わたしをさがして(KP:陸亜) > 5

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◆吸血鬼の成れの果て

KP(陸亜): そしてその辺りで、三人と一匹はT字路を曲がるでしょう。
すると、ハティがいつかのように激しくわめきたてます。
榊 海斗(ユツキ): 「…っ来るか?!」と前方を警戒してキッと見据えます。
KP(陸亜): ですね。では〈目星〉〈聞き耳〉任意でどうぞ。成功した人は先制攻撃が可能です。
† KP(陸亜)
 目星(70): (コロコロ…) 1D100 : 92 [ 計:92 ]
† 榊 海斗(ユツキ)
 聞き耳(70): (コロコロ…) 1D100 : 89 [ 計:89 ]
榊 海斗(ユツキ): ここまでKPの温情を裏切る二人って凄くね?
KP(陸亜): 「…いい加減にしてもらおうか」 と構えつつもそうだね凄いね。
KP(陸亜): では、吸血鬼が顕現します。同じように煙がその姿を構築しますが――それは最早、人の姿形ですらありませんでした。

腐敗した人間の皮や肉を纏った、赤黒い内臓の集まりのような物体。
蠢くそれは血液を溢れさせ、尚も鮮血を求めるべく皆さんと対峙します。
吸血鬼のおぞましい変貌を見たことによる<1/1d8のSAN喪失>です。

† 榊 海斗(ユツキ)
 SAN(50): (コロコロ…) 1D100 : 93 [ 計:93 ]
† KP(陸亜)
 SAN(62): (コロコロ…) 1D100 : 39 [ 計:39 ]
† 榊 海斗(ユツキ)
 SAN喪失: (コロコロ…) 1D8 : 5 [ 計:5 ]
榊 海斗(ユツキ): 出目腐り過ぎィイイイイ
KP(陸亜): うん。アイデア行こう。時間経ってて良かったとも言える。
† 榊 海斗(ユツキ)
 アイデア(65): (コロコロ…) 1D100 : 32 [ 計:32 ]
KP(陸亜): 一時発狂だね。1d100で種類決定。
† 榊 海斗(ユツキ)
 : (コロコロ…) 1D100 : 85 [ 計:85 ]
KP(陸亜): 「チック(顔面痙攣)、四肢の震え」か。具体的な行動制限は無いのね。
では、技能ロールに-20の補正にしましょう。1d10+4で期間どうぞ。
† 榊 海斗(ユツキ)
 : (コロコロ…) 1D10 : 5 + 4 [ 計:9 ]
KP(陸亜): 9ターンか。これは精神分析使った方が良いかもしれないな。さてDEXですが
ハティ→吸血鬼→司→海斗君→ヴィーラ、になります。
榊 海斗(ユツキ): 「は、っあ、く、そ…!」と眼前のおぞましい生き物を見て呂律も上手く回らなくなり、構えた銃の照準も小刻みに揺れる事でしょう。隠そうと思っても隠しきれない動揺と恐怖が、全身をかたかたと震わせてるんでしょうね!!くそー!!
KP(陸亜): 「おい、海斗…?!」 その違和感は気付くでしょうが、まずハティの行動からですね。
† KP(陸亜)
 吠え立てる: (コロコロ…) 1D100 : 72 [ 計:72 ]
KP(陸亜): ああ残念。吸血鬼には こうかが ないようだ!
KP(陸亜): 続いて吸血鬼ですが、ヴィーラが居ることにより行動が特殊になります。
攻撃対象はヴィーラ固定となります。
† KP(陸亜)
 見つめる: (コロコロ…) 1D100 : 16 [ 計:16 ]
† KP(陸亜)
 POW吸収: (コロコロ…) 1D3 : 2 [ 計:2 ]
KP(陸亜): ヴィーラに近づいた吸血鬼は、そのおぞましい身体から血肉で出来た触手を振り上げると、ヴィーラに襲い掛かるでしょう。彼女の身体に直接傷が付くわけではありませんが、彼女の精神に何らかの影響を及ぼします。
KP(陸亜): 司の行動になります。海斗君の状態に気付いて、その肩を掴んでは揺さぶるでしょう。
KP(陸亜): 「お前なっ…人にあれだけ言っておいて、こんな時にそんな様か! しっかりしろ!」
とついでにぱしんと平手打ってやろう。<耐久-1>してね。代わりに成功率+20するわ
† KP(陸亜)
 精神分析(56+20): (コロコロ…) 1D100 : 92 [ 計:92 ]
KP(陸亜): 出目がひどい。殴られ損でごめん海斗君、次君の行動だわ。
榊 海斗(ユツキ): 「ッ痛…し、かたねえだろ…!こんな、の相手に…!」としかしこんな状況でどうしろと言うのか。え、えーと…聖水杭って打とうにもこれ無理ですよね絶対…笑
KP(陸亜): 無理です。先に条件を伝えると<特定の値まで耐久を減らす>等の対処が必要です。
使える時は教えてあげるよ。
榊 海斗(ユツキ): はい、じゃあ駄目元でライフル行きます。お前頼むから本気出せよ。(時間ねえってのに、何で、震えちまうんだよ!)とはやる気持ちと自分の身体に内心舌打ちしつつ
† 榊 海斗(ユツキ)
 ライフル(60+-20): (コロコロ…) 1D100 : 96 [ 計:96 ]
榊 海斗(ユツキ): この見せ場というかクライマックスで奮わないのマジで辛いんで海斗さんマジ(海斗さんのちょっといいとこ見たかった勢)
KP(陸亜): うーん、状況が特殊だからなあ…ちょっと待ってね
じゃあ海斗君1~6で振って。それからKPが1~6振ります。
† 榊 海斗(ユツキ)
 : (コロコロ…) 1D6 : 2 [ 計:2 ]
† KP(陸亜)
 : (コロコロ…) 1D6 : 6 [ 計:6 ]
KP(陸亜): そうか。では海斗君は焦りや恐怖、様々な混乱の中で白昼夢らしい光景を見る。それは今正に海斗君が恐れている、朝が訪れて司が吸血鬼化することや、今目の前の怪物に自分が殺されること、ダンスホールで見た阿鼻叫喚の中に自分たちが仲間入りするかもしれないこと――などが思い浮かぶ。
KP(陸亜): それは事実かもしれない。来るべき未来であるのかも。
そうであってはならないと、そう思う気持ちもまた残っているだろう。
KP(陸亜): ということで〈POW*5〉を認めます。輪で解釈すると2→1→6で距離は2なので、-10の補正がかかる。それで成功したら踏ん張れたことにしよう。
† 榊 海斗(ユツキ)
 POW*5(70-10): (コロコロ…) 1D100 : 68 [ 計:68 ]
榊 海斗(ユツキ): 女神に懇願してもこれだからな…(割と画面の前で真剣に拝んだ)(はか)
KP(陸亜): 残念だ。それならこの恐怖に打ち勝てなかったことで<1/1d4のSAN喪失>甘んじて喰らってもらおう。不定まで残り2だよ。
† 榊 海斗(ユツキ)
 SAN(45): (コロコロ…) 1D100 : 45 [ 計:45 ]
KP(陸亜): いちたりた。よかった。
KP(陸亜): では次、ヴィーラの行動です。
ヴィーラは先に海斗君から、この存在が父であるかもしれないことを聞いています。
その為、父親に対して〈言いくるめまたは説得〉が使えます。
KP(陸亜): 「おとうさん――おとうさんなの…?」 彼女は愕然としたまま、目の前の父だったかもしれない肉塊を見つめるでしょう。
† KP(陸亜)
 説得: (コロコロ…) 1D100 : 39 [ 計:39 ]
KP(陸亜): 成功ですね。ヴィーラの言葉を聞いた吸血鬼はびくんと波打ち、戸惑ったような素振りを見せます。次の行動に-30の補正が入ります。
KP(陸亜): 「…ほ、ほんとうにおとうさんなの…?!」 ヴィーラは泣きそうになりながら二人を振り返るでしょうが、二人もなかなかそれどころではありませんね笑
榊 海斗(ユツキ): そうだね!!(顔を覆う)
「は、死ぬ、訳には…つか、さ…!」とか色々想像やら震えやらで本当海斗はそれどころじゃないです笑
KP(陸亜): はい。2ターン目ですね、ハティの行動。
† KP(陸亜)
 吠え立てる: (コロコロ…) 1D100 : 68 [ 計:68 ]
KP(陸亜): 成功ですね。では吸血鬼は更に行動を制限されます。
KP(陸亜): 続いて吸血鬼の行動。ぎこちなく、躊躇するように――それでいて、それらを振り切るように。その触手を振り上げます。
† KP(陸亜)
 見つめる: (コロコロ…) 1D100 : 49 [ 計:49 ]
KP(陸亜): 失敗ですね。ヴィーラを捉えようとするものの、上手く触手が動きません。まるで何かに縛られているかのようにも見えるでしょう。
KP(陸亜): 続いて司のターン。懲りずに平手打ちしますので耐久減らしておいてね。
榊 海斗(ユツキ): はーい笑 両頬一回ずつにして下さい笑
KP(陸亜): 「ったく…いい加減にしろ!」 いや一回にしとくよ笑 では精神分析。
† KP(陸亜)
 精神分析(56+20): (コロコロ…) 1D100 : 7 [ 計:7 ]
KP(陸亜): ここでここまでいい数字出るのか。では海斗君の行動制限は解除されます。
榊 海斗(ユツキ): 「…ってぇ!」と再度殴られて頬が赤くなりつつ、必死な顔で自分を正気にかえらそうとしている司君の顔を見て、ハッとするんじゃないですかね。「…ッ悪い、震えてる暇なんてねえよな。心配掛けた!」と再度ライフル担ぎますよ。今度こそ外すなよもう。
KP(陸亜): うん、でもまあ待とうか。
榊 海斗(ユツキ): ん? アッハイ!
KP(陸亜): 吸血鬼がヴィーラの言葉を受けて怯んだ様を見ているので〈精神分析〉が振れます。
任意だけどね、カードの一つとして。
榊 海斗(ユツキ): ほう。じゃあ精神分析にしようかな。銃を構えつつもも、あのヴィーラちゃんの説得効果で言葉でどうにか出来るかもと思ったとかで。
「エドワード船長、あんたはヴィーラに、娘に会いたいんじゃ無かったのか! 愛する娘が目の前に居るんだ、そんな化け物に飲まれてる場合じゃないだろうが!」と叱咤する感じで。
KP(陸亜): なるほど。では+20でどうぞ。
† 榊 海斗(ユツキ)
 精神分析(80+20): (コロコロ…) 1D100 : 62 [ 計:62 ]
榊 海斗(ユツキ): 100以外自動成功の域でしたね…
KP(陸亜): ふむ。では吸血鬼はそれに震えるように戦慄きます。次の行動に-30の補正がかかります。
アドバイスを一つ。「1/2成功で付随して別の効果が生じる」とします。
KP(陸亜): 続いてヴィーラの行動。ヴィーラは海斗君の言葉を聞いて思うところがあったのか、すうと息を吸って歌を歌いだします。それはミサ曲で歌われる讃美歌でした。
† KP(陸亜)
 讃美歌: (コロコロ…) 1D100 : 28 [ 計:28 ]
† KP(陸亜)
 ダメージ: (コロコロ…) 1D4 : 1 [ 計:1 ]
KP(陸亜): これにより吸血鬼にダメージが入ります。ただし
† KP(陸亜)
 幸運(75): (コロコロ…) 1D100 : 98 [ 計:98 ]
† KP(陸亜)
 ダメージ: (コロコロ…) 1D4 : 3 [ 計:3 ]
KP(陸亜): 吸血鬼化が進行している司にも、〈幸運〉失敗でダメージが入ります。
次からこの行動を抑制したい場合は、ヴィーラに声をかけてください。ロールは不要です。
KP(陸亜): ターン終了、3ターン目に入ります。
KP(陸亜): ハティの行動。
† KP(陸亜)
 吠えたてる: (コロコロ…) 1D100 : 55 [ 計:55 ]
KP(陸亜): 安定してるな。吸血鬼の行動制限がかかります。
KP(陸亜): 続いて吸血鬼の行動。声に怯みそうになったものの、既に正気を忘れたように――ともすれば自分にそうであると言いきかせるように、触手を振り上げます。
† KP(陸亜)
 見つめる: (コロコロ…) 1D100 : 43 [ 計:43 ]
KP(陸亜): 失敗ですね。ヴィーラは泣きそうな顔で、けれど泣けないまま父を見つめているでしょう。
KP(陸亜): 司の行動です。海斗君の発言を聞いて、説得すべきかと姿勢を変えるでしょう。そもそもこいつに武器らしい武器は無い。
KP(陸亜): 「――エドワード船長。貴方がまだその心を持っているのであれば…貴女の娘を、正しく太陽の元へと導くべきだ」 と言ってじゃあ同じ補正で振りましょう。
† KP(陸亜)
 精神分析(56+20): (コロコロ…) 1D100 : 27 [ 計:27 ]
KP(陸亜): 司の発言を受けて、吸血鬼は何度目でしょうか、その動きを止めるでしょう。
その全身を浸す赤は、尚も廊下を汚しています。自らが愛した船を、自らの血液で。

どろり、とその上部が崩れ落ちて――その中に、皆さんは一人の男性の顔を見るでしょう。
血塗れになった血肉の中で、異様なほど青白くのっぺりとしたその表情は、絶望に凍り付いていました――その一瞬までは。
「――…、…ヴィ……――ラ、」 ほとんど言葉になっていない言葉で、けれど皆さんは聞いたことでしょう。
潰された蛙のような声で、それでも愛おしそうに我が娘を呼ぶ、父親の言葉を。
途切れ途切れに紡がれるそれらを結び合わせるように拾えば、こう聞き取れるはずです。

――殺してくれ、と。

榊 海斗(ユツキ): 「エドワード、船長…」その悲痛な声に一瞬目を伏せた後、「それしか救う道、ねえのか…」と呟くかな。医者としては一応殺す以外に助ける方法があればそちらを選びたいんだけどね…無理そうだよね…。
KP(陸亜): 断じて言いましょう。無理です。そして、これが一番のチャンスでもあります。
榊 海斗(ユツキ): それはこのタイミングに杭を刺せるって理解でよろしいですか?
KP(陸亜): そう。だって手番的に海斗君だから。そして杭を持っているのも海斗君である認識です。
持っていなくても、この時点で貰ったとして使って構わないよ。
しないというのであれば、別の鼓動を示してください。推奨は、しません。
榊 海斗(ユツキ): いやするに決まってますよ!ここまで来てしない訳無いですよ!ダメージ与えてないけど刺せるかどうか聞きたかっただけです!笑
「ちっ…それが救う術なら、仕方ねえ、かッ!」と前を見据えて走り寄り、手にした杭を肉塊にずぷりと穿ちます。
KP(陸亜): 穿ちましょう。この状況であれば、自動成功となります。

「心臓に」――本来の言い伝えではそう言われていたはずですが、この場に限ってはどこでも構わなったんです。
何故なら、その全身は既に吸血鬼の心臓と化していたからです。
海斗君が穿った、聖水の染み込んだ杭に穿たれると、吸血鬼は世界を震わすようなおぞましい悲鳴をあげるでしょう。
ぶるぶると震えるそれは、それまでに吸い上げた血液を辺り一面に散乱させていきます。
けれど不思議なことに、幽霊であるヴィーラやハティだけでなく、海斗君や司も血液で汚れることはありません。
血液は次々と廊下に染み込んでいき、それに伴い吸血鬼の姿は急速に縮んでいくでしょう。
そして最後には、一人の男性の形を――あくまで形だけを象ります。
それは最早、言葉ではなく。声でもなく。ただ、思念としてその場に響きます。

――ありがとう、と。

KP(陸亜): 木霊することもないそれは、血液と同じように廊下へと、壁へと、音もなく吸い込まれていくでしょう。


◆戦いを終えて

KP(陸亜): そうして、その場にはぱたりと静寂が落ちました。
榊 海斗(ユツキ): 「これで…倒した、彼を救えたって事になるのか…?」と少し呆然としつつ、ハッとして時間を見ます。もう確認したくない程度にヤバそうだ…。
KP(陸亜): 「5:45」ですね。もし窓があって外が見れたとすれば、東の空が明るくなり始めている頃でしょう。
KP(陸亜): 「…だと、いいがな」 司がぽつりと呟くと、ハティがわんっと吠えて司の周りをくるくる駆け回ります。
KP(陸亜): 「どうした? ハティ」 司がしゃがみ込んで聞いてみるものの、ハティはなんだかとても興奮した感じにわんわん言ってます。間もなく海斗君の方に駈け寄ると、やっぱりわんわん言って司の方を示すでしょう。
榊 海斗(ユツキ): 「…原因…吸血鬼を倒したから、もうお前も大丈夫だって言いたいんじゃねえかな?」とハティ君も凄い助けてくれたからよしよししつつ
KP(陸亜): 司を見れば分かりますが、その目からは既に狂気の色は微塵もなく、お察しの通り吸血鬼化が解けていることを示唆しているでしょう。首筋を見れば、あったはずの噛み痕さえも消えています。
KP(陸亜): ハティは察してくれた海斗君に嬉しそうに尻尾を振ると、老夫婦が待っているはずの部屋へと駆け寄るでしょう。
榊 海斗(ユツキ): じゃあ海斗も一度司君の元へ近寄り、その首筋を見たとしましょう。「噛み痕も、消えてる。…良かった」と肩口に顔を埋めて、心底安心したように軽く抱き締めます。まあ時間も時間なので少しだけな!
KP(陸亜): 「…そうか」 まあ自分でもほっとしたのでされるがままですよ。時間の事は分かってるだろうし。
榊 海斗(ユツキ): あとハティ君は老夫妻の元へ帰りたいのは分かってるので、ノックした後扉を開けて、ハティ君が部屋に入れるようにしとこう。
KP(陸亜): ハティは間髪入れずに中に入るでしょう。最後に二人に向かってわんっと一度吠えてから。
榊 海斗(ユツキ): 「失礼。ミスター、ミセス。どうにか私達は帰る事が出来そうです。ハティはとても勇敢な子で…とても助けられました。お二人とも、ありがとうございました」と一応挨拶しとくよ!時間無いって分かってるけどついやっちゃうんだ!!
KP(陸亜): 司は海斗君が全部言ってくれたので、胸に手を当てて一礼するだけでしょう。
KP(陸亜): 老夫婦は二人が急いでいることを察してか、微笑んで手を振るだけです。さあ行こう。
榊 海斗(ユツキ): では早速鉄格子の扉に行きましょう。「この鍵…使えるのか?」と鍵を見やりつつ
KP(陸亜): ヴィーラは扉の前で待っていたようですね。
海斗君が鍵を取り出せば、それが淡く光を纏っていることに気付きます。
KP(陸亜): 同時に、扉に描かれた印も光を帯びた次の瞬間、がちゃり、と何かが開く音がしました。
榊 海斗(ユツキ): 「…鍵音!開いたのか?!」とでは鉄格子の扉が開かないか試みようと思います。開くかな?
KP(陸亜): 開きますよ。驚くほどあっさりと、扉は開くことでしょう。
開いたその隙間から、光が差し込みます――眩さに目をすがめたのもつかの間。
間もなく、扉の先に広がっているのが甲板であることが分かるでしょう。


◆甲板にて

KP(陸亜): 向かって左の空は闇に落ちたように暗く、右の空は朝焼けが滲み始めていると分かります。
KP(陸亜): 「甲板…なら、行き止まりか…?」 戸惑いつつも、他に行く場所もないし外に出ましょう。
榊 海斗(ユツキ): 「ここまで来て、出口が無いとか言わねえよな…」と同じく甲板に出るしかないので行きますよ。
KP(陸亜): 出ましょう。ヴィーラは二人の間を縫うようにして甲板へと踊り出ます。
KP(陸亜): 三人が甲板に入ると――次の瞬間、太陽の光が差し込み始めました。
紺碧の空が淡い桃色にも似た色で塗り潰され、次いで溢れ出した白に包み込まれます。
KP(陸亜): それを眺めていたヴィーラが、ふと二人を振り返るでしょう。
美しいその顔は、花が綻ぶように笑みを浮かべていきます。
KP(陸亜): 「これで、おかあさんのところにいけるわ。――ね、おとうさん」
KP(陸亜): ヴィーラの声に背後を振り返れば、そこには先に見たはずの男性の姿があるでしょう。
KP(陸亜): 男性――エドワードは、絶望なんてかけらもないような、まっさらな希望に満ちた笑みを浮かべると、二人に頭を下げました。
榊 海斗(ユツキ): 「…エドワード、船長」と彼の姿を見やって少し瞠目して「…良かった。どうか、家族全員、空の上で幸せに」と少し微笑みましょう。
KP(陸亜): 「…救えたじゃないか」 と司は小さく海斗君に言って、頭を下げるでしょうね。
榊 海斗(ユツキ): 「…だな、本当に良かった」と司君にも小さくうなずきつつ
KP(陸亜): エドワードは二人の間を抜けて、ヴィーラの隣に並びます。
二人は互いを見合って、にっこりとほほ笑むでしょう。
そしてもう一度二人を見遣ると、エドワードは右手で完璧なまでに揃った敬礼をしてみせます。
KP(陸亜): それを見たヴィーラは、ちょっと慌てたように、とても誇らしそうに、それなり形になっているかもしれない敬礼をしてみせるでしょう。
KP(陸亜): 二人の身体は間もなく朝焼けに照らされ、溶けるように消えていきます。
その光は徐々に強さを増して――やがて、海斗君と司さえも包み込んでいくでしょう。
視界がすべて真っ白に染まると、二人の意識はふつりと途切れます。
KP(陸亜): ここで〈幸運〉しましょう。
† KP(陸亜)
 幸運(75): (コロコロ…) 1D100 : 55 [ 計:55 ]
† 榊 海斗(ユツキ)
 幸運(70): (コロコロ…) 1D100 : 60 [ 計:60 ]
KP(陸亜): 二人とも成功したね。では、初めの異変と同じ少女の声を、その耳に聞くでしょう。
今度は何を言っているのか、はっきり分かります――ありがとう、と。そう、嬉しそうに告げる声です。
KP(陸亜): 次いで、やっぱり金属が硬いものに当たったような音を聞いた後――辺りには再び静寂が落ちるでしょう。


◆ただいま

KP(陸亜): 次の瞬間、二人は見覚えのある部屋に立っていました。
それが違うことなく、自分たちが乗ってきた船――アルスヴィズ号の客室であることを、徐々に認識していくことでしょう。
KP(陸亜): 「…ここ、は」 ぽつ、と告げて自分の身体を見ますかね司は。その姿は異変発生時と同様であり――つまり、耐久はセッで減った時点のままです()
榊 海斗(ユツキ): 「…アルス…ヴィズ号か? 戻ってきたのか、俺達」とこちらも呆けた様に見渡しつつ。
榊 海斗(ユツキ): というかセッで減った耐久クッソwwww
榊 海斗(ユツキ): 「…」と司君の方を見て、すたすたと駆け寄り、今一度首周りを一応確認します。何もないだろうけど。
KP(陸亜): 「そう、みたいだな…何だ?」 と尋ねますかね。うん、何もないよ。
榊 海斗(ユツキ): 「うん。俺が残したキスマークしかねえな。…あの船での事は、無かった事になってんのかな」キスマークはあっていいじゃろ?(迫真)
KP(陸亜): 「お前な…見える所には、…ん?」 ふと、司は自分の足元を見ます。
そこには、金色の十字架が転がっていました。
榊 海斗(ユツキ): 「…ん、ロザリオか?」と拾い上げて二人でまじまじ見たいかな。
KP(陸亜): 「ああ」 拾ってみれば、それは神聖でありながらも、どこか優しいぬくもりを讃えています。
KP(陸亜): 窓から差し込む陽光に光をこぼす様を見て、二人はあの父娘の笑顔を思い出したかもしれません。
KP(陸亜): テーブルに置かれた置時計が示す時刻は「3:00」、二人が揺れを感じてから、本当に一瞬の出来事だったでしょう。
そして――アルスヴィズ号の船旅は。二人を乗せて、まだまだ続くのです。
KP(陸亜): というわけで、【わたしをさがして】無事Happy Endで終了となります。お疲れ様でしたー!
榊 海斗(ユツキ): わー!!お疲れ様でしたー!!楽しかったし美味しかったし吸血鬼グワーッ
って萌えたけど本当に死ぬかと思った 本当に死ぬかと…し、死ぬと…爆笑

最終更新:2014年03月30日 04:11