SCP-002

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SCP-002 - (2021/07/15 (木) 19:38:59) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2017/11/01 (水) 21:20:19
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SCP-002は、シェアード・ワールド[[SCP Foundation]]に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]] (SCiP) のひとつである。 
項目名は『"生きている"居間』…であるが、英名が『The "Living" Room』であるように、元々は「リビング」にひっかけたシャレであるところを見ると『"リビング"ルーム』と言った方が正確かもしれない。
[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]はEuclidである。


*概要
SCP-002は、球体をした肉の腫瘍に見える大きな塊である。体積は約60m&sup(){3}。微弱な放射線を発している。
SCP-002は、ポルトガル北部の小さな火口で、衛星画像を用いて発見された。
元々は岩に包まれていたようであるが、外部からの衝撃で一部の肉が露出していたのが発見のきっかけである。
財団のエージェントが確認に向かう前に、近くの村の農民が偶然SCP-002を発見しており、それを村長に報告している。

SCP-002の収容はミュールハウゼン将軍主導の下行われ、まずコンテナに収容後、村から人手を募って初期調査を行った。
この際、3人が相次いで内部の調査に向かった後行方不明となってしまった。
SCP-002には致死的な特性がある事が分かった為、SCP-002の輸送と情報漏洩流出防止の為にレベル4A収束命令が出された。
しかし、SCP保安職員も4人が相次いで不可解に内部へと引き寄せられ行方不明となった。
これによりミュールハウゼン将軍は、職員にクラスIII HAZMATスーツの着用を命じ、収容活動を継続した。
現在SCP-002は[機密指定]内の特別収容室に収容されている。

ところで、行方不明となった人はどこに行ってしまったのだろうか。
財団職員が行方不明になった直後の調査で、バルブハッチを通じて入れる内部が何故か安価な賃貸マンションの部屋のように見える事、そして家具が7個増えている事が判明した。
更に、家具はランプやじゅうたん、テレビ、ラジオ、本などであるが、家具は骨や髪など、人体の何かしら一部が使われたものである事が明らかになった。
つまり、何らかの方法で、&bold(){中に入った人は家具にされてしまうのである。}
なお、部屋には窓があるが、外にはそのような特徴は観察されない。
厄介な事に、SCP-002は生きているヒト以外は反応しない。ヒト以外の霊長類、または死体ではSCP-002は反応を示さない。

*収容手段
収容時発生した事案を受け、レベル2以下の職員は2名以上のレベル4職員の承認無しではSCP-002への接触が禁じられている。もし許可がなされる場合でも、高レベルの職員の付き添いと、一時的なランク及びセキュリティクリアランスの剥奪、接触後は72時間のSCP-002からの5km圏外への護送が行われ、復帰可能と判断された場合のみ剥奪された資格が返還される。

SCP-002の収容では、常に電源に接続され、活動準備状態を維持される。収容室は減圧されている。
停電が発生した場合には非常隔壁が作動し、隣接する施設では退避が促される。
停電から復帰した場合、電源が接続されるまでは、高出力のX線及び紫外線がストロボ照射される事になっている。

また、最低でも2名の職員がSCP-002の20m以内又は収容区間にいる必要がある。
感覚が鈍る、知覚が歪められる、その他SCP-002に近づこうとするいかなる行動の影響が受けていないかを確認するために、常に互いに物理的接触を維持する事が定められている。


追記・修正はSCP-002の内部で行ってください。

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#right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-002 - The "Living" Room
by The Administrator
http://www.scp-wiki.net/scp-002
http://ja.scp-wiki.net/scp-002

この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。
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え?これだけ?と思っただろうか?
SCP-002は、かの初見バイバイの[[SCP-001]] (機密解除待ち[アクセス禁止]) の次の番号に位置するが、内容は非常にシンプルである。
たまに勘違いされるが、SCiPのアイテム番号と、報告書が書かれた順番は一致しない。
三桁代と四桁代を比較すれば三桁代が先に作られているという大雑把な傾向もあるにはあるが、基本的に自由に埋まっていく。
SCP-002は、The SCP Foundationの非常に初期に作られた報告書ではあるが、SCP-001の次に位置する事は特段特別な意味を持たない。

SCP-002の内容は、いかにも最初期の面影が残っており、例えば「[機密指定]という一般的ではない表現がある。」「現地の一般人に収容を依頼する。」「文脈的に登場しそうな流れなのに、記憶処理やサイト、ミームやDクラスという単語が登場しない。」と言ったものである。
これらは全く他に例が無いわけではないが、現在の基準からすれば珍しい事である。

SCP-002の特別収容プロトコルでは多くの規則が設けられているが、しかしながら多くはその理由について示唆する状況や説明はあまりない。
内部に入り込みたくなる強制力が発生し、内部に入れば家具にされるにも関わらず、収容方法には近くに人員がいなければならないなど、矛盾もある。また電源接続に関する事は一見すると説明がない。
現在の視点から考えれば、SCP-002は電源に接続されていないと、活動準備状態から活動状態となり、内部に入りたくなる強制力の範囲が拡大するのではないかと推定される。
かつて火口に存在していた事は、熱エネルギーが今まで収容の代替えを担っていたのでは、と言う推定もできる。
電源接続までの間は隔壁で閉鎖されるのも、物理的に人が入り込めないようにする為で、やはり同じなのであろう。
また同じ理由で、近くに人がいなければ、やはり範囲が拡大すると見られる。
X線や紫外線の照射理由は分からないが、SCP-002が生物的な実態である事から活動状態を制限できるか、もしくは侵入を試みる人物を無力化する為にあるのではと考えられる。


この追記・修正はSCP-002内に新たに出現した家具で書かれました。

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#right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-002 - The "Living" Room
by The Administrator
http://www.scp-wiki.net/scp-002
http://ja.scp-wiki.net/scp-002

この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。
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- これフリッツさんの書いたオブジェクトか  -- 名無しさん  (2017-11-01 22:19:26)
- 人間山ほど放り込んだら中が高級分譲マンションみたいになったりするのかな(取り込まれるから住めないけど)  -- 名無しさん  (2017-11-03 04:16:00)
- ↑汚屋敷になったりして……  -- 名無しさん  (2017-11-03 22:32:52)
- グーディナル思い出した。どっちがどっちの元ネタか知らないが  -- 名無しさん  (2017-12-06 21:17:23)
- あれ?暗闇の幽霊じゃないっけ?  -- 名無しさん  (2018-06-21 22:18:42)
- 代替は読み方「だいがえ」じゃないぞ  -- 名無しさん  (2019-02-19 21:11:06)
- 今ならサーキックカルト絡みにされるんだろうか。この「未知の言語」の部分のゾワゾワ感みたいなのは出自がはっきりしてたら味わえないから初期オブジェクトの得体の知れなさ大好きだわ  -- 名無しさん  (2019-04-05 14:45:05)
- やっぱり今からでもメタタイトル「"リビング"ルーム」に改定してほしいな…そっちの方がシャレがきいてる感じがして好きなんだよな 結構認知度高くなっちゃってるしダメかな  -- 名無しさん  (2020-12-01 14:39:49)
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