そう高くないビルの屋上で、小さなラップ音が、大気に響く
すると、さっきまで一つだった筈の薬剤が、分裂するように二つに分かれた。
分裂と言っても、元の薬剤の大きさはそのままで、だが。
すると、さっきまで一つだった筈の薬剤が、分裂するように二つに分かれた。
分裂と言っても、元の薬剤の大きさはそのままで、だが。
「ワーオ!非実在(アリエ)ねぇ~!どうなっとん、質量保存とかそーゆーの」
ガムテープを顔中に巻き付けた怪人少年、破壊の八極道。
殺しの王子様(プリンス・オブ・マーダー)、ガムテは感嘆の声を上げた。
ルサルカとの交戦後行った実験の成果を、恐る恐る口に含んでみる。
殺しの王子様(プリンス・オブ・マーダー)、ガムテは感嘆の声を上げた。
ルサルカとの交戦後行った実験の成果を、恐る恐る口に含んでみる。
「うぉお真実(マジ)かァ~!ガチで同じのもう一個増えてるッ!嬉ち~い!!」
口に含んだ瞬間開始する、地獄の回数券(ヘルズ・クーポン)の覚醒作用。
同時に粉砕骨折していた片腕も、二度目の服用により完全に治癒した。
間違いない、分裂した地獄の回数券と分裂源のオリジナルの差異は全くないと言っていい。
その事を、手の中にあった支給品である『バイバイン』の薬剤から確信する。
同時に粉砕骨折していた片腕も、二度目の服用により完全に治癒した。
間違いない、分裂した地獄の回数券と分裂源のオリジナルの差異は全くないと言っていい。
その事を、手の中にあった支給品である『バイバイン』の薬剤から確信する。
「これで薬(ヤク)の在庫にゃ困らねェ。乃亜…マジ感謝(アザ)」
バイバインという、染みこませた物品を時間経過で増やす薬剤。
制限により本来の物よりも遥かに増えるペースが落ちているが、それでも収穫だ。
これで、ガムテに地獄の回数券の枯渇はなくなった。
一舐めするだけで極道を忍者に並ぶ超人へと変える、地獄の回数券は彼の生命線と言っていい。
そんな地獄の回数券に未知の薬剤をかけるのは当初の内は抵抗があった。
もし最悪(ハードラック)を引けば、地獄の回数券二枚キメという、死が確定する憂き目を招いたかもしれないのだから。
制限により本来の物よりも遥かに増えるペースが落ちているが、それでも収穫だ。
これで、ガムテに地獄の回数券の枯渇はなくなった。
一舐めするだけで極道を忍者に並ぶ超人へと変える、地獄の回数券は彼の生命線と言っていい。
そんな地獄の回数券に未知の薬剤をかけるのは当初の内は抵抗があった。
もし最悪(ハードラック)を引けば、地獄の回数券二枚キメという、死が確定する憂き目を招いたかもしれないのだから。
「あとは俺も異能(チート)手に入れられたらい~んだけどなァ……」
地獄の回数券にバイバインを使うのは間違いなく賭けだった。
負ければガムテはこの殺し合いにおいて何も成せず死ぬ。
だが、この地には忍者すら再現不可能な術理を操る魔人たちがいる。
その者たちを相手にするなら、地獄の回数券の残量を気にせず戦えるのが絶対条件だった。
そして彼は賭けを挑み…今ここに勝った。
分裂した地獄の回数券を口に含んだが、いつも通りの薬効だ。
それ以外、体には何の異変も無い。
紛い物の超人(フィジカルギフテッド)と化した彼は、ひとしきりはしゃぎ。
そして、デイパックから半分だけ出した刀を引き抜いた。
負ければガムテはこの殺し合いにおいて何も成せず死ぬ。
だが、この地には忍者すら再現不可能な術理を操る魔人たちがいる。
その者たちを相手にするなら、地獄の回数券の残量を気にせず戦えるのが絶対条件だった。
そして彼は賭けを挑み…今ここに勝った。
分裂した地獄の回数券を口に含んだが、いつも通りの薬効だ。
それ以外、体には何の異変も無い。
紛い物の超人(フィジカルギフテッド)と化した彼は、ひとしきりはしゃぎ。
そして、デイパックから半分だけ出した刀を引き抜いた。
「メラゾーマ」
一秒前までガムテが立っていた場所に、業火が立ち上る。
ただの人間であれば、間違いなく焼け死ぬ規模の炎だった。
それが何の前触れもなく現れた、当然、人為的な者だろう。
覚醒した感覚と持ち前の超直感を用いて周囲を睥睨してみる。
すると、下手人は即座に発見できた。
ただの人間であれば、間違いなく焼け死ぬ規模の炎だった。
それが何の前触れもなく現れた、当然、人為的な者だろう。
覚醒した感覚と持ち前の超直感を用いて周囲を睥睨してみる。
すると、下手人は即座に発見できた。
「マヒャド」
刀を抜いた相手に急接近しても慌てる様子は無く。
業火を放った張本人と見られる銀髪の少年は涼やかな声で、新たな呪文を唱えた。
瞬間、ガムテが何よりも信頼を置く直感がけたたましくアラートを奏でる。
脚のバネに力を籠めて、跳躍を行う。
業火を放った張本人と見られる銀髪の少年は涼やかな声で、新たな呪文を唱えた。
瞬間、ガムテが何よりも信頼を置く直感がけたたましくアラートを奏でる。
脚のバネに力を籠めて、跳躍を行う。
「ビヨヨ~~ン!!」
銀髪の少年は俄かに驚愕の表情を浮かべるが、既に振られた杖は止まらない。
杖からミサイルの様に、ガムテの上背よりも大きい氷塊が連続で発射される。
だが、撃ちおろす形で放たれたそれは、常人離れした跳躍を見せたガムテには一発も命中しない。
杖からミサイルの様に、ガムテの上背よりも大きい氷塊が連続で発射される。
だが、撃ちおろす形で放たれたそれは、常人離れした跳躍を見せたガムテには一発も命中しない。
「キャハッ☆マジ簡単(イージー)」
ガツ!と落下の瞬間氷塊に刃を突き立てぶら下がり、氷塊に足を着け即席の足場とする。
直後、膝を折り曲げ、脚部と上半身のしなやかなバネに力を籠めて──刀を引き抜くと同時にミサイルの様に吶喊を行う。
直後、膝を折り曲げ、脚部と上半身のしなやかなバネに力を籠めて──刀を引き抜くと同時にミサイルの様に吶喊を行う。
「メラゾ───」
良い判断だと、ガムテは思った。
新たな詠唱を行おうとしていた少年は、飛来してくる敵手を見て回避に切り替えた。
もしそのまま詠唱を行っていれば、少年の喉元にはガムテの刃が突き立っていただろう。
素人ではない。刹那の思索を行える、殺し殺されの世界を渡って来た者のそれだ。
新たな詠唱を行おうとしていた少年は、飛来してくる敵手を見て回避に切り替えた。
もしそのまま詠唱を行っていれば、少年の喉元にはガムテの刃が突き立っていただろう。
素人ではない。刹那の思索を行える、殺し殺されの世界を渡って来た者のそれだ。
「あははっ!」
それを裏付けるように、少年は笑顔だった。
まるで気に入った遊び場で、気の合う友人を見つけたような。
本当に楽しそうに、殺し合いに興じていた。
まるで気に入った遊び場で、気の合う友人を見つけたような。
本当に楽しそうに、殺し合いに興じていた。
(あぁ、そうか────)
その表情を見て、ガムテは確信した。
言葉など交わさなくとも。
ただ殺意をぶつけ合うだけで分かる。
目の前の銀髪の子供は───
言葉など交わさなくとも。
ただ殺意をぶつけ合うだけで分かる。
目の前の銀髪の子供は───
(お前も、か)
壊れている。
もう元々はどんな形をしていたか、分からなくなってしまった程に。
こいつは、間違いなく割れた子供だ。
自分が導くべき、グラス・チルドレンで相違ない。
もう元々はどんな形をしていたか、分からなくなってしまった程に。
こいつは、間違いなく割れた子供だ。
自分が導くべき、グラス・チルドレンで相違ない。
「だったら、俺がやるべきことは……」
導くために、力を示す。
割れてしまった子供達、全ての王として。
力なき王など、裸の王にも劣る。
ガムテの直感が、目の前の相手は決して勝てない相手ではないと告げていた。
なれば相手が何某かの未知の異能を持っていようと関係ない。
勝つ。殺しの王子様として、勝って見せる。
割れてしまった子供達、全ての王として。
力なき王など、裸の王にも劣る。
ガムテの直感が、目の前の相手は決して勝てない相手ではないと告げていた。
なれば相手が何某かの未知の異能を持っていようと関係ない。
勝つ。殺しの王子様として、勝って見せる。
「───おいで」
妖しく笑った銀髪の少年が、その手の杖を振るう。
すると、空間に切れ目のような物が走り、そこから人型の影のような物が三体現れた。
直感を働かせずとも分かる、これは、危険なものだと。
影でありながら三次元的な厚みの伴った人型の影が、二本の腕をびきびきと膨らませ。
ガムテに向かって殺到する。
すると、空間に切れ目のような物が走り、そこから人型の影のような物が三体現れた。
直感を働かせずとも分かる、これは、危険なものだと。
影でありながら三次元的な厚みの伴った人型の影が、二本の腕をびきびきと膨らませ。
ガムテに向かって殺到する。
「ぴゃっ!オバケ~~~!?」
ガムテは怖がるような仕草を見せる。
一瞬で目尻には涙が浮かんで、如何にも震え上がっているという様相だった。
思わず見ていると脱力してしまいそうな、そんな彼の雰囲気。
一瞬で目尻には涙が浮かんで、如何にも震え上がっているという様相だった。
思わず見ていると脱力してしまいそうな、そんな彼の雰囲気。
「────良かった☆」
交錯の瞬間、一瞬のうちにそんな彼の態度が切り替わる。
夜の闇に、白刃が煌めく。
杖で超常の力を得ている少年の目にも、ガムテが何かを振るった事しか分からない。
そんな速度で妖刀村正は振るわれていた。
夜の闇に、白刃が煌めく。
杖で超常の力を得ている少年の目にも、ガムテが何かを振るった事しか分からない。
そんな速度で妖刀村正は振るわれていた。
「───烏合(チョロ)くてよォ~~」
一秒に短い間で少年が呼び出した怪物…怪しい影達は切り捨てられていた。
これでガムテと銀髪の少年の間に障害はない。
距離的にも少年が言葉を紡げるのは後一言。
次で決まる。ガムテはその確信と共に、トップスピードへと移行する。
これでガムテと銀髪の少年の間に障害はない。
距離的にも少年が言葉を紡げるのは後一言。
次で決まる。ガムテはその確信と共に、トップスピードへと移行する。
「ラリホーマ」
笑顔と共に唱えられる呪文。
ズン、とガムテの頭が重くなる。
ズン、とガムテの頭が重くなる。
「不ッ味(ヤッベ)……」
急激に襲ってくる、眠気。
おぼつかなくなる足元。
このままではあと数秒で眠らされる。
直感でその事を悟った。
それは奇しくも、正史において彼が殺す忍者との戦いの再現の様だった。
故に、
おぼつかなくなる足元。
このままではあと数秒で眠らされる。
直感でその事を悟った。
それは奇しくも、正史において彼が殺す忍者との戦いの再現の様だった。
故に、
「僥倖(ラッキ)ィッ!!一瞬だけど大臣たちに会えた~!」
この戦いでも、彼は睡魔と言う人間が抗えぬ欲求に勝利する。
苛烈な虐待で得た、数週間に一度の睡眠でも生存が可能な特異体質。
それに依って得た睡眠耐性が作り上げた、意識が堕ちるまでの数秒間。
殺しの天才であるガムテにとって、数秒あれば十分すぎる。
苛烈な虐待で得た、数週間に一度の睡眠でも生存が可能な特異体質。
それに依って得た睡眠耐性が作り上げた、意識が堕ちるまでの数秒間。
殺しの天才であるガムテにとって、数秒あれば十分すぎる。
「ど~よ…!僕チン偉大(パネ)くなァ~い……?」
どしゅ、と言う音と共に。
ガムテの掌に鮮血の花が咲いていた。
その中央から伸びた日本刀は、真っすぐに。
銀髪の少年の喉元を捕えていた。
意識はママから与え続けられてきた愛と同じもの──即ち、痛みのお陰でクリアだ。
後ほんの少し力を籠めれば、串刺しにすることができる。
そうすれば、攻撃の為に呪文を唱えなければならない少年は詰む。
ガムテの掌に鮮血の花が咲いていた。
その中央から伸びた日本刀は、真っすぐに。
銀髪の少年の喉元を捕えていた。
意識はママから与え続けられてきた愛と同じもの──即ち、痛みのお陰でクリアだ。
後ほんの少し力を籠めれば、串刺しにすることができる。
そうすれば、攻撃の為に呪文を唱えなければならない少年は詰む。
「……うん、凄いね、お兄さん」
だが、両者共にそうならないことは分かっていた。
銀髪の少年が杖を降ろすのと、ガムテが掌から日本刀を引き抜くのは同時だった。
少年たちは、知っていた。
お互い、殺す側の存在である事を。命のリングを回す側の存在である事を。
そして、殺し続けるためにはただ暴れるだけではダメだという事も知っていた。
時には殺さず、利用しなければならない者もいる。その事を彼等は知っていた。
そして、今、お互いがお互いの眼鏡に叶った。ただそれだけの話なのだった。
数分後、ビルを降り、連れ立って歩く少年たちの姿がそこにあった。
まるで戦いの後に和解し、友情を結ぶ、児童誌のような光景がそこにあった。
銀髪の少年が杖を降ろすのと、ガムテが掌から日本刀を引き抜くのは同時だった。
少年たちは、知っていた。
お互い、殺す側の存在である事を。命のリングを回す側の存在である事を。
そして、殺し続けるためにはただ暴れるだけではダメだという事も知っていた。
時には殺さず、利用しなければならない者もいる。その事を彼等は知っていた。
そして、今、お互いがお互いの眼鏡に叶った。ただそれだけの話なのだった。
数分後、ビルを降り、連れ立って歩く少年たちの姿がそこにあった。
まるで戦いの後に和解し、友情を結ぶ、児童誌のような光景がそこにあった。
■
「う~んこれめっちゃ美味(ウマ)ッ!美味ち~い!!」
「そうだね、ボルシチが無いのは残念だけど、ここのデザートも結構美味しいや」
「そうだね、ボルシチが無いのは残念だけど、ここのデザートも結構美味しいや」
十分ほど後、ビルに隣接していた大き目のコンビニエンスストア。
そのイートインコーナーで、勝手に拝借したスイーツとジュースを肴に、二人の少年が交流していた。
ガムテとヘンゼル。日本とルーマニアが育んだ殺し屋二人であった。
彼等はプリンやバナナサンド、チョコレートなどの甘味が所せましと並べられ、それぞれ思い思いの物に舌鼓を打つ。
支給品の食料はダメだ。最後の晩餐には間違いなく選ばないほど味気がない。
腹減っては何とやら、これから仕事の前に糖分を摂るのは間違っていないはず。
そのイートインコーナーで、勝手に拝借したスイーツとジュースを肴に、二人の少年が交流していた。
ガムテとヘンゼル。日本とルーマニアが育んだ殺し屋二人であった。
彼等はプリンやバナナサンド、チョコレートなどの甘味が所せましと並べられ、それぞれ思い思いの物に舌鼓を打つ。
支給品の食料はダメだ。最後の晩餐には間違いなく選ばないほど味気がない。
腹減っては何とやら、これから仕事の前に糖分を摂るのは間違っていないはず。
「ふ~ん、ヘンゼルはその杖で魔法使い(なろう)になったん?」
「うん、この杖を握った時から魔法使いになったんだ。普段の獲物は違うんだけど…
今はこの杖で腸をかき回したい気分かな。魔法で殺すのもいいかも」
「うん、この杖を握った時から魔法使いになったんだ。普段の獲物は違うんだけど…
今はこの杖で腸をかき回したい気分かな。魔法で殺すのもいいかも」
朗らかなやり取りとは真逆の、血なまぐさい会話内容だった。
だが、殺しこそのこの二人にとって最も円滑なコミュニケーションツールだった。
そのままひとしきり殺しについての談義を通わせて。
その後お互いの支給品の話になると、ガムテはぽりぽりと頭を掻きながら自身の支給品を腐した。
だが、殺しこそのこの二人にとって最も円滑なコミュニケーションツールだった。
そのままひとしきり殺しについての談義を通わせて。
その後お互いの支給品の話になると、ガムテはぽりぽりと頭を掻きながら自身の支給品を腐した。
「いいよなァ~ヘンゼルは、いい得物(モン)貰ってさァ~
俺なんか日本刀(ポン)も短刀(ドス)も最初無くて枝で殺しあってたんだぜェ~?」
「そうなんだ。う~ん……ナイフなら僕の支給品にあったけど、使う?」
「真実(マジ)!くれくれくれッ!!!」
俺なんか日本刀(ポン)も短刀(ドス)も最初無くて枝で殺しあってたんだぜェ~?」
「そうなんだ。う~ん……ナイフなら僕の支給品にあったけど、使う?」
「真実(マジ)!くれくれくれッ!!!」
人差し指を顎に当てて、少し考えこむ様子を見せて、提案するヘンゼル。
案の定、使い慣れた武器が手に入る可能性のある話が舞い込んだガムテは目を剥いた。
そんなガムテを尻目に、ごそごそとデイパックからヘンゼルは一本の短剣を取り出す。
その短剣は、ハーマイオニー・グレンジャーを探していた時に見つけた物だった。
街角に打ち捨てられていた所を発見し、暫く探してみると近場に説明書も発見できた。
それは元々灰原哀の支給品だった。
だが、ドラコ・マルフォイの治療の為にデイパックを開いていた所に、
メリュジーヌとスターダストドラゴンが激突し、その衝撃の煽りを受けて、
一部の中身が零れ、隣接するエリアまで吹き飛んでいたのだった。
案の定、使い慣れた武器が手に入る可能性のある話が舞い込んだガムテは目を剥いた。
そんなガムテを尻目に、ごそごそとデイパックからヘンゼルは一本の短剣を取り出す。
その短剣は、ハーマイオニー・グレンジャーを探していた時に見つけた物だった。
街角に打ち捨てられていた所を発見し、暫く探してみると近場に説明書も発見できた。
それは元々灰原哀の支給品だった。
だが、ドラコ・マルフォイの治療の為にデイパックを開いていた所に、
メリュジーヌとスターダストドラゴンが激突し、その衝撃の煽りを受けて、
一部の中身が零れ、隣接するエリアまで吹き飛んでいたのだった。
「ほらこれ、ルールブレイカーって言うんだって。
どんな魔法も打ち消せる魔法のナイフらしいから、君が使ってみなよ。
僕にはこっちの杖の方がいいし、そのナイフを握ってたらこの杖使えないし」
「ほほォ~……?」
どんな魔法も打ち消せる魔法のナイフらしいから、君が使ってみなよ。
僕にはこっちの杖の方がいいし、そのナイフを握ってたらこの杖使えないし」
「ほほォ~……?」
取り出されたのは、雷の様な形状をした、紫の短刀だった。
しかもただの短刀ではなく、支給品の説明によれば、魔力のあるものが扱えば敵のあらゆる魔術を打ち消す効果を持っているらしい。
その説明を確認して、成程これはヘンゼルには扱えないだろう、と思う。
これは先ず使用者に魔力が無ければ効果を発揮できないが、ヘンゼルにとって握るだけで魔力を生み出し、魔法が使えるようになる杖の方が余程使い勝手がいい。
両方使う事も考えたが、このナイフを握っていると、魔法が使えなかった。
どうやら、魔法を打ち消す効果が魔法の杖の力と反発して効力を発揮できないらしい。
これではただのナイフと変わりがないし、使うなら多種多様な魔法が使える杖の方がよい。
しかもただの短刀ではなく、支給品の説明によれば、魔力のあるものが扱えば敵のあらゆる魔術を打ち消す効果を持っているらしい。
その説明を確認して、成程これはヘンゼルには扱えないだろう、と思う。
これは先ず使用者に魔力が無ければ効果を発揮できないが、ヘンゼルにとって握るだけで魔力を生み出し、魔法が使えるようになる杖の方が余程使い勝手がいい。
両方使う事も考えたが、このナイフを握っていると、魔法が使えなかった。
どうやら、魔法を打ち消す効果が魔法の杖の力と反発して効力を発揮できないらしい。
これではただのナイフと変わりがないし、使うなら多種多様な魔法が使える杖の方がよい。
「もし欲しいなら、お兄さんが飲んではしゃいでたお薬と交換でいいよ」
だから、手放しても惜しくない武器と引き換えに、交換を提案する。
交戦前にガムテが摂取していた怪しい薬物。
ヘンゼルは、彼が自分と戦えたからくりはこの薬物にあると目を付けていた。
薬はあまり好きでは無かったが、ただの人間が杖を持った自分と戦いになるまで強くなる超人薬であれば話は別だ。
断られてもそれならそれで自前の武器を手放す事にならずに済む。損は無い。
むしろ、虎の子の薬を手放す事になるガムテの方がゴネそうなものだ。
ヘンゼルは笑顔の裏に、そんな考えを巡らせていた。
交戦前にガムテが摂取していた怪しい薬物。
ヘンゼルは、彼が自分と戦えたからくりはこの薬物にあると目を付けていた。
薬はあまり好きでは無かったが、ただの人間が杖を持った自分と戦いになるまで強くなる超人薬であれば話は別だ。
断られてもそれならそれで自前の武器を手放す事にならずに済む。損は無い。
むしろ、虎の子の薬を手放す事になるガムテの方がゴネそうなものだ。
ヘンゼルは笑顔の裏に、そんな考えを巡らせていた。
「了解(ラジャ)。オケ丸。ほんじゃ~;薬(ヤク)三枚とトレードなァ~」
だが、ガムテの反応は当初ヘンゼルが予想していた物と違っていた。
あっさりと虎の子の筈の薬をイートインのテーブルに並べると、ヘンゼルが出したナイフをひったくった。
ヘンゼルは余りの即決即断っぷりに目をぱちくりと瞬かせて、ガムテに尋ねる。
あっさりと虎の子の筈の薬をイートインのテーブルに並べると、ヘンゼルが出したナイフをひったくった。
ヘンゼルは余りの即決即断っぷりに目をぱちくりと瞬かせて、ガムテに尋ねる。
「いいの?お兄さん、魔法使いにはみえないけれど。
どっちかと言うとハロウィンに出てくるスケアクロウだ」
「あぁ、勿論(モチ)。後で良いなら無くなったら追加で薬補充してやっから薬(ヤク)が底をついたら言えよ~?」
「…いいの?それは魔力っていうのがないと扱えないし、お兄さんどう見ても魔法使いの様には見えないけど」
「良いって言ってんだろ~が。別に異能(チート)なしでも短刀(ドス)として使えれば
花丸(ゴーカク)だしなァ。ほれっ!じゃあこれ、取っとけ」
どっちかと言うとハロウィンに出てくるスケアクロウだ」
「あぁ、勿論(モチ)。後で良いなら無くなったら追加で薬補充してやっから薬(ヤク)が底をついたら言えよ~?」
「…いいの?それは魔力っていうのがないと扱えないし、お兄さんどう見ても魔法使いの様には見えないけど」
「良いって言ってんだろ~が。別に異能(チート)なしでも短刀(ドス)として使えれば
花丸(ゴーカク)だしなァ。ほれっ!じゃあこれ、取っとけ」
ガムテはそう言って袖から抜き出した地獄の回数券をヘンゼルに投げ渡す。
受け取った地獄の回数券とガムテの顔を交互に見比べた後…ヘンゼルはまぁいいかとその手のナイフをガムテに渡した。
ナイフの特性を考えればそれなりにリスクのある選択だったが、地獄の回数券が魔法によるものではないことは杖が教えてくれる。
ならばあのナイフで刺されても地獄の回数券の回復力であれば即死はしない。
そして、ナイフを拾った時に、試しに杖に使ってみた経験が彼にはあった。
その時、何も起きなかったし、尚も試そうとするとその直後に首輪で警告音が鳴った。
どうやら、乃亜のハンデに接触するらしい。
恐らく、自分以外の参加者があのナイフをこの杖に接触させても同じだろう。
あのナイフはこの杖の脅威にはなりえない。そうヘンゼルは判断した。
受け取った地獄の回数券とガムテの顔を交互に見比べた後…ヘンゼルはまぁいいかとその手のナイフをガムテに渡した。
ナイフの特性を考えればそれなりにリスクのある選択だったが、地獄の回数券が魔法によるものではないことは杖が教えてくれる。
ならばあのナイフで刺されても地獄の回数券の回復力であれば即死はしない。
そして、ナイフを拾った時に、試しに杖に使ってみた経験が彼にはあった。
その時、何も起きなかったし、尚も試そうとするとその直後に首輪で警告音が鳴った。
どうやら、乃亜のハンデに接触するらしい。
恐らく、自分以外の参加者があのナイフをこの杖に接触させても同じだろう。
あのナイフはこの杖の脅威にはなりえない。そうヘンゼルは判断した。
…如何な神代の魔術師の誇る宝具である短刀であっても、ヘンゼルの握る杖に眠る暗黒の神の魂を消し去る事は出来ず、
また封印を解く事も乃亜の制限によって封じられているのだが、そんな事彼には知る由も無かった。
また封印を解く事も乃亜の制限によって封じられているのだが、そんな事彼には知る由も無かった。
「よォ~し、短刀(ドス)も手に入ったし高揚(アガ)って来ちゃァ~!
張り切ってぶっ殺すぞォ!!」
張り切ってぶっ殺すぞォ!!」
ぶんぶんと頭の悪い三下の様に振舞いながら、ガムテはその実考えを巡らせていた。
この短刀(ドス)は魔力が無ければ術師殺し(チートスレイヤー)として使えないらしい。
だが、ガムテの支給品にはその条件をクリアする支給品が眠っていた。
だからこそ、貴重な地獄の回数券の約半分を渡してでも交換を迫ったのだ。
この短刀(ドス)は魔力が無ければ術師殺し(チートスレイヤー)として使えないらしい。
だが、ガムテの支給品にはその条件をクリアする支給品が眠っていた。
だからこそ、貴重な地獄の回数券の約半分を渡してでも交換を迫ったのだ。
(……ま、問題は使えるか。だけどなァ……)
魔力髄液という、例え新宿を歩いている様なチンピラでも魔力回路を覚醒させ。
最高位の神秘であるサーヴァントにすらダメージを与えられるようになる魔術薬品。
それが、ガムテに与えられた最後の支給品だった。
更にそれだけに留まらず、説明書にはに魔力を持たない者でも、
これを摂取した後一時間ほどであれば礼装や宝具の使用が可能と説明欄に書いてあった。
記載が虚偽でなければ、この薬品を脊髄に注射した後であればこの短刀(ドス)の真価が発揮できる。
それは異能(チート)跋扈するこの地で、これ以上なく心強い事実だった。
最高位の神秘であるサーヴァントにすらダメージを与えられるようになる魔術薬品。
それが、ガムテに与えられた最後の支給品だった。
更にそれだけに留まらず、説明書にはに魔力を持たない者でも、
これを摂取した後一時間ほどであれば礼装や宝具の使用が可能と説明欄に書いてあった。
記載が虚偽でなければ、この薬品を脊髄に注射した後であればこの短刀(ドス)の真価が発揮できる。
それは異能(チート)跋扈するこの地で、これ以上なく心強い事実だった。
「極道(きわみ)なら…やる。どンだけ異能(チート)野郎がいようと…
極道流の怪物(バケモン)退治、かますだろ~な」
極道流の怪物(バケモン)退治、かますだろ~な」
少なくとも、自分が父と見定めた怪物、輝村極道ならばやるだろう。
人を超越した超人(フィジギフ)共…忍者達によって滅亡の危機に瀕した極道。
そんな中で華麗に忍者をブッ殺し、反撃の狼煙を上げた父ならば。
どれだけ純粋な戦闘能力で劣っていようと、最後に立っているのはあの男だ。
ガムテはそう確信していた。信仰してすらいた。
人を超越した超人(フィジギフ)共…忍者達によって滅亡の危機に瀕した極道。
そんな中で華麗に忍者をブッ殺し、反撃の狼煙を上げた父ならば。
どれだけ純粋な戦闘能力で劣っていようと、最後に立っているのはあの男だ。
ガムテはそう確信していた。信仰してすらいた。
────パパができンなら、俺ができねェ道理はねェ。
誰であろうと、殺す。
刺して、殺す。それが殺しの王子様(プリンス・オブ・マーダー)だ。
そして俺は、俺達は優勝し、乃亜の前に立ち────、
刺して、殺す。それが殺しの王子様(プリンス・オブ・マーダー)だ。
そして俺は、俺達は優勝し、乃亜の前に立ち────、
「ねぇ、お兄さん。どうしたの?」
意識を夢想から引き戻す。
既にヘンゼルの姿は隣にはなく、陳列棚の前に彼はいた。
栄養補給を済ませ、気に入ったスイーツをありったけデイパックに詰め込んで。
二人並んでの再出発。さて、誰を殺そうかと言う意見交換。そう言う運びだった。
既にヘンゼルの姿は隣にはなく、陳列棚の前に彼はいた。
栄養補給を済ませ、気に入ったスイーツをありったけデイパックに詰め込んで。
二人並んでの再出発。さて、誰を殺そうかと言う意見交換。そう言う運びだった。
「ああ、謝罪(ワリ)。んで、何だっけ?」
「うん、だからそろそろ誰か殺したいなーって。流石に放送までに誰も殺せてないんじゃ、
姉様に笑われちゃうのを通り越して、がっかりされちゃいそうだからね」
「うん、だからそろそろ誰か殺したいなーって。流石に放送までに誰も殺せてないんじゃ、
姉様に笑われちゃうのを通り越して、がっかりされちゃいそうだからね」
だからお兄さん、あのビルの上に居た時他の子見たりしなかった?
そうヘンゼルは尋ねた。
その笑みに、ガムテは獰猛な笑みで応える。
そうヘンゼルは尋ねた。
その笑みに、ガムテは獰猛な笑みで応える。
「あぁ、当然(バッチ)しなァ。取り合えず、此処の近くの館周りが臭ェな。
あとはE-4の方から何人か近くに来てんのが見えた、どっち行く?」
あとはE-4の方から何人か近くに来てんのが見えた、どっち行く?」
ガムテの問いかけに、うーんと子供らしく首を傾げてヘンゼルは思案する。
そうして獲物が近い方はどっち?とガムテに次いで尋ねてくる。
そうして獲物が近い方はどっち?とガムテに次いで尋ねてくる。
「ン~ゾロゾロ居たのは港の方に向かってた連中だなァ。
館の方は人の出入りが激しくて今もいるか分かんねっ☆」
「そう。されじゃあ多い方を狩って、その後館の近くに行ってみようか」
「オケ丸ゥ~!そんじゃ~サクサクブッ殺して行こうぜ~!!」
館の方は人の出入りが激しくて今もいるか分かんねっ☆」
「そう。されじゃあ多い方を狩って、その後館の近くに行ってみようか」
「オケ丸ゥ~!そんじゃ~サクサクブッ殺して行こうぜ~!!」
方針は決まった。
ガムテとヘンゼル本体はこれから港に向かう者達を狩る。
遠い昔に壊れてしまった二人の少年は、血を求めて歩き出す。
その表情は一様に笑顔だった。気の合う友人を見つけたような顔を、各々はしていた。
ガムテとヘンゼル本体はこれから港に向かう者達を狩る。
遠い昔に壊れてしまった二人の少年は、血を求めて歩き出す。
その表情は一様に笑顔だった。気の合う友人を見つけたような顔を、各々はしていた。
(悪ィなァ、ヘンゼル……)
だが、その実彼らは理解している。
そう遠くない未来に、自分達が殺しあう事になることを。
今こうして彼らが並び立っているのは単なる利害の一致。
そして、誰かを殺さずにはいられないサガが合致した、それだけの話で。
真に分かり合った訳では決してないからだ。
そう遠くない未来に、自分達が殺しあう事になることを。
今こうして彼らが並び立っているのは単なる利害の一致。
そして、誰かを殺さずにはいられないサガが合致した、それだけの話で。
真に分かり合った訳では決してないからだ。
ヘンゼルは、彼自身と同じく買われた子供達を何人も何人も何人も殺してきた。
その時が来ても、ガムテを杖で貫くことを躊躇わないだろう。
最早人を殺すという事は彼にとっては食事と同じ。
それほどまでに、彼は壊れてしまっているのだから。
最早、元の形が何であったかも分からない程に。
その時が来ても、ガムテを杖で貫くことを躊躇わないだろう。
最早人を殺すという事は彼にとっては食事と同じ。
それほどまでに、彼は壊れてしまっているのだから。
最早、元の形が何であったかも分からない程に。
(お前が死んでも、お前は俺の心の中で生きていくよ)
ガムテもそうだ。
ガムテもまた、殺してきた。彼が味方すると決めた割れた子供達を。
割れた子供達に卒業と言う儀式は存在しない。
穢れた大人になるための儀式など、グラス・チルドレンには不要な物だ。
だから、卒業が間近になった年齢の子供達はみんなガムテに挑んでくる。
大人になる前に、殺してもらうために。
そんな彼が、導くべき子供だと言っても、今更殺すことを躊躇したりしない。
時が来ればその手の短刀を容赦なくヘンゼルに突き立てるだろう。
何故なら、彼にはそうしてでも辿り着くべき地平があるのだから。
ガムテもまた、殺してきた。彼が味方すると決めた割れた子供達を。
割れた子供達に卒業と言う儀式は存在しない。
穢れた大人になるための儀式など、グラス・チルドレンには不要な物だ。
だから、卒業が間近になった年齢の子供達はみんなガムテに挑んでくる。
大人になる前に、殺してもらうために。
そんな彼が、導くべき子供だと言っても、今更殺すことを躊躇したりしない。
時が来ればその手の短刀を容赦なくヘンゼルに突き立てるだろう。
何故なら、彼にはそうしてでも辿り着くべき地平があるのだから。
――――地獄行きの誘導(てつだい)をしてる自覚、ある?
知ってるよ。
うるせェよ。
でも、初めて、もしかしたら。
変わるかもしれないんだよ。
変えられるかもしれないんだよ。
うるせェよ。
でも、初めて、もしかしたら。
変わるかもしれないんだよ。
変えられるかもしれないんだよ。
「どうしたの?ガムテ」
死人だって生き返られるなら。
何でも本当に願いが叶うなら。
俺の隣で歩くこいつが。
ヘンゼルなんて殺し名(コードネーム)を与えられた、そんな人生を。
割れた子供達になるしかなかった、そんなクソみたいな運命を。
変えられるかもしれねェんだろうが。
何でも本当に願いが叶うなら。
俺の隣で歩くこいつが。
ヘンゼルなんて殺し名(コードネーム)を与えられた、そんな人生を。
割れた子供達になるしかなかった、そんなクソみたいな運命を。
変えられるかもしれねェんだろうが。
────優勝した者にはどんな願いも叶えよう。
乃亜の奴はムカつくし、ぶっ殺してやりてェけど。
殺すしかなかった俺達が。
これからも殺していくしかできないだろう俺達が。
始めて、殺す事で何かを創れるのかもしれないなら。
そりゃ殺すだろ。あぁ何だってブッ殺してやるよ。
それに何より。
殺すしかなかった俺達が。
これからも殺していくしかできないだろう俺達が。
始めて、殺す事で何かを創れるのかもしれないなら。
そりゃ殺すだろ。あぁ何だってブッ殺してやるよ。
それに何より。
「………なんでもないさ」
──結局の所、願いが叶おうと叶うまいと、俺達はこうやって生きるしかないんだからな。
【G-3/1日目/早朝】
【ヘンゼル@BLACK LAGOON】
[状態]:健康
[装備]:鉄パイプ@現実 神鳥の杖@ドラゴンクエスト8
[道具]:基本支給品×1、死者行軍・八房@アカメが斬る!、地獄の回数券×3@忍者と極道
[思考・状況]基本方針:皆殺し
0:あれ?逃げられた? 魔法学校で待っていればそのうち来るよね。魔法使いなんだし。
1:姉様と合流したい。
2:魔法の力でイロイロと愉しみたい。 人形でも遊びたい。
3:魔法使いのお姉さん(ハーマイオニー)はお人形にする。
4:ガムテープのお兄さんとは気が合いそうだし、姉様と合流するまで一緒に行こうかな。
5:殺した証拠(トロフィー)として首輪を集めておく。
[備考]
※参戦時期は死亡前です。
※神鳥の杖の担い手に選ばれました。暗黒神の精神汚染の影響は現在ありません。
[状態]:健康
[装備]:鉄パイプ@現実 神鳥の杖@ドラゴンクエスト8
[道具]:基本支給品×1、死者行軍・八房@アカメが斬る!、地獄の回数券×3@忍者と極道
[思考・状況]基本方針:皆殺し
0:あれ?逃げられた? 魔法学校で待っていればそのうち来るよね。魔法使いなんだし。
1:姉様と合流したい。
2:魔法の力でイロイロと愉しみたい。 人形でも遊びたい。
3:魔法使いのお姉さん(ハーマイオニー)はお人形にする。
4:ガムテープのお兄さんとは気が合いそうだし、姉様と合流するまで一緒に行こうかな。
5:殺した証拠(トロフィー)として首輪を集めておく。
[備考]
※参戦時期は死亡前です。
※神鳥の杖の担い手に選ばれました。暗黒神の精神汚染の影響は現在ありません。
【輝村照(ガムテ)@忍者と極道】
[状態]:全身にダメージ(小)
[装備]:地獄の回数券(バイバイン適用)@忍者と極道、
破戒すべき全ての符@Fate/Grand Order、妖刀村正@名探偵コナン、
[道具]:基本支給品、魔力髄液×10@Fate/Grand Order、地獄の回数券@忍者と極道×2
[思考・状況]基本方針:皆殺し
1:村正に慣れる。短刀(ドス)も探す。
2:ノリマキアナゴ(うずまきナルト)は最悪の病気にして殺す。
3:この島にある異能力について情報を集めたい。
4:ヘンゼルは割れた子供として接する。…いずれはぶっ殺すだろうな。
[備考]
原作十二話以前より参戦です。
地獄の回数券は一回の服薬で三時間ほど効果があります。
悟空VSカオスのかめはめ波とアポロン、日番谷VSシュライバーの千年氷牢を遠目から目撃しました。
[状態]:全身にダメージ(小)
[装備]:地獄の回数券(バイバイン適用)@忍者と極道、
破戒すべき全ての符@Fate/Grand Order、妖刀村正@名探偵コナン、
[道具]:基本支給品、魔力髄液×10@Fate/Grand Order、地獄の回数券@忍者と極道×2
[思考・状況]基本方針:皆殺し
1:村正に慣れる。短刀(ドス)も探す。
2:ノリマキアナゴ(うずまきナルト)は最悪の病気にして殺す。
3:この島にある異能力について情報を集めたい。
4:ヘンゼルは割れた子供として接する。…いずれはぶっ殺すだろうな。
[備考]
原作十二話以前より参戦です。
地獄の回数券は一回の服薬で三時間ほど効果があります。
悟空VSカオスのかめはめ波とアポロン、日番谷VSシュライバーの千年氷牢を遠目から目撃しました。
【魔術髄液@Fate/Grand Order】
輝村照に支給。
ただの人間を魔術師に仕立て上げる霊薬。
脊髄に打ち込むことで僅かな刻の間、疑似的な魔術回路を形成する。
投与された人間は一時的に最高位の神秘であるサーヴァントにもダメージを与えられる程の魔力を得る(それでサーヴァントに勝てるかは別問題だが)。
十本セットで支給された。再臨もスキル上げもできない微妙な量。
輝村照に支給。
ただの人間を魔術師に仕立て上げる霊薬。
脊髄に打ち込むことで僅かな刻の間、疑似的な魔術回路を形成する。
投与された人間は一時的に最高位の神秘であるサーヴァントにもダメージを与えられる程の魔力を得る(それでサーヴァントに勝てるかは別問題だが)。
十本セットで支給された。再臨もスキル上げもできない微妙な量。
【バイバイン@ドラえもん】
輝村照に支給。
目薬状の容器に入った薬品で、増やしたい物に一滴垂らすと5分ごとに数が倍に増える。
しかし本ロワは制限により、増やせるのは薬品をかけた本体のみ。
増えた物体が分裂してさらに増える…と言う現象は起こりえず、倍になるスピードも一時間に一度まで遅くなっている。
本編の様に一個の栗饅頭にかけても増えるのは一時間に一個。当然食べきればなくなってしまう。
また、薬品自体も一回限りの使い切りである。
輝村照に支給。
目薬状の容器に入った薬品で、増やしたい物に一滴垂らすと5分ごとに数が倍に増える。
しかし本ロワは制限により、増やせるのは薬品をかけた本体のみ。
増えた物体が分裂してさらに増える…と言う現象は起こりえず、倍になるスピードも一時間に一度まで遅くなっている。
本編の様に一個の栗饅頭にかけても増えるのは一時間に一個。当然食べきればなくなってしまう。
また、薬品自体も一回限りの使い切りである。
【破戒すべき全ての符@Fate/Grand Order】
元々は灰原哀に支給。
裏切りの魔女メディアの宝具。
真名解放した状態で突き刺せば、あらゆる魔術的機能をキャンセルする効果を持つ。
幾節にも折れ曲がった奇妙な形状をしているが、普通のナイフとしても使用可能。
ただし、魔力を持つ者でなければ真名解放は行えない。
元々は灰原哀に支給。
裏切りの魔女メディアの宝具。
真名解放した状態で突き刺せば、あらゆる魔術的機能をキャンセルする効果を持つ。
幾節にも折れ曲がった奇妙な形状をしているが、普通のナイフとしても使用可能。
ただし、魔力を持つ者でなければ真名解放は行えない。
065:館越え | 投下順に読む | 067:暗い水底の精霊達 |
時系列順に読む | ||
044:殺人競走(レース)スタンバイ! | ヘンゼル | 086:救われぬ者に救いの手を |
021:追い付けない キミはいつでも | 輝村照(ガムテ) |