アルフレット・フォン・ランズベルク(Alfred von Landsberg、宇宙暦772年 - )は銀河帝国の貴族。原作登場人物である。男性。

1 略歴

1-1 前世

 伯爵。リップシュタット戦役おいてオットー・フォン・ブラウンシュヴァイク公爵、ウィルヘルム・フォン・リッテンハイム侯爵のリップシュタット盟約に入り大将として活躍。敗戦後はフェザーンで亡命生活を送り、自己の創作能力に対する自信から貴族連合軍から見た「リップシュタット戦役史」なる著作を執筆して生計を立てようとするが出版社から拒絶される。思い悩んでいる所を補佐官のルパート・ケッセルリンクに目を付けられ、同戦友で亡命者のレオポルド・シューマッハ大佐と共に宇宙歴798年6月、帝都オーディンに帰還。同年7月6日、皇帝・エルウィン=ヨーゼフ二世を誘拐する。同年8月19日にヨッフェン・フォン・レムシャイド伯爵らと共に自由惑星同盟に亡命し、銀河帝国正統政府を樹立、軍務次官に就任する。宇宙歴799年5月5日、首席秘書官・ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフの策略でウォルフガング・ミッターマイヤーオスカー・フォン・ロイエンタール両上級大将の艦隊にハイネセンが占領され確保される前にヨーゼフを連れだし行方不明となる。宇宙歴801年3月にヨーゼフは逃げ出し死体収容所から死体を盗みだし皇帝として奉う。同11月、ハイネセン辺境のクラムフォルスの町に潜伏していたところを不審者として新領土総督府の官憲に捕らえられ精神病院へ移送され一生を終える。

2 性格

 貴族の中では稀有な事に尊大さや選民思想を持たず、育ちの良さからくる善良な人物として描かれる。他方で自己陶酔しやすい夢想家でもあり、善良さからくる無邪気さゆえに権謀術数的な発想とはおよそ縁が無く、自覚のないままに政治的配慮を欠いた不注意な発言をする。その為、野心家達の謀略の道具として利用される。ヨーゼフは逃げ出した後は精神のバランスが崩壊する。
最終更新:2025年01月28日 14:49