リューラ・リュートルー

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リューラ・リュートルー - (2023/02/02 (木) 14:41:47) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/07/08(木) 19:39:04
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#center(){
「なんとでもどうぞ。

僕は……いや、僕らはライナを愛しているんだ」
}

鏡貴也のライトノベル、[[伝説の勇者の伝説]]の登場人物。

CV:[[小山力也]](アニメ)

ローランドに帰還した[[ライナ・リュート]]を、突如として謎の化物と共に襲った人物。
金髪碧眼で、常にやる気のなさそうな表情をした男。


【以下、超重大なネタバレ注意】









その正体は、ライナの実の父親。
かつて隆盛を極めたものの断絶してしまい、今は知る者の少ない大貴族リュートルー家の当主である。爵位は公爵。

生来、魔法に関して異常なまでの才覚を持ち、ローランドで使われる最強の対人用魔法『光燐』や、
大規模攻撃魔法『雷来雷』、その他様々な魔法の基礎は全て彼が作った物。

金髪碧眼という貴族の特徴を除けば、その容姿は息子であるライナに酷似している。
また、ライナが魔法に対して天才的なセンスを持っているのはリューラの血を受け継いでいる為。
  

子供の頃、親に簡単な魔法を見せられて以来、その魅力に取りつかれている。
結果として16歳という若さでローランド史上最年少の魔導学者になり、
18歳の頃には『光燐』を開発した功績で魔導研究所の第4位魔導学者の地位を授かっていた。

魔法に対して異常な執着を見せる反面、年相応な事に疎く、両親に心配されるほど恋愛にも全く興味がなかった。
しかし19歳の時、ただの村娘であったイルナ・ラースウェルと偶然の、本人曰く「本当になんでもない出会い」を果たし、人生初の恋に落ちる。

当初はいきなり押し掛けて交際を申し込むという暴挙に出た挙句玉砕するなど、
お世辞にも脈があるとは思えなかった(イルナは筋骨隆々の逞しい男が好きだったというのもある)が、
諦めずに通い続け、彼女の父親の畑仕事を手伝っていた。
その内にイルナの態度も軟化し、貴族と平民の垣根を越えて結婚。
  
貴族主義のローランドで、しかも大貴族と平民が結婚するというのは一種の大事件であり、リュートルー家は周囲から強い風当たりを受ける事になる。
リューラはリュートルー家に誰も文句を付けられないように、国に受けのいい魔法(要するに戦闘用の魔法)を次々に産み出し、
数年も経てばリュートルー家に文句を付ける人間は誰もいなくなっていた。

息子であるフェルナ(後のライナ)も産まれ幸せの絶頂にいたリューラだったが、
その幸福はフェルナが5歳の時、その瞳に[[複写眼(アルファ・スティグマ)]]が表れた事で崩壊を始める。

フェルナと無理心中まで図ったイルナを宥め、リューラは複写眼の解析に着手。
その異常なまでの才覚を発揮し、これまで誰も解析出来なかった複写眼の仕組みだけでなく、
人間を産み出した《女神》と《勇者》、それらを産み出した《司祭》の存在にまでたどり着き、禁忌とされた《運命》に触れてしまう。
  

結果として《女神》と《司祭》を騙し、異次元の怪物である『全ての式』こと、
《[[寂しがりの悪魔>寂しがりの悪魔(伝説の勇者の伝説)]]》を《寂しがり》と《悪魔》に引き裂き、《寂しがり》をフェルナに入れてライナへと変貌させる事に成功。
加えて、《寂しがり》を殺す為の《女神》の呪い『アルファ』を抑える為に、イルナをライナの中に封じ込めた。
本物の悪魔になったライナが複写眼の暴走で死ぬ事はなくなったが、《寂しがり》はいずれ《勇者》の餌になるという運命にある。
しかしリューラはそれも許せず、以降は『女神』や『勇者』の行動を阻止する為に立ち回る事になる。


禁忌に触れた過程で自らを完全に魔法化しており、ありとあらゆる物理現象が通用しない。
加えて、呪文も魔法陣も必要とせずに魔法を発動(リューラ曰く『真言法』)し、忘却欠片(勇者の遺物)を使いこなし、
《女神》や《勇者》さえ呪う秘呪の使い手でもある。
  
その手際たるや、『すべての式を解く者』として覚醒したライナに「異常」と言わせる程。
更に[[フェリス・エリス]]を赤子扱いし、[[ルーク・スタッカート]]や[[ミラン・フロワード]]、ラッヘル・ミラーを手玉に取り、
[[ルシル・エリス]]とさえ渡り合える実力の持ち主。

ちなみに、ルシル(レルクス)に妹を救う為の力を与え、「共犯者」に仕立てあげたのもリューラである。
その際、ルシルには「本物の悪魔よりも質が悪い」と言われた。
が、実際には妹を守る為に全てを捨てたルシルはリューラの同類と言える。

そんな異常さとは裏腹に、性格は究極の親バカ。
彼の行動の全ては、ただライナを幸せにする為にある。
ライナに自分の魔法を見せて「誉めて欲しい」と言ったり、再会後の興味はもっぱらライナの女性関係であったりと、ライナにすら呆れられた。
ちなみにイルナとの馴れ初めをライナに嬉々として語りたがったが、「親のそういう話は聞きたくない」とライナに阻止されている。
  
ライナが覚醒した時、その力を使う為の最初の代償にイルナの命を選んだのもリューラであり、
当然ライナからは「誰がそんな事を頼んだ」と猛反発を喰らう。

しかしリューラに、

「親ってそういうもんだぜ? 頼まれなくても、こうなっちゃうんだ」

と語られ、オマケに、

「ちゃんと幸せになるための努力をしてくれって」

という台詞で、ライナが自分から人に近付く切っ掛けになる。


尚、魔眼の一種であり、魔法の力を喰らう孅滅眼(イーノ・ドゥーエ)は、誰も手を出せないリューラを葬る為に《司祭》によって作られた物。
いわばリューラの天敵だが、それでも一人や二人ではリューラに到底及ばない。

現在は魔眼保持者のリーダー、エーネ・ルネに会い、彼女の口から謎の化物[[レムルス・レムルド・アークエド]]の手によって、
《女神》と《勇者》、《司祭》を葬る為にその才能を利用されていた事を知った。
  






冥殿「でも管理人ってそういうもんだぜ? 頼まれなくても、全消ししちゃうんだ」
wiki篭り「俺が……俺が、wikiオンリーだから分からないのかね……」




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