ナイジェル・ベイ(宇宙暦749年 - )は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。男性。

略歴

1 前世

 宇宙歴798年3月査問会に呼び出されたヤン提督を宇宙港でフレデリカとマシュンゴから引き離し、宿泊施設(軟禁場所)に連れて行く役を担当した。ヤンの解放を望むフレデリカらの抗議を一蹴し、トリューニヒトに密告した上で彼女らに闇討ちをかけた。
宇宙歴799年5月25日、バーラトの和約が成立しレペロ政権が発足、中将に昇進し首都防衛軍司令官代理に就任する。
宇宙歴800年2月2日、マル・アデッタ星域会戦で宇宙艦隊司令部が壊滅し翌日にはシロン・グループが爆破倒産した事を受け、統合作戦本部長スタンリー・ロックウェル大将を始めとする元・ドーソン派トリューニヒト派幹部達と共に最高評議会ビルへ赴き最高評議会議長ジョアン・レベロを暗殺しその死体を帝国軍に献上する。だが逆に皇帝・ラインハルト・フォン・ローエングラムにその醜悪さを嫌われた末、アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト上級大将の手によって公開処刑された。

2 逆行後

 宇宙歴793年にクレメンス・ドーソン少将をリーダーとするサイオキシンマフィア秘密捜査チームではフェザーン駐在武官の肩書きで帝国憲兵隊との連絡を担当した。階級は宇宙軍中佐。 勤勉と実直だけが取り柄の人物だ。あまりに要領が悪すぎて、実戦でも後方勤務でも結果を出せず、不人気な憲兵隊に回されてきた。昇進も士官学校卒業者の中ではかなり遅い。(15話)
 宇宙歴794年にエリヤ・フィリップスと共にヴァンフリート四=二基地攻防戦戦死者の墓参りを行った。エリヤに自身の胸の内を明かした上で中佐への昇進を受けるように勧めた。(23話)同年、お好み焼き屋「ヨッチャン」でエリヤと共にトリューニヒト派入りした。(24話)同年12月頃、宇宙軍大佐に昇進した。(29話)
 宇宙暦796年12月頃、エリヤが宇宙軍准将に昇進した事に対する祝賀会に出席。恐妻家らしく、同じく恐妻家のグレドウィン・スコット准将と共感し合っていた。(50話) 同年、国防委員会事務総局に務めている(51話)
 宇宙歴797年の「ヤン・ウェンリーの春」においてエコ二ア収容所所長に左遷される。(52話)
 宇宙歴799年の良識派体制下で予備役編入された。(71話)
 宇宙歴801年頃、トリューニヒト派が軍に復帰すると彼もハイネセン北大陸東部憲兵隊長に任じられる。(76話)同年の間に宇宙軍准将に昇進している。
 宇宙歴802年時点では宇宙軍少将。ヤン・ウェンリー元帥の(非公式な)査問会で警備担当を務めた。(103話)
最終更新:2025年07月10日 16:07