに対し、「同じか…」と続くシャアは目を伏せている。
ここで両者の使う&bold(){「同じ」}だが、少し意味が異なる。
アムロはかつてのララァの悲劇が再現された事を悔いているが、シャアはカミーユのような新たな時代を切り開くであろうNT能力者でも、自分達と「同じ」結果しか産まない事に落胆している。
この落胆はカミーユ・ビダンの精神崩壊を以って諦観へと変貌した事が、ハイストリーマ版の逆襲のシャアで吐露されている。


また、本作戦とダカールの演説により、エゥーゴは地球側で優勢となるが、
ティターンズはアポロ作戦で月周辺を制圧しているため、&bold(){スペースノイド派が地球の、アースノイド派が宇宙の優位を得ている}という、中々ややこしい状況となっていく。



【余談】
[[機動戦士Ζガンダム A New Translation]]では、この作戦は尺の都合からカットされてしまい、フォウはスードリでベン・ウッダーに射殺された事になった。
これには、多くのファンが涙を飲む事になった。
当然ながら、この後の&font(#ff0000){ダカール演説}もカットされている。


とは言え…「機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより」で補完されている。
こちらでは、カラバは旧[[ジオン>ジオン公国軍]]残党と結託して作戦を展開した。
この時、ティターンズはサイコガンダムを二機投入。ロザミア・バダムとゲーツ・キャパが搭乗していたと思われる。
対してジオン残党は多数の[[ビグ・ザム]]を投入。キリマンジャロ基地を沈黙させる。
また、ダカール演説は[[シャア>シャア・アズナブル]]に代わり[[&font(#ff0000){ハヤト・コバヤシ}>ハヤト・コバヤシ]]&font(#ff0000){によって行われた}。




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- ファクトファイルではコーラじゃなくてグァバジュースと書いてあった  -- 名無しさん  (2013-12-18 09:32:59)
- ↑ なぜにそげなマイナーなもんを………。  -- 名無しさん  (2015-08-13 09:48:18)
- 多数のビグザムの生産資金はたぶん、アナハイム(エゥーゴかカラバ首脳からの依頼で)から出たんだろうなぁ……  -- 名無しさん  (2015-08-13 10:14:12)
- ガンダムの歴史を通してみてもアムロがガンダム以外に乗っている描写がある貴重な作戦。映像だと特に  -- 名無しさん  (2016-06-11 10:15:42)
- 映画では描かれなかったらしいサイコガンダムvsビグザムのバトルが見たいすぎる…  -- 名無しさん  (2016-06-11 10:17:29)
- 「シャアを一旦地上に移動させる」以上の意味のないイベントで劇場版で丸ごとカットにする気持ちもなんとなくわかる  -- 名無しさん  (2021-06-27 07:19:56)
- 怪我で療養中なのに極寒のキリマンジャロで投げ落とされて半ベソで済むジェリドも大概人間やめてるな…  -- 名無しさん  (2021-09-11 14:47:17)
- ↑6 グァバはアフリカを含めた熱帯ではよく栽培されるからキリマンジャロではメジャーなのかも  -- 名無しさん  (2022-11-29 20:09:39)
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