小町会会報5-1 『2という数』

当たり前ですが、当たり前に認識されていない事。



まえがき

このページには小町会会報・標という題を脳内設定でこっそり付けております。
今後同じコンセプトを持った会報を出す予定が(予定は)あるので、5-1としました。
内容としては、各ページに小出しにしてきた重要事項をスパッとした切り口でご紹介~という感じ。

いつも長々と見辛く展開していますが、今回は珍しくさっくり読める文章量かと。
『とりあえずここ読んどけばOK』みたいな役目を担うまとめ的ページです。



Q. 1たす1はなーんだ ?


馬鹿にしているのか ? という当たり前な問題。
いえ、私が馬鹿にするのはこれが分からない大人だけですよ。分からない、ね。


答えは当たり前ですが2です。
あ、1+1=2に疑問を唱える方もおりますけれど、その考え方は良いにしてもそもそも『数』というのは真理ではなく人が便宜的に生み出した概念なので、答えはないものだし使いやすくするための概念に疑念を抱いて使いにくくしたら本末転倒ですよー、と先に封じておきます。
今日のところは余計なコト考えずに、素直に2でいきましょう。その方がわかりやすいので(以下の文も全て同様なのであしからず)。


さて、この算数で言えるのは「1に1を重ねた数が2」という事。

すなわち、2は1なくしては存在し得ない。
『2』という数は1と別物という意味ではなく、1と1の積み重ねを言う。



何を言いたいか、もうお分かりですね。


アイマス2の『2』は、本当にこの意味の『2』なのか ?

「2は1と全く別の物」と考えて制作し、元の1の存在を失念したのではないか。



1を足す事で2になると誤認し、

元の1をないがしろにし足し算を誤った。


1+1の解が2なのであり、0に1を足しても2にはならないのだ。





さんすうのじかんにならわなかったの ?





1という『アイマス』の名でお馴染みの、基本形・ベースとなる物があった。
その原典に新要素や改良案を付加し、重ねていくことで「アイマス2」とする。
続編・シリーズとはすなわちそういうものだ。


新しい作品というのは、2ではなく1だ。
新しさを足した従来の作品が2なのであり、今までの土台を捨て去っては2にならない。


更に、元の1が基準となるという事は、そのシリーズの評価の最低ラインをも決定付ける事になる。
2どころか1にすら満たないのであれば、それはいわゆる劣化版だ。
元の1に1を足すつもりが、0とまではいかないものの、元の1を0.8捨てて0.3足したような中身だからアイマス2は痛であり劣化版と言われるアイマス0.5…とされる訳だ。



最小単位


最小単位を決めてやると、ゲームの制作という点においてもう少し正確に記述する事が出来る。
この単位もどうせ分かり良くするための概念なので、ここでは0.1としてみよう。

0.1にの積み重ねが1になる、という基本は同じであり、別の言い方をすれば「0.1は1の構成要素」となる。
つまり、この0.1がそのゲームを構築する様々な要素であり、0.1の新要素が付加されたとか、プロデュース要素は0.1をX回重ねた割合を占める、などのように言える。
経験値みたいでいいねっ。

「1」をゲームの完成形とするなら、「2」にするには1の上にまた0.1(新要素等)を積み重ねて最終的に1を足す必要がある。
ただ1+1と言うよりは、0.1+0.1+0.1とした方がゲームの性格を捉えやすいと思う。


しかし互いに殺しあう要素、-0.1を付加しては0.1+(-0.1)=0.1-0.1になってしまうから、
「2」は0.1の『量』もさることながら、『質』というのも重要になるという事だ。(これが個別で記した量的問題と質的問題にあたる)

また元の1を作る0.1と、足す1の0.1を入れ替える事は1-0.1+0.1であり、やはり2にはならない。


続編はゼロからではなく、1からのスタート。
アイマス2は算数の基礎に乗っ取っていなかったために、真に2でない物を『2』と称する悲劇を招いてしまった。




こう断じても最早問題はないだろう。


アイマス2はアイマスの続編という意味の名前じゃない。



「アイマス2」という固有名詞なのであり、

『アイマス』の続編に非ざる異物同名の作品群に過ぎない。



もちろん、打破は期待出来ないとは言え『現状は』という言葉を付け加えておくが…。
最終更新:2012年06月25日 18:52
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