Spyker C12 Zagato


 加速:87   スピード:66   ブレーキ:97

 最高出力:540bhp/6500rpm   最大トルク:610Nm/6500rpm

 駆動方式:MR

 0-100km/h加速:3.50sec   最高速:334km/h(351km/h)  {※()内は実測値}

 車重:1420kg   パワーウェイトレシオ:2.630kg/bhp

インプレ

Spykerらしくない独特の存在感を放っているのが本車であり、攻撃的なリアビューははっきりと好き嫌いが分かれるだろう。
独特なのは、外観だけではない。エンジンもVWグループの6.0L、W型12気筒を積んでいるのだ。

走りを見ていこう。出足はそこそこといった感じではあるが、ある程度車速がのってからの伸びが良い。
特に200~300km/hの加速が鋭く、乾いた音とともにぐいぐい車体を引っ張っていき、Ferrari 458 ItaliaGinetta F400を突き放す。
だが、300km/h付近からの伸びはFerrari 430 Scuderiaに負けてしまう。
エンジン特性はややピーキーであり、4000rpm以下では吹けなくなるが、各ギヤの繋がりが良く、そこをうまくカバーしている。
ハンドリングにおいては、回頭性が高く、弱アンダーで高いスタビリティを保ちながら、コーナーを曲がっていける。
ブレーキも非常に優れており、Ginettaと互角であることに驚かされたドライバーも少なくないだろう。
高い回頭性と良く効くブレーキのおかげで、車速がのった状態からフルブレーキングしてコーナーへと進入する場面でも
コースアウトしにくく、狙ったラインを外しにくいのだ。

A2カテゴリーの中では中の上であり、走る・曲がる・止まるが高次元に両立されている1台である。
場所を選ばないので、いろいろなコースで活用してみるのもいいだろう。
もちろん、スタイリッシュなペイントで仕上げてツーリングに持ち込むのもOKだ。


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最終更新:2012年08月07日 21:05