ワーム撃滅組織「ZECT」が実行した「マスクドライダー計画」によって開発された「
マスクドライダーシステム」の一種であり、「戦いの神」という名の異名を持っている。地球の昆虫であるクワガタムシをモチーフとされており、体色は青色をベースにされている。ZECTに所属している青年「加賀美新」が変身する。ガタックゼクターは、資格者の選定の厳しいゼクターであり、拒絶された者は重傷を負う。新も最初拒絶されたが、自分に擬態した
ブラキペルマワーム・ビリディスとマコト=タランテスワーム・パープラとの戦いで死を経験することで変身できるようになった。劇場版「GOD SPEED LOVE」では、新はやはり本編と違う「ZECT」に所属している。生き残った本編と違い、死亡している。
変身方法は加賀美が念じることで別次元から装着者の下へと飛んでくるクワガタムシ型のコア「
ガタックゼクター」を変身ベルト「
ライダーベルト」に装着させることによって重装甲形態「
マスクドフォーム」へと変身するのである。このマスクドフォームは俊敏性には劣っているものの、頑丈な装甲に包まれているために防御力が高く、堅さを生かした格闘攻撃で敵を倒していくという戦闘スタイルを持つ。また、専用マシンとして「ガタックエクステンダー」というバイクを保有している。
武装はガタックの両肩に内蔵されている巨大砲弾「
ガタックバルカン」であり、遠距離にいる並の実力を持つワームでは一撃で倒されるという強力な威力を保有している。更に「
ゼクトマイザー」と呼ばれるグローブ型の武器も保有しており、ゼクターを小型化させた追尾弾「マイザーボマー」を発射する。このゼクトマイザーは、主に牽制用として使用されている。マイザーボマー名は、「ガタックボマー」。
また、マスクドフォームに付着している装甲を弾き飛ばして複数の敵にダメージを与える行動「キャストオフ」を使用することで、事実上の基本形態「
ライダーフォーム」に変身することが可能。キャストオフ時の音声はチェンジスタッグビートル。ライダーフォームでの戦闘スタイルは相方の
仮面ライダーカブトと対照的で俊敏さは平均に分類されるものの、パワーは他のライダーよりも勝っているため力任せな戦闘スタイルを好んでいる。また、「仮面ライダーカブト」の物語でサナギに値する皮、装甲などを剥ぎ取った者のみが使える超高速移動能力「
クロックアップ」も使用可能になる。なお、装甲を再度装着することでマスクドフォームに戻る行動「プットオン」も使用可能。
武装として使用していたガタックバルカンは装甲に装着されていたため使用不可となり、その代わりにクワガタムシの角を模した剣「
ガタックダブルカリバー」を使用する。このガタックダブルカリバーには「
プラスカリバー」、「
マイナスカリバー」の2種類の剣があり、2つの剣を併用することで並みの銃弾を弾き返すことも可能になる。
必殺技はガタックゼクターの横にある「フルスロットル」と呼ばれているスイッチを3回押したあと、ガタックゼクターの角「ゼクターホーン」をマスクドフォームの位置に戻した後再び倒すことで発動する回し蹴り「
ライダーキック」、ガタックダブルカリバーで敵を挟み込んで、マスクドライダーの動力源「イオンエネルギー」を標的に流し込んで爆殺させる「
ライダーカッティング」の2種類である。
また、オリジナルビデオ「誕生!ガタックハイパーフォーム」で時を越えてやってきたカブトムシ型コア「ハイパーゼクター」を使用する事で変身する強化形態「ハイパーフォーム」については、リンク先を参照。