カードリスト > > 第4弾 > 琥058_北畠顕家

武将名 きたばたけあきいえ 鎮守府大将軍
北畠顕家 統一名称:北畠顕家
   生没年:1318~1338

「道行くすべてを風靡させ、
               風の如く行軍せよ!!」

南北朝時代の公卿。
鎮守府将軍として陸奥将軍府を拠点に東国の南朝勢力拡大を図る。
機敏な戦略に長け、足利尊氏を破り九州へ敗走させ、東国から五十万の大軍を率いて西上し
北朝を脅かすなど奮闘したが、高師直に敗れ、若くして討死した。
勢力
時代 中世
レアリティ SR
コスト 2.5
兵種 剣豪
武力 8
知力 8
特技 先陣
計略 破軍の陵王(はぐんのりょうおう) 琥の味方の武力と移動速度が上がる。
さらに効果終了時に自身が撤退していない場合、琥煌ゲージが増加する
必要士気 5
効果時間 知力時間
Illust. HACCAN
声優 佐々木望

計略内容
カテゴリ   士気   武力   知力   速度   兵力   効果時間   備考  
号令 5 +3 - +40% - 8.3c(知力依存0.2c) 琥限定
効果終了時に自身が撤退していない場合琥煌ゲージ+2
(最新Ver.2.6.0E)

調整履歴
修正Ver.   変更点  内容  備考  
Ver.2.5.0C 速度上昇値 +30% → +40% -
Ver.2.5.0D 効果時間 8.3c → 7.9c
武力上昇値 +2 → +3
-
Ver.2.6.0E 効果時間 7.9c → 8.3c -

所感
バランス型の数値に特技・先陣を備え、安定感と開幕の強さを兼ね備えた2.5コスト剣豪。

計略「破軍の陵王」は士気5の勢力限定号令。
自身含めた味方の武力と速度が上昇する効果で、さらに効果終了時に自身が撤退していない場合は琥煌ゲージが増加する。
士気5で味方全体を強化しつつ琥煌を貯められる上、効果が琥煌消費に関係なく一定の為、特に琥煌の貯まってない序盤に強い計略と言える。

一方で効果自体は士気5としてはかなり控えめであり、真っ向から同士気帯の計略とぶつかり合うのは危険。
速度上昇効果を活かして散開や転進で相手をいなしたり、ヒット&アウェイで削りながら後退することを意識して戦いたいところ。

また、計略時間中に顕家が落とされてしまうと一気に士気対効果が悪くなってしまう。
顕家自身は極端に打たれ弱い訳ではないものの、先述の通り計略の効果が控えめなのも相まって集中攻撃されるとかなり苦しい。
状況に合わせて計略を打たないという選択肢や、計略を打ってすぐに城に引きこもるという選択肢も視野に入れておきたいところ。

解説
奥州を拠点とした鎮守府大将軍として、鎌倉陥落を始め北朝方を幾度も打ち破った、南朝方でも指折りの名将。
3歳で叙爵されたのを皮切りに、12歳にして公卿、17歳で鎮守府将軍となり、21歳の若さで戦死するという、短くも劇的な生涯を送った。

特に建武三年(1336年)の足利尊氏追討の際には、奥州から神速の如き進軍で南下して鎌倉を1日で陥落させる。
そのまま近江にて新田楠木軍との合流を果たし、尊氏の本隊をも打ち破った。
この時の進軍速度は半月で600kmという凄まじいもので、秀吉の中国大返しと並ぶ日本屈指の強行軍として有名。

尊氏を九州に追い落とした後は、奥州に戻って奥州管領・斯波家長(斯波高経の嫡男)ら北朝方との戦いを続ける。
奥州方面は南朝方が優勢ではあったものの北朝方を完全に駆逐することは出来ず、反撃を受けて居城の霊山城が囲まれることもあった。

そんな中で九州から尊氏が再起し、「湊川の戦い」で新田・楠木軍を撃破して京都を陥落させてしまう。
このため、顕家は後醍醐天皇の命を受け大軍を率いて再び南下を開始。
関東各地で北朝方を打ち破り、再び鎌倉を1日で陥落させて宿敵・斯波家長を討ち取ることに成功した。
(『太平記』によれば、この一連の勝利から顕家軍は50万の大軍に膨れ上がったとされるが、流石に誇張と考えられている。)
その後も徹底的な略奪を行いながら西進を続けたが、美濃での「青野原の戦い」で土岐頼遠らの決死の抵抗に遭遇。
戦い自体は顕家軍の勝利に終わったが、この時の損害・物資不足によって京攻略を諦めて伊勢に後退することになってしまった。

北朝方が態勢を整えたこともあり、これ以降顕家軍は進軍当初の勢いを失ってしまう。
なんとか大和・河内・摂津・和泉まで進軍して何度か北朝方を撃破したものの、徐々に苦戦を強いられ追い詰められていく。
最終的に連戦の疲労を抱えたまま孤立無援の状況に陥り、「石津の戦い」にてついに戦死してしまった。

また戦死の一週間ほど前に、顕家は後醍醐天皇に向けて『北畠顕家上奏文(顕家諫奏)』と呼ばれる上奏文を送っていた。
この上奏文は建武政権の問題点を指摘し強く諌める文となっており、苦戦を強いられ戦死寸前の状況と相まって悲劇的な名文として知られている。

大阪の阿部野神社にある伝・北畠顕家の旗には「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」という文言があるといい、
武田信玄は北畠顕家の旗を元に、かの有名な風林火山「孫子四如の旗」を作ったという説がある。

計略名の「陵王」とは、中国南北朝時代(西晋〜隋までの混乱期の後半)の北斉の皇族「蘭陵王」こと高長恭(こうちょうきょう)のこと。
高長恭は「音容兼美」と記される美男子ながら各地の合戦で勝利した名将だったが、その戦功と人気から皇帝に警戒され若くして死を賜った。
その悲劇的な生涯から人気が高く、多くの文学や京劇・雅楽の題材となっており、特に雅楽『蘭陵王(蘭陵王入陣曲)』は日本でも盛んに演じられた。
顕家はこの『蘭陵王』を後醍醐天皇の前で舞った記録が残っており、また両者とも武芸・音曲に優れ、何より若くして散った悲劇的な名将という点で共通している。

大戦シリーズにおいて
大戦シリーズには初登場だが、大喬・お楽の方・足利直義と同じくワールドチェイン(セガのスマホゲーム。リンク集参照)でNPCとして登場した際のイラストである。

台詞
台詞
開幕 侵略すること烈火の如く……ただ眼前の敵を討ち破れ!
└敵軍に紫084_足利尊氏 賊将・足利尊氏、その首を帝に還すがいい!
計略 道行くすべてを風靡させ、風の如く行軍せよ!
└絆武将 -
兵種アクション 突撃ぃ!
撤退 花と散るか……!
復活 態勢を挽回する!
伏兵 敵軍を一掃せよ
攻城 裸も同然だ、突き進め!
落城 国家が乱れし時こそ、我ら臣下が忠義を尽くすべきである
贈り物① 華冑の家に生をうけ、文臣として生きるはずだった私が
剣を取る……不思議な運命だ
贈り物② -
贈り物(お正月) このような時に宴飲など、国が乱れる基である。
今すぐ止めるんだ、宴は毒となるぞ。
贈り物(バレンタインデー) 風雅な贈り物だ……ありがとう、大切にするよ。
贈り物(ホワイトデー) 桜花が爛漫と咲くこの景色を貴方と一緒に見られることが
何よりの喜びだ。
贈り物(ハロウィン) 長き宴は毒である。わが「陵王」の舞いで、
終宴とさせてくれないか。
友好度上昇 態勢を挽回する!
寵臣 -

贈り物の特殊演出
対象武将琥062_千種忠顕
会話武将 台詞
琥062千種忠顕 美形かつ堂々としていて
公家なのに戦がめっぽう強い!
琥062千種忠顕 そして、家紋は同じ村上源氏の笹竜胆だ!
琥058北畠顕家 千草どのか。
持ち場を離れて何をやっている。
琥062千種忠顕 あまりにも似ている……この俺に……!
琥058北畠顕家 無駄な時間であったか。
では、さらば。

対象武将蒼113_孫武
会話武将 台詞
蒼113孫武 君は武田信玄よりも先に
四如(しじょ)……風林火山の旗を使っていたようだね。
琥058北畠顕家 父上から譲りうけたものの中に
そのような旗があった気もするが……
琥058北畠顕家 よく覚えていないな。
勿論、孫子は尊敬している。
蒼113孫武 やはりそうだったか。君の戦いは
「風火雷」って感じだったからね。
蒼113孫武 すると、その親父殿が「林山陰」なのかな?

情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。

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最終更新:2025年04月23日 12:26