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The beginning of darkness~恥辱~

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※この作品にはえっちぃ表現が含まれています。
えっちぃのは嫌いですという方には不快となるかもしれない内容なのでご注意ください。




「いやあ、実に興味深い話を聞けたよ。ヤマトという國と、その獣のような耳や尻尾を有する部族...僕の住んでいるイギリスじゃあお目にかかれない文化だ」
「私の方こそ、見聞を広められました!こういう場所で言うのもなんですが、最初に会えたのがディオさんでよかったです」

月光に晒される一見の民家。
その中で二人の少年が和やかな空気で会話を弾ませていた。
一人は少女のような顔立ちに、和風の衣装。なにより獣の耳と尻尾が特徴的な少年・キウル。
もう一人は端整な顔立ちと金色の髪が特徴の少年、ディオ・ブランドー。

彼らは殺し合いが始まって間もなく遭遇し、ディオが戦意のないことを示しつつリードする形で情報交換の席へと落ち着くこととなった。

「本当に助かりました。ディオさんのくれたこの弓矢のお陰で私もなんとか戦えそうです。でも本当に良かったんですか?」
「ああ。どうにもその弓矢という武器は経験が必要らしいが、いまの僕には過ぎた代物だ。きみに使ってもらった方がお互いの為だろう」
「ありがとうございます。このご恩は必ず返してみせます!」

ふんす、と鼻を鳴らして気合いを入れるキウルににこやかな微笑みで返すディオ。

(...ああ、ちゃんと返してもらうさ。このディオが勝ち残るためになぁ)

だが、その内心では、子供向けの玩具を幼稚なガラクタだと見下す高校生のようにキウルを見下していた。

ディオにとってこの殺し合いにおいて最も重要なことは己が生還すること。
馬鹿正直に殺し合いに乗って誰が一番かを決めることでなければ、皆でお手手を繋いで仲良くゴール、なんて温いことでもない。
生き残り、こんな茶番からさっさと抜け出すこと。過程や手段の貴賤など知ったことではない。
だが、彼は自分が優秀である自負はあれど、しかし自分以外の参加者を無策で倒しきれると思えるほど己惚れてはいない。
実際、キウルとの接触に於いて自分では扱えない弓矢を容易く扱う彼を見て、正面からの攻略は不可能に近いと理解せざるをえなかった。
だからこそだ。
モノを言うのは腕っぷしだけではなく、己のモノを最大限に利用し物事を優位に進める為の知恵と策である。

(話を信じるならばこのキウルとかいうやつは戦場に慣れているらしい。護衛としてはなかなかの人材だ)

戦に慣れていて、素直で大人しいこのキウルという少年は、ディオにとって格好の駒だった。
自分は労せず駒に動かせて利益だけを得る。
それこそが支配者の嗜みだ。

(乃亜とかいう小僧!このディオに犬のような首輪なんぞハメやがって!屈辱だ...今に見ていろ、僕はどんな手段を使ってでもお前を地面に這い蹲らせて無様に命乞いをさせた後に嬲り殺してやる!)

内に秘めたどす黒い感情をキウルに見せることなく、優しい貴族の仮面を被りほほ笑む。


———クスクスクス

声。
彼らを嗤う声が廃墟に響き渡る!

「ディオさん、私の後ろに」

真っ先に動いたのはキウルだった。
戦に於いて不意の襲撃は慣れたものだ。
故にディオよりも危険を察知し対応する能力は高かった。

——クスクスクス

暗闇の中、ひたひたと足音を鳴らし近づいてくるのは、一人の少女。
目を惹く様な金色の長髪と整った顔立ち、なによりやけに肌を露出させた黒衣を纏った少女。

(なんだこいつ...痴女か?)

「やあ、きみもこの殺し合いに巻き込まれたようだね。僕らは見ての通り殺し合いには賛同していない。よければ少し話を聞かせてもらいたいのだが、いいかい?」

現れた少女へ侮蔑の感情を抱きながらも、そこは堪えてディオは表面上はにこやかに接する。
むやみやたらに駒を増やすつもりはないが、まだゲームは序盤も序盤。
まずは積極的に情報だけでも得ておくべきだとディオは解っているからだ。

「いきなり拉致されて...首輪を繋がれて...こんなの...こんなの...」

ディオの問いかけに答える気があるのかないのか、少女は俯きぷるぷると身体を震わせている。
よほど怖いのかな、と気を遣ったキウルだが、しかしそれは憚られる。

「すっっっごく、えっちぃ♡」

少女は笑っていた。
頬を染め、息を荒げ、恍惚に酔っていた。

その笑顔を見た瞬間、キウルとディオの背筋に怖気が走り、少女を敵と見なし警戒心を最大限まで引き上げる。

「そこで足を止めてください。これ以上近づけば貴女を敵と見なします」

ディオに促されるよりも早く、キウルは弓矢を構え警告する。
だが。
少女は構わず足を進める。
まるで鼻歌の一つでも歌いださんかのように朗らかに、軽やかに。
警告に従い、少女を敵と見なしたキウルは矢を発射。
狙いは肩口。これこそが最後の警告だという意味も込めて。

迫る矢を視認しながらも少女は動かない。
否。
その足は、両腕は動かずとも、確かに動き蠢いている。
蠢くのは———意外ッ!それは髪の毛!

「えっ!?」
「なにっ!?」

甲高い金属音と共に落とされた矢を見やり、二人は驚愕の声を挙げる。
当然だろう。
なんせ今まで普通の毛髪だった少女の髪が、鉄の刃に変化していたのだから。

「あぁ...この私を排除しようと向けられる殺気...ヒリつく肌...懐かしい...」

天井を仰ぎながら呟く少女に構わず、キウルは再び矢を装填し放つ。

それを打ち落とされながらもキウルは努めて冷静にディオと共に民家から脱出しようとする。

「でもいまの私が欲しいのは」

少女のうわごとに耳を貸さず、キウルとディオは台所の裏口へと向かう。

そして水道を横切ったその瞬間

———パァン

「わぷっ!?」
「うっ!?」

蛇口が破裂し、飛び散った水が二人に降り注ぐ。

「この身体を昂らせる、えっちぃ快感♡」


少女の独白と共に、キウルとディオの身体に違和感が走り始める。

ぬるり。

「ひぃっ!?」

首元に伝うぬめりとした感触に、キウルは思わず声を挙げる。

「これは...さっきの水か!だがこんなもの拭ってしまえば」

同じく首元に伝うぬめりを取るために掌を首元に遣ったその瞬間、その感触は彼の身体を這いずるように動いた。

「ぬぐっ!?」

ぬめりから伝わる奇妙な感触に思わず声を漏らすディオだが、ぬめりは構わず身体を駆けずり回る。
その首元から目指す先は———脇の下。

「むふぅッ!」

そのこそばゆさから生じかけた声を咄嗟に噛み殺すディオ。
そんな彼を嘲笑うかのように、ぬめりは移動どころか瞬く間に全身に広がっていく。

「ぬっ、おおおおおおおっ!?」

全身を弄るように蠢く、未知なる感触に溜まらずディオは悲鳴を挙げる。

「ディオさ...ひああああっ!?」

ディオと同じように全身に這いずり回る感触にキウルも思わず甘い声を漏らしてしまう。

「ふふっ...にゅるにゅる、気持ちいいですよね?えっちくて私も大好き♡」

少女は悠然とディオに歩み寄り、彼の耳元で囁く。

「ねえ、どうですか?男の人も、こういうえっちぃのが好きなんですかぁ?」
「———ふざけるなッ、誰がこんなもの!この貞操観念の欠片もないクソ売女(ビッチ)がぁ!!」
「そういう割には声が上ずってますよぉ?えいっ♪」
「ッ、おおおお———ッ、ぐぉっ、ふぅっ!」

少女が指を動かすと共に、ディオの身体に纏わりつく水の動きが増し、身体に走る甘い感覚が増幅していく。


「やっ、やめてくださいこんなこと...ふわあああっ!」

声を張ろうとするキウルを遮るように、水はくまなくキウルの全身を這いずり回り容赦なく快楽を与えていく。

「やめる?やめるですって?ふふっ、ダーメ♡だって...だって、いまの私は...」

ディオとキウルが悶えている中、少女の肢体にも水が絡みついていく。
身体に快楽が走り始め、ただでさえ露出の多い衣類から桃色の双極がはみ出していく。
だというのに、少女は動じない。
否。
その快楽に身を任せるように顔を蕩けさせながら、悶えていた。

「ハレンチだから」

「は、ハレンチってなんですか!?」

聞きなれない単語に思わず問いかけてしまうキウル。
それを引き金とするように、少女はにまりと笑みを浮かべる。

「知りたい?知りたいんですか?ふふっ、いいですよ。私も彼にえっちぃことの素晴らしさを教えられましたから。貴女も私のように目覚めさせて、彼への供物にしてあげます」

ゾクリ、とキウルの背に怖気が走る。
元来の整った顔立ちに加え、頬を蒸気させ、微笑みかけてくるその様は煽情的と言っても差し支えない。
だが、その眼は。暗殺者の如く据わり鋭い眼は、捕食者が獲物を逃がさないと決めた時のソレそのものであった。

パチン、と少女が指を鳴らすのと同時、髪の毛が幾多もの手に変化し、キウルの全身に纏わりつき始める。

「なっ、なにをっ!?くあっ!」

キウルが抵抗する間もなく、彼の衣類は剥かれ、その全身をくまなく弄り始められる。
臀部、胸、腹部。あらゆる箇所を弄られるキウルは思わず身を捩らせてしまう。

「やっ、やめてくださ...んっ」
「ふふふっ、女の子は誰もがあの人のテクに骨抜きにされちゃうんですよ」

手淫による快楽に悶えるキウルを、少女は息を荒げ欲望迸る眼で眺めていた。


「ねえ、素敵でしょうえっちぃこと...ん?」

だが。
数秒遅れて少女の緩んだ頬がもとの位置に戻る。
気づいたのだ。キウルの身体を弄っているうちに気が付いた違和感に。

不意にあたったほんのりと硬い感触。
女の子の部分にはないはずのとあるモノ。
その違和感の答えを、少女は口にする。

「あなた...男の子だったんですか」
「う、うぅ...」

少女の解答に、キウルの視界が滲んでいく。
悔しかった。
ずっと女の子だと思われていたことが。
身体を弄られ続け、ようやく男だと気づかれたことが。
情けなかった。
敵である女の子にいいようにされて、なのに自分の身体は気持ちよくなっていたことが。
いくら頭の中では違うと思っていても、正直に反応してしまう身体が。
悲しかった。
尊敬する義兄たちに、誇らしいと言われた自分のこの醜態が。
尊厳ともいうべき、自分の中の大切な何かを穢されつつあることが。

「———ッ!?」

そんなキウルの表情を見ていた少女の胸がドキリと弾む。
キウルが男であったことに落胆していた筈の表情に、再び熱が籠り始める。

「なんですかそのえっちぃ顔は」

少女がキウルの獣耳を優しくなでると、キウルの身体がビクリと弾む。

「あの人はそんな顔をしなかった...だって、あの人は温厚で真面目で、だけど不可抗力から生み出されるえっちぃテクニックが最高のハレンチの化身だから...」

つぅ、と身体を伝う指の線に、恐怖と快感の入り混じる感触がキウルの脳髄を侵食する。

「もっと見せてください。そのえっちぃ顔を。反応を。あの人に向ける最高の手向けへの生贄として!」

少女の髪が再び蠢き、触手、貝のような肉のヒダ、誰かの舌、etc...あらゆる異形へと変化していく。

「や...やめて...」

もはや体裁など関係ないと言わんばかりにキウルの頬に水滴が伝う。
本能でわかった。
あれらが一斉に向けられれば自分はもうダメになってしまうと。

(だれか...兄上、たすけ———)


終わりを告げられる現実から目を背けようと、その瞼が閉じられる。



「僕の前から消え失せろ、この汚らしい阿呆がぁぁぁぁ!!」

瞬間、叫び声と共にキウルの身体に纏わりついていた感触が消え失せる。
キウルが思わず眼を開けると、そこには妙な杖を構え息を荒げつつ片膝を着くディオがいるのみ。
少女は何処かへと消え失せていた。

「で、ディオさん...貴方が助けてくれたんですか。ありがとうございm」
「五月蠅いッ!もたもたしてるんじゃあないぞこのウスノロがッ!」

礼を言おうとしたキウルだが、しかし激昂したディオはそれを遮るように叫び、少女の支給品であるランドセルをキウルへと投げつけた。

「早くこの場を離れるぞ!さっきのは何処かへ飛ばしただけだ...奴はまたここにやってくるはずだ!」
「は、はい、すみません」

豹変したかのように声を荒げるディオに怖気づきながらも、キウルは彼の指示通りに荷物を纏めて後に続く。

(クソッ!このディオがあんな売女にいいようにされるだなんて!)

民家から退避する傍らで、ディオは先の少女への怒りと憎悪を滾らせていた。

(なにがえっちぃだ!ハレンチだ!気色の悪いことをしやがって!)

受けた恥辱と屈辱を思い返すだけで腸が煮えくりかえりそうになる。

目の前で辱めを受けるキウルを見てディオは理解していた。
次にあの醜態を晒すのは自分だと。
そんなのはごめんだ。何事も最終的に勝てば良いとは思っているし、勝てるなら泥に這いつくばろうが辛酸を嘗めようがある程度は我慢できる。
だが、あんなキウルのような情けない面を晒して嗤いものにされるのはごめんだ。
だからここでカードを切った。
使用回数に限りがあるバシルーラの杖。
キウルと弓矢と交換した子の支給品を。

あんな痴女にカードを一つ切らされた、という屈辱はそうたやすくは拭えない。
それだけではない。
少女に水攻めをされた時、表面上は平静を保ってはいたが、少女の言う通りだった。
なんとか噛み殺しはしたが、ディオの身体は未だに疼いている。
そう。あろうことか、あの水攻めを気持ちいいと感じてしまったのだ。
それが彼の逆鱗に触れた。

(こんな屈辱はエリナに泥水で口を洗われた時以来だ...あの小娘に乃亜!貴様らはこのディオが必ず惨殺処刑にしてやるッ!)



【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]精神的疲労(中)、疲労(中)、敏感状態、服がビショビショ、怒り
[装備]バシルーラの杖[残り回数4回]@トルネコの大冒険3(キウルの支給品)
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:手段を問わず生き残る。優勝か脱出かは問わない。
0:今はあの痴女が戻ってくるまでにこの家を離れる。
1:キウルを利用し上手く立ち回る。
2:先ほどの金髪の痴女に警戒。奴は絶対に許さない。
[備考]
※参戦時期はダニーを殺した後

【キウル@うたわれるもの 二人の白皇】
[状態]精神的疲労(大)、疲労(大)、敏感状態、服がビショビショ
[装備]弓矢@現実(ディオの支給品)
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2 闇の基本支給品、闇のランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:殺し合いからの脱出
0:今はあの少女が戻ってくるまでにこの家を離れる。
1:ディオを護る。
2:先ほどの金髪の少女に警戒
[備考]
※参戦時期は二人の白皇本編終了後


「あ~あ、しくじっちゃった」

少女は夜空を仰ぎながらぽりぽりと頭を掻く。

少女は指にはめた指輪を掲げながら想いにふける。
指輪の名は、帝具『ブラックマリン』。
傍にある、触れたことのある液体を自在に操る道具だ。
彼女はこれを使い、水道の水を操り、且つ己の変身(トランス)能力で蠢くスライムとしてキウルとディオに纏わりつかせた。
そこまでは順調だった。

だが、キウルの恥辱に晒された泣き顔を見てから狂いが生じた。
もとより、あの二人には本命へのえっちぃ殺し方の練習台くらいにしか見ていなかった。
だが、キウルの泣き顔を見てつい思ってしまった。『えっちぃ』と。

あのえっちさをもっと見たい。あの顔を大好きなあの人にしてもらったらどれほど素敵だろう。
そんな衝動に駆られ、その隙を突かれてしまった。

「ちょっと残念だけど...収穫はあったかな」

彼女の知る『えっちぃ』ことは、男の側から攻められることだけだった。
時にはパンツを見られ。時には胸を揉まれ。時には乳首を吸われ。時には股座に顔を突っ込まれ。
真面目で誠実な彼から受ける不可抗力なラッキースケベを通じてえっちぃものを素敵だと調教された。

だが今回のキウルで思った。女の子が男を攻めるのもまた『えっちぃ』ことなのだと。

「えっちぃことって一つじゃなかったんだ...やっぱり素敵♪」

少女は脳内で妄想にふける。
大好きなあの人が。自分をえっちぃことが好きな子に変えてくれたあの人が。
ただ自分を気持ちよくするだけではなく、気持ちよくされすぎて涙が出るほどによがり狂う様を。
そんな快感の絶頂の中で、彼の息の根を止めることを。

もしもそれが実現したならば。それはきっと最高にえっちぃプレイだろう。

「待っててね、結城リト...私の最愛の標的(ターゲット)♡」

少女は笑う。
期待に胸を高鳴らせて恍惚に蕩ける。
彼女の名は『金色の闇』。
かつて宇宙の殺し屋として名を馳せ、そして地球で変わった生態兵器。
優しさと温もりと愛とえっちぃことに触れて、殺戮から色欲に生まれ変わった『ダークネス』。


【金色の闇@TOLOVEる ダークネス】
[状態]興奮、ダークネス状態
[装備]帝具ブラックマリン@アカメが斬る!
[道具]
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから帰還したら結城リトをたっぷり愛して殺す
1:えっちぃことを愉しむ。脱出の為には殺しも辞さない。もちろん優勝も。
2:えっちぃのをもっと突き詰める。色んな種類があるんだね...素敵♡
3:さっきの二人は見つけたらまた楽しんじゃおうかな♪


[備考]
※参戦時期はTOLOVEるダークネス40話~45話までの間


140:fake town baby 投下順に読む 154:二分後に君が来なくとも
時系列順に読む
START ディオ・ブランドー 016:水平線の向こう側へ
START キウル
START 金色の闇 005:剥がれ落ちた羽にも気付かずに

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