EXF-10/32 グライフェン

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EXF-10/32 グライフェン - (2017/01/29 (日) 23:35:02) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2016/12/13 Tue 18:31:46
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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&bold(){&size(23){概要}}

EXF-10/32 グライフェンとは、コトブキヤが展開するプラモデルシリーズ「[[フレームアームズ]]」のひとつ。

本項目では系列機種も取り扱う。


&bold(){&size(23){目次}}
#contents()



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*EXF-10/32 グライフェン
&ref(EXF10.jpg,,width=300,title=EXF-10/32 グライフェン)
#openclose(show=画像出典){
株式会社コトブキヤ公式サイト「EXF-10/32 グライフェン」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です)
引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000001029/
閲覧日時:2017/01/08
}

水中・宇宙などの特殊環境で使用されている重量級FA。
特殊なフレーム構造を持ち、足は膝が二つある逆関節で、手足に各一基の補助腕を備え六腕二脚となる。
その汎用性と環境対応能力で各種作業に直接戦闘、支援砲撃までこなすマルチプレイヤー。

元々は「フレームアーキテクト Type-001」と同時期に、ドイツを中心とする数ヵ国の協力のもと開発された「エクステンション・フレーム:グライフェン/EXF-10」と呼ばれる特殊重機であった。
高コスト故にアーキテクトほどには普及しなかったが、極限環境下における想定外の任務まで視野に入れた信頼性は無二のものであり、主に宇宙空間や海底など過酷な環境での作業に従事していた。

月面軍の侵攻開始に伴い水中作業用の「EXF-10/32」は各地の防衛部隊に編入され、戦闘艦や潜水艦に搭載、海戦用FAとして運用されている。


&big(){&bold(){◇武装}}
・エクステンション・システム
&ref(EXF10_A.jpg,,width=200,title=補助腕)
#openclose(show=画像出典){
株式会社コトブキヤ公式サイト「EXF-10/32 グライフェン」商品紹介ページより引用
引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000001029/
閲覧日時:2017/01/08
}
正確には武装ではなく、本機のフレームに備わった補助腕「サブ・アーム」による四肢の展開・延長機能。
補助腕に大量の火器を搭載できるのはもちろんのこと、格闘戦にも使用できる頑強さと、展開した四肢で敵FAを丸ごと握りつぶせる馬力を誇る。
後に[[輝鎚>四八式一型 輝鎚・甲]]のサブアーム機構の参考にされた。

・SP-05 スピア・ガン
胸部にある武装。
詳細不明だが、水中銃の類と思われる。

・Fa/MPR-23 マルチパーパス・ランチャー
その名の通り、大型の多目的ランチャー。
グライフェンは水上から陸地への砲撃支援にも用いられた。


&big(){&bold(){◇キット}}
定価4,200円。デザイナーは木下ともたけ氏。
二重逆関節の海戦型という異色のFAで、補助腕などのギミックもあいまって良い意味での異形さが際立つ。
フレームの配置がかなり特殊かつ補助腕などの構造が複雑なので組み立てには手間がかかる。
重量機の宿命か関節が負けがちなので補強するか、「:RE」版での強化が待たれるところ。
色分けは良好でクリアパーツは緑色のため、塗らなくても大部分は再現可能。
手持ち武器のマルチパーパス・ランチャーは後にM.S.Gウェポンユニット「MW23 大型ミサイルランチャー」(定価700円)として単体販売された。


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*EXF-10/52 アーマーグライフェン
&ref(EXF-10_52.jpg,,width=300,title=EXF-10/52 アーマーグライフェン)
#openclose(show=画像出典){
株式会社コトブキヤ公式サイト「エクステンドアームズ03〈EXF-10/32 グライフェン拡張パーツセット〉」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です)
引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000001047/
閲覧日時:2017/01/08
}

前線において高く評価されたグライフェンを陸戦または空間戦闘用に改修した機体。汎用性は維持しているが、完全に戦闘用として設計されている。

全身にわたって変更が施されており、4本のサブアームとスピアガンが外され、頭部のセンサーも収納式になり、各部に推進機とオプション用マウントが追加された。
同時に開発された武器類は全て外装式で、任務や状況に合わせて選択可能、かつそれぞれが他のFAにも容易に流用可能となっている。

高い完成度を誇る「EXF-10/52 アーマーグライフェン」だったが、その活躍を阻んだのは皮肉にもグライフェンを開発したスタッフ達自身だった。

彼らはEXF-10/52を各地の独立自衛組織にこっそり売り捌いていたばかりか、&font(#ff0000){メインの顧客であるはずの防衛機構への納品を態とドタキャンした}のである((開発スタッフはEXF-10の性能に絶対の自信を持っており、グライフェンを主力でなくあくまで局地戦用としてしか採用しなかった防衛機構に対して反感を抱いていたとされる))。%%おかげでトルースさんが疲労困憊することになった。%%
この暴挙に防衛機構側も黙ってはおらず、最終的にグライフェンの開発スタッフは全員職を解かれ、製造ラインも凍結された。

後に従来機拡張計画(EX計画)が発動した際に製造ラインを再稼働し、武器類は強化ユニット「EXU-03」として量産されEXF-10/52本体と共に前線に送られた。

[[バーゼラルド>YSX-24 バーゼラルド]]の投入当初「宇宙ではアーマーグライフェン4機の随伴が前提」とされるなど、宇宙用FAとしては主力級の扱いを受けている。


&big(){&bold(){◇武装}}
・ミサイルコンテナ ×10
&ref(EXF-10_52FO.jpg,,width=200,title=フルオープン)
#openclose(show=画像出典){
株式会社コトブキヤ公式サイト「エクステンドアームズ03〈EXF-10/32 グライフェン拡張パーツセット〉」商品紹介ページより引用(※画像は試作品です)
引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000001047/
閲覧日時:2017/01/08
}
各部にオプション装着される。
肩部の「MB-A01(13発)」、胸部の「MB-C02(10発)」、大腿の「MB-L03(16発)」、脛の「MB-L04(20発)」、大腿裏の「MB-L05(28発)」の5種類で、それぞれ左右合わせて合計&font(#ff0000){174発}となる。
全て同時に装備することも可能だが重力下でフル装備することは少なかったとされる。
%%ミサイルのサイズがバラバラなので弾薬補給が煩雑そう。%%

・20mmリボルバーカノン ×2
前腕部の連装機関砲。故障しにくく取り回しが良い。ミサイルコンテナとの同時装備ももちろん可能。

・フットクロー
サブアームの代わりに脚部が簡易マニピュレータになっている。陸上では使用できない。


&big(){&bold(){◇キット}}
「エクステンドアームズ03〈EXF-10/32 グライフェン拡張パーツセット〉」(定価2,800円)をグライフェンに組み込むことでアーマーグライフェンを再現できる。デザイナーは本体に引き続き木下ともたけ氏。
重機っぽさがなくなり、フル装備時の迫力はかなりのもの。ミサイルコンテナのハッチもしっかり開き、全開すると&font(#ff0000){正面がほぼミサイルで埋め尽くされる。}
パーツ単位でも優秀で、癖のないコンテナや機関砲はどの機体にも流用しやすい。

しかし実際に作るにはグライフェンの頭、肩を交換、胴体、前腕、脛を分解して組み替え…とほぼ全身を弄らねばならず、そのまま使うのは上腕、股関節、腿だけ。
組み立て済みのグライフェンに組み込んだり頻繁に組み替えて遊ぶのは難しいため、グライフェンとアーマーグライフェンを選択して組めると考えたほうがいい。
色分けは概ね良好だが、頭部装甲の白など細かい部分が足りない他、センサー用クリアパーツが無色透明なので留意のこと。
塗装するとき厄介なのがミサイルで、ミサイルと底板が一体なので塗り分けには非常に手間がかかる。


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&bold(){&size(19){余談}}
・多くのFAの駆動骨格が「フレームアーキテクト タイプ001」であるのに対しこのグライフェン系のみ「EXF-10」となっており、フレームアームズの中でも異色の存在と言える。キットのグライフェンにはアーキテクトが使われているが、これをどう解釈するかはファンの間で様々に議論が交わされている。

・「コスト高で大量採用を逃す→改良型開発→供給先で揉める→開発スタッフ粛清→製造ラインを接収して量産化」という波乱万丈の道を辿ったグライフェンだが、[[某重戦闘バーチャロイド>ライデン(電脳戦機バーチャロン)]]とよく似た顛末となる。

・職を解かれた開発スタッフたちのその後は明らかになっていない。また防衛機構の目を盗んで流通したアーマーグライフェンの個体数もはっきりしておらず、急進派のような組織の手に渡った可能性を疑うファンもいる。

・ドイツ系の重逆関節機体という点で「[[SOLDNER-G9>SOLDNER-G8/SOLDNER-G9(ACfA)]]」と共通している。


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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- フレームアーキテクトとは別系統のフレームのはずなのにキットだとフレームアーキテクトが基礎フレームに…。何たる皮肉。  -- 名無しさん  (2016-12-13 18:49:54)
- 作成完了、項目名に「/」を使ってしまうという手落ち。項目名と申請ページの訂正は済んでます。ちょっと懲罰がわりに漸雷強襲型に乗って疲れてきます…orz  -- 立て主  (2016-12-13 18:58:46)
- ↑2 そのへん解説した資料が見当たらないんですよね…FAはキットの素性を設定に反映することが多いので、何かあってもいい気がするんですが。  -- 名無しさん  (2016-12-13 19:32:12)
- トルース「お前ら 絶対 許さない」(ハンドガンドーン  -- 名無しさん  (2016-12-13 20:06:53)
- ↑2 グライフェンのキットは輝鎚よりも派手にアーキテクトを「フレームとして使用していない」ので。ファン内の考察としては「現行FAと装備の互換性を保たせるために、素のフライフェンの拡張ハードポイントにアーキテクトを組み込んで再設計した」と見込んでいる。使い方がホント豪快  -- 名無しさん  (2016-12-14 00:42:36)
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#areaedit(end)
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