◆
あっ、と。
黒死牟が出て行きそれなりの時間が経ち、各々休んでいた頃。
思い出したように声を上げた万丈へ、二人と一本が何事かと視線で尋ねた。
黒死牟が出て行きそれなりの時間が経ち、各々休んでいた頃。
思い出したように声を上げた万丈へ、二人と一本が何事かと視線で尋ねた。
「いや、俺らって戦う道具以外に食い物も渡されてたろ?」
参加者共通の支給品を言ってるなら、肯定。
飢餓と脱水症状を防ぐ為に、一日分の水と食料も提供された。
一部の参加者には不要であり、魔導雑貨商人との取引に使われるが。
ここにいる三人にとっては必要不可欠な、体を動かす燃料。
当然、万丈のデイパックにも食料は入っている。
最初は愛好食品である、プロテインラーメンでも寄越されてば良い程度だったが。
いざ確認した時は、驚きで軽く引いたものだ。
飢餓と脱水症状を防ぐ為に、一日分の水と食料も提供された。
一部の参加者には不要であり、魔導雑貨商人との取引に使われるが。
ここにいる三人にとっては必要不可欠な、体を動かす燃料。
当然、万丈のデイパックにも食料は入っている。
最初は愛好食品である、プロテインラーメンでも寄越されてば良い程度だったが。
いざ確認した時は、驚きで軽く引いたものだ。
「わたしはサンドイッチが入ってましたけど、万丈さんは違うんですか?」
「おう。カップ麺でもあんのかと思ったら、俺のはこれだったんだよ」
「おう。カップ麺でもあんのかと思ったら、俺のはこれだったんだよ」
デイパックに両手を突っ込み、取り出した物へいろは達もギョッとする。
畳の上に万丈が置いたのは弁当箱や袋詰めのパンじゃなく、鍋だ。
木製の蓋を開けてみると、中には具材がギッシリ。
野菜と、何の動物か分からないが刻んだ肉も大量に投入されていた。
畳の上に万丈が置いたのは弁当箱や袋詰めのパンじゃなく、鍋だ。
木製の蓋を開けてみると、中には具材がギッシリ。
野菜と、何の動物か分からないが刻んだ肉も大量に投入されていた。
参加者に支給された食料は、全て同じものではない。
飾り気のないコンビニ弁当だけでなく、カロリー過多のハンバーガーやピザ。
並行世界の保登心愛のように、うさぎパン等の参加者と縁のある物も存在する。
かといって鍋が丸々一つ入っていたのは、流石に驚きだろう。
飾り気のないコンビニ弁当だけでなく、カロリー過多のハンバーガーやピザ。
並行世界の保登心愛のように、うさぎパン等の参加者と縁のある物も存在する。
かといって鍋が丸々一つ入っていたのは、流石に驚きだろう。
「俺一人で食える量じゃねぇし、あいつが戻って来たら食おうぜ。体力付けとかねぇとな」
「そう、だね。食べれる時にちゃんと食べておかないと」
「そう、だね。食べれる時にちゃんと食べておかないと」
パンドラボックス争奪戦や、エインズワースとの攻防。
余裕のある時が少ない中で、食事や睡眠の必要性は理解していた。
此度もそう、戦いがまだ続く以上は失った体力を少しでも取り戻さねばなるまい。
余裕のある時が少ない中で、食事や睡眠の必要性は理解していた。
此度もそう、戦いがまだ続く以上は失った体力を少しでも取り戻さねばなるまい。
「えっと、黒死牟さんは……普通のご飯が食べれないんです」
「そうなのか?んじゃ戻って来てから食ったら、あいつも気分悪くしちまうか」
「そうなのか?んじゃ戻って来てから食ったら、あいつも気分悪くしちまうか」
鬼は人間の血肉以外食えない、そう本人の口から聞いた。
おずおずと伝えれば、万丈の反応はあっけらかんとしたもの。
別行動中の鬼が聞けばいらぬ気遣いだと、仏頂面で言うだろう。
おずおずと伝えれば、万丈の反応はあっけらかんとしたもの。
別行動中の鬼が聞けばいらぬ気遣いだと、仏頂面で言うだろう。
日々の食事を楽しむ、ささやかだけど大切な幸せ。
それを捨てても構わない思える程、鬼になる事へ強く惹かれたのだろうか。
人間らしい幸福を無価値と断じるまでに、人を捨てる理由があるとすれば。
フェントホープで垣間見せた、実の弟への負の念が関係するのか。
今は共にいない彼が抱える痛みに、一人考え込むも、
それを捨てても構わない思える程、鬼になる事へ強く惹かれたのだろうか。
人間らしい幸福を無価値と断じるまでに、人を捨てる理由があるとすれば。
フェントホープで垣間見せた、実の弟への負の念が関係するのか。
今は共にいない彼が抱える痛みに、一人考え込むも、
「じゃあ俺らで食ってるか。確かここって台所もあったよな?」
「あ、はい。お皿はわたしが出しますね」
「あ、はい。お皿はわたしが出しますね」
舞草の里に設置された家屋は時代を感じさせる造りだが、現代日本におけるレジスタンスの活動拠点。
電気・水道・ガスといった生活に必須の三つは問題無く使用可能。
コンロに鍋を置き火を掛ける間、いろはとイリヤが食器を用意。
煮立った所で各々取り皿によそい、座布団の上に腰を下ろす。
万丈の隣では手足の生えた巨大な棺桶が、さも当然のように座っていた。
幾分かの戦力になるだろうと黒死牟に待機を命じられ、食事の場へ同席するに至ったのだ。
電気・水道・ガスといった生活に必須の三つは問題無く使用可能。
コンロに鍋を置き火を掛ける間、いろはとイリヤが食器を用意。
煮立った所で各々取り皿によそい、座布団の上に腰を下ろす。
万丈の隣では手足の生えた巨大な棺桶が、さも当然のように座っていた。
幾分かの戦力になるだろうと黒死牟に待機を命じられ、食事の場へ同席するに至ったのだ。
「な、何だか独特のにおいがするね……何の鍋なんだろ?」
『ここは真理を見抜く、ルビーちゃんのスキルが試される場面ですねー。むむむ……!これはアザラシ、いえトド?いえいえオットセイ、いやラッコ!あっ、イルカかもしれません』
「思いっ切り数撃ちゃ当たる作戦でしょそれ……」
「あ、あの、ラッコとかイルカって食べられるんですか……?」
『ここは真理を見抜く、ルビーちゃんのスキルが試される場面ですねー。むむむ……!これはアザラシ、いえトド?いえいえオットセイ、いやラッコ!あっ、イルカかもしれません』
「思いっ切り数撃ちゃ当たる作戦でしょそれ……」
「あ、あの、ラッコとかイルカって食べられるんですか……?」
水族館の大スターで、思い浮かぶイメージは食べる云々じゃなく可愛らしい動物。
食用の発想がまずない為に、少女二人はまじまじと皿の中を見下ろす。
食用の発想がまずない為に、少女二人はまじまじと皿の中を見下ろす。
「なら俺が先に食ってみる。幾ら何でも食えないもんを寄越しはしねぇだろ」
運営側を信用する気は全くないが、食料として支給した以上は流石に毒の類は入ってない筈。
特に躊躇せず箸を付け、熱々の具材を頬張った。
少々クセの強い肉だが味付けは良く、味噌の風味が食欲を掻き立てる。
特に躊躇せず箸を付け、熱々の具材を頬張った。
少々クセの強い肉だが味付けは良く、味噌の風味が食欲を掻き立てる。
「わたし達も食べよっか……?」
「う、うん」
「う、うん」
問題なく食べ進める万丈に倣い、いろは達もややあって口を付けた。
エーデルフェルト邸から続く連戦で、食事の機会にあり付けなかったイリヤは勿論。
いろはも細身に反し、万々歳の中華フルコースを一人で平らげる健啖家。
出汁の染み込んだ具材を味わい、不足した血肉に変えていく。
エーデルフェルト邸から続く連戦で、食事の機会にあり付けなかったイリヤは勿論。
いろはも細身に反し、万々歳の中華フルコースを一人で平らげる健啖家。
出汁の染み込んだ具材を味わい、不足した血肉に変えていく。
鍋を丸ごと支給されたのには驚いたが、味は問題ない。
これといったトラブルに発展もせず、一同食事を済ませる。
これといったトラブルに発展もせず、一同食事を済ませる。
異変が起きたのは、箸を置いてすぐのタイミングだった。
「ふぅ、少し汗掻いちゃった……」
(いろはさん……何だか凄く色っぽい……)
(いろはさん……何だか凄く色っぽい……)
よく火を通した鍋を食し、体も熱を帯びたのだろう。
制服の首元を僅かに緩めて、パタパタと手で顔を仰ぐ。
すぐ隣のいろはをじっと見つめるイリヤは、知らず知らずの内にゴクリと唾を飲み込んだ。
染み一つない素肌に滴る汗と、上気した頬。
4歳年上の中学生から、不思議と目が離せずにいる。
制服の首元を僅かに緩めて、パタパタと手で顔を仰ぐ。
すぐ隣のいろはをじっと見つめるイリヤは、知らず知らずの内にゴクリと唾を飲み込んだ。
染み一つない素肌に滴る汗と、上気した頬。
4歳年上の中学生から、不思議と目が離せずにいる。
「お前……よく見りゃいい筋肉してんな」
反対の席では万丈も、棺桶に釘付けとなった。
複数本の手足は鍛え抜かれた逞しさがあり、巨体を支えるに十分なパワーを秘めている。
唐突な称賛に困惑するでなく、むしろ誇らし気に力瘤を見せ付けた。
良い体してんねぇ!どうりでねぇ!(神のお言葉)。
複数本の手足は鍛え抜かれた逞しさがあり、巨体を支えるに十分なパワーを秘めている。
唐突な称賛に困惑するでなく、むしろ誇らし気に力瘤を見せ付けた。
良い体してんねぇ!どうりでねぇ!(神のお言葉)。
「なあ、ちょっと触ってみても良いか?」
いきなりの頼みにも快く承諾、許可を得られ上腕二頭筋に触れてみる。
やはり硬く、見事な筋肉だった。
常日頃からトレーニングを欠かさない万丈をして、強く惹かれる力強さ。
「おお」と声に出しつつ撫で続けていたら、少々照れくさくなったのか。
指で鼻を擦るような仕草を、棺桶が見せた。
やはり硬く、見事な筋肉だった。
常日頃からトレーニングを欠かさない万丈をして、強く惹かれる力強さ。
「おお」と声に出しつつ撫で続けていたら、少々照れくさくなったのか。
指で鼻を擦るような仕草を、棺桶が見せた。
「何だよお前……ちょっと可愛いじゃねぇか」
馬鹿でかい棺桶にやたら手足が生えた、不気味な外見だというのに。
愛嬌のある仕草へ、自分の中で少々ときめくのが万丈自身にも分かった。
気付けば棺桶の腕も伸び、シャツ越しに筋肉へ触れている。
だが嫌悪感はなく、むしろ棺桶に筋肉を認められてると思うと誇らしさが溢れ――
愛嬌のある仕草へ、自分の中で少々ときめくのが万丈自身にも分かった。
気付けば棺桶の腕も伸び、シャツ越しに筋肉へ触れている。
だが嫌悪感はなく、むしろ棺桶に筋肉を認められてると思うと誇らしさが溢れ――
『いやなんですかこの展開。えっ、ここってニッチなシチュエーションもありの企画だったんですか?』
鍋を食い終わったと思えば、何故か急に妖しい雰囲気を出す男一人と棺桶一個。
予想だにしないというか、したいとも思ってない光景に揶揄う気も起きず。
率直に言ってドン引きしながら、ルビーは視線を逸らし、
予想だにしないというか、したいとも思ってない光景に揶揄う気も起きず。
率直に言ってドン引きしながら、ルビーは視線を逸らし、
『ぬっふぉ!?』
またもや予想外の光景が飛び込み、すかさず録画モードを起動した。
「いろはさん……!いろはさんの髪、とってもきれいでサラサラ……」
「ま、待ってイリヤちゃん……!か、顔が近いよ……」
「ま、待ってイリヤちゃん……!か、顔が近いよ……」
辛抱堪らないとばかりにいろはの首元に顔を埋め、片手で髪の毛を解く。
桜色の髪の手触りを楽しみながら、スンスンと香りを嗅ぎ取る。
汗と混じった少女特有の、甘ったるい体臭。
ゾクゾクとした感覚と共に、イリヤ自身も体の奥から熱が溢れ出して止まらない。
桜色の髪の手触りを楽しみながら、スンスンと香りを嗅ぎ取る。
汗と混じった少女特有の、甘ったるい体臭。
ゾクゾクとした感覚と共に、イリヤ自身も体の奥から熱が溢れ出して止まらない。
「恥ずか、しいからっ、嗅がないでぇ……!」
(~~~っ!この中学生のお姉さん……可愛過ぎる!!)
(~~~っ!この中学生のお姉さん……可愛過ぎる!!)
小学生の手でされるがままの状況へ、羞恥が高まる。
手で顔を隠し懇願するも、加虐心に火を注ぐだけだ。
息を荒げるイリヤだが、ずっと自分だけが攻め手と思ったら大間違い。
手で顔を隠し懇願するも、加虐心に火を注ぐだけだ。
息を荒げるイリヤだが、ずっと自分だけが攻め手と思ったら大間違い。
「本当に……っ、駄目だってば……!」
「きゃっ!?……あれ?」
「きゃっ!?……あれ?」
思わぬ反撃を受け、逆に押し倒される。
座布団が背に当たり、痛くないよう気遣ってくれたのかと。
こんな状況でも優しが隠せていないいろはだが、イリヤを見下ろす瞳には炎が灯った。
座布団が背に当たり、痛くないよう気遣ってくれたのかと。
こんな状況でも優しが隠せていないいろはだが、イリヤを見下ろす瞳には炎が灯った。
「イリヤちゃんも汗いっぱい掻いちゃったんだね……ほら、こんなに熱くなって……」
「ひゃうんっ!?そ、そんないきなり触るのは……はうっ」
「ひゃうんっ!?そ、そんないきなり触るのは……はうっ」
上着の中に手を潜り込ませ、腹部を撫で回す。
子供特有の体温の高さが掌に伝わり、人差し指でへそをなぞる。
こそばゆさで声が漏れ、我慢できずに片手が跳ね上がった。
子供特有の体温の高さが掌に伝わり、人差し指でへそをなぞる。
こそばゆさで声が漏れ、我慢できずに片手が跳ね上がった。
「ひんっ!?」
偶然にも学校指定制服の上から触れたのは、丁度胸の部分。
膨らみへのタッチに体が跳ね、いろはは力が抜けた。
真下にイリヤがいる為、自然と距離は一層近付く。
お互いの顔を間近で見つめ合い、体の疼きが更に強まる。
膨らみへのタッチに体が跳ね、いろはは力が抜けた。
真下にイリヤがいる為、自然と距離は一層近付く。
お互いの顔を間近で見つめ合い、体の疼きが更に強まる。
(さっきからどうしちゃったの……頭がずっと、ボーっとして……)
(クロに魔力供給された時みたいに……体が熱い……)
(クロに魔力供給された時みたいに……体が熱い……)
お互い、自分の異変には勿論気付いている。
体中が異様に熱く、おかしいとは分かっても冷静な思考を保てない。
はぁはぁと吐息を零すが、こうなった原因は先程食べた鍋。
もしこの場に尾形百之助がいれば、思う所が多々あり目を背けるだろう。
体中が異様に熱く、おかしいとは分かっても冷静な思考を保てない。
はぁはぁと吐息を零すが、こうなった原因は先程食べた鍋。
もしこの場に尾形百之助がいれば、思う所が多々あり目を背けるだろう。
万丈に食料として支給されたのはラッコ鍋。
名前の通りラッコ肉を入れたこの料理は、単に滋養強壮だけが効果じゃない。
ラッコの煮える臭いは情欲を刺激し、本来は夫婦で食べ営みを行うのが正しい。
杉本佐一らも影響を受け、非常に気まずい思いをした一方で。
雌牛体型のスケベマタギこと谷垣源次郎がアイヌの女と一線を越え、多くの子を孕む第一歩となった。
名前の通りラッコ肉を入れたこの料理は、単に滋養強壮だけが効果じゃない。
ラッコの煮える臭いは情欲を刺激し、本来は夫婦で食べ営みを行うのが正しい。
杉本佐一らも影響を受け、非常に気まずい思いをした一方で。
雌牛体型のスケベマタギこと谷垣源次郎がアイヌの女と一線を越え、多くの子を孕む第一歩となった。
「いろはさん……」
「イリヤちゃん……」
「イリヤちゃん……」
といった事実を知らない二人は、持て余す情欲にすっかり振り回される真っ最中。
仲間以上の矢印を向けていなかったのに、おかしな目でお互いを見てしまう。
このままではマズいと理解して尚、色づいた唇に視線が吸い寄せられた。
仲間以上の矢印を向けていなかったのに、おかしな目でお互いを見てしまう。
このままではマズいと理解して尚、色づいた唇に視線が吸い寄せられた。
(ふおおおおおおおおおおおっ!!!良いんですか!?これ良いんですか!?シャ○トやコン○エースに怒られても知りませんよ!?)
百合の花が咲き乱れる光景に、無い筈の拳を振り回すルビーも興奮状態だ。
少女同士のハプニングは大好物、それもマスターが新しい扉を開くとあらば大歓迎。
永久保存確定の映像を余す事なく収めるべく、録画モードは完全良好で撮り、
少女同士のハプニングは大好物、それもマスターが新しい扉を開くとあらば大歓迎。
永久保存確定の映像を余す事なく収めるべく、録画モードは完全良好で撮り、
「うおらぁああああ!!どうしたどうした!そんなんじゃ俺は押し出せねえぞ!!」
『ちょ、うるさっ!?向こうでやってくださいよ!?今すっごく大事な場面なんですから!』
『ちょ、うるさっ!?向こうでやってくださいよ!?今すっごく大事な場面なんですから!』
背後の怒声まで音声に割り込んでしまった。
見れば全身から湧き上がる熱の発散方法で、万丈と棺桶が行ったのは相撲。
情欲云々の欠片もない、非常に暑苦しい絵面だった。
がぶり寄りで一進一退の攻防を繰り広げる両者へ、ルビーもキレ気味に抗議。
こんなギャグ漫画のワンシーン染みた光景よりも、本命を撮らねばと意識を引き戻し、
見れば全身から湧き上がる熱の発散方法で、万丈と棺桶が行ったのは相撲。
情欲云々の欠片もない、非常に暑苦しい絵面だった。
がぶり寄りで一進一退の攻防を繰り広げる両者へ、ルビーもキレ気味に抗議。
こんなギャグ漫画のワンシーン染みた光景よりも、本命を撮らねばと意識を引き戻し、
「揃いも揃って……何の真似だ……」
ピシャーンと、襖が開かれるや真っ先に呆れが飛ぶ。
紫の着物と黒の袴、結んだ長髪と腰に下げた二本の得物。
出かけた時と変わらぬ姿で、室内を六眼が見回す。
帰って来てみれば何やら奥が騒がしく、かといって闘争の気配は無し。
よもや新しい参加者が来たのかと、ありきたりな想像を浮かべたがこの有様。
充満するラッコ鍋の臭いに、黒死牟は露骨に顔を顰めた。
出かけた時と変わらぬ姿で、室内を六眼が見回す。
帰って来てみれば何やら奥が騒がしく、かといって闘争の気配は無し。
よもや新しい参加者が来たのかと、ありきたりな想像を浮かべたがこの有様。
充満するラッコ鍋の臭いに、黒死牟は露骨に顔を顰めた。
人間の食事へ拒絶反応を見せる鬼にとっては、ラッコ鍋の刺激的な香りは毒に近い強烈さ。
変化して日の浅い鬼であれば、嘔吐を繰り返し動きを封じられるんじゃあないか。
至極どうでもいいことを考える黒死牟を余所に、各々反応し出す。
変化して日の浅い鬼であれば、嘔吐を繰り返し動きを封じられるんじゃあないか。
至極どうでもいいことを考える黒死牟を余所に、各々反応し出す。
「あっ、あのその、これは違うんです!」
「そ、そう!マリアナ海溝よりも深い事情があって……!」
『はああああああああああ……(クソデカため息)。空気読んでくださいよもーっ!そっちの暑苦しいお二人に混ざってれば良いじゃないですかー!』
「何だ?お前も相撲してぇのか?おっしゃ!望む所だ!纏めて来やがれ!」
「そ、そう!マリアナ海溝よりも深い事情があって……!」
『はああああああああああ……(クソデカため息)。空気読んでくださいよもーっ!そっちの暑苦しいお二人に混ざってれば良いじゃないですかー!』
「何だ?お前も相撲してぇのか?おっしゃ!望む所だ!纏めて来やがれ!」
大慌てで釈明を始める少女二名に、こちらが悪いとばかりに責めるステッキ。
構えを取り出す青年と棺桶を一通り眺め、言葉を紡ぐのも非常に面倒に思える中。
いつだったか、まだ継国巌勝として組織に属した頃。
酒の席の余興で酔った同胞が相撲を始めるのを、自分と弟は一歩引いた位置で眺めた事があったような気がする。
連戦を収めたのは当時の炎柱だったかと、毒にも薬にもならない過去を思い出すのも一瞬。
構えを取り出す青年と棺桶を一通り眺め、言葉を紡ぐのも非常に面倒に思える中。
いつだったか、まだ継国巌勝として組織に属した頃。
酒の席の余興で酔った同胞が相撲を始めるのを、自分と弟は一歩引いた位置で眺めた事があったような気がする。
連戦を収めたのは当時の炎柱だったかと、毒にも薬にもならない過去を思い出すのも一瞬。
「頭を冷やせ……」
両手が筋肉馬鹿と棺桶をそれぞれ掴み、盛大に放り投げた。
○
洗髪剤を洗い流し、続いて石鹸を泡立たせる。
痛めない程度にタオルで地肌を擦り、約半日分の汗と汚れを落とす。
凹凸のほとんどない全身に泡が行き渡らせる最中、チラと横を見やれば同じく体を洗ういろはが映る。
素肌が石鹸で滑りを帯び、つい先程の光景を思い出してしまう。
これではいかんと慌てて頭を振るい、邪な自分自身を追い出した。
痛めない程度にタオルで地肌を擦り、約半日分の汗と汚れを落とす。
凹凸のほとんどない全身に泡が行き渡らせる最中、チラと横を見やれば同じく体を洗ういろはが映る。
素肌が石鹸で滑りを帯び、つい先程の光景を思い出してしまう。
これではいかんと慌てて頭を振るい、邪な自分自身を追い出した。
「大丈夫?目に泡が入った?」
「い、いえ!なんでもないです!」
「い、いえ!なんでもないです!」
誤魔化すようについ大声で返したが、向こうは驚きつつも不審には思わない様子。
密かに安堵のため息を零して、イリヤも再度タオルを手に取った。
密かに安堵のため息を零して、イリヤも再度タオルを手に取った。
部屋の換気でラッコ鍋の香りを追い出し、外の寒風をたっぷり浴び、冷水をひたすらに飲んだりと。
あの手この手で掻き立てられた情欲を鎮め、どうにか冷静さが戻った時。
いろはもイリヤも、お互い謝り倒したのがほんの少し前。
あの手この手で掻き立てられた情欲を鎮め、どうにか冷静さが戻った時。
いろはもイリヤも、お互い謝り倒したのがほんの少し前。
『ほんっとーにごめんなさい!!ど、どうお詫びすれば……!』
『イ、イリヤちゃんは悪くないよ。わたしの方こそ、なんてことを……』
『イ、イリヤちゃんは悪くないよ。わたしの方こそ、なんてことを……』
それはそれは見事な角度で頭を下げるイリヤを制しつつ、迂闊な行いに出た自分を責めるいろは。
相撲で良い汗を掻いたと、爽やかな空気を出す万丈達とは正反対だった。
二人揃って謝罪を繰り返し、傍から見ていた面々には埒が明かないと判断されたのだろう。
取り返しの付かない事態になっておらず、気に病み過ぎてもどうにもならない。
といった旨をルビーから指摘を受け、一旦は落ち着いた。
ついでに汗でも流して来るよう提案され、やって来たのが舞草の里の温泉。
呑気に長湯する気はないが、汚れを落とし疲労回復に充てるくらいならと衣服を脱ぎ今に至る。
相撲で良い汗を掻いたと、爽やかな空気を出す万丈達とは正反対だった。
二人揃って謝罪を繰り返し、傍から見ていた面々には埒が明かないと判断されたのだろう。
取り返しの付かない事態になっておらず、気に病み過ぎてもどうにもならない。
といった旨をルビーから指摘を受け、一旦は落ち着いた。
ついでに汗でも流して来るよう提案され、やって来たのが舞草の里の温泉。
呑気に長湯する気はないが、汚れを落とし疲労回復に充てるくらいならと衣服を脱ぎ今に至る。
「えっと、さっきはビックリしちゃったけど……髪を褒めてもらったのは嬉しかったよ?イリヤちゃんの方がずっと綺麗だから」
「そ、そうですか?いろはさんも桜みたいで綺麗だなーって思って……」
「そ、そうですか?いろはさんも桜みたいで綺麗だなーって思って……」
桶にお湯を入れて泡を流しながら、言われた内容にイリヤも照れくさそうに頬を赤らめる。
赤い瞳と銀の髪は、母と同じ色だ。
行動力の化身で何かと破天荒なれど、大切な家族。
そんな母譲りの銀髪を綺麗と言われるのは素直に嬉しく、顔を綻ばせ、
赤い瞳と銀の髪は、母と同じ色だ。
行動力の化身で何かと破天荒なれど、大切な家族。
そんな母譲りの銀髪を綺麗と言われるのは素直に嬉しく、顔を綻ばせ、
もう二度と、自分はそこへ戻れない。
「……」
今更になって、選択を変えたいと思った訳じゃない。
後々深く後悔するかもしれず、平気だと胸を張って言えもしない。
違う方法があるんだったら、イリヤだってそちらを選んだ。
後々深く後悔するかもしれず、平気だと胸を張って言えもしない。
違う方法があるんだったら、イリヤだってそちらを選んだ。
けれど、他の誰かを犠牲にしなければならない道だけは選びたくない。
自分にしか出来ない、自分だけが消えて大切なみんなを助けられるんだったら。
後になって傷付く以上に、激しく後悔するから。
捨てたくない理想(わがまま)の為に、片道切符の旅路へ乗り出した。
自分にしか出来ない、自分だけが消えて大切なみんなを助けられるんだったら。
後になって傷付く以上に、激しく後悔するから。
捨てたくない理想(わがまま)の為に、片道切符の旅路へ乗り出した。
覚悟はもう決まっている。
動揺を顔には出さず、お湯を頭から浴びた。
自分のやるべき事を果たす為にも、ゲームマスターを倒し殺し合いを終わらせねばなるまい。
会場を彷徨う親友への不安は尽きないが、必ずや会いに行くとの決意も揺らがない。
強く求める探し人に心を動かされるのは、もう一人の魔法少女もそう。
動揺を顔には出さず、お湯を頭から浴びた。
自分のやるべき事を果たす為にも、ゲームマスターを倒し殺し合いを終わらせねばなるまい。
会場を彷徨う親友への不安は尽きないが、必ずや会いに行くとの決意も揺らがない。
強く求める探し人に心を動かされるのは、もう一人の魔法少女もそう。
「いろはさんは……大丈夫?あの二人のこと……」
「うん……」
「うん……」
灯花は参加者へのあらゆる犠牲を厭わず、悪い予感が的中。
ねむのことも本気で殺そうとし、共にどこへ行ったのかは不明。
加えて御伽なる少年の死に関わった件も、思う所は当然ある。
けれど、
ねむのことも本気で殺そうとし、共にどこへ行ったのかは不明。
加えて御伽なる少年の死に関わった件も、思う所は当然ある。
けれど、
「ねむちゃんの話を聞いて、安心したところもあるんだ。灯花ちゃんやわたし以外の人を信頼して、その人達の為に出来ることを自分からやろうとして……」
ういの記憶を失う前、病室で過ごした日々に幸福を感じたのを否定するつもりはない。
ただ自分達の関係性は、4人だけで完結していたのも事実だろう。
みかづき荘で暮らすようになり、居場所を見付けたいろはと違い。
灯花とねむにとって価値があるのは、環姉妹を含めた自分達4人のみ。
ういの記憶が人々から消えた時、全てを諦めようとしたとねむが言っていたのを思い出す。
箱庭での幸せが失われた世界になど、彼女は何の意味も見出せなかった。
ただ自分達の関係性は、4人だけで完結していたのも事実だろう。
みかづき荘で暮らすようになり、居場所を見付けたいろはと違い。
灯花とねむにとって価値があるのは、環姉妹を含めた自分達4人のみ。
ういの記憶が人々から消えた時、全てを諦めようとしたとねむが言っていたのを思い出す。
箱庭での幸せが失われた世界になど、彼女は何の意味も見出せなかった。
だからこそ、自分達と本来何の関わりも無い者に。
冴島鋼牙という男に本心を打ち明け、信じようと決めて。
過ちを正しく自覚し、自ら別の道を模索した事に嬉しさを覚えたのだ。
冴島鋼牙という男に本心を打ち明け、信じようと決めて。
過ちを正しく自覚し、自ら別の道を模索した事に嬉しさを覚えたのだ。
「でも灯花ちゃんが今のまま、皆を犠牲に魔法少女救済するつもりなら……何度でも止めてみせる」
「……もしも、いろはさんの言葉でも止める気が無かったら?」
「止まるまで諦めないよ。灯花ちゃんが苦しむ事になれば、わたしも一緒に苦しんで、悩んで、支えて。納得出来る答えを探す」
「……もしも、いろはさんの言葉でも止める気が無かったら?」
「止まるまで諦めないよ。灯花ちゃんが苦しむ事になれば、わたしも一緒に苦しんで、悩んで、支えて。納得出来る答えを探す」
もし灯花が考え直したとて、生み出した犠牲がゼロに戻る訳ではない。
そうなったとしても、見放す気はない。
灯花の苦しみも、痛みも共に分かち合う。
責め立てて石を投げる者がいれば、自分が盾になる。
喪失の痛みに苛まれて尚、諦めないと決めた己は嘘じゃないから。
そうなったとしても、見放す気はない。
灯花の苦しみも、痛みも共に分かち合う。
責め立てて石を投げる者がいれば、自分が盾になる。
喪失の痛みに苛まれて尚、諦めないと決めた己は嘘じゃないから。
「いろはさん……」
迷いの割り込む余地がない姿に、何故マギウスの二人がああもいろはの救済に拘るのか分かった気がした。
想いに応えたい、大切だから苦しんで欲しくない。
それも勿論あるだろうが、きっとあの二人は。
自分以外の為にばかり我が身を砕くいろはが、そのせいでいつか力尽きるのではと。
危惧を抱いたが故じゃあないかと、密かに考える。
想いに応えたい、大切だから苦しんで欲しくない。
それも勿論あるだろうが、きっとあの二人は。
自分以外の為にばかり我が身を砕くいろはが、そのせいでいつか力尽きるのではと。
危惧を抱いたが故じゃあないかと、密かに考える。
(わたしが言えたことじゃないかも、だけど……)
無茶を繰り返してる自覚はあり、相棒がいれば『鏡用意します?』くらいは言われそうだ。
だけど、諦めたくない気持ちを偽りに変える気だって皆無。
自分もいろはも、折れて膝を付く暇すら惜しいと突き進むのだろう。
雫が滴る掌を見つめ、やがて静かに握り拳を作った。
だけど、諦めたくない気持ちを偽りに変える気だって皆無。
自分もいろはも、折れて膝を付く暇すら惜しいと突き進むのだろう。
雫が滴る掌を見つめ、やがて静かに握り拳を作った。
○
8枚目のクラスカードの英霊、英雄王ギルガメッシュ。
少年期の姿で実体化を果たした王は、愉快型魔術礼装と言葉を交わす際に零した。
「会話する相手があなただけって、控え目に言って地獄ですね」、と。
滅びた世界の空、ヴィマーナでの一幕を黒死牟は知る由もない。
しかし仮に黄金の少年王の言葉を聞けば、全面的に同意するに違いない。
少年期の姿で実体化を果たした王は、愉快型魔術礼装と言葉を交わす際に零した。
「会話する相手があなただけって、控え目に言って地獄ですね」、と。
滅びた世界の空、ヴィマーナでの一幕を黒死牟は知る由もない。
しかし仮に黄金の少年王の言葉を聞けば、全面的に同意するに違いない。
『全く我がマスターながら無慈悲ですね!企画が始まって約4年、150話到達を目前にしてサービスシーンの到来ですよ!?記録しないでどうするってんですか!』
「………………」
「………………」
何せ現在、屋敷内にてマシガントークの餌食となっているのだから。
少女二名に加え、万丈と棺桶も温泉へ汗を流しに向かった。
自分の不在中にどういう訳か気が合い、今頃は男湯で背中でも流してるだろう。
死体を入れる道具が湯汲に行った事については、深く考えるだけ無駄である。
少女二名に加え、万丈と棺桶も温泉へ汗を流しに向かった。
自分の不在中にどういう訳か気が合い、今頃は男湯で背中でも流してるだろう。
死体を入れる道具が湯汲に行った事については、深く考えるだけ無駄である。
ちゃっかり女湯にルビーも付いて行こうとしたが、イリヤが断固反対。
秘蔵フォルダ(意味深)に新しく加える気とバレており、『個人で楽しむだけですよ』との反論も効果なし。
得物は間に合ってると棺桶に持たせていたジャコーダーを借りて、真紅の鞭で縛り上げた。
秘蔵フォルダ(意味深)に新しく加える気とバレており、『個人で楽しむだけですよ』との反論も効果なし。
得物は間に合ってると棺桶に持たせていたジャコーダーを借りて、真紅の鞭で縛り上げた。
『くっ、ですがイリヤさんの手で縛られるこの快感……もしかして私、新しい扉を開いちゃいました!?』
「………………………」
「………………………」
反応に困るどうこう以前に、反応したくないのが本音だった。
縛られたまま騒がしいステッキを黙殺、壁に寄り掛かり瞑想に耽る方が余程有意義に思える。
話し甲斐のない相手とため息を吐かれるも、一々耳に入れるだけ無駄。
縛られたまま騒がしいステッキを黙殺、壁に寄り掛かり瞑想に耽る方が余程有意義に思える。
話し甲斐のない相手とため息を吐かれるも、一々耳に入れるだけ無駄。
『しょうがないですねぇ。間が持ちませんし真面目な話に移りましょう』
最初からそうしろと、六眼が言葉無く返すもスルー。
エボルト程不快でないが、無駄口が多過ぎる。
そう口に出せば、心外とばかりに抗議が始まるのは想像に難くなかった。
エボルト程不快でないが、無駄口が多過ぎる。
そう口に出せば、心外とばかりに抗議が始まるのは想像に難くなかった。
『聞くのが遅れましたが、道中何もなかったと見て宜しいですか?』
「ここへ戻り……何も語らなかった時点で……察しは付く筈だ……」
「ここへ戻り……何も語らなかった時点で……察しは付く筈だ……」
首輪は変わらず外れており、仮にトラブルが起きていたらとっくに伝えている。
ルビーも察しは付いていたが、本人の言で確信を抱く。
ルビーも察しは付いていたが、本人の言で確信を抱く。
『首輪の解除も殺し合いの一環として、認められているのが改めてハッキリしましたね。ついでに言うと、解除方法にも拘っていない』
自分に挑むには首輪解除が必須、とはゲームマスターが直々に放送で伝えた。
であれば首輪を外す参加者が現れるのは、向こうにとって想定の範囲内。
むしろそうなって当然の展開、横槍を入れるのはデスゲームで定めたルールを自分達で否定するに等しい。
であれば首輪を外す参加者が現れるのは、向こうにとって想定の範囲内。
むしろそうなって当然の展開、横槍を入れるのはデスゲームで定めたルールを自分達で否定するに等しい。
更に言うと、専門の技術者が知識を寄せ合い外すという。
謂わば最もオーソドックスな方法以外でも、首輪解除は認められた事になる。
鬼の肉体と心意システムの影響で、偶発的に枷を解いたのが黒死牟だ。
正規手順を大きく外れた抜け道であるも、運営側の干渉は無し。
優勝か主催者打倒、二つに一つの攻略方法こそ提示されたが。
過程のルートは自由に組み立てろと言った以上、首輪の解除にも決まった外し方はない。
謂わば最もオーソドックスな方法以外でも、首輪解除は認められた事になる。
鬼の肉体と心意システムの影響で、偶発的に枷を解いたのが黒死牟だ。
正規手順を大きく外れた抜け道であるも、運営側の干渉は無し。
優勝か主催者打倒、二つに一つの攻略方法こそ提示されたが。
過程のルートは自由に組み立てろと言った以上、首輪の解除にも決まった外し方はない。
「私だけが枷を解いたところで……盤面への影響は無いに等しいと……裁定者は下したのだろう……」
『自称神としてはゲームの破綻を引き起こす類でなければ、極度の干渉は避けるってスタンスなんですかねー』
『自称神としてはゲームの破綻を引き起こす類でなければ、極度の干渉は避けるってスタンスなんですかねー』
参加者全体を見た場合、黒死牟は実力者に入る。
だが本人は自分が最上位の強さを持つなどと、驕る気は一切ない。
最初に会った軍服の男を始め、上弦の鬼に匹敵する化け物。
縁壱やエボルトといった、始祖をも超える規格外の存在。
獄卒達も泣き喚く魔境では、自分一人が首輪解除に成功しても影響は薄い。
故にあくまで一介の参加者として扱い、静観を選んだのだろう。
だが本人は自分が最上位の強さを持つなどと、驕る気は一切ない。
最初に会った軍服の男を始め、上弦の鬼に匹敵する化け物。
縁壱やエボルトといった、始祖をも超える規格外の存在。
獄卒達も泣き喚く魔境では、自分一人が首輪解除に成功しても影響は薄い。
故にあくまで一介の参加者として扱い、静観を選んだのだろう。
『ふーむ、参加者が首輪を外すのはルール違反に非ず。……でもこれって、殺し合いに乗ってない参加者だけとは言ってませんよね?』
「屠り合いの賛同者に……枷を解く者が現れると……?」
『ええまあ、普通に優勝を目指すだけならあんまり考えないでしょうけど』
「屠り合いの賛同者に……枷を解く者が現れると……?」
『ええまあ、普通に優勝を目指すだけならあんまり考えないでしょうけど』
黎斗の撃破を目的とする者達は、首輪を外さねば対決の場に上がるのも不可能。
一方優勝狙いのプレイヤーは最後の一人に勝ち残る、それがクリア条件なので黎斗と戦う理由がない。
運営側を殲滅に追いやり、願いを叶える力の独占を目論む。
そういった方針の者も、中にはいるかもしれないが。
一方優勝狙いのプレイヤーは最後の一人に勝ち残る、それがクリア条件なので黎斗と戦う理由がない。
運営側を殲滅に追いやり、願いを叶える力の独占を目論む。
そういった方針の者も、中にはいるかもしれないが。
『覚えてますか?今のエボルトさんが首輪集めを目的にしてると言ったのを』
リンボとの激突時に乱入し、ココアとカイザーインサイトを殺害。
自分達の前に姿を見せた星狩りは、首輪を集めてると確かに言った。
自分達の前に姿を見せた星狩りは、首輪を集めてると確かに言った。
『けど何の為に集めてるかまでは言いませんでした。まさか、コレクション趣味があるってんでもないでしょうに』
「お前は理由に……察しが付いているのか……?」
『順当に考えれば、解析用のサンプル。当てにしていた桐生戦兎さんに代わって、別の人材の元へ届けて自分の首輪を外すのに利用する為ですね』
「お前は理由に……察しが付いているのか……?」
『順当に考えれば、解析用のサンプル。当てにしていた桐生戦兎さんに代わって、別の人材の元へ届けて自分の首輪を外すのに利用する為ですね』
エボルト目線では戦兎が首輪解除の最有力候補だったが、必要な技術を持った参加者は他にもいる。
不動遊星や明石、危険性を無視すれば里見灯花等。
戦兎に代わる解除要因を新たに利用すべく、手土産代わりにサンプルを届けようとした線。
善良な参加者が素直に要求を呑むとは言い難いが、解除を強要する手段は幾らでも思い付く。
旧世界で戦兎にやったように毒を打ち、解毒と引き換えに要求するだとか。
不動遊星や明石、危険性を無視すれば里見灯花等。
戦兎に代わる解除要因を新たに利用すべく、手土産代わりにサンプルを届けようとした線。
善良な参加者が素直に要求を呑むとは言い難いが、解除を強要する手段は幾らでも思い付く。
旧世界で戦兎にやったように毒を打ち、解毒と引き換えに要求するだとか。
『ですが放送前に、明石さん達の方はサンプルが間に合ってるのを彼も知っています。私達の把握していない人材に目を付けた、との可能性もゼロじゃないですけど』
明石と海馬の元にはジャック達の死体が残されていると、橘から伝えられた。
合流予定の蛇王院も、無惨のデイパックにあった首輪を持った状態。
遊星だって同行者の結芽が、軍服の男の首輪を所持。
十分な量の首輪が揃っており、あれ以上のサンプルが本当に必要なのか。
安全性の重視という点では、当て嵌まるかもしれないが。
合流予定の蛇王院も、無惨のデイパックにあった首輪を持った状態。
遊星だって同行者の結芽が、軍服の男の首輪を所持。
十分な量の首輪が揃っており、あれ以上のサンプルが本当に必要なのか。
安全性の重視という点では、当て嵌まるかもしれないが。
『第二に道具と交換するらしいNPCとの取引材料。龍我さんが言っていたロストボトルを、そっち経由で手に入れる気とも考えられますが……』
「装備を手に入れるのが目的ならば……枷を集め回ると……あえて口にする意味が無い……」
『そこなんですよねぇ、引っ掛かるのは』
「装備を手に入れるのが目的ならば……枷を集め回ると……あえて口にする意味が無い……」
『そこなんですよねぇ、引っ掛かるのは』
パンドラパネル完成に必須のボトルを、魔導雑貨商人との取引で手に入れる。
方針の一つで加えてるにしろ、取引材料に使えるのは支給品もだ。
首輪だけに拘る必要はない。
方針の一つで加えてるにしろ、取引材料に使えるのは支給品もだ。
首輪だけに拘る必要はない。
『桐生戦兎さんの死によってエボルトさんが強く受ける痛手は、首輪の解除が遠のいた事とします。戦兎さんを利用する気でいたとはつまり、彼自身にそういった技術は無いと言えます』
「だが……枷を解く手腕の人間は……奴一人でもあるまい……」
『言い方は悪いですが、戦兎さんの死後に別の候補へ乗り換えれば良いだけの話です。ただ現実に、エボルトさんは手段を選ばず私達を襲いました。優勝狙いに切り替えた?その場合でも首輪集めを行ってると言った理由が――』
「だが……枷を解く手腕の人間は……奴一人でもあるまい……」
『言い方は悪いですが、戦兎さんの死後に別の候補へ乗り換えれば良いだけの話です。ただ現実に、エボルトさんは手段を選ばず私達を襲いました。優勝狙いに切り替えた?その場合でも首輪集めを行ってると言った理由が――』
ピタリ、と。
言葉を区切り沈黙、ルビーの中で一つの予感が浮かぶ。
エボルトの言葉と、戦兎の死によって変えざるを得なくなった方針。
そして、首輪解除者は優勝を目指す参加者が行っても構わないルール。
散らばった点と点を繋ぐ内に、ある仮説へ辿り着く。
言葉を区切り沈黙、ルビーの中で一つの予感が浮かぶ。
エボルトの言葉と、戦兎の死によって変えざるを得なくなった方針。
そして、首輪解除者は優勝を目指す参加者が行っても構わないルール。
散らばった点と点を繋ぐ内に、ある仮説へ辿り着く。
『これはあくまでも推測ですが……エボルトさんが自力で首輪を外す方法を見付けた可能性はありませんか?』
「なに……?」
『具体的にどうやって、とは分かりません。首輪が複数必要な意味も不明です。けれどもし本当だとすれば、彼にとって自分以外の参加者はもう必要ないのでしょうね。物的証拠が不足してるので、何を言っても推測の域を出ませんが』
「なに……?」
『具体的にどうやって、とは分かりません。首輪が複数必要な意味も不明です。けれどもし本当だとすれば、彼にとって自分以外の参加者はもう必要ないのでしょうね。物的証拠が不足してるので、何を言っても推測の域を出ませんが』
その結論は黒死牟からしても寝耳に水。
ルビーの言う仮説が真実であれば、エボルトが首輪回収を滞りなく行った場合。
枷を外し、先の比でない力を星狩りが発揮するのへ繋がる。
一気に全参加者の殲滅へ動くか、余興とばかりに弄んで遊戯盤を満喫するか。
どちらにしても、悪夢染みた光景が現実に――
ルビーの言う仮説が真実であれば、エボルトが首輪回収を滞りなく行った場合。
枷を外し、先の比でない力を星狩りが発揮するのへ繋がる。
一気に全参加者の殲滅へ動くか、余興とばかりに弄んで遊戯盤を満喫するか。
どちらにしても、悪夢染みた光景が現実に――
(そうなったとて……今更か……)
枷が存在しない正真正銘の怪物、と言うなら既に一人いる。
傀儡へ堕ちて尚、神々の寵愛を受けた絶技は健在。
この地で新たな力を得て、自身の限界を振り切っても。
勝利を奪える未来がまるで描けぬ、己を焼き焦がして止まない日輪。
縁壱が会場へ放られた時点で、地獄が一つ二つ重ねられても驚くような話じゃない。
結局のところ、相手が誰であれ殺されてやる気が無いのは同じだ。
傀儡へ堕ちて尚、神々の寵愛を受けた絶技は健在。
この地で新たな力を得て、自身の限界を振り切っても。
勝利を奪える未来がまるで描けぬ、己を焼き焦がして止まない日輪。
縁壱が会場へ放られた時点で、地獄が一つ二つ重ねられても驚くような話じゃない。
結局のところ、相手が誰であれ殺されてやる気が無いのは同じだ。
『そういえば、出かけた先で見付けたものとかってないんですか?是非とも探検隊(一人)の成果をお聞きしたいですねぇ』
禁止エリアとはいえ、定時放送前は参加者の出入りが自由だった場所。
役に立つ道具が置かれてたりだとか、特別な施設が設置されても不思議はない。
発見があったか否かで言えば前者、歪に混じり合った大木。
いろはを知る、どこか浮世離れした少女と出会った。
役に立つ道具が置かれてたりだとか、特別な施設が設置されても不思議はない。
発見があったか否かで言えば前者、歪に混じり合った大木。
いろはを知る、どこか浮世離れした少女と出会った。
『な・る・ほ・ど……ソロ行動中なのをいいことに、ミステリアスな美少女とのフラグを立てやがりましたか。攻略ヒロインでも増やす気ですかっ!このっ!このっ!痛だだだだ!?タッチはソフトでお願いします!』
絶好のネタを見付けたと声色を変え、おちょくり始めるステッキを黙らせる。
シリアスな時間が終わりを告げ、タイミングが良いのか悪いのか近付く複数人の気配。
湯上りの面々は身支度を済ませた後、屋敷内の医療物資を使って傷の処置も済んだ。
いつ出発しても問題無い。
シリアスな時間が終わりを告げ、タイミングが良いのか悪いのか近付く複数人の気配。
湯上りの面々は身支度を済ませた後、屋敷内の医療物資を使って傷の処置も済んだ。
いつ出発しても問題無い。
レイ達が会場中央や南部を調べる以上、自分達は北部の参加者が集まるだろう箇所を探索。
更に蛇王院達が集まる港にも赴く。
エボルトの件も含めた情報共有に加え、もしかすると向こうで行方知れずの仲間が合流してる可能性もある。
更に蛇王院達が集まる港にも赴く。
エボルトの件も含めた情報共有に加え、もしかすると向こうで行方知れずの仲間が合流してる可能性もある。
その前に、伝えるべき内容を伝えておく。
「お待たせしました。……黒死牟さん?」
無言のままに見やる鬼へ、いろはも小首を傾げる。
長湯したつもりはなかったが、待たせてしまい怒らせただろうか。
申し訳なさそうに口を開き掛けるも、先んじて相手が会話を切り出す。
長湯したつもりはなかったが、待たせてしまい怒らせただろうか。
申し訳なさそうに口を開き掛けるも、先んじて相手が会話を切り出す。
「お前を……知る娘に会った……」
「えっ?」
「えっ?」
禁止区域内で、見聞きしたものを伝える。
いろは達の手で生み出されたウワサ、花の実らない木。
本来ならとうに死んでいるらしいこと、そして頼まれた伝言。
いろは達の手で生み出されたウワサ、花の実らない木。
本来ならとうに死んでいるらしいこと、そして頼まれた伝言。
「そう……なんですね……」
全てを聞き終えたいろはは、噛み締めるように頷く。
衝撃的な内容の数々だが、自分でも思った以上に落ち着いている。
衝撃的な内容の数々だが、自分でも思った以上に落ち着いている。
少女の容姿を告げられても、記憶にある誰とも一致しない。
けど、誰なのかは分かった。
きっと自分達の再会が叶っていれば、うい達を助けられていたら。
白い装いの彼女へ会う事も、出来たのだろう。
けど、誰なのかは分かった。
きっと自分達の再会が叶っていれば、うい達を助けられていたら。
白い装いの彼女へ会う事も、出来たのだろう。
檀黎斗への怒りは勿論ある。
妹達の為にと考え、いつか叶うようにと想いを籠めた物語(ウワサ)。
自分勝手なゲームに利用され、悔しさが湧き上がった。
でも同じくらい、決意も一層固まる。
たとえ本物の彼女でなくても、自分達を守りたいという願いは偽りじゃないから。
自分を信じてくれる心は、誰にも否定なんてさせないから。
妹達の為にと考え、いつか叶うようにと想いを籠めた物語(ウワサ)。
自分勝手なゲームに利用され、悔しさが湧き上がった。
でも同じくらい、決意も一層固まる。
たとえ本物の彼女でなくても、自分達を守りたいという願いは偽りじゃないから。
自分を信じてくれる心は、誰にも否定なんてさせないから。
(ありがとう……)
今はまだ、会いに行けないけど。
どうかこの声が届きますようにと、少女へその言葉を送る。
込み上げる想いに一度深呼吸し、伝言を頼まれた鬼に視線を戻す。
どうかこの声が届きますようにと、少女へその言葉を送る。
込み上げる想いに一度深呼吸し、伝言を頼まれた鬼に視線を戻す。
「ありがとうございます。大事なことを、教えてくれて」
「奴の使いに出されたに過ぎん……不要に頭を下げるな……」
「奴の使いに出されたに過ぎん……不要に頭を下げるな……」
素っ気ない態度は今に始まったものでなく、怒りや悲しみを抱きはしない。
ただ困ったように笑みを浮かべ、無事に戻って来た彼を見つめる。
ただ困ったように笑みを浮かべ、無事に戻って来た彼を見つめる。
最早陽光を幾ら浴びようと、滅びぬ肉体だと理解している。
神の機嫌一つで命が左右される、首輪も見当たらない。
大丈夫だと分かっていたけど、消滅に瀕する様をこの目で見ただけに。
何度味わおうと慣れる事が出来ない、喪失の苦痛がまたも顔を出した故に。
安堵が突き動かすまま、気付けば手を伸ばした。
神の機嫌一つで命が左右される、首輪も見当たらない。
大丈夫だと分かっていたけど、消滅に瀕する様をこの目で見ただけに。
何度味わおうと慣れる事が出来ない、喪失の苦痛がまたも顔を出した故に。
安堵が突き動かすまま、気付けば手を伸ばした。
「……」
「……あっ、ご、ごめんなさい!」
「……あっ、ご、ごめんなさい!」
得物を持たず下げていた鬼の片手を、小さく掴む細い指。
触れた後で我に返り、謝りながら離す。
この娘の突飛な行動は今が初でないが、何がしたいのかと六眼が問う。
恥ずかし気に視線を彷徨わせ、ややあってとうに見慣れた。
困り顔の笑みが、安心したからと伝える。
触れた後で我に返り、謝りながら離す。
この娘の突飛な行動は今が初でないが、何がしたいのかと六眼が問う。
恥ずかし気に視線を彷徨わせ、ややあってとうに見慣れた。
困り顔の笑みが、安心したからと伝える。
「…………」
返す言葉は持たない、思い浮かぶ筈もない。
一挙一動を目にする度に、理解出来ぬとの煩わしさが積み上がるのもこれが最初に非ず。
何より、いろはが自分へ向ける言葉と態度の数々は。
虚飾の混じらない本心であると、疑い無く思う己自身が。
黒死牟には最も理解出来なかった。
一挙一動を目にする度に、理解出来ぬとの煩わしさが積み上がるのもこれが最初に非ず。
何より、いろはが自分へ向ける言葉と態度の数々は。
虚飾の混じらない本心であると、疑い無く思う己自身が。
黒死牟には最も理解出来なかった。
「そういやタオル貸してくれてありがとな。お前、棺桶だけどいい匂いしてんなぁ」
『龍我さん龍我さん、今それ言う空気じゃないですから。というか、何で棺桶さんは照れてるんですかねぇ』
「色々台無しになったけど良いのかなこれ……」
『龍我さん龍我さん、今それ言う空気じゃないですから。というか、何で棺桶さんは照れてるんですかねぇ』
「色々台無しになったけど良いのかなこれ……」
【A-3 舞草の隠れ里/一日目/午後】
【環いろは@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)】
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、魔力消費(小)、やちよの魔力継承、悲しみと怒り
[装備]:ストライクマーク@テイルズオブアライズ
[道具]:基本支給品一式×2、グリーフシード(約半分穢れが蓄積)@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める。
1:会場北部を調べながら、C-4で蛇王院さん達と一旦合流する。
2:黒死牟さんを放って置けない、助けになりたい。
3:もし灯花ちゃんとねむちゃんがまた間違いを起こすのなら、絶対に止める。灯花ちゃんのあの様子は…。
4:やちよさん達を殺されて怒ってる。でも、我を忘れたりはしない。
5:真紅の騎士(デェムシュ)を警戒。
6:縁壱さんは、黒死牟さんの弟さん……。
7:キャルちゃん、一体何があったの……?
8:わたし達を知ってるウワサ……。
[備考]
※参戦時期はファイナルシーズン終了後。
※ドッペルを受け入れ制御可能になりました。
※やちよの魔力を受け継ぎました。魔法の出力上昇や槍の生成が可能などの影響が出ています。
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、魔力消費(小)、やちよの魔力継承、悲しみと怒り
[装備]:ストライクマーク@テイルズオブアライズ
[道具]:基本支給品一式×2、グリーフシード(約半分穢れが蓄積)@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める。
1:会場北部を調べながら、C-4で蛇王院さん達と一旦合流する。
2:黒死牟さんを放って置けない、助けになりたい。
3:もし灯花ちゃんとねむちゃんがまた間違いを起こすのなら、絶対に止める。灯花ちゃんのあの様子は…。
4:やちよさん達を殺されて怒ってる。でも、我を忘れたりはしない。
5:真紅の騎士(デェムシュ)を警戒。
6:縁壱さんは、黒死牟さんの弟さん……。
7:キャルちゃん、一体何があったの……?
8:わたし達を知ってるウワサ……。
[備考]
※参戦時期はファイナルシーズン終了後。
※ドッペルを受け入れ制御可能になりました。
※やちよの魔力を受け継ぎました。魔法の出力上昇や槍の生成が可能などの影響が出ています。
【黒死牟@鬼滅の刃】
[状態]:魔皇力継承、陽光克服、精神的疲労、縁壱への形容し難い感情(大)、エボルトへの不快感(大)、黎斗への怒り、いろはへの…?、首輪解除
[装備]:虚哭神去@鬼滅の刃、木彫りの笛@鬼滅の刃、ザンバットソード@仮面ライダーキバ
[道具]:基本支給品一式×2、ジャコーダー@仮面ライダーキバ、闇(1時間20分使用不可)@遊戯王OCG、アーカードの棺桶@HELLSING、環いろはの写真@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)、首輪(渡、黒死牟)
【思考・状況】
基本方針:分からない。……が、少なくとも縁壱以外の者に殺される気は失せた。
1:この娘は、本当に………………。
2:縁壱……お前は…………。
3:無惨様が……そう、か…………。
4:日を克服したとて……鬼を滅ぼせる者は最早珍しくもない……
[備考]
※参戦時期は死亡後。
※無惨の呪いが切れていると考えています。
※魔皇力が使用可能になりました。キバット族のサポート無しで活性化出来るようです。
また精密なコントロールが可能になった影響で、魔力や類する力を感知出来るようになりました。
※サガークは破壊されましたが、ククルカンはある程度手を貸すようです。
※心意システムにより太陽を克服しました。また肉体の崩壊時に首輪が外れた為、実質的に首輪解除者となりました。
[状態]:魔皇力継承、陽光克服、精神的疲労、縁壱への形容し難い感情(大)、エボルトへの不快感(大)、黎斗への怒り、いろはへの…?、首輪解除
[装備]:虚哭神去@鬼滅の刃、木彫りの笛@鬼滅の刃、ザンバットソード@仮面ライダーキバ
[道具]:基本支給品一式×2、ジャコーダー@仮面ライダーキバ、闇(1時間20分使用不可)@遊戯王OCG、アーカードの棺桶@HELLSING、環いろはの写真@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)、首輪(渡、黒死牟)
【思考・状況】
基本方針:分からない。……が、少なくとも縁壱以外の者に殺される気は失せた。
1:この娘は、本当に………………。
2:縁壱……お前は…………。
3:無惨様が……そう、か…………。
4:日を克服したとて……鬼を滅ぼせる者は最早珍しくもない……
[備考]
※参戦時期は死亡後。
※無惨の呪いが切れていると考えています。
※魔皇力が使用可能になりました。キバット族のサポート無しで活性化出来るようです。
また精密なコントロールが可能になった影響で、魔力や類する力を感知出来るようになりました。
※サガークは破壊されましたが、ククルカンはある程度手を貸すようです。
※心意システムにより太陽を克服しました。また肉体の崩壊時に首輪が外れた為、実質的に首輪解除者となりました。
【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ】
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中・治療促進により回復中)、悲しみと悔しさ、エボルトへの警戒心(極大)、黎斗への怒り(大)
[装備]:マジカルルビー@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ、クラスカード『セイバー』(20分使用不可)@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ、クラスカード『バーサーカー(マグニ)』(20分使用不可)@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ、クラスカード『キャスター』@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ、クラスカード『ライダー』(20分使用不可)@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ、光の主霊石@テイルズオブアライズ
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。元の世界に帰ってやることがある
1:会場北部を調べながら、C-4で蛇王院さん達と一旦合流。遊戯さんもいるのかな?
2:仮面ライダーの参加者(駆紋戒斗、深海マコト、花家大我、)とチノ、遊戯、凌牙の仲間を探す
3:ミユを必ず助けに行く。会場のどこにいるのかな……。
4:エボルトを最大限に警戒。ミユに手を出す気なら許さない。
5:シロウさん……。
6:ジャンヌを警戒。
7:橘さんならミユの体がどうなってるか知ってるかも。
[備考]
※参戦時期はドライ!!66話、6千年前に向かった直後
※心意システムによりバーサーカー(マグニ)のクラスカードを創造しました。
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中・治療促進により回復中)、悲しみと悔しさ、エボルトへの警戒心(極大)、黎斗への怒り(大)
[装備]:マジカルルビー@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ、クラスカード『セイバー』(20分使用不可)@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ、クラスカード『バーサーカー(マグニ)』(20分使用不可)@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ、クラスカード『キャスター』@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ、クラスカード『ライダー』(20分使用不可)@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ、光の主霊石@テイルズオブアライズ
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。元の世界に帰ってやることがある
1:会場北部を調べながら、C-4で蛇王院さん達と一旦合流。遊戯さんもいるのかな?
2:仮面ライダーの参加者(駆紋戒斗、深海マコト、花家大我、)とチノ、遊戯、凌牙の仲間を探す
3:ミユを必ず助けに行く。会場のどこにいるのかな……。
4:エボルトを最大限に警戒。ミユに手を出す気なら許さない。
5:シロウさん……。
6:ジャンヌを警戒。
7:橘さんならミユの体がどうなってるか知ってるかも。
[備考]
※参戦時期はドライ!!66話、6千年前に向かった直後
※心意システムによりバーサーカー(マグニ)のクラスカードを創造しました。
【万丈龍我@仮面ライダービルド】
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中・処置済)、怒りと決意
[装備]:グレートドラゴンエボルボトル+グレートクローズドラゴン@仮面ライダービルド、スクラッシュドライバー+ドラゴンエボルスクラッシュゼリー@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品一式×3、フルボトルバスター@仮面ライダービルド、火炎剣烈火&聖剣ソードライバー@仮面ライダーセイバー、ガトリングフルボトル@仮面ライダービルド、レモングミ×1@テイルズオブアライズ、みーたんの抱き枕(破損)@仮面ライダービルド、パンドラパネル(北都)@仮面ライダービルド
[思考・状況]
基本方針:主催の奴ら全員倒して殺し合いを潰す。
1:こいつらと一緒に調べて回る。
2:遊戯って奴が心配。今は一人じゃねぇみたいだけどよ
3:檀黎斗はもう絶対に許さねぇ。
4:リンボって野郎は必ずぶっ倒す。
5:エボルト、DIOを警戒、特にエボルトとは今度こそ決着を付ける。
6:他にも仮面ライダーがいるのか……。
[備考]
※参戦時期は『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』以降。
※キャルと情報交換しました。
※ドラゴンエボルボトルをグレートドラゴンエボルボトルに再創造しました。それに伴いクローズドラゴンも進化を果たしました。
※クレートドラゴンエボルの成分を流し込んだ事で、ロボットスクラシュゼリーをドラゴンエボルスクラッシュゼリーに再創造しました。
※基本支給品の食料はラッコ鍋でした。
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中・処置済)、怒りと決意
[装備]:グレートドラゴンエボルボトル+グレートクローズドラゴン@仮面ライダービルド、スクラッシュドライバー+ドラゴンエボルスクラッシュゼリー@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品一式×3、フルボトルバスター@仮面ライダービルド、火炎剣烈火&聖剣ソードライバー@仮面ライダーセイバー、ガトリングフルボトル@仮面ライダービルド、レモングミ×1@テイルズオブアライズ、みーたんの抱き枕(破損)@仮面ライダービルド、パンドラパネル(北都)@仮面ライダービルド
[思考・状況]
基本方針:主催の奴ら全員倒して殺し合いを潰す。
1:こいつらと一緒に調べて回る。
2:遊戯って奴が心配。今は一人じゃねぇみたいだけどよ
3:檀黎斗はもう絶対に許さねぇ。
4:リンボって野郎は必ずぶっ倒す。
5:エボルト、DIOを警戒、特にエボルトとは今度こそ決着を付ける。
6:他にも仮面ライダーがいるのか……。
[備考]
※参戦時期は『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』以降。
※キャルと情報交換しました。
※ドラゴンエボルボトルをグレートドラゴンエボルボトルに再創造しました。それに伴いクローズドラゴンも進化を果たしました。
※クレートドラゴンエボルの成分を流し込んだ事で、ロボットスクラシュゼリーをドラゴンエボルスクラッシュゼリーに再創造しました。
※基本支給品の食料はラッコ鍋でした。
『施設解説』
【ご神木@仮面ライダー鎧武】
A-2エリアに設置。
劇場作品、『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』に登場。
戦“極”時代で崇められている、ヘルヘイムの実が生えた巨木。
住民達はこの木に雨乞いを行っていたが、実際にはこの世界の雨と水を奪っていた黒幕。
作中では武神鎧武とウツボカズラ怪人の手で、倒した武神ライダー達の力をエネルギーとして与えられていた。
本ロワでも内部に複数のエネルギーを内包している他、下記の大木と一体化した状態で設置されてある。
A-2エリアに設置。
劇場作品、『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』に登場。
戦“極”時代で崇められている、ヘルヘイムの実が生えた巨木。
住民達はこの木に雨乞いを行っていたが、実際にはこの世界の雨と水を奪っていた黒幕。
作中では武神鎧武とウツボカズラ怪人の手で、倒した武神ライダー達の力をエネルギーとして与えられていた。
本ロワでも内部に複数のエネルギーを内包している他、下記の大木と一体化した状態で設置されてある。
【万年桜のウワサ@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)】
A-2エリアに設置。
神浜市に存在したウワサの一つで、元は入院時代の妹達にせがまれた環いろはが創作したもの。
いろは、うい、灯花、ねむの4人が揃った時に満開の桜を咲かせる。
作中でいろは以外の3人が犠牲となった為、花が咲く事も無く万年桜のウワサも命を落とした。
本ロワでは消滅したウワサの意識をデータで再現し、アプリ版で実体化した際の外見を模したアバターが端末で現れる仕様。
また本体である桜の木は、上気のご神木と一体化した状態で設置してある。
端末は『ウワサ本体から離れられない』『プレイヤーとの戦闘が不可能』『アプリ版であった戦闘フォームも変身禁止』に設定されている。
A-2エリアに設置。
神浜市に存在したウワサの一つで、元は入院時代の妹達にせがまれた環いろはが創作したもの。
いろは、うい、灯花、ねむの4人が揃った時に満開の桜を咲かせる。
作中でいろは以外の3人が犠牲となった為、花が咲く事も無く万年桜のウワサも命を落とした。
本ロワでは消滅したウワサの意識をデータで再現し、アプリ版で実体化した際の外見を模したアバターが端末で現れる仕様。
また本体である桜の木は、上気のご神木と一体化した状態で設置してある。
端末は『ウワサ本体から離れられない』『プレイヤーとの戦闘が不可能』『アプリ版であった戦闘フォームも変身禁止』に設定されている。
| 148:手のひらで抗うMarionette | 投下順 | 150:万華鏡と蝶(前編) |
| 147:最悪の時間 | 時系列順 | |
| 143:Reason Living(1) | 環いろは | 152:decided by myself(1) |
| 黒死牟 | ||
| イリヤスフィール・フォン・アインツベルン | ||
| 万丈龍我 |