ヴァイルハイム(宇宙暦?年 -797? )は銀河帝国の軍人。オリジナルキャラクターである。

略歴

 宇宙歴797年2月銀河帝国がブラウンシュヴァイク派リッテンハイム派リヒテンラーデ派の三つに分かれたとき、イゼルローン要塞司令官として登場した。階級は大将。(51話)シュトックハウゼン大将の後任と思われる。
 第一竜騎兵艦隊司令官メルカッツ上級大将、黒色槍騎兵艦隊司令官リンドラー上級大将、イゼルローン要塞駐留艦隊司令官エルディング大将らとともに中立を選択した。リッテンハイムリヒテンラーデ連合が擁するエルウィン=ヨーゼフ帝に忠誠を誓うも、内戦には参加せず、イゼルローン方面辺境で同盟軍の侵攻に備えた。(51話)

 宇宙歴796年末に行われたナサニエル・コナリー少将の第一次イゼルローン奇襲計画、翌年2月のモシェ・フルダイ少将の第二次計画を阻止した(51話)要塞司令官である可能性が高い。要塞防衛の専門家として水準以上の能力の持ち主と考えられる。しかし、797年3月ヤン・ウェンリー少将による第三次イゼルローン奇襲計画によって、偽情報に振り回されイゼルローン要塞を奪われた。(52話)

 戦後はイゼルローンの敗将として有名になった。
 宇宙歴801年10月末、一〇月クーデター民主政治再建会議のクーデター)のときにも首都防衛軍チュン・ウー・チェン参謀長代理が彼の名を出して、疑心暗鬼に陥ることを窘めている。(79話)

 要塞が奪われたあとの動向について記載はないが、要塞司令官という立場上、要塞陥落時に脱出できたとは考えにくい。しかし、802年1月の同盟帝国間の捕虜交換式典では帝国軍捕虜代表はケンプ中将とヴァイトリング大将が務めていた。(92話)したがって、要塞攻略時に戦死、もしくは自決した可能性がある。
最終更新:2019年09月21日 08:30