2000年に公開された映画「オーディション」に登場したレコード会社のディレクターだが、1年前に失踪している。
ヒロイン・山崎麻美(椎名英姫)の犠牲者の一人であり、麻美の部屋に放置されているズタ袋の中に身動きと会話を出来ない状態にされて詰められ、麻美より最低限の食事のみを与えられて辛うじて生かされている。
袋から這い出てきた芝田のうめき声は、よく聞くと「ごはん…ごはん…」と言っている。劇中で麻美が餌皿に吐き出した吐瀉物を食べるシーンは劇中屈指のトラウマシーンで「クライマックスよりおぞましい」との声も上がる…が、これは主人公・青山重治(石橋凌)が見た幻影の姿であり、芝田はこの時点ですでに死んでいる。
芝田の最期
原作本(村上龍)では、劇中に出てきた両足首と手の指3本、片方の耳、舌がない男は青山が見た幻影だと説明されている。予告編でも使われた「麻袋が動くシーン」は映画用に追加されたシーンで、麻美の空想の世界と考えていいだろう。
実は、柴田は心臓の病を抱えており、麻美が足を切り落とした時に心臓発作でその場で亡くなっている。彼の遺体は発見されていない。
実際、麻美のバイオレンスな回想の中には、彼女の妄想、実行していないものも含まれる。麻美は回想の中で、バレエ教室の講師・島田(石橋蓮司)の首をワイヤーではねて殺しているが、青山はバレエ教室の先生のところにも訪問しており、彼の生存を確認している。
島田の正体は麻美を虐待していた叔父か、同じく麻美を虐待していた母親の同棲相手だと思われる。彼女の内膝に残る火鉢の跡を付けた張本人。島田は足が不自由であり、麻美は自分を騙したり利用したりする男は、彼女に義父を思い出させるため、その男も足を切り落とされるべきだと感じていた。
備考
袋詰めにされた芝田は、演じる大杉漣が実際に麻袋の中に入っている。劇中で登場した吐瀉物も本物とする資料もあるがこれは間違い。前のシーンで音声のみボウルに吐き出すシーンがあるが、こちらが本物。
前半のオーディションシーンで女の子が質問の回答に「大杉漣」と言い、青山と吉川泰久(國村隼)が爆笑するシーンがあるが、後々のことを考えるとこれは伏線だった可能性がある。
- 2004年に公開された椎名さん主演のオリジナルビデオ『不帰の海』で、大杉さんが主人公の上司の太田南署の署長役で出演しているのを、知ってる奴がいるんだろうか…。大杉さんが演じた高倉裕介、インテリ風なのに、修羅場をくぐった敏腕刑事って感じで良かったわ。 -- 名無しさん (2025-09-11 23:30:39)
最終更新:2026年04月09日 09:46