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城塞都市バレリオ ~強攻水路~ - (2011/01/16 (日) 00:38:38) のソース

*城塞都市バレリオ ~強行水路~
エアバースト(ver.2.0)追加マップ第三弾。
旧ブロア市街地に似たヨーロッパ風の市街で、深く掘られた水路と聳え立つ城壁、巨大なニュード結晶が特徴。
水路は鐘の音を合図として水位が変化し、満水状態では水路全体が満たされる。

ベースは西・EUST、東・GRF。
GRFベースはそびえ立つ城壁の内側にあり、EUSTが城下町から攻城をしかけるような格好になる。
他のマップ以上に陣営で戦略が異なる戦場であると言えるだろう。
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*詳細
とにかくだだっ広い。その広さは旧ブロア市街地とは比較にならず、放棄区画D51をも上回ろうかというところ。
その中を無数の建造物が埋め尽くしており、東西南北に無数のルートが用意されている。
おまけに高低差も第三採掘島の給水塔以上にあり、城壁や楼閣の上からは街が一望できる。しかし激戦区となる中央付近の見通しは極めて悪い。
いつも通りベースリスポンから巡回しようとすると、膨大な時間をポイント獲得なしで過ごすことになる(ただしこのマップではなおさら重要な仕事である)。

*全体図
[[公式サイト>>http://borderbreak.com/map_valerio.html]]でマップのPDFをダウンロード出来る。

*水位について
残り時間が170の倍数(170,340,510)の時に鐘が鳴り、10秒程かけて水位が上昇。
鐘が鳴ってから40秒後(130,300,470)の時に水位が10秒程かけて下降する模様。

*設置施設一覧
-プラント
5つ。
詳細は後述。

-リペアポッド
両ベース内、コアの三方に1つずつ。

プラントB、EUSTベース寄りに1つ。崖沿いの建物を背に。
プラントDにも同様、GRFベース寄り、建物を背にしている。

-カタパルト
8つ。
EUSTベース内、コアの左右と前方に1つずつ。
右のものはベース前・物見塔の上まで飛ぶ。

EUSTベース前に3つ。
ベース内・左カタパから乗り継いでEUST側城壁を回り込むもの。
物見塔前、プラントB方面に向かうもの。
城壁端の南側、城壁の内部階段出口へ向かうもの。城壁への激突注意。

GRFベース内、コア左右に1つずつ。
左のものは城壁見張り台をギリギリ飛び越さない程度。
右は城壁を越えてプラントEに着地する。

-リフト
16箇所、20基。

水場手前、物見塔と壁を繋ぐ橋に登るものが2つ。
プラントA付近、中央通りをEUST側城壁方面へ横断するものが1つ。
同城壁の見張り台に登るものが1つ。
城壁端、下から市街部へ登るものが1つ。

水路から市街部へ上がるものが、半ばと北側に1つずつ。

崩れた教会横、水場側にプラントDへと登るものが1つ。
市街のGRFベース寄り、下からGRF側城壁の通路前へ登るものが1つ。
プラントE横、同城壁の見張り台へ登るものが1つ。

GRFベース前、ベース城壁西側の足下へ段差を登るものが3つ、等間隔に。
ベース城壁西側見張り台へ、足下から上がるものが2つ。城壁西端の穴へ登るものが1つ。
同様に東側見張り台へ足下から上がるものが1つ。

GRFベース内、左右の見張り台に登るものが1つずつ。

-自動砲台
EUST側は7つ。
ベース入り口を睨むように2つ。
コアを囲んで4つ。
防壁上、水場方面を見るものが1つ。

GRFは5つ。
城門バリケード前に2つ。
コアを三方から囲んで3つ。

-レーダー施設
どちらも入り口から見て右最奥部。
EUSTのものは入り口右側、上段ならバリケードと防壁の隙間から直接狙える。
GRFのものは城壁西端の穴から狙える。ただし西見張り台からは無理。

-ガン・ターレット
4つ。全てGタイプ。
EUSTベース内中ほど、正門を狙える位置に1つ。
EUSTベース前、物見塔と壁を繋ぐ橋に1つ。

GRFベース前正面、城壁端近くに1つ。
GRFベース前西側、高台から下を見るように1つ。

-破壊可能オブジェクト
バリケードが12個。

EUSTベース内部、正門からコアを守るように2つ。
横入り口を塞ぐものが2つ。破壊されるとレーダーが丸見え。

水路沿い西~南側のルートからプラントBを守るものが2つ。
プラントC上の橋、向かい合って1つずつ。
プラントD下の、教会を守るように2つ。

GRFベース城門を塞ぐものが2つ。
城門からコアまでは非常に近いため、破壊されると危険。
また、2つとも未破壊の状態でリフトから侵入されると、ベース移動に時間がかかってしまい迎撃に大きな手間がかかってしまう。

*戦術
その広さのため、攻めの基点となる中央Cプラントを押さえた側が優位に立てる。
一つ手前のB/Dプラントから迂回ルートで敵ベースを攻めることも可能だが、あまりに遠く効率が悪い。
敵にCを取られると、自軍ベースへ向って立て続けに攻勢を仕掛けられ、次々にプラントを落とされることになる。

が、そのようなときこそ無数ともいえる潜行ルートで敵ベース前プラントを奪いにいくチャンス。この点は他のマップと何ら変わりない。
見通しの悪さが手伝い、普段にも増して成功率は高い。
攻防で機動力と索敵力がものを言うマップである。

よって、攻めにおいてはACを持ち機動力に富む強襲兵装が、守りにおいては索敵センサーを持つ支援兵装が輝く。
マップが広すぎるうえ障害物が多いので巡回索敵は効率が低いが、支援1機分のセンサーでもルートをカバーしきれない事もあるほどに広いため、センサー持ち支援が2機は欲しい所。センサー設置数が少ない場合は、巡回で補う必要もあるかもしれない。
理想としてはセンサー網に引っかかった敵機をエリア移動で先回りしてつぶしていく。
普段支援兵装に乗っているなら、この機会に索敵センサー系統を是非購入・搭載したいところ。設置場所も研究しておこう。

攻めに参加する場合、機動力すなわちダッシュ性能とエリア移動時間を重視した機体構成が有用。
あまり活躍できていないと感じるなら、特にこだわりがなければ機動性を重視した中量級・軽量級機体を構築し強襲兵装へ乗り換えてみることもお勧め。

重火力は地形の高低差が激しいためエアバスター系が有効で、狙撃は自陣近くの高台から援護射撃がしやすい。
ただし障害物が多くプラントC以外は戦場も動きやすいので、ただの垂れ流しでは無意味。


狭所での戦闘も多いため、各兵装の近接武器が輝きやすいマップでもある。
爆発物も有効だが、手榴弾や榴弾を投げ込むだけではプラントは染まらない。
あくまで複合的な攻撃手段の一端として活用したい。

プラントC攻め、そこからの更なる攻めに注力するためにも、支援兵装は後方の万全な索敵警戒を行いたい。
センサーがやはり非常に有効だが、そこそこの横幅を持つ縦長なマップのため、アウル索敵機も選択肢に入る。
ただし後者の場合は、死に補充という意識がある程度あったほうが良い。

あまりの広さのため、クロスカウンターのごとく敵集団と味方集団が大きく離れてしまうケースがある。
大攻勢をかけていると知らぬ間に敵の大部隊もベースに迫っており、いざ敵コアを叩こうとしたら一瞬にして自軍コアゲージが空になることも。
双方が強襲兵装に偏りすぎ、設置されている索敵センサーが少ない状況で発生しやすくなる。
押している時こそベース近辺の状況把握を意識して行いたい。

**プラントごとのコメント
***プラントA(EUSTベース前・中央通り上)
EUSTの最終防衛ライン。
橋上や地上からも占拠できる。
ベースまでの近さ故スルーされやすいが、取られるとピンチなのも確か。

***プラントB(市街地南部)
EUSTの前線拠点。
高台状になっているが、真下の水路からも占拠できる。やや後方中央向きにリペアポッドあり。
GRFは必ずこの周辺を通らなければならないため、EUSTは劣勢でも踏みとどまりたいところ。
逆にGRFが奪取すれば、ここから豊富な展開で攻め立てられる。

***プラントC(市街中央・水路上段)
当マップ最重要プラント。
柱のある段だけでなく、水路下段、橋上と上下から占拠可能。
水路が満水になると橋上でしか安全に占拠できなくなる。
ここの周辺は広い道路があり、比較的開けたエリアが多い。
橋上からプラント柱の段に降りる細い階段は奇襲に最適。

このプラントの特徴として''敵陣側にリスポンする''。
この性質も相まって、攻勢の拠点としての価値が高い。

***プラントD(市街地北部・廃教会上)
GRFの前線拠点。
廃教会の上の段にあるプラント。やや後方中央向きにリペアポッドあり。
EUSTから見ると、右手に大回りするルートの始まりにある。
教会内部の階段や下段の壁沿いからも占領できる。

すぐ近くにマップ外へ出られそうな部分があるが、実際''出られる''。無論、エリア外につき機体は爆散。
あまりの絶景に釣られないよう、また戦闘の際には吹き飛ばされないよう注意しよう。

***プラントE(GRFベース前・城壁手前)
GRFの最終防衛ライン。
ベース直通ルートからは横に入った位置にある。
城壁に挟まれたエリアにあるため非常に見通しが悪く、奇襲されやすい。
ベースからカタパルトで直通できるので、比較的守りに駆けつけやすいのが幸いか。

**西・EUST戦術
敵城へ向って攻め上がる形になる。
概して相手側に高所を取られやすいため、攻めにくく潜行も見つかりやすい。

問題はベース防衛のしやすさが大幅に劣ること。
こちらのベース防壁はスカスカ。色々なルートから攻められ、裏門に隠れながらレーダー破壊も簡単にできる酷さ。

一方の敵ベースは非常に堅牢にできている。外部からの射線は榴弾以外完全に遮られ、マインなどでリフトを封鎖されればどうしようもない。
だが、城門となっているバリケード破壊さえできれば敵コアは目の前。リフトを突破すればコア側面に回り込める。
また敵側プラント付近は、見通しが悪く奇襲を狙いやすい。
単騎コア凸の成功率は低い。プラント奇襲も絡めた纏まった攻勢を仕掛けたい。

そのためにも、なんとしてでもプラントCを確保し、それ以降のプラント襲撃と敵ベース城門の破壊を行えるようにしたいところ。
特に開幕はGRF側が先に到達するため、一度は奪還する必要がある。
プラントCへの侵攻時には、奇襲や防衛に人手を割きすぎないようにしたい。占拠部隊が集中攻撃を受けて最悪逆襲を許してしまう恐れも。
一方、10人全員で押しかければ、プラントCは取れるかもしれないが敵側の自軍ベースへの潜行が容易になるうえ、榴弾等で一網打尽の危険がある。
理想は1~2人が敵ベース方面へ潜行して陽動、敵の枚数が減ったプラントCを一気に奪い取る形か。
勿論、間違っても後発組でもない強襲兵装がA,Bプラントを染めているなどという展開は避けたい。

上手くプラントCを取った後は、プラントDとプラントE・敵ベース前への二面攻勢を仕掛け、敵の防衛が薄い方を奪取。
皆で纏まって急ぎコアへなだれ込みたい。

防衛ラインはEUSTベース側城壁。
敵勢がここを越えるルートは、城壁を回り込むか城壁内通路に絞られ、
センサーでそこさえカバーできれば、抜けられる可能性は大幅に縮められる。
地形的にもボトルネックに近く、ここより後ろがスカスカなだけに、プラントBも含めた防衛線を張って敵を食い止めたい。

**東・GRF戦術
プラントC前あたりまでは高所を取れるため、比較的見通しが良く、機動性が発揮しやすい。
城門の破壊とプラント奇襲さえ気を付ければ、防衛は割と楽。

侵攻に際してはEUST側城壁付近がボトルネック。
城壁を回り込むか城壁内通路しかルートがないため、適切な位置に索敵センサがあれば気取られずに抜けるのは至難になる。
ただし、そこから先はベース侵入まで含めてルートは多い。
敵ベースも欠陥が多く、散開して様々な方向から攻め込むことができる。

問題は、堅い守りを成しているその高い城壁が仇となり、ベース内からは迫りくる敵を目視も射撃もできないこと。
コア周辺でひたすら迎撃だけしているのは、あまり有効でない防衛戦術である。
できる限り城外で敵を止める必要がある。それも、プラントE側からプラントD―直ベースインルートを狙いづらかったりと中々難しい。
必ず通らざるを得ない城壁の窓や、リフト上昇中の長い隙を上手く利用したい。

城外で止めるといっても、敵全員でラッシュをかけられればとても止めようがない。
その意味で、敵の攻めの基点となるプラントCは絶対に渡さないようにしたい。
プラントCを取られると、公式マップ通り奇襲されやすいルートが出来上がってしまう。
これを使用したベース前・プラントE、そしてプラントDとの二面攻勢を仕掛けられると、防ぎきるのは難しい。

敵も当然ながら第一目標として苛烈な攻勢を仕掛けてくる。
ただ単に止まっているだけでは手榴弾等で一掃されかねないので、地形を利用した戦い方や押し引きを駆使することが大切。

同時並行して、敵潜行組にも注意。
プラントDとEの付近は見通しが悪く奇襲されやすい。
それにベース前を加えた奇襲警戒は常に、特に優勢なときこそ必須。

敵側プラントは奇襲できなくもないが、そこまで来れるなら大概はベースまで到達できるだろう。せっかくなのでコアを叩いておこう。
敵をベースに呼びつけ、前線の枚数を減らしプラントCを奪取できれば、後は雪崩式である。

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