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武将名 |
こうのもろなお |
婆娑羅大名 |
高師直 |
統一名称:高師直 生没年:不明~1351
「源氏累代の執権、武功天下に 隠れなき、高師直これにあり!」
足利尊氏の側近。南北朝の動乱で北畠顕家ら南朝方の名将を討つなど軍事面で大いに活躍し、室町幕府の覇権確立に貢献。 将軍家の家政を預かる初代執事となり幕政で絶大な権力を握るが、同時に幕府を師直派と直義派に二分する内紛を招いた。 |
勢力 |
紫 |
時代 |
中世 |
レアリティ |
SR |
コスト |
3 |
兵種 |
槍兵 |
武力 |
9 |
知力 |
6 |
特技 |
気合 疾駆 |
計略 |
疾風怒濤 |
武力と移動速度と槍撃ダメージが上がり、兵力が回復する。 さらに敵を撃破するたびに自軍の士気が上がる。 ただし効果終了時に自軍の士気が下がる |
必要士気 |
6 |
効果時間 |
知力時間 |
Illust. |
平坂康也 |
声優 |
稲田徹 |
計略内容
カテゴリ |
士気 |
武力 |
知力 |
速度 |
兵力 |
効果時間 |
備考 |
超絶強化 |
6 |
+6 |
- |
+60% |
+25% |
10c(知力依存0.4c) |
槍撃ダメージ+5 敵撃破時、1部隊ごとに自軍士気+1.5 効果終了時、自軍士気-2 効果時間中に自身が撤退した場合、効果終了時の士気減少は発生しない |
(最新Ver.2.5.0C)
調整履歴
修正Ver. |
変更点 |
内容 |
備考 |
Ver.2.5.0C |
効果時間 9.2C → 10C |
↑ |
- |
所感
コスト比平均的な武力に中知力と数値自体はやや控えめ。
その分を気合・疾駆の有用な2特技でカバーする形の3コスト槍兵。
計略「疾風怒濤」は士気6の超絶強化。
武力・速度・兵力・槍撃ダメージまで上昇し、さらに敵撃破時には自軍の士気が増えるが、効果終了時に自軍の士気が下がる。
元々高武力気合持ちの槍兵が武力上昇・兵力回復によって更に粘り強く戦えるうえに、高武力と槍撃ダメージ上昇が合わさった槍撃でガンガン敵の兵力を削っていくことが可能。
さらに疾駆と速度上昇のおかげで敵を逃しづらく、また同様に敵との距離を保ちやすく槍撃を当てやすいのも大きな強み。
撃破時に増える士気に上限はないため、複数部隊を倒すことができれば逆に士気を増やすことも理論上は可能。
とはいえそこまで士気を回収できることは滅多にないため、基本的にはデメリットの効果終了時士気減少を打ち消すことを目的にしたい。
具体的には二部隊撃破できれば増えた士気が士気減少を上回るので、士気が余っている場面や士気の影響が少ない最終盤面以外では、なるべくこの二部隊撃破を最低ラインに心掛けていきたいところ。
効果終了直前に他の計略で士気を使いきれば士気減少を実質的に踏み倒すことができる。
紫には士気の使い切りを前提とする渾身計略が多数あり、よく噛み合っている。
実戦での士気変動は流動的なので、必要士気の異なる複数の渾身計略でデッキを構築するのがよいだろう。
誉れ計略などデメリットのない士気バック計略に繋いで貯金するという考え方もできる。
また、士気が下がるのはあくまでこの計略の効果終了時。
効果時間中に撤退した場合や流転計略でこの計略の効果を打ち消した場合にはデメリットの士気減少が発生しない。
自軍撤退を伴う計略や流転計略と組み合わせることで、デメリットの軽減に加え、増やした士気を減らさずにそのままコンボに使うことができるので是非とも活用していきたい。
解説
足利尊氏を支えて室町幕府の成立に多大な貢献をした一方で、後に幕政を巡って
足利直義と対立し、観応の擾乱の原因も作ってしまった室町幕府初代執事。
文武両面で優れた手腕を発揮した器量人で、書家としても歌人としても優れた文化人でもあった。
その一方で石清水八幡宮や吉野行宮といった歴史的宗教的な名所・聖域だろうと容赦なく焼き払い、後世の人からは二つ名にもなっている「
婆娑羅大名」の筆頭格として名前が挙がる。
婆娑羅とは、権威や身分秩序を軽んじ、派手な衣装・振る舞いや実力を重んじる当時の美意識や価値観のこと。
ただしこれらの焼き討ちはあくまでも戦略に基づくものであり、後に禅宗に寄進するなど師直自身は神仏への尊崇の念はしっかり持っていた様子。
なお、室町幕府における「執事」とは、現代一般的にイメージされる西洋的な使用人の執事(バトラー)とは少々異なる。
幕府や大名家において政治・外交・軍事の全てにおいて当主を補佐し、時には当主の代わりに指揮を取る役職のことであり、「執権」や「家宰」とも呼ばれる。
元々高氏は代々足利氏の執事を務める家系であり、尊氏によって足利氏が将軍家となったことで、師直はそのまま将軍家執事(=室町幕府の執事)となった。
師直の事績として、鎌倉幕府打倒〜建武の乱の初期までは尊氏の補佐としての役割が目立ったが、建武2年(1338年)に征夷大将軍となった尊氏が幕府を開いた後にはその手腕を大いに発揮していく。
まずは幕政において、建武政権の法なども取り入れつつ、出来たばかりの室町幕府の政治機構・法体系を整え安定化させることに大きく貢献。
更に侍所(軍事・警察部門)頭人(長官)を務める弟・師泰を筆頭とする一族もまた侍所の要職や複数の守護職を担い、地方の統治や武士団の統制を行っている。
一方で軍事においても非常に優れた手腕を発揮。
幕府軍の総大将として軍を率い、
北畠顕家や楠木正行・正時兄弟(
楠木正成の息子たち)が率いる南朝の主力軍と激闘を繰り広げた。
彼らもまた複数の幕府軍を打ち破った名将であったのだが、師直は北畠顕家を石津の戦いで、楠木兄弟を四條畷の戦いで敗死に追い込んで南朝に大打撃を与えることに成功。
勢いそのままに南朝の本拠地吉野にまで侵攻して行宮(仮の宮殿)を焼き払い、南朝首脳部を奈良のさらなる山奥にまで追い込んで北朝の優勢を確立させた。
こうして多方面で多大な功績を上げた師直であったが、この頃から幕政の主導権を巡って直義との対立が深まっていく。
当初は師直が優位に立ったものの、直義は南朝に降ってまで巻き返しを図り、師直討伐を掲げて挙兵。
そして打出浜の戦いにて師直は敗北し、京都への護送中に直義派の上杉能憲らによって、師泰ら一族の多くと共に殺害されてしまった。
大戦シリーズにおいて
計略名「疾風怒濤」は旧・新三国志大戦で登場。
細かいところは異なるが、突撃をするたびに能力が上昇するという騎兵の超絶強化であった。
旧版新版ともに所持者は魏所属時代の張郃だった。
台詞
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台詞 |
開幕 |
武功天下に隠れなき、高師直これにありぃ! |
├敵軍に紫085_足利直義 |
御所を巻け。狙うは三条殿、足利直義だ! |
└敵軍に琥058_北畠顕家 |
公家にしておくには惜しいXXだ。目障りだ!毟り取ってやる |
計略 |
縦横無尽、戦場こそが俺の居場所よぉ! |
└絆武将 |
運は天にあり。今こそ師直の名を、天下に刻んでくれる! |
兵種アクション |
潰せぇ! |
撤退 |
この命…銭一枚の価値も無いか… |
復活 |
どの面下げて殿の前に出るのかぁ! |
伏兵 |
刀を抜けぃ! |
攻城 |
一切を焼き払え。炎は焼く物を選ばぬ! |
落城 |
屍を王城の土に埋めるがいい。それが本懐であろう |
贈り物① |
もっと持ってきたまえ。受け取り拒否された 贈り物があるなら、それも預かろう。 |
贈り物② |
どうした? 俺に何か聞きたくて来たんじゃないのか? フフ、不思議なヤツよ。 |
贈り物(お正月) |
あけましておめでとう。フハハ、我が家を見に来たか? 数多の名所を再現した最高の庭園だぞ。 |
贈り物(バレンタインデー) |
人の美しさとは生まれたての輝きを言うのではなく、 齢を重ねて刻み込まれた皺が創り出すものだ。 |
贈り物(ホワイトデー) |
よかろう。明日からは俺の側にいろ。 お前の武士としての価値は俺が一番分かっている。 |
贈り物(ハロウィン) |
フハハ、ためしに金の帝を担いでみてはいかがかな? 価値とは人が決めるものだからな! |
友好度上昇 |
- |
寵臣 |
日ノ本統一…その大業を担う将こそ、この師直よ!! |
└特殊 |
- |
贈り物の特殊演出
①
対象武将:紫084足利尊氏 |
会話武将 |
台詞 |
紫084足利尊氏 |
師直、俺が帝と袂を分かった後も 「尊氏」と名乗り続けた理由が分かるか? |
紫090高師直 |
殿は最後まで帝と争うつもりは無かった。 その意思表示でしょう。 |
紫090高師直 |
いや、「高氏」だと高時からもらった字を含み 北条氏との繋がりが成ってしまうからですな。 |
紫084足利尊氏 |
ちがう……名前を戻すと、師直たち高一族を 「高氏」と書いた時にややこしいじゃないか。 |
紫090高師直 |
……文脈で分かるので、お気遣いなく。 |
②
対象武将:紫089高渠弥 |
紫089高渠弥 |
貴様か、俺を排除しようと企んでいる奴は! 聞けば名前も似ているじゃないか。 |
紫090高師直 |
それがいけないのだ。貴様のような愚者が 高一族と思われては屈辱である。 |
紫089高渠弥 |
俺は「愚者」じゃなくて 「戦車」だっつーの! |
紫090高師直 |
そんなに戦車が好きなら 車裂刑にしてやる……! |
紫089高渠弥 |
びぎゃあ~! 誰かこいつを止めてくれえ!! |
情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。
最終更新:2025年04月23日 09:53