ハンス・ディートリッヒ・フォン・ゼークト(宇宙暦746年 - 宇宙歴795年)は銀河帝国の軍人。原作登場人物である。

略歴

前世

 ヤン・ウェンリーによる第七次イゼルローン要塞攻防戦時、要塞司令官を務めていた。要塞主砲トールハンマーの斉射により戦死。

新版

 宇宙歴791年、自由惑星同盟軍の「自由の夜明け」作戦を受けて迎撃に出た辺境鎮撫軍主力に所属。エル・ファシル星域会戦で右翼部隊を率いた。ラザール・ロボス大将率いるエル・ファシル方面軍に大敗する。階級は宇宙軍大将。(11話)
 宇宙歴795年の第三次ティアマト会戦にも艦隊を率いて参戦。保守派に所属しており、ルートヴィヒ皇太子への目付役として配属されたと思われる。経験の浅い皇太子派将官と違い、統一した作戦行動を維持し続けた。(32話)会戦の終盤、クレメンス・ドーソン宇宙軍中将率いる第一一艦隊の猛攻を耐え切れず戦死する。(33話)

性格

 典型的な軍人気質

能力

 砲術能力に定評がある。用兵家としては二流だが、帝国軍屈指の突破力を誇る猛将。
 チュン・ウー・チェンは「勇猛だけど頭が固いせいで、何度も罠に引っかかって死にかけた。それなのに紙一重で生き延びた。一度や二度なら単なる幸運だけど、三十年も続いたら幸運とはいえない。」と彼が武運を持つ提督であると評した。

座乗艦

  • ゼークト艦隊旗艦「グルヴェイグ」(大将:ゼークト艦隊司令官として乗艦)*1
  第三次ティアマト会戦(第32話 - 33話)」
最終更新:2020年06月23日 01:17

*1 「ゼークト艦隊」は仮称。本来は○○騎兵艦隊という名称だったと推測される