Ferrari 430 Scuderia
加速:86 スピード:62 ブレーキ:87
最高出力:510bhp/8500rpm 最大トルク:470Nm/5250rpm
駆動方式:MR
0-100km/h加速:3.60sec 最高速:320km/h(329km/h) {※()内は実測値}
車重:1350kg パワーウェイトレシオ:2.647kg/bhp
インプレ
Ferrari F430にFerrari直属F1カーの名前を冠し、更にスポーツドライビング向けにモディファイしたのがこのFerrari 430 Scuderiaである。
おすすめの車に記載されているように、おすすめ理由として安定性と加速性能が挙げられます。
加速性能に関しては実に吹け上がりがよいものとなっており、低回転域から最高出力を叩き出す8500rpmまでリニアに加速します。
ギアチェンジもスムーズなのでその加速感を消さない取り合わせになっています。
同クラスで加速性能が優れている
RUF Rturboや
Dodge Viper SRT10 Police Ibizaでは発進時の加速では負けてしまうものの、
コーナーの飛び出し等では勝るとも劣らない加速を見せることもあります。
ですが、伸びがよくともスタートダッシュと最高速が重要になってくる
スピードチャレンジでは上記2台に劣ってしまうのは否定できませんが、
スピードチャレンジクラスの高速域では2台より曲がりやすく(詳細は下記のコーナリング性能を参照)スピードを殺しにくいのでコース次第とも言えます。
コーナリング性能を見てみましょう。
上記に安定性が高いとありますが、それは強めの
アンダーステア
特性の足回りの犠牲のもとにあると言っても過言ではないでしょう。
そのためコーナー手前では十分な減速を行ってから曲がるようにする走り方をするように心がけましょう。(
スローイン・ファーストアウト参照
)
もしオーバースピードでコーナーに侵入してしまった場合、ブレーキをかけながら処理をすると場合にもよりますが、ほぼ直進に近い形でコースアウトしてしまいます。
幸い安定性が高いのでサイドブレーキで無理矢理スライドさせて方向を変えるほうがこの車の場合の同ケースの対処法としてよいかもしれません。
すぐにグリップが回復するので、低速コーナー、高速コーナー問わず有効です。
強アンダーを強調しましたが、これは高速域になればなるほど緩和される傾向にあります。
アーバンコースではあまり高速コーナーは見かけることはないかもしれませんが、特にサーキットではだらだらと長く旋回し続ける高速コーナーが多いので、
主観ではありますがサーキット向けな旋回特性を持つ車です。
様々な種類の
ギャップ
にも安定感を見せる車です。
ジャンピングスポットからの着地でもスピードのロスは少ないですし、歩道や縁石などにタイヤが乗っても挙動を乱しにくいです。
総評としてはA2の入門車両という位置づけになります。
高い安定性を併せ持つオールラウンダーなので初心者さんのソーラークラウン攻略にピッタリでしょう。
ですが、安定性ゆえにコーナーでは曲がりにくいので、曲がりやすい車に慣れてきたらFerrari 458 Italiaに乗り換えをおすすめします。
高速ツーリングなどではその安定性を遺憾なく発揮し、非常に快適な乗り心地を提供するでしょう。
エンジンサウンドも甲高くその音だけでも一聴の価値あり、インテリアもレーシーで見回してみるのも楽しいかと思います。
最終更新:2012年07月30日 23:55