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武将名 |
かたくらこじゅうろう |
伊達三傑 |
片倉小十郎 |
統一名称:片倉小十郎 生没年:1557~1615
「白日を翔ける竜の覇道 何人にも阻ませはしない」
伊達家臣。 政宗の幼時より近侍として仕え、長じては重臣として付き従い奥州制覇を支えた。 豊臣秀吉の小田原征伐に参陣するよう政宗を説得して危機時の決断を支えたほか、対外交渉の取次役を務め、戦と外交の両面で伊達家を助けた。 |
勢力 |
玄 |
時代 |
戦国 |
レアリティ |
SR |
コスト |
2.0 |
兵種 |
騎兵 |
武力 |
6 |
知力 |
9 |
特技 |
伏兵 先陣 |
計略 |
竜の右眼 |
【陣形】【竜騎馬】(移動しながら扇状の範囲に射撃を行うようになる。この射撃は突撃でキャンセルされない) 玄の味方の武力が上がり、自身の兵種が竜騎馬になる。さらに敵の移動速度を下げる。 さらに対象の味方部隊数が敵部隊数より多い場合、玄の味方の移動速度が上がる |
必要士気 |
6 |
効果時間 |
知力時間 |
Illust. |
塚本陽子 |
声優 |
杉田智和 |
計略内容
カテゴリ |
士気 |
対象 |
武力 |
知力 |
速度 |
兵力 |
効果時間 |
備考 |
陣形 |
6 |
味方 |
+3 |
- |
- |
- |
9.0c(知力依存0.2c) |
自身の兵種が竜騎馬になる 玄限定 対象の味方部隊数が対象の敵部隊数より多い場合速度+50% 陣形範囲は縦幅約6部隊分、横幅約6部隊分の正方形 |
敵 |
- |
- |
0.6倍 |
- |
- |
(最新Ver.2.5.0A)
調整履歴
所感
玄の2コスト騎兵。
素の数値自体はコスト比低武力・高知力の知力偏重型だが、高知力を活かせる伏兵と低武力を補う先陣の2特技を併せ持つため、総合的には優秀なスペック。
計略「竜の右眼」は士気6の勢力限定陣形。
基本効果は以下の通り。
- 自身の兵種が竜騎馬になる変化
- 自身を含めた範囲内の玄の味方の武力上昇
- 範囲内の敵の移動速度低下
- 範囲内の味方部隊数が同じく範囲内の敵部隊数より多い場合、自身を含めた範囲内の玄の味方の移動速度上昇効果
味方の武力上昇(状況次第では速度上昇も)と敵の速度低下が合わさることで、敵を逃さず殲滅することが可能。
また追加効果の発動条件も非常に緩く、敵が遠くにいる状態で計略を発動して一気に奇襲を仕掛けたり、計略を発動した敵の足を止めて時間を稼ぎ、危なくなったら範囲内の部隊数を調節して速度上昇で離脱するなど様々な戦術が可能。
更に自身が竜騎馬となることで、単純に火力が上昇するのは勿論、最悪自身単騎で足止めをしつつ射撃で敵を削るといった戦い方も可能となる。
一方で武力上昇・速度低下共に、士気6としては控えめな効果。
同士気帯の全体強化と真っ向からぶつかり合うには分が悪く、また速度上昇値の高い超絶騎馬の突撃を防ぎ切ることは難しい。
前者相手には速度上昇を活かしたヒット&アウェイや速度低下による足止めを意識し、後者相手には味方を順繰りに入れ替えて被害を軽減したり、速度上昇を活かして乱戦に持ち込んで突撃を封じることを心掛けたいところ。
総じて、派手さはないものの、攻守に幅広い活躍を見せる優秀なカード。
特に速度低下+速度上昇陣形という点が騎馬単編成と噛み合っており、騎馬単が苦手とする超絶騎馬対策と騎馬単の機動力・殲滅力のさらなる向上の両方を一枚でこなすことが可能。
騎馬単編成が一番火力を出せる
主君・伊達政宗とは、史実通りの好相性と言える。
解説
伊達政宗の躍進を支えた伊達三傑の一人で「智の小十郎」と称された人物。
小十郎は片倉家の当主が代々名乗った通称であり、片倉景綱の名前でも知られている。
神職の家の生まれであり、姉に
片倉喜多がいる。
幼少期に両親を失っていた景綱にとって、19歳上の喜多は母親のような存在であったという。
政宗が9歳の時から近侍として仕えており、その後も重臣として政宗を支え続けている。
その才覚は
豊臣秀吉からも高く評価されており、奥州仕置きの際に5万石で直臣に誘われたが政宗への忠義を理由に断ったと言われている。
政宗への忠誠は凄まじく、以下のような逸話がある。
小十郎の妻が懐妊した際、小十郎はお腹の中の子が産まれてもすぐに始末すると言っていたという。
理由とはいうと「主君の政宗より先に子供を授かるのは不忠であるから」とのこと。
さすがに政宗や家臣団から止められており、
「私に免じてお腹の子供は助けてあげてほしい。お腹の子どもを殺したらお前のことを深く恨むだろう。人にとって子供は大切なものなのだから、何度も言うがお願いだから助けてあげてくれ。(意訳)」という政宗からの手紙が現存している。
文調からも相当ドン引きしていたことが伺える
ちなみに上記逸話で助かった子供こそ、大坂夏の陣で後藤基次を討ち取るなどの大活躍をした「鬼の小十郎」こと片倉重長である。
なお政宗は手紙の中で人物名を略して書くことがあったらしく、片倉小十郎の略称は「かた小」あるいは「かた備(片倉備中守)」である。
平時・戦時問わず政宗を支えていたことから、政宗も小十郎の献策は素直に受け入れることが多かったという。
1600年に起きた北の関ヶ原こと慶長出羽合戦においても、上杉景勝からの侵攻を受ける最上義光を救援する際に「すぐには助けにいかず、両軍が疲弊したのちに上杉勢を完膚なきまでに叩くべし」と情け容赦のない合理的な献言をしている。
しかし最上家は政宗の母・義姫(保春院)の実家であり、最上領内の山形城に義姫がいたことから、さすがの政宗もこの献言を却下している。
軍略だけでなく笛の名手という文化人としての側面もあり、愛用の篠笛「潮風」を戦場でも手放さなかったという。
自身の遺言で一本杉を墓標として植えたと伝わっており、菩提寺である傑山寺にある一本杉の墓標近くには、篠笛を手に一本杉の切り株に座る小十郎の銅像が建てられている。
片倉家は小十郎景綱の代から明治に至るまで白石の地を代々治めており、現在の宮城県白石市の市章は片倉家の家紋「黒釣鐘」がモチーフとなっている。
※黒釣鐘は片倉喜多が考案したものと言われている。
仙台藩の「中興の英主」と称される5代藩主・吉村(政宗のひ孫)の母は、小十郎景綱の子孫(来孫)にあたり現当主の伊達泰宗氏に至っている。
有名なエピソードとして彼が病に侵された政宗の右の眼球をくりぬいたという過激なものがある。
しかし発見された政宗の頭蓋骨からはそのような行為によるものと思われる跡が見つからなかったため、現在は否定されつつある。
大戦シリーズにおいて
戦国大戦では3種類のカードが登場しており、いずれも伏兵と魅力を併せ持つ竜騎馬隊だった。
本作の小十郎は伊達家実装時に追加されたカードのリファインで、イラストレーター・CVともに続投。
計略は本作と同名だが、当時は敵の統率(知力)と速度を下げ陣形内の味方部隊が敵より多い場合は味方の武力と速度を上げる、状況に応じて効果の変わる陣形だった。
本作ではこの効果を踏襲しつつかなり使いやすい形に調整されている。
なお、戦国大戦での実装直後は範囲・効果時間・性能のどれをとってもいまいち中途半端だったこともあって使用率は芳しくなかった。
同時期に同じ2コストで君主である政宗に匹敵するほどの使用率を誇った葛西俊信が強力だったこともあり、当時「伊達成実、鬼庭綱元、葛西俊信こそ真の伊達三傑」とネタにされていた。
台詞
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台詞 |
開幕 |
智の片倉の名に恥じぬ采配をお見せしよう |
└自軍に玄121_鬼庭綱元&玄126_伊達成実 |
さ、進みましょう!殿の覚悟に応えるために!伊達の明日のために! |
計略 |
我こそ竜の右眼なり! |
├絆武将 |
我が才の真価、あなたになら引き出せましょう |
└玄127_伊達政宗 対象時 |
我が智で、独眼竜は天へと飛躍する! |
兵種アクション(突撃) |
進め! |
兵種アクション(射撃) |
てぇー! |
└絆武将 |
我が忠義を見よ! |
撤退 |
読み違えたか |
復活 |
戦況は把握した |
伏兵 |
勝機はつくるもの! |
攻城 |
今こそ攻め入れ! |
落城 |
白日を翔ける竜、何人にも侵させはしない |
贈り物① |
かたじけない。 この恩は戦場で返すと約束します。 |
贈り物② |
信頼いただけるようで、光栄な限りです。 礼に、笛で一曲披露しましょうか。 |
贈り物(お正月) |
政宗様は恒例の書き初めをしておいでです。 貴方の筆も用意してありますが、書いていかれますか? |
贈り物(バレンタインデー) |
鎧が合わなくなると難儀なので甘味は控えねば…… ですが、今日ばかりは謹んで受け取りましょう。 |
贈り物(ホワイトデー) |
好意には好意で返すもの。 我が叡智、貴方に捧げると誓いましょう。 |
贈り物(ハロウィン) |
宴で皆の士気が上がるのはよいことですね。 とはいえ、飲む量には気を付けるように。 |
友好度上昇 |
- |
寵臣 |
- |
贈り物の特殊演出
①
対象武将:玄127伊達政宗 |
会話武将 |
台詞 |
玄127伊達政宗 |
おお、もう自分より大きな鼠を捕まえたか。 男が上がったな、褒美に鰹節を削ってやろう。 |
玄123片倉小十郎 |
取次の野四郎殿から送られた猫ですか。 このところ猫可愛がりしていますね。 |
玄127伊達政宗 |
お前を十度も俺に讒言してきた大馬鹿者より ずっと賢くて愛嬌があるからな。 |
玄123片倉小十郎 |
それは。我々人間の家臣も猫に狩られぬよう 励まねばいけませんね。 |
②
対象武将:玄121鬼庭綱元 玄126伊達成実 |
会話武将 |
台詞 |
玄123片倉小十郎 |
伊達三傑の序列をはっきりさせたい……と。 我々が後世そう呼ばれたとは聞きましたが。 |
玄126伊達成実 |
評価なんぞ知らねえが、数字を付けられちゃあ てめえが何番目か気になるってもんだろ! |
玄121鬼庭綱元 |
別に何番でも構いやしないだろ、なあ? もういいか、俺は仕事が残ってるんだ。 |
玄123片倉小十郎 |
仮に実力差があるなら、二傑などと改めねば。 その称号、何をもって三傑としているのです? |
玄121鬼庭綱元 |
おお……真顔でえげつないこと言うのな…… |
情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。
最終更新:2025年03月13日 13:27