初出:無能な王の重荷
正式名称
マリエンヌ・エン・ルロワ。旧姓オルリオ。
家族構成
父:
母:
弟:オルリオ公
母:
弟:オルリオ公
容姿
40代半ばの、少しふくよかな美人である。ゆったりとして穏やかな雰囲気を纏っている。
地位
サンテネリ王国王母(母后)
通称
「プロ正妃」
作中での活躍
王太子時代にグロワス12世と結婚したが、マリエンヌが長年子を授からなかったため、王は「良質な畑を求めて」4人の側妃を娶った。マリエンヌは、数あるグロワス12世の妃たちの中で唯一、後のグロワス13世となる男児を産んだ。
マリエンヌは熱心な正教徒であり、政治的な野心を持たず、王国の財政難の中、慈善活動を通して、渇病の不具者たちへの救済や教会への喜捨の必要性をグロワス13世に穏やかに説く役割を果たした。彼女の王への助言は、息子である王の健康を「国事」としてではなく、純粋に「息子」の身体を案じる母の真心からくるものであり、グロワス13世は彼女に心安らぐ感情を覚えた。彼女はグロワス13世に対し、彼が王の地位ゆえではなく、彼自身ゆえに愛されていると語り、その精神的な支えとなった。
マリエンヌは正妃のプロとして、王の側妃たちとも、また新しい外国の正妃アナリゼとも、表向きは良好な関係を築いた。特に、その出自が敵国エストビルグの皇女であるアナリゼに対しては、内心和約に反対しつつも、政治的な必要性を理解し、息子の苦境を助けるために協力的な姿勢を見せた。彼女の持つ国母としての高い世評は、後にグロワス13世が正妃アナリゼの人気を高めるための政治的な道具として利用された。
マリエンヌは熱心な正教徒であり、政治的な野心を持たず、王国の財政難の中、慈善活動を通して、渇病の不具者たちへの救済や教会への喜捨の必要性をグロワス13世に穏やかに説く役割を果たした。彼女の王への助言は、息子である王の健康を「国事」としてではなく、純粋に「息子」の身体を案じる母の真心からくるものであり、グロワス13世は彼女に心安らぐ感情を覚えた。彼女はグロワス13世に対し、彼が王の地位ゆえではなく、彼自身ゆえに愛されていると語り、その精神的な支えとなった。
マリエンヌは正妃のプロとして、王の側妃たちとも、また新しい外国の正妃アナリゼとも、表向きは良好な関係を築いた。特に、その出自が敵国エストビルグの皇女であるアナリゼに対しては、内心和約に反対しつつも、政治的な必要性を理解し、息子の苦境を助けるために協力的な姿勢を見せた。彼女の持つ国母としての高い世評は、後にグロワス13世が正妃アナリゼの人気を高めるための政治的な道具として利用された。