ポルフィリオ・ルイス(宇宙暦757年 - 宇宙歴803年)は自由惑星同盟の軍人。オリジナルキャラクターである。

略歴

新版

 自由惑星同盟の士官学校を三位で卒業した(117話)

 自由惑星同盟軍宇宙艦隊総参謀長ドワイト・グリーンヒル大将の知遇を得ていたらしい。(78話)シトレ派に所属していたものと思われる。
 宇宙歴780年代自由惑星同盟の士官学校教官を務めていたころ、ヤン・ウェンリーの才能を最初に見抜いて、無理やり戦略研究科に転籍させた。(104話)原作の状況と照らし合わせると、戦史研究科を強引に取り潰した可能性がある。第五次イゼルローン攻防戦ヴァンフリート戦役に関する予言を的中させ、異才として注目される。(104話)しかし、同盟軍首脳部からは「神がかり」と言われて信用を失い、地方へと飛ばされた。(27話)
 宇宙歴798年の「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦においては対要塞戦術「ルイス・ハンマー」を考案し短期的とはいえ、多大な戦果をもたらす。階級は准将(78話)

 宇宙歴799年5月ラグナロック戦役の最終決戦第二次ヴァルハラ会戦で使用された新兵器「指向性ゼッフル粒子発生装置」は彼が帝国からの接収品を対機雷戦用に改造したものである。(68話)
 宇宙歴801年、良識派体制の自由惑星同盟軍では第九予備役分艦隊副司令官を務めていた。(91話)第八予備役分艦隊司令官が閑職とされている(35話)ことを考えると、厚遇されていたわけではないようだ。
 同年10月ごろ何の根拠もなしに、「グリーンヒル大将がブロンズ大将やルグランジュ大将と一緒に、クーデターを企んでいる」と放言した。(77話)これによりグリーンヒル大将の不興を買う。(78話)また、このころまでに惑星ウルヴァシーフェザーン方面防衛の拠点とするよう提言し、実現させている(77話)
 同月末、一〇月クーデター民主主義再建会議のクーデター)の際、再建会議の指導者ウラディミール・ボロディン大将が復員支援軍司令官ヤン・ウェンリー大将に全権委任すると述べた直後に、再建会議への忠誠を誓った。この時点でヤン派ではないものの親ヤン的人物として知られていた。(81話)
 同年11月、民主主義再建会議と復員支援軍との対立が公然となると、再建会議から離反しソーンダイク派に身を投じた(83話)クーデター鎮圧後は悪質な情報操作を行ったため、階級を剥奪されたうえ(91話)、懲役一五年を宣告された。(104話)

 ラグナロックの時の「同盟軍は焦土作戦を食らって壊滅する」という予言や、クーデターの時の「グリーンヒルとルグランジュがクーデターを起こす」という予言を外したため、笑い者になった。(104話)

 宇宙歴802年までに「ルイスの大予言」を発表。機動要塞がイゼルローン回廊に襲来するという予言を行ったようである。
 宇宙歴803年10月、46歳で死去。(117話)

人柄


 第一辺境総軍司令官エリヤ・フィリップス上級大将は彼について次のように評している。
根拠のないことを言っても、まともな人間は信用しない。予言など外れれば馬鹿にされるし、まぐれ当たりすれば変な人間が寄ってくる。どちらにしても信用を失う。(104話)
 上記の通りかなりの精度で未来を見通し、戦略的に有意義な提言を行っているにもかかわらず、准将から全く昇進せず閑職に留まっているのはそうして信用を失った結果と思われる。

 また、地球陰謀論に取りつかれており、公然と口にするだけでなく、証拠もないのに地球教を強制捜査しようとしたり、地球教徒の兵士を軍から追い出そうとしたりした。その他にも問題行動が多かったため、一度は予備役に編入された。

 こうしたことから、転生者だったのではないかと指摘する声も多い。
最終更新:2019年07月14日 11:44