会報5-2 『優先順位』

はじめに

「とりあえずココだけは読んどけ !』のさっくり読めるシリーズ第2弾になります。
シルベというよりはコトワリのレベルですが、各項目で単純明快に示す事が出来なかったのでココに記しておきます。
最も当てはまるのはジュピターさん問題など。


お察しの方はとっくに察してるような当たり前の事ですが、あのページやたら見づらいしね、読まない人のために改めて明記をする運びとなりました。
最後のまとめだけ見れば何でこんな話持ち出したか分かるので、多忙な方は最後のみどうぞ。



一章、 取捨選択において


どうしても物事の取捨選択を迫られてしまう場合において(そうでないなら別)
その物事を出来るだけ優れた完成形に近づけたいと思うなら(そうでないなら別)
『優先順位』によって判断する事が必要でしょう。


まず、優先順位って何よ。具体的には何で決まるの ? なぜAよりBが優先されるのか ?
という「Why」にあたる部分から見ていきましょう。


さくっと答えを言ってしまうと、一般にこれは『価値』です。


価値の高い物は優先順位が高い。価値の低い物は優先順位が低い。


で、優先順位をつけて選択する事のメリットは、より価値の高い物を残す事が出来るってコト。

逆に、それをしないとどうなるか ?
→こうなる。9.18事件詳細




さて、次に価値の高低はどうやって決まるのでしょうか ?

とりあえずココでは以下の2つと認識して頂ければ大丈夫です。2章へつづく↓


二章、 判断基準『絶対価値』


価値を決めるにあたって必ず壁となるのが、価値と、価値観の違い。


価値観はしょせん認識…悪く言えば思い込みに過ぎず、時と場合や人・集団によって大きく左右される曖昧なモノです。
アイマスには通例が当てはまらない、と言われるのもここに理由があり。

価値感だけでモノを考えると…

「リストラだあ !! 気にくわない方からな !! よしこいつら4人だ !!

そうだ男入れようぜ男 !! アイマス大改革ぅ !! ははははははー」

のような内容にもなってしまうので、良い結果を望みたいならそれだけで判断するのは避けなければなりませんね ?



相対的なものではなく、絶対的な価値。
確実な、100%アテに出来る判断基準はこの絶対価値とでも言うべきものだけ。

例えば金本位制度はこの絶対価値応用版で……とか言ってわかりますかね ?


じゃあ、ぐっとくだけた例えにすると、
「俺は酸素がなくても生きられるぜ !!』と言う中2さんがいたとしましょう。

それではさっそく、酸素のない、二酸化炭素が溜まった火山地帯の窪みにぽいっと放り込んでみます。
当然、呼吸がままならずジ・エンドですよね。ごくろうさま。


酸素(と呼ばれる気体)は、人が呼吸し生きていく上で絶対に存在しなければならないもので、
いくら「酸素は無価値な物」と思い込んでも、絶対価値を持つものの前では相対価値(価値観)は覆されてしまう。


つまり、この絶対価値ちゃんに従っていれば(理を)誤る事はない=アイマス革命を断行しても問題が起きないのですが、
そういう価値あるものは数がそう多くない上に、見極めがものすごく大変。

石原さんとかが理を悟った賢人で、ファンを上から見下ろせるような存在ならば大丈夫ですが…、
うん、違うよね ?


三章、 判断基準『実用性・必要性』


じゃあ絶対価値がわからない時はどうするの ?

…といいますか、わからない事の方が多いです。

ここまで言っといてアレなのですが、絶対価値で判断出来る人は稀、それ以前に絶対価値と相対価値の区別に至るまでも大変でしてね…。


たいていは起こった結果から見えてくるモノ。
失ってからその価値に気付くパターンですね。「離れてから 気付いたの 貴方の優しさ…」とか。



しかし見えないからといって、某石ころさんのように究極の相対価値を押し付けるとああいう騒ぎが発生する訳で。


そんな時、物の価値は『実用性』や『必要性』から選択していくのがおそらく最善。

一般に行なわれているのはコレですね。で、学校の授業で行なわれてないのがコレ(余談)。
まあ早い話、消去法なんですが…。


最もわかりやすい例で言うと、「数学とかより家庭科とか教えようぜ…」みたいな話。


因数分解とか、余弦だの正弦だのって、それこそ大学とかでやれば十分じゃ ?
別にそういう定理を使わない人間に強制する意味は ?
それなら包丁の扱いでも教えた方がよっぽど将来役立つからさ…。



四章、 つまりこういうことだろ ? ↓


男アイドルとか、ガールズサイドとか銘打ったやつでやれば十分じゃ ?
別にそういう内容を望んじゃいない人間に強制する意味は ?
それより竜宮小町のプロデュースさせてくれる方がよっぽど良いんだけど…。



意識・無意識を問わず、蜂起または辞職したファン達の中にはこのような考えが根底にありました。
事件の波紋がより大きく広がったのもこういう点があったからこそでしょうね。

またジュピターさん問題のみならず、この『優先順位』はその他もろもろの問題に共通する、いってみれば理解のためのキーワードの1つですね。
例えばほかに「なんで小町の4人 ?」という疑問の理由もコレ。




優先順位を完全無視した。

あるいは、アイマスにおける『価値』を把握していなかった。

選択を誤る理由はこの2つが主ですが、さあて、どっちでしょうねえ…。
最終更新:2012年12月06日 14:51
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