スタンリー・ロックウェル(Stanley Rockwell、宇宙暦?年頃 - )は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。男性。

1 略歴

1-1 前世

 宇宙歴796年10月、自由惑星同盟軍中将、後方勤務本部次長、ドーソン派所属。宇宙歴797年4月13日、救国軍事会議によって拘束される。鎮圧後の同年10月、派閥を支援するトリューニヒト派の後押しで大将に昇進し後方勤務本部長に就任。宇宙歴798年3月9日、フェザーン自治領主・アドリアン・ルビンスキーの策略で開いたはヤン・ウェンリー大将の査問会では軍部代表として出席。同年秋の「神々の黄昏」作戦ではヤン艦隊における補給・補充を執り行う。宇宙歴799年5月5日、首席秘書官・ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフの策略でミッターマイヤー艦隊ロイエンタール艦隊にハイネセンが占領された事を受け国防調整会議に参加。だが無条件停戦命令を発動する最高評議会議長ヨブ・トリューニヒトと彼と内通していた地球教の手によって国防委員長ウォルター・アイランズ宇宙艦隊司令長官アレクサンドル・ビュコック統合作戦本部長クレメンス・ドーソン両元帥共々換金される。同年5月25日、バーラトの和約が成立しレペロ政権が発足、統合作戦本部長となる。同年7月20日、同盟駐在高等弁務官・ヘルムート・レンネンカンプ上級大将がヤン・ウェンリー逮捕を同盟政府に勧告。これを受けヤンの暗殺計画を実行するも失敗。宇宙歴800年2月2日、マル・アデッタ星域会戦で宇宙艦隊司令部が壊滅し翌日にはシロン・グループが爆破倒産した事を受け、首席補佐官・ウド・デイター・フンメルの話に乗って元・ドーソン派トリューニヒト派幹部達と共に最高評議会ビルへ赴き最高評議会議長ジョアン・レベロを暗殺しその死体を帝国軍に献上する。だが逆に皇帝・ラインハルト・フォン・ローエングラムにその醜悪さを嫌われた末、アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト上級大将の手によって公開処刑された。

1-2 逆行後

 宇宙歴794年頃、国防委員会装備部長を務めている。宇宙軍中将。トリューニヒト派が発足した際にこれに加わった。二大派閥に冷遇されてきた軍政畑の生え抜きで軍の非主流派。(24話)
 宇宙歴796年には国防委員会事務局次長を務めている。エリヤの提督昇進を祝う祝賀会に出席した。
 宇宙歴797年の「ヤン・ウェンリーの春」でトリューニヒト派が左遷され、彼も第四方面軍司令官になった。(52話)
 宇宙歴799年からの良識派体制下で予備役編入される。その後、国防委員長補佐官に就任する。(75話)
 宇宙歴801年にトリューニヒト派の勢力が盛り返し、彼も国防委員会事務次長の地位に復帰(76話)、同年、「国家非常事態委員会」(SEC)のメンバーとなり、クーデター対策に乗り出した。(79話)
 宇宙歴802年に銀河帝国ブラウンシュヴァイク公爵などが自由惑星同盟との講和を口にし始め、同盟内で講和派と抗戦派の対立が発生すると徹底抗戦派に回った。この時の階級は宇宙軍上級大将。後方勤務本部長を務めている。(93話)

2 性格

 欲が先立つタイプの凡人

3 能力

 政策通である。「編制の小型化、ハイテク装備の導入、情報通信機能の強化、ハラスメント対応の強化」などを主張している。
最終更新:2025年07月10日 16:10