
全宇宙征服を企む宇宙人。ウルトラ兄弟達にとっては宿敵とも言える存在で、以前からウルトラの国を攻撃しようと機会を窺っていた。両手の鋏から放つ鞭状の光線「ビームロッド」や高熱火炎、ウルトラ兄弟を倒すためだけに考案された「ウルトラ兄弟必殺光線」を放つ。全身が鋼鉄のように硬い。背中のマントはどんな攻撃も跳ね返す。地球人への乗り移り、飛行が可能。自ら何にでも姿を変えられるほか、変身したものの正体を特殊スペクトル光線で見破ることもできる。ウルトラの国攻撃前に、ウルトラ兄弟達が地球に集結していたのを知り、攻撃目標を地球へと移す。2体出現し、そのうち1体の手下格がまず初めに地球での破壊活動を行い、ウルトラ兄弟をおびき寄せようとした。ウルトラマンタロウを徹底的に痛めつけたが、特殊ボール内に小型化して入り込んだタロウを飲み込んでしまい、体内で巨大化され爆発。
データ
別名 | 極悪宇宙人 |
身長 | 52m |
体重 | 3万5千t |
出身地 | テンペラー星 |
初登場作品 | ウルトラマンT 第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前!」(1973年11月16日放送) |
ドラゴニュートの人形劇では…
サイドストーリー「エンペラ軍残党討伐」に登場。エンペラ軍残党の部隊の指揮官として、部隊を率いていたが、あっさり部隊を全滅させられ、自身もエスクードに斬り捨てられ死亡した。撮影にはウルトラ怪獣シリーズを使用している。
余談
- 設定当初はエンペラ星人が登場することになっていたが、企画を通すうちに”テンペラー”星人となり、最終的にはエンペラ星人とテンペラー星人は別物ということになった。
- 裏設定ではメフィラス星人やヤプールも所属していた「怪獣軍団」の黒幕でもあり、かの皇帝エンペラ星人の忠実な側近ともされていた。
- ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団に登場している。声は広瀬正志。予告ではザンボラーの鳴き声になっている。ウルトラ兄弟の戦いでは姿が似ているためかゾフィーとウルトラマンジャックの名乗るシーンが逆になるミスがある。
- 当初は「ブルトン星人」という名前だった。無論、某四次元怪獣とは無関係。
- 本話に登場したウルトラマンジャックは胸の模様が第1話撮影時のNGに近い形状になっていた他、ボールから出現した際に子供には「新マン」と呼称された。
- 宇宙船の内部はPAT基地の流用。
- テンペラー星人が起こした地割れの映像はミラーマン 第50話からの流用。
- 第34話でテンペラー星人が変な格好で歩き回るシーンの音楽はjanko nilovicのhouse in the plain。
- 内山まもるの漫画版は第34話の後日談になっており、地球で6兄弟と戦っている間に別働隊が光の国を襲撃、占拠していた。
- ゲーム『大怪獣バトル ウルトラコロシアム』のストーリーモードでは、エピソード27に登場し、マグマ星人とナックル星人を引き連れてレイオニクスの少年を襲う。少年に負けると、レイオニクスの少年の事を「兄貴」と呼んだ。関西弁で喋っている。
- データカードダス『大怪獣バトルNEO』のストーリーモードでは、キリエロイド、マグマ星人、ババルウ星人と共にカネゴンのバトルナイザーを奪おうとするが、その途中で平行世界に迷い込んだ。地球の街でカネゴンを見つけて100万円で買い取ろうとするが、カネゴンがそれ以上の金額を要求したのに業を煮やし、力尽くで奪おうとしたところをキリエロイドに制止される。レイオニクスである主人公に襲い掛かるが、バトルナイザーの怪獣により、返り討ちにされた。カネゴンからは「テンプラ星人」と間違われた。
添付ファイル