概要
修羅の門に登場するキャラクター。
主人公「陸奥九十九」の4つ年上の兄。
作中では物語の開始時点で故人となっている。
一子相伝の殺人拳「陸奥圓明流」の継承者候補で、若干15歳にして当時の継承者である祖父「陸奥真玄」の「全盛期を」超える実力を身につけた天才。
しかし、優しすぎる性格から自分は継承者に向かないことを自覚していた。
最期
九十九が15歳になった時、陸奥圓明流の継承権をかけて戦いを挑む。
九十九もまた優しい性格をしており実の兄に対して本気を出せないこと、そもそもの実力が違いすぎることから冬弥の優勢で進行するが、追い詰められたことで九十九の心に棲む「獣」が覚醒し、冬弥に対し「巌颪」を繰り出し、冬弥はこれを受けて致命傷を負う。
冬弥は九十九の強さを認め、どこまでも強くなってほしいという旨の遺言を遺し、安らかな顔で間もなく息を引き取った。
なお、九十九は兄が巌颪をわざと避けなかったと考えているが、戦いを見届けた真玄は九十九の実力が(一時的に)冬弥を上回り避けられなかったと考えており真相は定かではない。
いずれにせよ、九十九はその後も自分より冬弥の方が強いと考えている。その冬弥が「どこまでも強くなってほしい」と遺した遺言が、九十九が戦いをやめない理由のひとつとなっている。
最終更新:2025年04月07日 17:24