飼い主の少女の父親の転勤の為に捨てられてしまった犬のコロ。
悪ガキ共にいじめられていた所を研とバリカンに助けられ、泉家で飼う事に。
すっかり研になついたコロだったが、道端で謎の2人組の男が研に罠を張っているのを察知し、研に知らせようと
良井小学校まで迎えにくる。
が、間一髪研は男達の網にかかってしまい、身動きが取れなくなってしまった。
襲いかかろうとする男達にコロは飛びかかり身を挺して研を助ける。
男達はジュラル星人としての正体を表した。ジュラル星人の放った光線を食らったコロは伸びてしまう。
やっとの事で網から逃れた研は、変装してジュラル星人を倒した。
コロに駆け寄る研。笑顔の研とキャロンに、バリカンと追いかけっこをするコロ…。
それらの回想シーンを経て、コロの墓をたててコロを偲ぶ研とキャロン・バリカンの姿があった。
「コロ、ありがとう…一生お前の事忘れないよ」研達はコロの墓を後にした。
悪ガキがコロを殴るSEがやたらに物騒。
また、コロが死ぬ前の回想シーンも非常に唐突である為「ん?結局コロは元気になったの?」とマジに視聴者に錯覚させる。
そもそもチャー研にこんな事を言うのも野暮かも知れないが、いわゆる
作画崩壊回である。
キャラの線が非常に荒く、研達の顔やバリカンの体にどこか違和感を感じる。ジュラル星人の作画も他の話と大分異なり、バンクの絵と比べると違和感が大きい。キャロンはなぜか石ノ森章太郎風。
背景も昭和の町並みのような板塀が描かれていたり、なにより「
良井小学校」と校門に書かれており、
怪奇宇宙植物園での
馴れーションの解説と矛盾しているなどチャー研においては浮いた部分の多いエピソードである。
「これはパラレルワールドの世界の物語なのでは」「このエピソードは外注なのではないか」と唱える者もいるくらいだ。
しかし、設定の食い違い等を除けば、この話はしっかりとした内容となっている。
いつもは自分と関係のある人物が死んでも涙を流さない研が珍しくコロの死に涙を見せている。
話自体もかなり悲惨的で救いようがなく、この回を「
チャー研の中でもっとも笑えなかった話」「
チャー研唯一の鬱エピソード」と評価する
チャーケニストも少なくない。
最終更新:2017年07月19日 01:05