ドワイト・グリーンヒル(Dwight Greenhill、宇宙暦745年頃 - )は
自由惑星同盟の軍人。原作
登場人物である。男性。
1 外見
きれいに撫で付けられた白髪交じりの頭髪、端正な目鼻立ちに年輪を加えた渋みのある顔。長身。
2 略歴
2-1 前世
2-2 逆行後
宇宙歴793年時に宇宙艦隊総参謀長を務めている。階級は宇宙軍中将。同年の
第三次タンムーズ星域会戦で功績を立て、宇宙軍大将に昇進して
統合作戦本部次長(作戦担当)を兼務した。
シトレ派のナンバーツー。
宇宙歴794年の
ヴァンフリート星域会戦では総司令部総参謀長を務めた。(15話)同年の第六次イゼルローン遠征軍では総司令部総参謀長に就任し、総司令官と幕僚のパイプ役、幕僚同士の意見対立の調停役などを務め、意思疎通の円滑化に力を尽くした。幽霊艦隊対策や要塞攻撃作戦を
ヤン・ウェンリー宇宙軍大佐に作らせ、総司令部に提出した。(28話)
宇宙歴795年の
第三次ティアマト会戦でも総参謀長を務めた。(32話)
宇宙歴797年には「個人として」
エリヤ・フィリップス宇宙軍准将の提督就任パーティーに参加した。(47話)また、エリヤの
第三六機動部隊作戦参謀に教え子の
エドモンド・メッサースミス宇宙軍大尉を推薦した。(50話)
宇宙歴798年の「
神々の黄昏(ラグナロック)」作戦では遠征軍総司令部総参謀長に就任する。(55話)同年4月、元帥待遇の宇宙軍大将に昇格する。(60話)
宇宙歴799年に
エリヤ・フィリップス宇宙軍少将が第一統合軍集団の撤退要求を行った際には、
アンドリュー・フォーク宇宙軍准将に全ての責任をかぶせるストーリーに協力した。一方で
ラザール・ロボス元帥を説き伏せてヴァルハラへの戦力集中を実現させ、第一統合軍集団と遠征軍総司令部の全面対決を回避した。(66話)作戦終了後、宇宙軍予備役総隊司令官に左遷される。(71話)
宇宙歴800年10月中旬、
エリヤ・フィリップス宇宙軍予備役少将ら予備役軍人一〇五人から軍法会議を求める訴訟を起こされる。(74話)
宇宙歴801年10月30日にクーデターを警戒する首都防衛軍司令官
エリヤ・フィリップス宇宙軍中将と偶然出会い、クーデターに関して問いただされるが、抽象的な言い回しで煙に巻いた。(78話)
同月、
一〇月クーデター(
民主主義再建会議のクーデター)の際、
市民軍への協力を決意し、説得工作を行う。(80話)クーデター鎮圧後、同盟軍殊勲星章を与えられたが丁重に断った。(86話)
宇宙歴802年にラグナロックの戦犯として予備役編入された上で軍法会議にかけられる。(91話)戦犯裁判が始まる二週間前、真実を語るよう頼むエリヤに対して「トリューニヒトより左側にいる者と、レベロより右側にいる者が政財界から根こそぎになる。それだけは避けねばならん」と断った。(99話)
宇宙歴803年9月、ラグナロック戦犯裁判において、背任行為に加担したとされ、一階級降格と罰金刑の判決を受けた。(116話)
宇宙歴804年1月時点で、公的な地位にはついていない。前年末から開始された銀河帝国におけるラインハルトの改革に対して、批判的である。(118話)
宇宙歴804年11月時点で、予備役中将である。なお、同時期に
第一辺境総軍司令官エリヤ・フィリップス上級大将は複数の現役及び予備役将官と面談しているが、彼とは面談していない。(
感想返し)
3 性格
温和な紳士として知られる。同盟軍きっての社交家であり、派閥を超えた交友関係を持っている。優秀な軍官僚ではあるが、官僚的な面は持ちあわせておらず、柔軟で人情味がある。
4 能力
管理能力に長けている。堅実かつ緻密な手腕が持ち味である。料理の達人としても有名であり、サンドイッチ、クレープ、ハンバーガーなど挟むものにかけては、プロも顔負けだと言われる。挟撃作戦も得意。派閥を問わず、人望が厚い。
最終更新:2025年04月14日 11:57