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*ダリーヤ遺跡群 ~乾期烈戦~
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*概要
ダリーヤ遺跡群の乾期ヴァージョン。
S字に走る大河と、それに絡むように存在する大きな多層遺跡が舞台な点では同じだが、大河の水深が浅くなり大橋が崩落、また遺跡内の構造が変化したため状況はかなり異なる。

河底を含めて戦場はより広くなったが、遮蔽物の多さは相変わらず。
標高の低い部分が増えたため、遺跡部分の高さを改めて感じられるだろう。
ベースは変わらず、マップ南西・EUSTおよび北東・GRF。

マップ全体の基本的な構造は変わらないが、第一に大橋の架かっていた部分が干上がったため、マップ中央部における行動可能範囲の横幅が大きく増えた。
また、橋が崩落したことで、2階への到達には必ず河底を渡河しなければならない。
河底から一段上の河原へ上がるには、崩落した橋板の他、橋の残骸から登らなくてはならない。
河原から先への階層間ルートは、一階通路以外変化なし。

北東・GRFベース前も河が干上がっており、傾斜がきついためやや登りにくいものの、左右の段差から比較的容易に侵入できる。
その分、橋の繋がっていた正面部分はゲートで塞がれ、侵入可能箇所は狭くなっている。

なお、バージョンアップによる修正を受け、水深の深い部分が戦闘エリア外に指定された。
先にあるようにGRFベース入り口にも遮蔽物が追加。ベース外からコアへの直接攻撃は不可能となり、水中行軍もリスクが大きくなっている。

遺跡部は、東西両方とも河底から2階へと直通する坑道状の内部構造を持つ。廃都行軍における1階通路は両陣営とも封鎖されている。
西岸遺跡の通路は、2階中央・河原南・河底をつなぐ丁字路。実用上は直線+横道という印象。
橋跡南の河水が流れ込んでいる部分が河底口で、入って直進すると2階中央に、途中で左折すると南階段隣に出る。分岐路付近は天井に穴があいているため上方注意。
東岸遺跡内部通路は、同様に橋残骸の北から入れる北向きの丁字路。河底から直進すると大遺跡北口に出られ、途中で左折すると西エリア建物裏に出る。
どちらも横幅が非常に狭い上に緩やかな勾配になっており、迂闊に侵入すると設置武器や近接武装、爆発武器の餌食となる。

*全体図
[[公式サイト>http://borderbreak.com/map_tlaza.html]]でPDFのマップを見ることが出来る。
なお、ver.1.5マスターズガイドに記載されたものは1.53前のものなので一部の地形がやや異なる。
特に、戦闘領域外となる部分が増えている点には注意。

*設置施設一覧
-プラント
>5ヵ所。西岸に1つ、河底に2つ、東岸に2つ。
>詳細は後述。

-リペアポッド
>10ヵ所。
>南西・EUSTベース内に4つ、ベース壁沿いに設置。
>北東・GRFベース内に4つ、コアを囲むように配置。
>プラントA,Dに1つずつ。

-カタパルト
>7ヵ所。
>南西・EUSTベース内中ほどに2つ。
>北東・GRFベース内に4つ。前後に2つずつある。
>大遺跡東の離れに、河向きのものが1つ。

-リフト
>1ヵ所。
>河底の西・EUST側南端に、西岸へ登るものが設置されている。

-自動砲台
>9ヵ所。
>南西・EUSTベース入口に2つ。
>北東・GRFベース前に3つ。
>両軍ベース前方に2つずつ、コア向きに。
>南西・EUST側は正面防壁の裏に、北東・GRF側はコアを挟むように。

-レーダー施設
>2ヵ所。
>両軍いずれもベース内の奥。

-ガン・ターレット
>3ヵ所。
>西岸遺跡2階に1つ。
>正面階段と1階通路を狙える。
>東岸遺跡2階に2つ。
>元1階通路出口に1つ、北端・大門裏口正面に1つ。
>前者は橋からのルート、後者は階段と通路出口を狙える。

*戦術
乾期ならではの河底が重要な意味を持つマップ。
河底のプラントを確保できれば敵ベースまでの道程は一気に縮む。
しかし、両プラントとも、遺跡上から一方的に攻撃されやすく、また横幅も広く封鎖ができないため制圧維持が非常に難しい、攻めやすく防ぎにくいプラントとなっている。
如何に河底の両プラントを抑え、横から抜ける敵機を見逃さないようにするかが重要となる。

階層が多いため、地形の把握は非常に重要。
河底から河原(土手)、河原から遺跡部、また遺跡内でも何処が登れて何処が登れないか。
突破の機があってもそこを通れることを知らなければ意味がないので、きっちり観光をしておこう。

橋の残骸として点在する障害物はいずれもブラストの胴体よりやや高い程度で、構えが低い武器は射線が引っかかる。
上方からの攻撃に対しては遮蔽物になりにくいが、榴弾砲を含めて爆風は防げるのでうまく利用したいところ。
土手や遺跡上、遮蔽物の陰……不利な地形という都合上、上下左右に常に気を配りながら戦う必要があるだろう。

遺跡部分は、互いに短いルートと迂回ルートの二択を仕掛けられるようになっている。
最短ルートに攻めてくる敵機を迎撃している間に裏から回られた、という事態にならないよう巡回や索敵は欠かさないようにしたい。

ベース侵入方法の他、川底までの距離なども相まって地形的には北東・GRFがやや不利だが&bold(){士気と戦術で返らない差ではない}。

**プラントごとのコメント
***プラントA(EUSTベース前・西岸遺跡2階内部):
南西・EUSTの最終防衛ライン。
通路が河底へと一直線に続いているため、EUSTとしてはプラントBを取られても攻めやすい。
通路が狭く、正面からの侵入者相手なら上をとれるので地理的には割とEUST有利だが、裏に回られるルートが多いという弱点もある。

***プラントB(河底南部・西遺跡1階入口前):
プラントCと合わせ、河底の支配権に大きく関わるプラント。
GRF側の攻めの拠点であり、EUST側の防衛ライン。

EUSTとしてはここを失うと攻め難くなり、押し込まれがちなので可能な限り維持したい。
攻め上がったGRFが奪った場合、自軍のDプラントに戻って回復を図るのも、安全圏にエリア移動するのも難しいため、プラント内に留まらず早急に敵陣へ進攻しよう。
そうでなくても常に監視を怠らないようにしないと、下記のメロンパンも含め裏回りされ砲台になりかねない。

***プラントC(河底北部・東遺跡1階入口前):
プラントBと合わせ、河底の支配権に大きく関わるプラント。
あちらとは逆にEUST側の攻めの拠点であり、GRF側の防衛ライン。
地形上、GRF側にとってのCはEUSTにとってのBよりも重要といえる。

EUSTはここさえあれば正面からGRFベースまで侵攻できるので、是が非でも奪いたい。
逆にGRFはここを取られると防衛が必要なコースが一気に増大してしまう。

***プラントD(西岸遺跡・建造物裏手):
北東・GRFの最終防衛ライン。
プラントEの場所が場所なので、こちらが実質的なベース前といえる。
リペアを備えてはいるもののプラント本体からやや距離があり、また敵陣を向いているため使用の際は狙撃に気をつけたい。高さのおかげで河底からの攻撃が届くことはあまりないが、榴弾砲には注意。

そして、実はこのプラントはEUST側侵攻ルート間の微妙な間隙に位置している。通路の出口はどちらもここよりGRFベース側にあるからだ。
そのためEUSTとしては無視した方が効率がいいが防衛を崩しきれないという拠点、
GRFにとってはそれ故に落とされ難く遺跡や河原沿いにプラントB方面へも行ける重要プラントとなっている。

***プラントE(GRFベース前・河上足場):
北東・GRFの絶対防衛線。
ベースから河を挟んだ足場の上、即ちベースの目前にある。
場所が場所だけに絶対に取られてはいけないが、近すぎる故に監視がおろそかになりやすい場所でもあるので注意が必要。
Dリスポンの際にはこちらの方をちらっとでも見ておこう。

**南西・EUST戦術
プラントCをいかに攻め、占拠をキープし、戦場のイニシアチブを握り続けるかが鍵となる。
地形上有利ではあるものの、だからといって調子に乗っていると伸びた戦線の足下を奪われかねない。

ベースから河底が近いので、開幕においては早々ににプラントBへ行きたいところだが、ここは一気にプラントCを攻め、開幕からイニシアチブを取りに行った方がいい。
プラントBは近いため、強襲兵装以外の足の遅い味方でも到着にさほどの不利は無く、最前の強襲兵装が開幕急いで取る場所ではない。仮に、後続が到着したときに少数の敵機がいても場所柄簡単に取り返せる。
それ以降においても、GRF側の攻めの拠点になるプラントBは無理に守るのではなく、敵に占拠されない内にすぐ取り返すように常に注意を払っておこう。
ある程度攻めさせておけば、敵は侵攻に気をとられ、潜行中の味方から敵の目を欺くのにも利用できる。

プラントC側河底最北端からは潜水侵攻も可能で、耐久力6割とSPゲージ7割程度を犠牲にすればGRFベース前に出ることができる。
河の上を飛び越すルートならさらに損害は少なく、機体の軽さやSPゲージ残量にも依るがほぼノーダメージで基地まで、あるいはベース前川底前後に着地する。
なお、河底の最南部、東岸側のメロンパン状の残骸が縦に2つ連なっている部分は透明な壁がありジャンプでの上陸はできない。
強襲兵装のみ、一段目に乗った状態からAC-マルチウェイで左前>前方向に跳ぶことで上陸可能。

プラントAまで押し込まれた場合でも、一階通路ルートからの敵機は狹所ということもあって防ぎやすい。
ガン・ターレットなら通路に加え橋板から2階へ登ってくる敵にも応戦できる。
西岸北部から戦線を抜けてカウンターを仕掛ければ、そちらから迂回する敵機も潰せて好都合。

主力によるプラントCからの敵ベース、プラントD攻めと併せて、少数による迂回やプラントE側からのコア攻め、プラントE占拠も狙っていきたいところ。
コア攻めと占拠に味方が呼応してくれれば敵コアゲージが白く染まることも夢ではない。
両陣営に言えることだが、ベース前奪取時における(河底の戦闘でも同様だが)榴弾砲での支援砲撃は動きの読み易い敵勢をまとめて吹き飛ばせるチャンス。ただし、味方を邪魔する可能性もあるので注意。

**北東・GRF戦術
正直なところ、地形的に不利。
如何に敵勢を河底以降へ押し込み、反攻のチャンスを潰しつつ攻め続けるかが重要となる。

開幕においては&bold(){プラントEを無視してプラントC、出来ればプラントBまで一斉に行って攻勢に出てしまいたい}ところ。
とにかく早急に河底まで到達しないと先手を取られてしまうので、プラントE占拠は途中参加組に任せるぐらいで交戦域に踏み込みたい。

プラントCを取られると既に危険信号なので、戦線は河底以降を堅持するのが基本方針。
EUST戦術の項にあるメロンパンからの上陸を考えなければ、B-Cラインで戦闘をする限り突破を試みる敵を見逃すことは少ないはず。
西岸へ上陸するための手段が多く、河底さえどうにかすれば勝機も見える。河底向こうに押し込めれば敵の反攻ルートは限定されるので、攻勢時にはプラントB-Aラインからのみでなく遺跡2階の裏側ルートや崩落橋>最上階など、様々なルートから揺さぶりをかけたい。
特にB-Aラインは真っ直ぐ続いているため一気に攻め落としたくなるが、通路が狭いため爆破武器や近接武器で暴れられると攻めづらい上、ガン・ターレットを分岐路付近に撃ち下ろされれば一網打尽にされかねない。味方の動きを見ながら、カウンター潰しも兼ねて回りこんでいこう。
2階中央~最上階周辺は上下の移動路が豊富で遮蔽物も多いので、かき回して戦線を上げるのも効果的。特にプラントA攻めでは石像を盾にできる。

プラントDは立地上守勢に回れば落とされ難いので、プラントCが落とされても慌てず戦線を立て直すこと。相手が前がかりになっているなら遺跡沿いにプラントB方面を奇襲してやるのもいい。
実のところ、真っ向から凸を捌きつつCまで押し返すよりも、一定の防衛をしつつB-A方面を奇襲し、相手の戦線を伸ばしたままにするとコア攻撃のチャンスが長引く。
北東側遺跡の東方面はセンサーなどを置かないと索敵がおろそかになりやすいので注意。特に前述のメロンパン上陸からの南側を抜けるルートは戦線が押されていると視認しづらい。
裏に回られてプラントEを奇襲でもされようものなら悲惨なことになるので、常時警戒を怠らないようにしたい。
目視で巡回する場合は東端のカタパルトが戦場に戻るのに便利。というか、それ以外使い道がない。


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