漂う書庫のヴェルテ・テラ

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漂う書庫のヴェルテ・テラ - (2013/06/11 (火) 00:33:33) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/03/26(土) 17:27:41
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&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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著者:川口士
イラスト:雛祭桃子
レーベル:富士見ファンタジア文庫
全五巻



【あらすじ】
『真昼の星空を刻み込め。そうすれば、お前は――』
 かつて言われた言葉が蘇る。そう、あれはまだ外法星導師となる前のこと。祈りではなく手繰ることで、星を。そうすれば……。
「手繰りて星は――大地を穿つ!」不適な笑みを浮かべたジグウォルの足元で星導術が完成し瞬間、空に閃光が走り大気が震えた――!
 聖堂による焚書で多くの書物が失われつつある世界。聖堂が追う『万巻の書』と呼ばれる少女レジィナと旅を続ける目つきと口の悪い外法星導師ジグウォルは、究極の星導術が記された伝説の書の噂を耳にする。だが書物を求めるジグウォルの前に、かつての幼なじみで今は敵対する勢力・聖堂の騎士となった少女リシェルが現れ!?
(一巻作品紹介より)


ハイファンタジーかつメディア規制を主題とした異色の作品。タイトルのヴェルテ・テラには「断罪星導師」の字があてられている
 


【用語】
・星導(ストラ)
天から降り注ぐ星の光を祈りによって行使する魔法のようなもの。使用者は「星導師(テラ)」と呼ばれる
基本は「祈りて星は~」の言葉とともに印を結ぶが、「手繰る」や「望む」など始まりや使用時の光が異なるものもある
神が人間に与えたものとされているが、実際は【叛きし者(アトル)】という存在が創始者


・聖堂(シュテル)
元は星導師の集団、現在では国家といえるまで拡大した勢力
旧帝国が滅びた後、自らを迫害した帝国を徹底的に糾弾し、悪の象徴に仕立て上げた経緯がある
教皇を頂点に据えるが、先の教皇が崩御してからは遺言に従い三人の枢機卿が運営している
悪書と認定した書物を「焚書(イグニ)」と称して抹消している


・五賢七書
かつて五人の優れた星導師が記した、七冊の星導術の奥義書

『七渦海魔(セプテルム)』
『賢角愛姫(エンティス)』
『魂導王貴(ムスカール)』
『光天傲星(アステナ)』
『輝財富翼(デヴィティア)』
『放蕩情知(ルクスリオ)』
『輪環叛旗(オルティブ)』

内容は重ね撃ちなど星導の技術に関してだが、ある視点から読み直すと……
 


【登場人物】
・バール=ジグウォル
主人公。愛称はジグ
あらゆる本を愛する文学青年……といえば聞こえはいいが、その実態は超の付く助平野郎
かつては聖堂で暮らしていたが、親友を怪物に殺され、その復讐の為に『師匠』の下で外法星導師となった
焚書に逆らい「断罪(ヴェルテ)の星導師」を名乗り本を収集している
口も態度も悪いが根っからの善人。そして若干ヘタレだが、身内が絡むと漢をみせる


・レジィナ
メインヒロイン。またの名を『書庫(レギオン)』
書物を記録する精霊『万巻の書』。一度読んだ書物を記録し、まだ見ぬ本と引き換えに本体である黒い本に内容を再現できる
容姿は銀髪の10歳前後の美少女。しかし非常に毒舌かつ嫉妬深く、ジグウォルが親しい女性と話すだけで不機嫌になる。可愛い
はいてない疑惑あり
 

・リシェル=シセ
メインヒロイン。ジグウォルの幼なじみ
ジグウォルに本の楽しさを教えた少女。しかし聖堂騎士であるため表向きは敵対している
金髪の美しい少女で技芸にも優れるがなかなかの堅物。ジグウォルが好きなのに互いの性格があって素直になれないツンデレ
なぜか登場したイラスト全20枚でパンチラ四回、全裸一回、乳揉み一回とやけに色気描写が多い
(一方その他キャラはほぼ皆無。レジィナ、サリナ、ラフィ、ティベリアが一回ずつ程度)


・ティベリア=リコリス
プルガトリア王国の王都ヴェルギルで弟と印刷所を営む美女
苦労してジグウォルが集めた本、貴重なレジィナの蔵書などを印刷しているが、猥本は基本扱わない
ジグウォルとは一夜を共にした仲


・アンジェリナ=ウィル=ハイム=プルガトリウム
プルガトリウム王国の年若き女王
ジグウォルの集めてきた本を読むことと、ジグウォルをからかうのが趣味
表だっては言わないが旧帝国の暗黒皇帝ファールスを祖とする槍術の継承者でもある
 

・ラフィ=リルベ
元聖堂のスパイ。がいつの間にかジグウォルたちの友人に
見た目は少年にもみえる幼げな少女だが、世渡りだけはうまい
ちなみに小柄だが発育はいいほう


・クリス=ソコート
『虹目』と呼ばれる外法星導師
どう見ても美少女にしか見えないがれっきとした男性。時間によって色と能力の変わる左目を持つ


・ドルフ=ズール=デルミッシュ
『模倣』の二つ名を持つ外法星導師
筋骨隆々とした大男だが、相手の動作・星導を見て瞬時に真似ることができる
男色趣味
 

・サリナ=ヴェルミント
ジグウォル、リシェルの幼なじみ
ジグウォルを兄オルトの仇だと思い込み、復讐のために二年間研鑚を積んでいた
賭け事好きで、かつてジグウォルの「結婚権」を手に入れたが、リシェルに負けそちらに譲渡した
ガチではいてない


・セロ=タルドゥール
ジグウォルたちの幼なじみ
聖堂の助祭だが上手いことジグウォルを利用する強かさを持つ


・ガスパル=パラセンダル
聖堂の枢機卿の一人
焚書や領土拡大を推進する急進派。五賢七書『光天傲星』の所有者
ラスボスかと思いきや……


・ゴドー=レシティート
枢機卿の一人
何を考えているか分からない中立派。星導の才は今一つ
 

・リスニック=シェルフ
枢機卿の一人
穏健派のじいちゃん。かつてパラセンダル、レジィナと共に今のジグウォル同様書物を集めていた
五賢七書『放蕩情知』の所有者


・ミルヴァ=クラーメル
パラセンダルの部下
分かりやすく言うと[[あの条例>東京都青少年育成条例]]推進派的な思想の持ち主
五賢七書『輝財富翼』の所有者


・アルトメルン
ソコート、デルミッシュの師匠。『常強』の二つ名を持つ
星導なしでジグウォルに圧勝する化け物


・師匠
ジグウォルに「手繰る」星導を教えた女性
本名はヒルデガルテ。アルトメルンをして「自分より強い」と言わせる化け物
 




「手繰りて星は――追記を刻む!」


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