トローデン(宇宙暦?年 - 宇宙歴799年)は銀河帝国の軍人。オリジナルキャラクターである。

略歴

 帝国領侵攻作戦「神々の黄昏(ラグナロック)」の最終決戦となる799年4月末第二次ヴァルハラ会戦における帝国軍指揮官として登場した。(68話)階級は中将。アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト提督に匹敵する用兵家であり、「ブラウンシュヴァイク派最優秀の八提督」の一人。ファーレンハイト提督、ヘルムート・レンネンカンプ提督と同列であることからその評価の高さが伺われる。ただし、エリヤ・フィリップスは次のように付け加えている。

ファーレンハイト提督と名前が残らなかった六人の違いは、能力ではなくてプロ意識だ。六人は任務より武勲を優先するところがあり、味方の足を引っ張ったり、深入りして敗れたりすることがしばしばあった。強い敵だが怖い敵ではない。

 エリヤが詳細に能力を把握していることから、ヴァナヘイム戦線ウランフ提督指揮する第一統合軍集団と戦ってきたものと推測される。
 開戦から3日目に、フィリップ・ルグランジュ提督率いる第一統合軍集団に他の七提督とともに猛攻を掛けてきた。ファーレンハイト提督が第五艦隊を率いるメネセス提督を敗死させると、レンネンカンプ提督とともに、動揺する第一一艦隊を突き崩すべく攻勢を強めた。「連携に難があるものの、こちらの弱い部分を正確に突いてくる」とあり、戦術に秀でた提督であった。しかし、この攻勢はウィレム・ホーランド提督の奮起を促すことになり、僚友のレンネンカンプ提督を突破したホーランドらから側面を撃たれ、後退を余儀なくされた。
 4日目、練度不足のため戦闘で浪費を続けた帝国軍は物資の窮乏に陥り、おもうような戦術がとれず、「ブラウンシュヴァイク派最優秀の八提督」も五名がここで戦死した。おそらくここで戦死したものと思われる。
最終更新:2020年01月15日 22:00