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  • 決闘バトルロイヤル @ ウィキ
  • ゲーマーコンビは不思議な生物と出会うようです

決闘バトルロイヤル @ ウィキ

ゲーマーコンビは不思議な生物と出会うようです

最終更新:2024年12月26日 21:42

duelrowa

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エルキア大図書館を一時、発った後、少しして二人(+一人)は周囲を警戒しながらも他愛のない雑談をしていた。
現在リリスはシャミ子について話していた。

「シャミ子はかなり純粋で真面目だ。唯一、余を馬鹿にせず尊敬しておる」
「シャミ子と言う人は分かった。いい子なんだな」

キリトと空はシャミ子の人物像をリリスから聞かされた。
お人好しすぎるのが傷だが、彼女の芯の強さが色々な事件を解決して来たらしい。
先日は陽夏木ミカンの呪いを解き、貢献し、更にウガルルという新たなる命を誕生させたとか。

「俺も彼女に会ってみたいぜ」
「空、気になるのか」
「俄然、興味が沸いた。定番の角と尻尾のまぞく。会えるのが楽しみだ」

そんな中、空はシャミ子の話しを聞き興味をそそられていた。
まぞくといってもリリスからほぼ普通の人間のようだと二人は認識した。
勿論、異形のまぞくもおり、狐耳もいると一言漏らした途端、興奮したのは言うまでもない。

「東部連合の巫女さんと被っている気がするが、まあいいか。対面は出来ないのは残念だ」
「あんたは変態か!」
(あやつも大概じゃな。小倉ではあるまいし)

リリスは小倉を思い浮かべていた。
それでも空のほうが真っ当な性格で小倉は論理観がぶっ飛びすぎて比べるまでもなかった。
それを空に煽ろうとしたが、煽り返されるのが目に見えるので胸の内に仕舞っておこう。
空の意外な一面を知ったキリトは思わず突っ込んだ。
キリトは質問を切り出した。

「ミカンって子の呪いの話しで、あんたも活躍したんだったな」
「そうだ。余のアドバイスのお陰でウガルルの召喚に成功したのだ」
「シャミ子の頑張りもそうだが、リリスは本当に魔法、魔術の知識が広いな」
「余の専門分野だからな」
「ただ、この場では一旦、リセットだ。何が起きても不思議じゃない」
「もう目に焼き付けておる。実験も検証済みだ」

空はリリスの制限を振り返っていた。
エルキア大図書館を発見する前、リリスは自身の能力を話してくれた。
その一つは肉体を他者と入れ替えるらしく、キリトが名を上げて検証したが、何も変化はない。
リリスは動揺したが、当たり前の処置だ。
黎斗の殺し合いに身体の交換を断固求めていない。
逸脱した能力を黎斗が許す訳もなく、制限対象も納得である。

二つ目は夢見の能力で他者の夢に入り込めるが、リリス本人から封印中の身でシャミ子以外は介入・侵入は不可らしい。
そうでなくてもシャミ子を含めて夢に出入りは禁止なのも当然の結果だ。
上記の二つをリリスに伝えた。

最後に能力に入れるか微妙だが、よりしろを要して、単独で動けるらしい。
本人曰く大量のよりしろがあれば空黒の助力が可能ということ。
空の推測では、肉体の交換と違って自由行動は容認されるだろう。
よりしろもごせん像同様に他の参加者に支給されている希望があるかもしれない。
ただし、それの制限も加える可能性がある。
黎斗によって行動出来る時間が限られているだろう。
具体的に活動時間は何時までかは不明で、少なくとも短時間だろう。
リリスの為にもよりしろを見つけるのに越したことはない。
それが見つかっても大きくする道具が必須である。
本人曰く手のひらサイズらしく戦略次第で小さい利点を活かせないまでもないが、それだけでは限界だ。
加えてリリスが扱える支給品も探さないといけなくなる。
それらも探すとなれば相当骨が折れる。

空が考察し終わった直後、リリスは要望を出す。

「よりしろを見つけたら余だけ島の外に行く」

空黒の二人が外の調査を行っている間、この時のリリスは存在に気づかれずに爆睡していた。
地図外の調査報告は空から全て聞かされた。
リリスは直接地図の外の様子を見た訳ではなく、空ですら見抜けない複雑すぎる仕掛けが組まれている可能性もある。
もし、魔術関連ならこの目で確認する必要があった。
空黒には首輪があるから、二人のスタート地点がD-8の狐島でいくつかのボートがあるらしいので、リリスが乗れるようなボートに一人で行くつもりだ。

「何を言ってるんだ!!そんなの出来る訳ないだろ!!」
「あの時は寝てた余の自己責任だ。もし、余にしか気づけない仕組みがあるなら・・・」
「俺達があんな危険地帯に送り出さないだろ!」
「余は首輪を付けてない。それを利用して調査するのは・・・」
「落ち着けリリス。過ぎたことは仕方ない。失敗は誰だってある。何れ別の用事が入る場合もあるし、今から挽回すればいい」

空の言葉にリリスは心を落ち着かせる。
心の奥では焦っていて、よりしろがないと動けない自身の情けなさに。
よりしろが見つかるまで空黒とシャミ子達の助力不可で、待たないといけない現状。
何より、初手で殺し合いという異常事態に巻き込まれたにも関わらずに呑気に爆睡する大ポカをしてしまった。
責任として、よりしろ経由にて一人で地図の外に行く予定のはずだった。

「すまぬ。キリト、空。それは無茶すぎた」
「いいよ。元はリリスを認識出来なかった俺にも非がある。御相子さ」
「リリスあんたにはあんたなりの役割がある。いざという時は空黒がフォローする。家族と知り合いを探し出し、よりしろも必ず見つける」

魔法、魔術の知識の幅が広く、充分有能だ。
他世界から様々な参加者がいるが故に油断ならないのを忘れない。
魔法、魔術関連で相手にする場合は彼女が鍵になる日が来る。
よりしろ探しの頼みも完全に承諾したし。

(お主らこんな余の為に有難い。でも・・・・・)

自分の為に叱ったり、心配してくれる二人には感謝する。
しかし、一点だけ後ろめたさがある。

(シャミ子らは今頃、何しているのかな。)

自分の家族と知り合いの魔法少女だ。
リリス自身は雑談する程、平和で皆がそうでないと限らない。
あくまで、自分が知る限りの話しで、爆睡中に彼らは筋肉質のパンツ一丁の男に襲われたが、返り討ちにしたと聞いた。
特に吉田一家は空黒の様な頼れる人に保護しないと危険度が増す。

桃とミカンの捜索は後回しへと段々と傾いて来た。
無論、心配する気持ちもあるが、二人は最低限の自衛は出来るし、簡単にくたばらない。
ミカンは呪いがなくなって、吹っ切れるくらい人助けをしているだろうし。
桃もシャミ子達の捜索を優先しつつ、ミカン同様、言わずもがな。
偶然、合流したら、ミカンには挨拶をしておこう。一応、桃にも。

小倉の優先順位は低くない。
保護対象もあるが、オカルト系に詳しい彼女なら、等身大のよりしろを作って貰える。
小倉に会えば、空黒によりしろ探しの負担を減らせる。
自分の容姿の再現はこの場ではとっくに諦めている。

吉田一家が如何しても気掛かりだ。
エルキア大図書館を離れた直後に大事な三人の家族に胸騒ぎがした。
気のせいと思いたい。ぬるま湯に浸っている間に信頼出来る人に会えずに危険な目に遭っているのではと考えてしまう。

(もし、シャミ子らが怖い目に会ったなら場合によっては、余が命と引き換えに・・・)

悪人によって人質にされるなどの事態が起きたら、覚悟を決める時が迫られる。
特にシャミ子は自分を敬ってくれており、彼女にこんな形で恩返しする羽目になっても。
最悪、ごせん像を破壊し、現世に留まれなくても。
二人に隠していたのは、万が一起こってしまった家族問題に巻き込まない思いがあった。
桃とミカンに頼み込むつもりだ。

「リリスまだ言いたいことがある。家族に何があっても命を引き換えにする行為は空黒が絶対に許さないからな」
「シャミ子の家族も空黒が責任を持つ。例え、極悪人だろうと酷い目に会うなら、そいつを倒して保護し、守ってやる」
「忘れたとは言わせねぇぞ。フォローするって。家族の無事を信じなくてどうする。危険な目に会った証拠もない。ただな、あんたに何かあったら皆心配するし、悲しむ。俺達もな。あんま背負い込みすぎるなよ」
「本当にすまぬ。空には勝てんわ」

車を発見する前にごせん像に関して空黒に話していた。
封印された原因は本人すら不明で、何故こうなったか謎らしい。
封印空間という場所は正常で制限はない。
ごせん像が破壊すれば自由の身になるが、同時に魂だけの存在となって消えてしまう。
ただし、やむを得ない現状に陥る最後の手段は伏せていた。

しかし、二人はリリスが最悪を想定して自己犠牲する気だと分かりきっていた。
ごせん像が二人の手元にある限り、防止も当然で最初は黙っているつもりだった。
エルキア大図書館から離れてから様子が可笑しいのに空は感づくが、その後はキリトの提案で何事も無く談笑した。
リリスも楽しそうに話していた。
家族のことで無茶をする気だと察した要因は、先程の会話の『家族』のワードを出した後にリリスが一瞬で後ろめたい表情を晒したのを一秒も見逃さなかった。
至急、諭さないと駄目と判断した。
キリトは気づけなかったが、空の一言で全てを理解した。

(余も年長者としてしっかりせんとな)

空の説得で、リリスは思い直した。
どうあがいても空には見透かされる。完敗だ。
確かに自分が逝ってしまったらシャミ子達が悲しむ姿が浮かんでくる。
特に自分を慕ってくれるシャミ子に至っては号泣するだろう。

地図の外を見逃し、家族の胸騒ぎといい、自分はかなり気負いすぎた。
胸騒ぎに踊らされたら、それこそ檀黎斗の思う壺だ。
今は家族の無事を祈り、この先何があっても突き進もう。

「色々心配かけたが、もう大丈夫だ。と言う訳で余、復活!」

態度は相変わらずだけど、元気になったのに二人は安心した。
同時に空はやはり先に今後の予定を話した方が早いと判断を下す。
今の件を受けて、たかがこれくらいことで隠すのはどうかと思い始めて来た。

「キリト、リリス今から今後の予定について伝える」

空は今後の予定を手短に話した。
ある程度、人数が集まったら分かれて行動することやエルキア大図書館を調べ終わった後は、空黒はD-6の狐島に向かう予定であることと残りは情報の遅れを防ぐ為に北か西辺りで参加者の捜索をして貰うのも全て伝えた。

「あくまで仮定で増えすぎたらの話しだ。リリスはその時まで考えればいい」
「空とキリトについていく。さっきの借りを返さないままは主義に反する」
「そうか。てか、空、何故また狐島?」
「調査の一環だ。それにゲーマーとしての勘だが、あそこに行けば手掛かりが分かるかもしれねぇしな。橋を渡って直ぐだしな」
「黒線で見えにくいが、ちゃんと北東から橋が設置されてるしな」

空としては比較的近いD-6の島の調査も進めたいと思っている。
北東から狐島に橋があるし、設置されなかった場合はモーターボートで最大四人まで乗せて狐島に行けなくはないが。
黒線のせいで見落とされがちだが、きちんと北東から狐島に行ける橋は地図に記載してある。
多くの参加者は気づいてないかもしれない。
それはともかく、あの島はゲーマーにとって重要な何かがある気がする。
これから自分達に進むべき道を示したように感じた。

「調査は兎も角。徒労に終わるのではないか」
「かもな。だが、手掛かりがある場所なら、俺達にとって朗報だ」
「空の言う通りだ。その島にまだ誰かいるなら尚更」
「しょうがない。お主らがそう言うなら」

リリスは正論と根負けした。
空だけでなく、キリトすら同じゲーマーだからか共鳴を感じていた。
彼ら目に胆力が伝わって来た。仕方ないので、二人の意思を汲み取ることにした。
二人はまだ若いし年上として、今はアドバイスしかないが、手助けしてやろう。

雑談で言われていたが、空とキリトはゲーマーであると聞いた。
それぞれジャンルが異なるらしいが、リアルのファンタジー系は経験済みだそうだ。
共通の話題で盛り上がる姿は微笑ましい。
気が合い、お互いが信頼し合っている。
おまけに気持ち悪いくらい、声も一緒。
空黒なるコンビ名を結成したくらいだ。
何れ、シャミ子と桃はシャミ桃とコンビ名を付ける日が来てしまうか?例え話しだけど。

リリスは一つ気になることを切り出した。

「キリトと空。少し名簿に引っ掛かっている部分がある」
「確かに変な名前もあるし、気にならなかったな」
「ゲーマーではよくあることだ。一々気にすんな」

空黒はゲーマーであるが故に肉体派おじゃる丸、虐待おじさんなどはプレイヤーネームやハンドルネームでの参加は有り得る話しだ。
ふざけた名前があってもツッコむ気はなかった。

「それではない。余が言いたいのは、名簿に二つ同じ名前が載っている」
「海馬瀬人と保登心愛だな」

リリスは名簿を見せて貰った際、家族や知り合い以外に目を引いた名前があった
それが海馬瀬人と保登心愛の二人だ。
名前が二つ載っているのは、誤植か同姓同名だと考えた。
しかし、二人分同姓同名は無理があるし、主催が記入ミスするとは思えなかった。

「本当だ!」

キリトは再度、名簿を開き、海馬瀬人と保登心愛の名が二つあるのを確認した。
あの時は仲間が誰一人いないのに安心しきっていたのとPoHが来ていたのを驚愕して、それ所ではなかった。
逆に空はあの様子だと最初から認識していたようだ。

「まさかと思うが、同じ人物がもう一人いると言うことか」
「その通りだ。この謎の答えはそれぞれ別の並行世界の住人だ」
「なるほどな。これなら、矛盾が生まれないのも納得」

リリスは空の問いにこの疑問は腑に落ちた。
黎斗なら同じ人物を別の世界から連れてきても可笑しくない。
難しいようで簡単な答えだ。

「同じ名前が二人も二つある時点であからさますぎる」

空は最初に名簿を確認した際、特に目を引いたのは同じ名前が二つもあるのを発見した。
誤植と引っ掛からずに最初からそれぞれ別の並行世界の住人だと結論が出た。
二つ載っているのが一人だけだったら同姓同名の線も捨てられなかった。

「この二組の動向は本人達に会えばはっきりするしな」
「それはそれで、ややこしくなりそう」

海馬瀬人と保登心愛に関して情報不足で今は頭の片隅に置いておく。
理想は両方共、殺し合いに否定的なことだ。
片方が善人でも、もう一方が殺し合いに乗る様な悪人だったら、最悪な事態になる。
もし、片方が肯定的な場合も想定しておく。
そうならないよう祈りつつ、歩みを続ける。


△


それから少し歩いた先に死体を発見した。
容姿はバンダナを巻いた少年だ。

「ごめん。間に合わなくて」
「酷えな」

キリトはバンダナの少年を既に手遅れになったのを謝罪する。
あの狐島からスタートしていなかったら、助けられたのではと思う程。
空は初めて遺体を見て、嫌悪感を抱いた。
ディス・ボードは単純にゲームで決まる世界に成り立っている。
それは現在の話。ディス・ボードの6000年前は他種族同士で過激な争い殺し合っていたらしい。
空はそれと今の状況を連想し、痛感した。

「下手人は素人ではないのは確かだ」
「空は遺体を見るのは初めてじゃないの?」
「初めてだ。ちゃんと観察すれば予測はできなくはない」

空は某アウトローの探偵と違って、検死は当然、ドが付く素人だ。
高い洞察力と観察眼だけである程度は見抜くのは不可能ではない。
本来ならこういう事は白の領分。

「この血の固まりじゃ、推定時間は檀黎斗の放送前か直ぐ後」
「確かにこの時間帯だと辻褄が合う」
「死因は斬殺。凶器は刀剣だろうが、断定できねぇ」

空の解答に全員が納得する。
普通なら刃物類と言いたいが、この場所も魔法、魔術、別の異能による斬殺も有り得るので、勝手に決めつけは良くない。
バンダナの少年には悪いが、自分達に取っては避けては通れない道だ。

「キリト悪いが、首輪を回収する。辛い役目を任せてしまうが」
「それくらい俺も割り切っている」

空の判断は的確だ。
首輪を解除するには、いくつか首輪を集めるのは必須。
キリトはバンダナの少年との関わりが皆無で、まだ耐えられる。
カゲミツG4で首を落とそうとする・・・・・・


その時だった。

「何か来た!」

突然、飛行する小型の奇妙な生き物が現れたのは。


△


俺、キバットバット三世はこれまでの経緯を話そう。
心の中で話して、直接、口で話さないかって?
話したくても、デイパックから出た時には、言葉を奪われてしまった。
こんな事を仕出かした奴はハ・デスの仕業だ。あの野郎覚えてやがれ。
幸い、長年の相棒、渡が理解してくれて助かったぜ。

その渡はこの世にはいない。
あの檀黎斗と言う真の黒幕の存在のせいで歯車は狂い始めやがった。

突如、渡の首輪が鳴り響き始め、俺は狼狽えていた。
首輪が爆発せずに、渡は助かるんじゃねぇかと希望を抱くが、違和感もあったな。
悪い予感が的中しちまって、檀黎斗が用意した奴と戦えだって。ふざけんな。
挙句に恐喝までされて、後に引きけなくなっちまった。

現れたそいつは侍の風貌だが、圧倒的強者のオーラが強すぎて、今直ぐにでも撤退したかった。
渡が助かる為に戦いの一択しかない。
案の定、侍野郎が強すぎて、渡達は手も足も出ねぇ。
ビショップの策略で復活した先代キングが数十倍も可愛いもんだぜ。

常に渡を集中攻撃続けやがったせいでいつ死んでもおかしくなくなっちまった。
だが、奇跡が起きた。何故かタツロットがいなくてもエンペラーフォームに変身しやがった。
俺はおったまげるが、渡は士と言う兄ちゃんとレイと言う金髪の姉ちゃんを直ぐに逃がし、戦いはしたが、最後は力の差を見せられて、渡は殺された。

これは渡が逝ってしまった事の経緯。
俺はどうやって生存出来たかというと、渡が亡くなった直後に素早く、死んだ振り作戦を決行した。
作戦が功を奏し、侍野郎は俺に気付く事なく、去っちまった。或いは知ってて眼中にないかもしれねぇが。

起き上がり、これからどうしよう。
普通なら、渡の遺志を継いだあの二人を追って、合流するべきなんだが、何処に行ったか検討つかん。
闇雲に探し回っても、時間が浪費するだけだ。
この近辺に侍野郎がうろついている場合も考慮し、接触を避けて、海を渡るルートに決めた。
士とレイの合流が遠のくが、一旦、諦める他ない。
渡の仇を討ちたい気持ちはある。今の俺じゃ、侍野郎に勝てない。
一番許せねぇのは檀黎斗だ。そもそも、運試しなんて馬鹿げたルールがなかったら、渡は死なずに済んだんだ。
殺し合いに乗っていない仲間を捜し、島から脱出する為に力を合わせる。
仇討ちを優先する程、本来の目的を見失わない。

結局、渡に別れの言葉を言う時間はおろか長年の感謝すら喋るのもままならなかった。
せめて生き残って、太牙や名護達に渡の死と生き様を伝えてやる。
彼らが来ていないのはさっき調べが付いた。
デイパックの中身も確認した。口を使って中を開く動作は結構、苦労したぜ。
侍野郎がデイパックを回収しなくてよかった。
普通なら放置せず、持っていきたいが、俺では持てそうにない。
殺し合いに乗る奴に渡らねぇよう、祈るか。

さて、そうと決まれば、仲間捜しの旅に出発進行。
飛んでから誰も会えない。さっきの出来事が嘘のように静寂すぎる。
すると陸地と海面の境界に来た。
暫くは陸地とはお別れか。
次の陸地に向かい、海面の上に飛ぶ。

夜の海は不気味で色も黒く感じさせられちまった。
道は何事もなく真っ直ぐ進み続けた。
かなり小さい島も存在するが、俺は素通りした、途端に遥か上空にギリギリで遠目に赤い何かが飛んでいっちまった。
あれには関わるなと本能が告げていて、追いかけずに無視を貫いた。
飛べる利点を活かしたお陰で時間を短縮出来ていた。
そう思っていたら、陸地が見えた。

全速力で飛行し、北東の陸地に到着した俺はこの辺を捜し始めた。
一個心配な点がある。
友好的だと信じて貰えるか。
言語能力を封じられた俺を初対面で理解する奴がいるかだなぁ。
あの時は渡と士がフォローを入れたから、レイは分かってくれた。
今度も簡単にいけると思ってない。
誰かと会えたら、どうやって納得するかな。
言葉がないと不便だろ。

その途中に死体が転がっていた。
それを見た瞬間に嫌悪感を抱いた。
下半身を脱がされた挙句、男の大事な所が切り取られていた。
殺った奴は相当狂ってやがる。
急いでその場を離れた。

少し、進んだ先に離れた距離に黒服の男と黄色のシャツの男の姿が見えた。
人と会えた矢先、段々と近づくとバンダナの男が死んでいるのも見えた。
この状況は一体?
黒服の男が死体の首に剣を向けたのもあって、二人は殺し合いに乗っているかもしれねぇし、偶然居合わせた場合も有り得るので、見極めようじゃねーか。
俺は二人に面を向かうことになった。本当は話したい、喋れねーけど。


△


「あれがお主らの言っていたここのモンスターか?」
「そうだけど。モンスターにしては小さすぎる」

突然、現れた蝙蝠のモンスターにキリトとリリスは警戒する。
同時にこんなに小さい存在まで用意していたのを困惑もした。

(勢いよく飛び出したが、どうすればいいんだ?)

キバットは面と向かったのはいいが、自分は対話が不可。
故に黒の剣士と黄色のシャツの男のスタンスの確認が取れずにいる。
ついでに間抜けな銅像みたいなの喋っているけど、首輪を付けてない所を見るに自分と同じ穴の貉か。
そいつを連れている様子で否定派ではと思いつつ、黒の剣士のあの動作を見たのもあって、半信半疑で警戒している。

(何で、襲って来ないんだ?)

キリトは違和感を抱いていた。
蝙蝠は直ぐに襲い掛かって来ることなく、様子を見ていた。
勿論、こちらの油断を誘っているかもだが、こういう手口は空が簡単に対処する。
キリトは片手に持っているリリスをついチラッと見た。
彼女を見て、その瞬間、パズルのピースが大体埋まった。
そして、それを解決する人物が前に出た。

「待て、ここは任せろ。誤解を解く必要がある」
「そうだな」
「どういうことだ?」

キリトは直前まで大体理解しているが、逆にリリスは置いてけぼりだ。
空は答え合わせをする、その前に。

「先に名を言っておく。俺は空、こっちがキリトで、この銅像がリリスだ」

黄色のシャツの男が全員の名前を紹介した。
キバットは急な展開に呆然していた。

「まず、あんたは自我を明確に持っている。そうだろ」
(この兄ちゃん、気づいてたのかよ)

黄色のシャツの男は如何やら頭が切れるらしい。
頭脳労働が主な役目の人は彼に限らず、これくらい直ぐに見抜けるだろう。

「蝙蝠はただのモンスターでもない。リリスと同じで道具扱いで殺し合いに巻き込まれた」
「やはりな」
「あの蝙蝠、余と一緒なのか!」

キリトはごせん像がヒントを与える形となり、後から予想し、的中した。
リリスの例もあって、彼だってデイパックに出て来た可能性は低くない。
空は最初から正解に辿りついていたが。
逆にリリスは驚愕で、ここで誤解の件を含めて、完全に理解した。

「そもそも、ここのモンスターは檀黎斗に掌握されている。余程の事がない限りは襲って来る」

基本的にモンスターは黎斗の管理下で置かれ、好き勝手暴れている。
キリトもSAOの経験から後から蝙蝠も被害者側なのに気づいた。
仮にモンスターやNPCがいても流石に此処まで小さい存在はいないだろう。

「前置きはここまでとして、本題に入るぞ。俺らはバンダナ男の下手人だと警戒されている」
「それは誤解だ。俺達が着いた時には、もう・・・。首輪の回収をするだけなんだ」
「お主はキリトの行動を誤解してたみたいだな」
「血だまりを見ろ。俺らはさっき来たばかりで血は既に固まっているし、犯人はこんな場所に何時までも居残るとは考えにくい」
(この兄ちゃんの言う通りだな)

黄色のシャツの男の言い分は最もだ。
血の固まりを見て、かなり時間が経過したのが伺える。
二人は犠牲が出てしまったのを悔やんだのは嘘もなく、キバットは彼らを信用することにした。
首輪の回収も仕方ない面もある。
渡の様な犠牲を出さない為に首輪のサンプルは必要になる。
見誤ってしまったのをキバットは反省する。

「分かってくれたみたいだな」
「誤解も解けたし、宜しくな」
(宜しくな。兄ちゃん達)

誤解が解け、キバットは新たな仲間の存在に安堵した。
渡が死に、士とレイと逸れて喋りもままならない状態で単独行動。
勘違いで彼らを疑ってしまったけど、真意が伝わった後は自分を受け入れてくれた。

「ところであんたは悩みはないか」
「どういうことだ、空?」
(空、まさか・・・!?)

当然、言語能力が封じられて、困っている。
空はこの短時間で悟っているのか?
キバット自身はキリト達のことまだ何も知らない。

「あんたは喋りたくても言葉を封印されている。そうだろ」
(観察だけで、分かんのかよ!?)

キバットは下を向き、頷くような動作をする。
出会って間もないにも関わらず、見事に言い当てた。
いや、最初から一目で察していたかもしれない。

「そこまで察するとは凄いな」
「あの蝙蝠にした仕打ちはあやつしかおらん」
「檀黎斗の仕業だ」

キバットの尊厳まで奪う行為に三人は不快を露わにした。
リリスは下手したら、キバット同様、こうなってしまう可能性もあった。
そう考えると身震いした。

「にしても、蝙蝠と呼ぶのはどうかと思う」
「せめて名前を知る方法があればな」

いい加減、蝙蝠呼びは失礼だと思い始めた。
蝙蝠の名前さえ、知るすべがない。
本人の文字書きは不可能だろう。

「あやつの仲間に出会えればな」
「仕方ねえ。その仲間と合流するまで適当に付けるか」
(それは困るけど・・・)

キバット本人は多少、抵抗があるが、この場合は割り切る他ない。
自分も渡も知らなかったとはいえ、嘗て記憶喪失のルークに大ちゃんと名付けたことがあった。
相違は記憶を失ったか否かで、それのほぼ焼き直しだろう。

「名を付けるのは俺でいいか?」
「いいぜ、キリト」
「暫くはあんたの名前はキバット」
(おいおい、これは偶然か!)
「嬉しそうな反応は、如何やら本当の名前だな」

適当な名を付けられる覚悟を決めたはずだった。
キリトは当てずっぽうで偶然自分の名前を付けた。
キバットにとって嬉しい誤算だ。
空はキバットの驚愕の仕草をし、喜ぶ姿に彼自身の名だと解せた。

「話しの続きだ。キバットの仲間の情報が欲しい」

空は名簿を出し、キバットに見せた。
空から元の世界の住人関連でいるか否かを問われ、翼で紅渡のみを指した。
危険人物か否かも問われ、後者に下を向いた。
しかし、渡はもういない事実を伝える事が出来ずにいた。

キリトはキバットの同行者の不在が気になっていた。
デイパックに入っていたなら、その人物と同行するはずだ。
誰かと一緒に行動していたら、こんな苦労をしなくて済んだ。
嫌な予感しかなく、直ぐに予想が当たることになる。

「キバット。紅渡は殺されたと見ていいんだな?」
(空、凄すぎだろ!?)

空はキバットが暗い顔をした時点で紅渡はどうなったのか理解した。
ついでにキバットを支給された持ち主は紅渡で確定だ。
キバットは頷く形で下を向いた。

「キバット......」

キリトもキバットが単独行動をした様子から悪い予感はした。
渡の話になる途端、明るさの鳴りを潜めることから渡とは深い絆で結ばれているのが伝わる。
リリスは掛ける言葉が見付からなかった。

「悪い。辛い事思い出してしまって」
(いや、いいさ。)

空は謝罪するが、キバットの目は死んでいない。
南東の地で誓ったばかりだ。渡の覚悟と願いを無駄にしないと。
それに空達に渡を殺したのは侍の男だと自分なりに絶対に伝える。

キバットの心が屈しないのを空は気づいた。
悲痛な気持ちはあれど彼なりに先へ進もうとしている。
心配する必要はないみたいだ。
次の質問に移行しても良さそうだ。

「渡を殺害した下手人は誰だ?名前を知らないなら、しょうがないが」
(畜生.....)

再び名簿をキバットに見せたものの下手人の名前を知るすべがない。
実を言うと黎斗の放送を聞いていれば分かる話だが、渡の件でそれ所でなかった故に仕方ない面もある。
そのことを知らないキバットは肩を落とした。

「あの感じは、無理そうだが、まだ方法はあるだろ」
「全危険人物の外見を話す」
「そっか。これなら、手掛かりを得られるかもしれないな」

空は次の案を出した。
自分達が特徴を掴めればキバットも分かり易い。
臆測であるが、仕方ない。

キリト達はパンツ一丁のおっさん(肉おじゃ)、PoH、金髪の男(ポセイドン)の特徴を共有したが、キバットはどれも否に下を向いた。
全て検討外れで残るは継国縁壱のみ。

「最後は皆、知っていると思うが、継国縁壱。おさらいだ。特徴は顔に痣があり、侍の恰好をした男だ」
(そいつだ。渡を殺したのは!)

キバットは渡の仇はそいつだと必死にアピールした。
願ったり叶ったりだ。侍男の名も知る事になるとは思わなかった。
何故、三人は侍の名前を認識しているのか?
『皆、知っている』とは心当たりがなく、意味不明だ。

「この反応、渡を殺害した犯人はあの侍で間違いない」
「空の忠告が本当なら・・・」

空の推測で金髪の男と同等の強さを持つかもしれない男。
事実ならキバットはどうやってやり過ごしたのか不明。

「何で俺らが侍の名前が分かるか。キバット」
(分からん)
「放送で主催が用意したジョーカー枠としてモニターに紹介されたんだ」
(何だと!?)

運試しのせいで渡がターゲットにされ、キバットも士もレイも放送に耳を傾ける状況ではなかった。
故にその後の内容が不明のままだ。
まさか、侍の男こと継国縁壱の公開があったとは。
後で空達に他に自分が知らない情報を教えて貰いたい。

「まさか、途中で継国縁壱に襲われたと言うのか」
「それしかないだろうな」

キリトとリリスは後になってキバットが放送の内容を半分聞き逃した事実と真実を察した。
危険人物に襲撃されてしまったのなら、止むを得ない。

「継国縁壱は金髪の男と対等な強さで間違いないな」

キバットは下を向いた。
あの男の強さはキバット自身も嫌という程、体にも覚えている。
空とキリト、それにリリスに共有出来て良かった。

(多分も恐らくもなくなった)

空の推測が的確に当たった。
キバットの証言で縁壱は金髪の男と同等或いは下手すればその男より、格上かもしれない。
キリトは改めて、気を引き締めた。
空黒から金髪の男の実力を又聞きで得たリリスも三人が深刻な表情を察し、警戒度を上げた。

「そして、あんたは相棒の仇を取りたいが、渡の遺志を背負って皆の力になる。後者の目的忘れてねえな」
(分かってんじゃねえか)

空は此処までのやり取りでキバットの心理を見抜いた。
渡の仇討ちは空黒も否定しない。
もしも、アスナや白が参加させられ、誰かの手に掛かったら、キバットのことを言える立場ではなくなる。
復讐を優先せずに自分を見失っていないのに安心した。
キバットはもう空に見通されるのにもう驚かなくなり、慣れつつある。

「紅渡と一緒に同行していた者はいるか?」

これで三度名簿を見せ、キバットは渡と同様、門矢士と閃刀姫-レイの名前を翼で指した。
士とレイと言う人物も縁壱と戦い、空の『今も生存か?』の問いにキバットは下を向いた。
つまり二人は渡のお陰で生きているということだ。

「誤解も解けて、情報も共有出来たし、万々歳だな」
「空はキバットが言葉を話せるのも含めて全部気付いたのか」
「人語も最初からな」

キリトはリリスの存在が半分感づいていた。
キバットは明確な意思を持ち、NPCやモンスターではないデイパックに放り込まれたリリスと同じ被害者。
自分の動作のせいで誤解を生んだ事も悟った。
流石に言語能力が備わっていたのは察せなかったが。

「最初に会った時から口ごもる素振りが見えた」

空は口をもごもごした僅かな挙動から見落とさずに言語に窮する事情を知るに至った。
本当は無理をしてでも喋りたかったのだろう。
元々は人語を話せる生き物と明確にした。
言葉を檀黎斗に封じられたと悟るのにも時間がかからなかった。
これでは、対話したくても大抵の人は難しい。
しかし、空はコールドリーディングで用いる事でキバットを理解した。
発声出来なくても、表情、仕草、動作、癖などで見分ければ苦はない。

「俺らを襲わないのも、様子見を徹底し、リリスがいて迷ってただろう」
「俺もリリスが決め手だったんだ」

キバットはリリスが喋る瞬間を目撃した際、若干、迷いを見せた。
キバットに警戒される中で直ぐに襲撃しないのもあるが、一番はリリスの存在だ。
自分が否定派なら、若しかするとリリスも同じ方針と考えたのだろう。
彼女の存在が結果的に後からキリトがキバットをNPCモンスターと誤認する事はなく、早急に気づけた。

実は空は一秒だけNPCと思ってしまい、警戒もした。
だが、上記の通り、リリスの存在と彼自身小さすぎるし、彼の違和感を抱く行動でNPCやモンスターとは違う感じがして、一足先にキバットの真実に辿り着いた。

「余が決め手?」
「リリスがいなかったら、更にややこしくなってた。」
「複雑な気はするな!」

リリスは推理の時間では何もしてない。
キバットの真理に近づけたのは空だ。
でも、自分が立ち会う事で間接的に誤解を解く切っ掛けの一つになった。
小さな切っ掛けでもリリスは何とも言えない気持ちだ。

「継国縁壱を周知していないのも、分かった」

縁壱の名を上げた際、キバットは首をひねた様子が見えた。
縁壱の情報は全参加者に報知を受け取ったはずだが、空はそういうことだと気づいた。
『おさらい』は脅威の再確認を兼ねて一番はキバットに共有する為。
まさか、縁壱こそが渡の仇と知れた事実はただの偶然だが。

キバットはその後、空達から黎斗の放送で聞き逃したであろう後半の内容を伝えられた。
知らないのは、継国縁壱の公開と檀黎斗によって美遊という少女が人質にされたくらい。
後者は空から美遊の関係者が殺し合いに乗っているかもしれない懸念すべき事態も想定しておく事も忠告済み。
彼らはキバットと出会うまでの経緯も共有した。
何と彼らは会場の外を調査済みらしく、初期位置がD-7とD-8の島に配置が大きく、用意されたモーターボートで行けたそうだ。
調査報告で首輪を付けている限り、脱出は不可らしい。
キバットは仲間捜しを優先し、外へ行く考えがなかった。
首輪がない自分が代わりに行こうと必死にアピールするも空黒の二人から『絶対に許可しない』と同時に言われ、冷静に考えたら首輪の有無関係なく、あの世行きだと思いとどまった。

(空はできるぞ)

空は士同様、殺し合いを潰せる重要な人物だ。
実際、自分は人語を奪われたにも関わらず思考や感情をほぼ当てていた。
自分は運が良かっただけで彼と出会っていなかったら、一歩間違えて、詰みに近かった。
心理に関わる分野には強いらしく、恐らく、空よりそれを上回る参加者はほとんどいないと見立てておこう。
白という妹の不在で制約があると聞かされたが、キバットとしては頭脳面も優秀なブレインで底が知れないと思った。

キバットは疑問に残る点がある。
縁壱との戦闘でタツロットがあの場にいないのにエンペラーフォームに変身出来た事態だ。
正直、奇跡で強化変身が起きたと思っていない。
勘だが、檀黎斗が謎の仕掛けが用意されていると考える他ない。
本来なら、この出来事を空黒とリリスに知らせるべきだが、今の自分の現状では叶わない。

(渡の件。きな臭いな)

空は渡の殺害に関して、引っ掛かりがある。
渡達は放送を聞く最中に襲撃に会ったらしい。
襲撃者がただの考えなしの脳筋なら未だしも、その人物は縁壱なのが問題だ。
キバットが放送の後半を知らないヒントで、運試しの真っ只中だと推測した。
縁壱が関わっている事で故意に攻撃を仕掛けたと間違いない。
一連の出来事が偶々で片付けていない。
絶妙すぎるタイミングも不自然に感じていた。
すると最悪の解答に辿り着いてしまった。

(まさか、渡を利用して、何か実験をしやがったのか)

運試しゲームはあくまで表向きの余興。
どさくさに紛れて、縁壱が選ばれてしまった渡を殺す為の練習台にしたとしか言いようがない。
一方的な暴力で捻じ伏せるだけでいい。
だが、それだけとは、考え難い。

もしかしたら、裏の目的は渡と縁壱に何らかのテストを行ったのだろう。
テストも言うまでもなく、不明。
渡がそれの為だけに強制的に選定された可能性も念頭に置こう。
あの場にいたキバットが言葉を喋れば重要な手掛かりがなり得た。
彼がまだ伝えたい情報があるのは見抜いていたが、此ればかりは止む無し。
当初からリリスは普通に話せて、キバットは言葉を奪われたか不可解だった。
まるでキバットが秘密を喋らせないように見えず、裏の目的があると踏んでいた最大の要因。
渡の件を考察する内に分かる事がある。
そのテストは士とレイは理解不可能で、キバットは理解している或いは感知しても可笑しくないという事か。
黎斗は選ばれるのを考慮し、言語を封印したと見るべきだ。
テストは仄めかしても構わないが、最序盤で公表したら不都合があるのか?
詳しくは士とレイと接触して、キバットが伝えるはずだった事柄を聞き出すしかない。
心当たりがなくとも断片的なヒントが繋がる事もある。

渡の件に関しては長くなるので、エルキア大図書館に戻り次第、キリト達と共有する。
話しても足掛かりは依然としてつかめないだろうが、何時か意味があると信じたい。
戻ったら考える事とやる事が多くなりそうだ。

(レイって女はお察しくださいってか)

それにキバットの仲間の情報から出て来た閃光姫―レイ。
入念に確認したデュエルのタブレットのカード画面を開いたら、閃光姫のカードデッキが載っている。
名簿にレイとロゼの名に閃光姫という異名が特徴的で目を通した。
そこに見知らぬ二人がカード化して一驚した。
驚きはしたが、空は困惑せずに解答を出していた。
彼女達が実在した世界と彼女達がカードゲーム化して沢山の人々に遊んで貰える世界が存在しても過言ではない。
レイは殺し合いに否定的らしいが、ロゼと言う女もそうとは限らないかもしれないので、接触してから見極める。

二人の海馬瀬人と保登心愛といい、閃光姫の二人が存在するなど黎斗は混乱を招く悪趣味な参加者の選考に見えてしまう。
単純に面白がるだけか、其れとも別の思惑を働かせたかは不明だ。

(全然、人手が足りねえ。少ししか進展がない)

キリトを除けば、放送後に遭遇出来たのはリリスとキバットと言ったマスコット的キャラだけ。
情報面にほんの少しだけ遅れを取っているように見えないのは非参加者のリリスらの存在がデカい。
キバットは喋れないのに、自分達がフォローしつつ縁壱の脅威を伝えてくれた。
実際は黎斗の放送以降、此処まで参加者と出会うのを未だに叶わない。
此れまでの自分達の動向は島の外の調査とエルキア大図書館を発見したのみ。
あの車との接触が間に合わなかったのは痛手だったが、その代わりに一人行動中のキバットと出会えたので、悪い事ばかりでない。
車に乗車していた人物は不明なので兎も角、士とレイはキバットの情報源から信じられる。

「それより、そろそろ首輪を回収する」
「話しを脇道にそれたが、中断したままだった」
(すまねえ)

バンダナの男から首輪を回収しようとキバットが現れて制止される形になった。
キバットは言葉のやり取りができずとも下を向く動作で謝罪した。

キリトは首を斬り落とし、首輪を回収した。
首輪は空が管理する事になり、空に預けた。
これは首輪解除に明るい人物に渡そう。

(空達にあの遺体を見せたくねえが、首輪を手に入れる為だ)

また尊厳を奪われた死体を見るのも、空達に見せるのも抵抗がある。
特にリリスは女性だ。空黒と比べて尊大な嫌悪感を露わにするだろう。
何もかも覚悟を決めて、三人にその場所に連れて行くしかない。
あの死体はそう遠くない距離だ。
キバットは空中を舞い、翼で方角を指した。

「キバットどうした?」
「翼を指した方向になんかあるみたいだ」
(そうだ)
「付いて来いの合図だ」

キバットは忌まわしい死体に案内する。
三人はキバットに導くように一緒に付いていく。

空達は到着した途端に衝撃的な光景を目の当たりにする。
細身の男の遺体を見た瞬間、空黒はしかめっ面を晒した。
リリスに至っては案の定、尊大な嫌悪感を支配し、吐き気は皆無だが、気分は良くない。
何故なら、異性で細身の男性の大事な部分が斬り取られ、グロテスクすぎる。
地面に白濁液まで染み込んでいて、気持ち悪かった。

「リリス大丈夫か?」
「少し、仰向けになれば直ぐに良くなる」

キリトは素早くリリスを介抱する。
ごせん像を仰向けにした。
5000年も生きていれば死体も見慣れたつもりのはずが、流石に尊厳を踏みにじられた惨憺たる状態は初めてだ。
上空を眺めて大分、落ち着いていた。

「バンダナの男を殺害した奴とは同一犯じゃねえのは確かだ。このやり口を見ればな」
「妥当だな」

バンダナの男の殺され方は二度も斬られた故に損傷が酷いが、仕留めれば良い感じで原型を留めている。
逆に細身の男の方は惨い有り様で凌辱と拷問を行ったのだと断定する。
別の下手人がした行いは相手の苦痛と悲鳴を味合わせる後味が悪い行為だ。
更に男性器をコレクションに入れているかもしれないので、非常に質が悪い。

「一つ分かるのは、その下手人は名も知らない気狂いの変態だ。碌でもないのが、見て取れる」
「そんな奴がまだいるのか!!」
「こんな事を仕出かしたのが人なら許せねえな。人類ナメすぎ!!」

下手人は人間の場合、精神が狂っていて、話し合う余地すらない人の皮を被った化け物だ。
まだバンダナの男を殺した下手人の方がマシに見える。
もし、女性にも凌辱的な行為をし、犠牲になったと聞いたら激昂しただろう。
二人は気狂いの変態のこの手口に憤り、見つけ次第、当然ながらお仕置きだけで絶対に済ませたりしない。
性的な尊厳を破壊する行いは人として恥ずかしい。

「気狂いの変態にも警戒対象だ。分かったな、リリス、キバット」
「当たり前だ」
(了解)

キバットは下を向く頷きをし、リリスも承諾する。
リリスはその体勢で気分が良くなり、元気になった。
今回でこれの耐久性は身に付き、もう二度と醜態は晒さない。
徹底的に惨たらしく、人を犯した様は醜悪を表現されているように見えた。
長い時間を生きて、此処までの酷さは初めてかもしれない。

「キバット。あんたがこの場に連れて来た理由は首輪の回収だろ」
「そうだったんだ」
(悪い。役に立つつもりが不快にさせちまった)
「あんたの判断は正しい。それと頑張ったな」

キバットが首輪の回収の為に遺体の元に案内する意図を空は理解した。
何故か躊躇する様子を空は気になっていたが、いざあの場に来ると惨憺な遺体を拝見させたくない気持ちは分かる。
リリスは刺激が大きすぎたし。
キバットは責任を感じている様だが、寧ろ合理的で彼の判断は間違っていないのを三人は解せる。
空は今までの働きを労った。
特定不明な気狂いの変態の存在も認知した。

その後、キリトはまた首輪を回収し、空に渡した。
仰向けになったリリスも回収する。

「それと遺体を何度も見て、結論が出てしまった。犠牲者のペースが早すぎる。三割軽く上回るかもな」
「三割以上!?そんな.......」

空はキバットから渡の死を伝えられ、犠牲となった遺体が二人も発見し、配信で殺された者達も含めて、重く受け止めている。
嫌と言う程、これらの判断材料が揃ってしまい、この調子で行くと次の放送まで死者は三十人以上超え、最悪の場合、四割になるだろう。
事態はより深刻と悟るのに時間を要さなかった。

キリト達は空の出す残酷な事実に眉を顰めた。
犠牲が0で終わる事はないと分かり切っており、甘い考えを持っていない。
しかし、現実は想像を遥かに超えている。
今も知らない場所で犠牲が増えてしまうだろう。

今の話題を通して、キリトと空はアイコンタクトを交わした。
お互い考えている事はなるべく空黒の目に届く範囲内では犠牲を防ぐ。
できるか難しいが、やれるだけのことはやると決心する。
友好的な人物と接触しないと話にならないが。

「気を取り直して、この付近の人捜しの続きだ」

空黒が何か考えを決めた事をリリスとキバットは感じていた。
まだいるかもしれない参加者の捜索とついでに周辺の探索を再会し、北東の端っこに向かう。

【C-7 東/一日目/早朝】

【キリト@ソードアート・オンライン(アニメ版) 】
[状態]:疲労(小)
[装備]:カゲミツG4@ソードアート・オンライン、ごせん像@まちカドまぞく
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1(確認済み)
[思考・状況]基本方針:ハ・デスと檀黎斗を倒す
1:空と共闘する
2:北東で参加者を捜す。
3:2の後、エルキア大図書館に寄り、調べる。その次にD-6の島を調査する
4:リリスのよりしろ探しを手伝う
5:変なおっさん(肉おじゃ)、PoH、謎の気狂いの変態、念のため美遊の関係者を警戒
6:金髪の男(ポセイドン)、継国縁壱を最大限に警戒
[備考]
※参戦時期はソードアート・オンライン
アリシゼーション War of Underworld終了後
※遊戯王OCGのルールをだいたい把握しました
※アバターはSAO時代の黒の剣士。
GGOアバターに変身することも出来ます。GGOアバターでは《着弾予測円(バレット・サークル) 》及び《弾道予測線(バレット・ライン) 》が視認可能。
その他のアバターに変身するためには、そのアバターに縁の深い武器が必要です。SAOのアバターのみキリトを象徴するものであるためエリュシデータやダークリバルサー無しでも使用出来ます。SAOアバター時以外は二刀流スキルを発揮出来ません。これらのことはキリトに説明書に記されており、本人も把握済みです。
※主催陣営はSAO事件を参考にしたと推測しています。
※空と空黒というコンビ名を結成しました。

【空@ノーゲーム・ノーライフ(アニメ版) 】
[状態]:健康
[装備]:デュエルディスクとデッキ(蟲惑魔)@遊戯王OCG、キバットバット三世@仮面ライダーキバ
[道具]:基本支給品、高級木材のモーターボート@現実、首輪×2(御伽、遠野)
[思考・状況]基本:ハ・デスと檀黎斗を倒す。あまり人類ナメるんじゃねぇ
1:キリトと共闘する
2:北東で参加者を捜す
3:2の後、エルキア大図書館に寄り、調べる。二手に別れるかは人数と戦力状況による。その次にD-6の島を調査する
4:主催者と関係ある人物と接触する
5:リリスのよりしろ探しを手伝う。それに大きくする道具はあるか?
6:渡の殺害の件がきな臭い。士とレイに接触し、当時の状況の詳細を聞き出す
7:変なおっさん(肉おじゃ)、PoH、謎の気狂いの変態、念のため美遊の関係者を警戒
8:金髪の男(ポセイドン)、継国縁壱を最大限に警戒
[備考]
※参戦時期はアニメ終了後
※遊戯王OCGのルール及び蟲惑魔デッキの回し方を把握しました
※主催陣営はSAO事件を参考にしたと推測しています。
※キリトと空黒というコンビ名を結成しました。

【リリス@まちカドまぞく】
[状態]:正常
[思考・状況]基本:全員で生きて脱出
1:空とキリトと行動を共にする
2:吉田一家を優先に捜す
3:小倉を見つけたら、等身大のよりしろを作って貰いたい
4:桃とミカンの合流は後回し。合流したら挨拶はする
5:よりしろを見つけ出す
[備考]
※参戦時期は4巻(アニメ2期)終了後
※他者との肉体を入れ替える能力と他人の夢に入る能力は制限対象で黎斗によって不可にされています。
※黎斗によってよりしろで活動出来る時間は10分に制限されていて、二時間経過しないと活動出来ません。等身大よりしろも同様です。
※よりしろ状態でも並行世界――きららファンタジアで手にした力を引き出すことは可能とします。ただし、少なくともキリトの支給品にきらファンでのリリスの専用武器はありません。


※御伽龍児と遠野の両名の死体はC-7に放置されています。
※キバットバット三世の参戦時期は最終回後です。

074:死者からの手向け 投下順 076:ソレが正しい選択か?
時系列順
063:マゾクの心得 キリト 077:凛と咲く花のように強く美しいナルシスト
空
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